基礎データ
進化
イシズマイ(Lv34) → イワパレス
概要
明らかにヤドカリ風だったイシズマイから一変して、四角くくりぬいた地層の様な巨大なブロック状の岩盤を背負うかなりシュールな姿に変化している。
その巨大な岩を背負って移動しているだけあって脚力は強く、乾燥した土地を休まずに何日も移動できるという。
環境としても乾燥した場所を好み、雨の日は岩に引っ込んで出ようとしない。
加えて縄張り意識も強く、最大の武器である太くて硬いツメは、ドサイドンのプロテクターにひびを入れるほどの破壊力を持っている。
一見完全に岩と一体化してしまった様に見えるが、イシズマイ同様着脱は可能であり、本体は尾の短いサソリの様な姿をしている。
主に岩が完全に破壊されてしまったり、「からをやぶる」を使う際にその姿を見せるようだが、進化前共々篭れる岩が無いと安心出来ず、失ったまま新しいものを用意出来ないと不安を感じて弱ってしまう。
その為イワパレス同士の縄張り争いでは、背中の巨大な岩を激しくぶつけあい、壊した方が勝者となる。
『ブラック2/ホワイト2』では、主人公の行く先を塞いで登場する。これはアクロママシーンを使うことで取り除くことができるが、シナリオではとある場所で一度固定シンボルとして戦闘を行う必要がある。一応ここで色違いも粘れる。
また、背負っている地層がティラミス(色違いは抹茶ケーキ)みたいな色合いでなんだか美味しそうとよくネタにされている(イワパレスイーツ)。
……と思っていたら、本当に公式でメガ・ティラミスとネタにされてしまった。
ゲームでの特徴
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
70 | 105 | 125 | 65 | 75 | 45 |
全体的に防御・攻撃が伸びるが、素早さが下がってしまう。
「いわなだれ」や「シザークロス」といった強力な技を早く覚え、おまけにドサイドンの専用技であった「がんせきほう」を自力で修得するため、アタッカーとしての能力は高い。
特性の「がんじょう」と補助技である「からをやぶる」は非常に相性が良く、1ターンほぼ確実に生き残った上で、強化された上記の攻撃技を叩き込むことができる。
複合タイプがうまいこと弱点を打ち消しあってしまっているため、「がんじょう」対策の連続技で弱点が突けるのも「ロックブラスト」程度しかなく「がんじょう」が潰されにくい。逆に耐性面でも打ち消し合っているため、半減も少ないのだが。
ざっくばらんに言ってしまえば、からをやぶりやすくために特性に「がんじょう」を付随し、攻撃と防御を入れ替えたアーマルド。
実際覚える技もアーマルドと非常に似通っており、進化前の方が素早さが高い点も共通している。あまりにも被りすぎたせいか、最近イワパレスとの差別化のため、あちらは夢特性や教え技でやたら水タイプ要素を付随させられている気がする。
素の防御力も比較的高めなので、壁としての運用もできる器用さを持つ。
実際バトルサブウェイでは、要塞と化したイワパレスに多くの挑戦者が掻っ捌かれている。
第7世代では、攻撃種族値が+10され105まで上昇。からをやぶったときの突破力に磨きがかかった。
使用トレーナー
ゲーム版
- ノボリ:サブウェイマスター
- クダリ:サブウェイマスター
- ヒョウタ:ジムリーダー(シンオウ)
- アーティ:ジムリーダー(イッシュ)
- ポラリス:ジムチャレンジャー
アニメ版
- デント
- ウルティモ(BW103、104話)
番外作品
『ポケモンユナイト』
ディフェンス型
ユナイトわざ:砕石旋風塁
- ポケモン版MOBAである今作ではなんとプレイアブルに大抜擢されるという快挙を遂げた。ネットワークテスト時点では唯一のいわ・むしタイプでもあり、唯一のイッシュ勢でもある。
- 性能は耐久力が高くタンク寄り。イシズマイで開始し、レベルを上げていくとイワパレスに進化する。
- 「いわなだれ」派生の「がんせきふうじ」で前方に壁を作り、逃げ場を封じた所に味方と連携するのが得意。さらに「れんぞくぎり」派生の「シザークロス」は押し出した相手を壁にぶつけるとスタンさせられるためがんせきふうじと好相性。また、がんせきふうじと択一の「からをやぶる」を取ると機動力と火力が向上しアタッカーに転じることも出来るようになる。
- 一方でれんぞくぎり派生の「ステルスロック」は継続ダメージをフルヒットさせた時の火力が非常に高く、動き回る対プレイヤー戦は苦手だが野生ポケモン狩りに大きな力を発揮する。特に「からをやぶる」とバトルアイテム「エネコのシッポ」を併用することで、カジリガメやサンダーすらその体力をあっという間に溶かすことができる。
- ユナイトわざ「砕石旋風塁」は自身の防御を向上させながら周囲の敵の動きを封じ、継続ダメージを与える。さらに攻撃されると反射ダメージも返すようになるなど攻めにも守りにも強力。概して基本はタンクながら、途中でアタッカーと方針を選ぶことが出来る器用な前衛といえよう。どの方針を選ぶかはチームの構成と相談すべし。
アニメ版
デントのイワパレス
- CV: 三木眞一郎
- BW編62話にて、デントのイシズマイが進化した。同時に「がんせきほう」を習得。
- 続く63話ではサトシのガントルとタッグを組み、通信交換で進化したベルのシュバルゴ&アララギ博士のアギルダーとバトル。終盤で2体同時の「はかいこうせん」が発射されるが、ガントルが庇ってくれたおかげでできた隙を利用し、「からをやぶる」→「がんせきほう」のコンボでアギルダーとシュバルゴを立て続けに倒した。
- BW編ではベルやアララギ博士の他、主要キャラであるシューティーやカベルネともバトルし、その全てで勝利している。モブとの戦闘も含め、勝率はデントはおろかサトシやアイリスの手持ちを含めてもぶっちぎりのトップ。イワパレス強し。
- その強さをもって長らく無敗記録を伸ばしていたが、ついにフウロのスワンナに負けてしまう。それでもその試合でココロモリとケンホロウを2タテしているため、実際は勝ち越しである。やっぱりイワパレス強し。
- 第80話でもレパルダスを倒したが、ジュニアカップ準決勝ではシューティーのジャローダに敗北した。
- BW103・104話:イッシュリーグ・ヒガキ大会に出場したウルティモの手持ちで登場。
- 新無印48話
- 『イワパレスケーキ』というスイーツが登場。これより小さいもので『イシズマイケーキ』もある。
その他
BW | 75話 |
---|---|
XY | 86話 |
劇場版 | ココ |
余談
イッシュでは、野生の濃い草むらで出てくる個体は「きちょうなホネ」を所持していることがあり、18番道路にいるNPCに売ることができる。しかし、「そらをとぶ」でのアクセスが不可能な18番道路という場所や濃い草むらがかなり奥に行かないといないことから、金稼ぎという目的ではダストダスからの「でかいきんのたま」、進化石も取れる隕石組からの「すいせいのかけら」狩りに比べると圧倒的に効率が悪い。
関連イラスト
Pixivでは特徴的な岩の代わりに、別の何かを背負わせたイラストが圧倒的に多い。
また、口のサイズや形状を勘違いして書くユーザーも多い。
これはアニメで登場するまで、顔の詳細が分かり辛いドット絵でその姿を確認するユーザーが殆どだったためである。