路線データ
路線距離 | 21.3km |
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軌間 | 1,067mm |
駅数 | 19駅 |
電化区間 | 全線 |
電圧 | 直流1,500V |
閉塞方式 | 速度制御式(新CS-ATC)・ATO |
最高速度 | 80km/h |
複線区間 | 全線 |
第一種鉄道事業者 | 東京メトロ(全線) |
第二種鉄道事業者 | 東京都交通局(目黒〜白金高輪) |
概要
目黒駅(東京都品川区)〜赤羽岩淵駅(東京都北区)までの21.3kmを結ぶ、東京メトロの路線。目黒駅〜白金高輪駅間は都営三田線との共用区間で、東京メトロが第一種事業者、東京都交通局が第二種事業者。東急電鉄管理の目黒駅を除き東京メトロが同区間の施設を管理する。
埼玉高速鉄道埼玉スタジアム線と、東急目黒線・東急新横浜線経由で相模鉄道線へ相互直通運転を行う。
1991年に当時の営団地下鉄によって駒込〜赤羽岩淵間が開業し、1996年に四ツ谷、1997年に溜池山王まで延伸。2000年に全線が開通した。
後からできたため、駅は地下の奥深くに造られている事が多い。
東京の他の地下鉄と比べると都心・副都心をほとんど通らず乗り換え工事を行っていない独自の駅が多いためか、東京メトロの駅の乗降数ワースト2(1位:西ケ原 2位:志茂駅)を独占しており、他のメトロの線と比べてももっとも閑散としている。
また、普通23区内を走る鉄道なら大企業や大都市の広告を流す事が多いトレインビジョンの方も東京よりもやたら埼玉のローカル広告が多く、良くも悪くも独自色が表れている。
いわゆる"営団ブザー"は開業時から使用されておらず、独自の発車サイン音が方面別であったが、2015年3月に他のワンマン運転実施路線と同じ駅別・ホーム別に使い分けられるようになった。(このタイミングでは元々は無かった発車放送も副都心線仕様の文言で追加されている)
ただし、今も都営三田線、埼玉高速鉄道、東急目黒線では南北線独自のサイン音かつ発車放送無しの運用になっている。
開業当初は他の路線に繋がっていないこともあってか、あらゆるものの試験が行われていた。
その結果は…
- NSメトロカード→SFメトロカード→パスネット→PASMO
- ワンマン運転実施→千代田線北綾瀬支線で実施→副都心線全線で実施→丸ノ内線全線で実施→有楽町線全線で実施
- ホームドア設置→メトロ全路線で実施(一部駅除く)。
以上は東京メトロのみの影響であって、他社へ与えた影響はさらに大きいと言える。
特に南北線のホームドアは全線運用の試作に設けたためなのか、バブル時代に作ったためなのか、他の線と比べて高級な全面ガラス張りという特別仕様で造られている。同じタイプのホームドアは、京都市営地下鉄東西線にも採用された。
使用車両
自社車両
9000系
王子検車区所属。6両編成だが一部編成は将来8両化する予定。
都営三田線への入線不可。
東急電鉄所属
3000系・5080系・3020系
元住吉検車区所属。8両編成。3000系と5080系は都営三田線含め全路線に入線可能だが、3020系のみ2023年3月18日時点で相鉄線への直通不可。
埼玉高速鉄道所属
2000系
浦和美園車両基地所属。6両編成。2000系の8両化予定は無く、新型車両1編成が8両化される予定。
相鉄直通非対応。都営三田線への入線不可。
相模鉄道所属
21000系
かしわ台車両センター所属。8両編成。
2023年3月18日から運用開始。都営三田線含め全路線に入線可能。
東京都交通局所属
6300形・6500形
志村車両検修場所属。6300形は6両編成、6500形は8両編成。
共用区間で使用される車両。南北線には入線しないが、6300形は浦和美園車両基地でのイベント時に入線実績がある。
2023年3月18日時点では全車両相鉄直通非対応。
6300形は置き換えが進んでいる為8両化及び相鉄直通対応工事は行われない。
停車駅
一部、白金高輪以北の折り返し電車があり、これらは白金高輪駅で都営三田線〜東急目黒線直通列車に乗り換えとなる。なお東急目黒線直通列車には急行もあり、日中は毎時2回の割合で運行するが、南北線内は各駅に停車する。
駅番号 | 駅名 | 乗り換え路線 | 備考 |
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↑東急目黒線・東急新横浜線・相鉄新横浜線経由相鉄本線海老名駅まで、いずみ野線湘南台駅まで直通運転 | |||
N01 | 目黒 | JR山手線 | 東京メトロ最南端の駅 |
N02 | 白金台 | ||
N03 | 白金高輪 | 都営三田線 | 目黒方面は都営三田線と合流する形 |
N04 | 麻布十番 | 都営大江戸線 | |
N05 | 六本木一丁目 | ||
N06 | 溜池山王 | ||
N07 | 永田町 | ||
N08 | 四ツ谷 | ||
N09 | 市ケ谷 |
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N10 | 飯田橋 |
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N11 | 後楽園 |
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N12 | 東大前 | 東大本郷キャンパス最寄り駅。現在「東大前」を名乗る駅としては2代目 | |
N13 | 本駒込 | ||
N14 | 駒込 | JR山手線 | |
N15 | 西ケ原 | ||
N16 | 王子 | ||
N17 | 王子神谷 | ||
N18 | 志茂 | ||
N19 | 赤羽岩淵 | JR赤羽駅からはかなり離れている | |
↓埼玉高速鉄道浦和美園まで直通運転 |
その他
南北線車両の全般検査は千代田線の綾瀬車両基地で行っている。このため市ヶ谷駅付近に有楽町線との連絡線が存在し、有楽町線を経由し桜田門駅と千代田線霞ヶ関駅を結ぶ連絡線を通り千代田線へと入線する。
今後の予定
白金高輪駅から分岐して品川駅へと延伸する構想が建てられている。営業主体が東京メトロになるのか、あるいは都営三田線の延伸扱いになるのかは不明だったが、東京メトロが2022年1月28日に国土交通省に延伸許可申請を出した事で、東京メトロ営業主体となる事が確定した。これが実現すれば、現行の白金高輪駅止まりの列車が品川駅まで運行される可能性が高い。なお、延伸部分の道程は2.8kmで、(ある路線の駅周辺を通るものの)途中駅は設けられない。
その他、相鉄新横浜線の乗り入れの影響で、当路線の各駅も8両編成対応工事が行われ、2022年4月以降まず東急車から8両編成での運行が開始された。
(一方で、相鉄直通に向けての対応工事、および白金高輪での配線の関係等の理由により、将来、東急・相鉄と直通する列車を三田線に一本化させ、南北線は品川発着に切り替える(=白金台以西には二度と乗り入れない)のではないかという見方もある。これらのリンクを参照のこと。)
資料動画
特集動画
旧接近・発車メロディ(1991年の開業時から使用していたが、どちらも現在不使用。)