遠坂凛
とおさかりん
「世界ってのはつまり、自分を中心とした価値でしょ?
そんなものは生まれたときからわたしのものよ
そんな世界を支配しろっていうんなら、わたしはとっくに世界を支配してるわ」
プロフィール
概要
『Fate/stay night』におけるヒロインのひとり。専用ルートは「Unlimited Blade Works」。
衛宮士郎が密かに憧れる同級生。穂群原学園2年A組所属のミス優等生。
その正体は、冬木市一帯の魔術師を支配する管理人(セカンドオーナー)である遠坂家の6代目当主。
最優のサーヴァントとされる「セイバー」を召喚することを目標に動いてきたが、召喚の触媒が用意できず自身の魔力を込めた宝石で儀式を行う。それでも十分セイバーを召喚できる目算だったが、ある理由から「魔力が最高潮となる時間よりも早く儀式を行ってしまう」というミスをやらかしてしまい、結果アーチャーを召喚。
更に学校でランサーとの戦いの際に、学校に残っていた士郎の存在に気が付かなかったために、彼が聖杯戦争に巻き込まれるきっかけを作ってしまう。
その後、偶発的にセイバーを召喚した士郎と遭遇。ルートや媒体で途中経緯は異なるものの、最終的には同盟を組み、共に聖杯戦争を戦う。
続編『Fate/hollow ataraxia』では、とある理由からロンドンに留学中のため序盤は不在。彼女を帰国させる事がストーリーの大きなターニングポイントとなる。
『Fateシリーズ』を通して説明役を担う事が多いため、「Fateの案内人」とも言える。
人物
合理主義者のエリート魔術師としての一面と、身内のピンチを捨て置けないお人好しとしての一面を併せ持つ。
前者は魔術師のエリート家系に生まれたことへの自負と、同じくエリートたらんと生きて一生を終えた父に対する尊敬の念が大きい。競争相手がいるならば周回遅れにし、刃向かう輩は反抗心をつぶすまで痛めつける。「やるからには徹底的に」を信条としている。
(士郎はこうした一面を「あかいあくま」と評している)
このように魔術師として冷徹であろうとする反面、聖杯戦争冒頭で士郎を助けたり、その後もなあなあで士郎との同盟を最後まで続けたりと、完全に冷徹にはなりきれないお人好しな面もある。
他人に厳しく、自分にはもっと厳しい。目をかけた(期待している)人間にはガンガン追い立て厳しく指導しハッパをかけまくるが、いざという時はギリギリまで見捨てず1%でも希望があるなら決して諦めない面倒見の良さを発揮する。逆にどうでもいい・救えないと判断すればスッパリと見限るドライさも併せ持つ。
曰く「出来ない事は最初からしない。無駄だもの。やれる事を全部やるだけよ」との事。
この点で、無関係の人間だろうと命を賭けて救おうとしてしまう士郎とは決定的にスタンスが異なっている。
学校では以上のような本性は隠し、猫を被って生きており、表向きは容姿端麗、文武両道、才色兼備の優等生。
ただ、Fate本編がサーヴァントを召喚しようとする彼女の視点から始まるため、プレイヤー(視聴者)は彼女の本性の方を先に知る形となり、優等生キャラは忘れられがち。
後述の宝石魔術が原因で中々の守銭奴かつ拝金主義者。他人への貸しに対しては人一倍ガメつい反面、自身の借りもなんだかんだで律儀に守る。とある理由から、彼女にとって大事な人にほど大きな貸しを吹っ掛ける。
作中唯一ミニスカキャラだが、必ず脚を組んで座ろうが、激しい動きが目立つ戦闘中だろうが絶対パンチラしない鉄壁の防御力を誇る。
それは原作ゲームのみならず、コミカライズやアニメでも共通。「パンチラする凛は遠坂凛ではない」とまで言わしめるが、『プリズマ☆イリヤ』のみは例外であり、作中、自白剤を撃たれてしまった士郎から「脚を出し過ぎだ。あんな丈で完全なガードなど望むべくもなくしばしば奥のものが見えている」と至極現実的なツッコミが入っていたりする。
能力
地水火風空の5つの属性を極めて高いレベルで扱うことのできる、「五大元素使い(アベレージ・ワン)」と呼ばれる超一級の魔術師。また魔術回路はメイン40にサブがそれぞれ30という桁違いの魔術回路を持つ。
得意な魔術は相手の体調を崩させる初等呪術「ガンド撃ち」だが、物理的破壊力を持たないはずのガンドが、高い魔力密度から拳銃弾並みの破壊力を持ったものになっている。心停止を起こすほどの病を与える呪い、または物理的破壊力を持ったガンドを「フィンの一撃」と呼び、凛のものはフィンのガトリングと呼ぶのが相応しいとか。
本来専門としている魔術はキシュア・ゼルレッチ・シュバインオーグの「鉱石魔術」。
宝石の中で魔力を流転させ、本来保存できないはずの魔力をストックしておき、宝石に宿った念に乗せてそのまま魔力を開放することにより魔弾として戦闘に転用する。
17年間休み無く織り上げた十の宝石が切り札だが、高価な宝石を使い捨てなければならないため、彼女の貯金は常にギリギリ。虎の子の十個の宝石の威力は、一粒で家の一軒や二軒を跡形もなく吹き飛ばす威力を誇る。本来、Aランクの魔術ともなると1分間の詠唱、高速詠唱があっても30秒の詠唱が必要なのだが、それを一工程(シングルアクション)で放てるので、有限とはいえ高速神言に匹敵する発動速度である。しかし、どのルートでもサーヴァント相手に使用するため、活躍する機会が少ない。
ロード・エルメロイⅡ世の冒険では、ガンドの物理的破壊力がライフル弾を越える威力に向上しており、さらに投影魔術を応用した擬似宝石による魔術行使を会得している。
衛宮士郎の投影魔術とは名ばかりの別物とは違う、魔力で数分程度しか形を保たない模造品を作る正統派の投影だが、Ⅱ世からの「すぐさま使い潰す宝石なら、1秒もてばいい」というアドバイスを反映し、必要となる魔力量を1/100に抑え、魔力を貯蔵するのではなく、偏光させるための触媒としての宝石を作り出すことを可能とした。
この投影は完了した時点で凛の行使できる魔術式の展開も同時に完了している為、後はそこに魔力を通すだけで新たに魔術を発動できる。より正確には魔術を発動しているのではなく、魔力を通すことで『発動させた魔術を開示する』というものである。
投影後の宝石から放たれる魔術はその性質上発動が恐ろしく速く、相手の魔術の発動を見てから相性の良い術式を最小限の規模でぶつけ、打ち破ることすら可能。作中ではこれを『百度やって百度勝つ、完璧な後出しジャンケン』と例えられ、夜劫の術者達が行使する時計塔の基準なら最低でも典位、場合によっては色位にも匹敵する規模の『行』に対し、投影した5つの擬似宝石から相性のいい術式を構築することで10倍以上の魔力量の差を覆すなどの猛威を振るった。
だがいずれ世界の中に霧散する「魔術」ではなく世界に紐づけられた現実という事象、例えば永続する特殊な投影や既に物理的存在として完成している水銀生命体などや単純にダンプカーに乗って突撃してくるといったものに対しては相性勝ちすることは出来ず無力となる。
なお、行なっているのは術者の属性をごく短時間投影することによる術式の構築であるため、この術式はあらゆる魔術に適性を持つアベレージ・ワンでなければまともな運用ができない。
大師父であるゼルレッチの第二魔法「平行世界への運営」へ至ることを目標とし研鑽を続けている。また、兄弟子であった言峰綺礼より八極拳の手ほどきを受けており、近接戦闘もある程度はこなすことが可能。ロード・エルメロイⅡ世の冒険では鉄山靠や化勁などの技を見せており、震脚で岩をひび割れさせている。…とまあ、非常に優秀な実力を持つのだが、遠坂家の遺伝的特質として、詰めが甘く肝心なところで凡ミスを犯すという欠点を持ち、そこはやはり時臣の血を継いでいるといえる。通称「うっかり」。
また、魔術師の例に漏れず重度の機械オンチ。根が努力家なので頑張れば一通りの操作はマスターできるのだが、如何せん普段から触れていないので忌諱感は強い。
(作中時代が携帯黎明期というのもあり)携帯電話は確実に使えない。なお遠坂邸にテレビは無いのだが、FAXは『hollow』で使用していた。
イロモノシリーズ
TYPE-MOONヒロインの宿命か、イロモノキャラが異様に多い。俗にいうリン顔。
まあセイバーもパチモン乱立してるし、妹は初めからボスキャラでありある作品を境に派生が増え始めたので気にしてはいけない。
遠坂凛のイロモノシリーズを代表するネタキャラ。
ゼルレッチが残した魔術礼装カレイドステッキによって洗脳まがいに変身させられた姿。
諸葛凛
あかいぐんし。
士郎のイメージに時折現れる軍師様。うろ覚え孫子の兵法で士郎に助言、敵も味方も罠に陥れる。
人をからかって遊ぶことに全知を費やす凛のイメージが投影されたものと思われる。
巫女凛
『hollow ataraxia』内の遠坂神社の巫女さん。
遠坂家の家計を支えるため、賽銭の回収や絵馬、御神籤の販売といった労働に勤しむ。タイガー道場と同じような空間らしい。ちなみに宮司はアーチャーが勤めている。
英霊トーサカ
『カプセルさーばんと』に登場。行くところまで行ってしまった凛。イロモノシリーズ最終形態。
回らなくなった借金を返すために「世界」と契約した模様。
これを見たシロウやリンは「見てられない」「知り合いに見られる前に消そう」と考えるほど。
他作品での遠坂凛
Fate/EXTRAシリーズ
容姿や性格はそっくりで遠坂家の血も引いているが、全くの別人であり基本設定が大幅に異なる。
西欧財閥に対するレジスタンスとして中東を中心に活動する凄腕の霊子ハッカーであり、聖杯を西欧財閥に渡すのを防ぐためにムーンセルの聖杯戦争に参加。サーヴァントは青い服に朱い槍のランサー。
詳細は遠坂リンを参照。
Fate/GrandOrder
メインシナリオ第1部7章「第七特異点 絶対魔獣戦線バビロニア」にて彼女を依代にしたと思しき疑似サーヴァント・イシュタル及びエレシュキガルが登場している。
奈須きのこ曰く「イシュタルは『颯爽と生きる、責任感のある女』としての凛部分で、エレシュキガルは『生真面目な秀才、恋にも真剣な少女』としての凛部分」との事である。
そしてサーヴァントユニヴァースの世界では(あの同族ハンターと同じ世界と言えば分かる)でとうとう原初の女神と化した凛顔、スペース・イシュタルが登場した。
詳しくは各記事を参照。
他には以下の概念礼装のイラストで登場している。
☆5「フォーマルクラフト」成長し魔術の完成を見た未来の凛の姿だとされる。
☆4「戦友」アーチャーとのツーショット。
☆4「月の海の生徒会」こちらは遠坂リンの方。
☆4「コードキャスト」同じく遠坂リンの方。コードキャスト実行シーン。
☆4「ガンド」文字通りにガンドを撃つ瞬間の凛。
Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ
時計塔の魔術師で、元々冬木市に住んでいたが、中学卒業後イギリスへと留学していた。
しかし、ルヴィアとゼルレッチの弟子の座を巡って喧嘩して講堂を破壊してしまった事から、弟子入り試験も兼ねて「クラスカード」と呼ばれるカード回収の任務を言い渡され、冬木市に舞い戻る(体よく厄介払いされたと捉えるのが妥当)。
カレイドステッキ(マジカルルビー)の元マスターだが、魔法少女の力を使ってルヴィアと私闘に走ったためルビーから見限られている。ルビーに騙されて契約を結ばされたイリヤに対し、脅迫めいた形でクラスカード回収の任務を強制する。
ルヴィアとルビーのせいで本編以上に荒っぽい振る舞いが多く、その一方で既に時計塔に席を置く一人前の魔術師らしい目的優先な冷淡さも見せるが、年長者としてイリヤたちの動向を温かく見守っており、『ドライ!!』ではすっかり所帯じみてきた(ルビーからはセラに似てきたと評価されている)。
『ツヴァイ!』では、ルヴィア共々「協調性を学んでこい」と言い渡されたことから、表向きは穂群原学園高等部に編入しているが、1期で宝石のストックが枯渇したため、高給に釣られてライバルであるルヴィアの家でメイドとして働いている為、度々彼女の屋敷で寛いでいる。
ちなみに士郎とは中学の時に本編とは似て非なる出来事で接点があるが、当人がすっかり忘れていることに苛立ったり、積極的にアプローチを仕掛けるルヴィアといがみ合ったりしている。
『ドライ!!』では、始めはルヴィア共々エインズワース家に捕まった上に魔術による洗脳(厳密に言えば少し違うが省略)されてしまい、ハウスメイドとしてこき使われる。
その命令で一時はイリヤ達と敵対するが、魔術を解かれ正気を取り戻す。
その後は再び味方としてサポートに回り、エインズワース家の真の目的の解明にも、中心となって取り組む。
なお、美遊世界に元々いたほうの凛は第四次聖杯戦争中に起きた事故により故人となっている。
氷室の天地 Fate/school Life
主人公氷室鐘のクラスメイト。本編ヒロインとしては珍しく準レギュラー扱い。基本的にはうっかりキャラ。また、同じく準レギュラーキャラである沙条綾香とは諸事情により仲があまり良くない。
言峰綺礼により余計に資産を売り払われた結果、大きな変化を引き起こしたり、小さいとはいえ事件をいくつか引き起こす事になる。
Fate/Apocrypha
Zero以前で分岐したこの世界でも誕生しており、こちらの世界では八極拳で根源に到る道を選んだらしい。
ご先祖様が日本刀型アゾット剣を作ろうとした事といい、魔術へのアプローチが奇抜すぎるのではなかろうか。
八極拳を極めた結果、「圏境」も極めてしまった御人もいるので彼女の方法もある意味間違ってはいないのだろう。あくまで裏設定程度で、本編には登場しない。
Fate/strange Fake
かつて冬木の聖杯戦争に参加していた事を買われ、グレイにフラット・エスカルドスの援護ができる人物として招集を提案したが、逆に根幹に関わりすぎたせいで事態を混乱させてしまうとしてロード・エルメロイⅡ世に却下される。
が、7巻終盤にて、実は他のエルメロイ教室の面々とともに令呪を共有して真ライダーのマスターとして参加していたことが明らかになる。
ロード・エルメロイⅡ世の冒険
SNの前日談とも言える事件簿では出番が無かったが、数年後の本作では20歳近くに成長した姿で登場。
ある理由から、休学届けを出し出奔した先のシンガポールで海賊を率いていたが、偶然一派と敵対する事になったエルメロイⅡ世と再会し、彼が隠していたグレイとも知り合う。
そしてそれぞれの同行者が抱えた事情を解決すべく、共に世界を飛び回る事になる。
人間関係・関連人物
stay night
召喚したサーヴァント。口喧嘩は絶えないものの主従関係は良好で、完全に凸凹コンビ。
本来、彼女が召喚しようとしたクラスのサーヴァント。本来ならば敵同士なのだが、彼女のマスターである士郎と同盟を結ぶ関係から『HFルート』を除き、彼女と共闘関係になる。『UBWルート』中盤では彼女と再契約する。互いに関係は良好。尚、セイバーに殺されそうになったシーンで彼女の美しさに見惚れて動けなくなる凛が描かれている。
成り行きで聖杯戦争に巻きこまれた同じ学校の少年。ルートによっては恋人になる。凛自身は自分の不注意で彼を聖杯戦争に巻き込んだことに責任を感じている。
ルートによってタイミングや理由が異なるが、基本的に彼とは同盟関係。恋人関係になるルート以外でも仲間として仲良くなっている。
没落寸前の間桐家の養子に出された妹。とても仲の良い姉妹だったが、協約により彼女と深く関わることは禁止されていた。このため、本編開始時にはお互いに他人の振りをしている(事情を知らない人間には「以前からのちょっとした知り合い」という関係として説明している)。凛自身は離ればなれとなった後も内心では姉として妹をずっと気にかけていた。
『HFルート』では心を鬼にして徹底して桜を敵として相対しようとするが、トドメを刺すことは躊躇うなど妹に対する情を捨てることはなく、紆余屈折の末に元の良好な姉妹に戻る。
兄弟子。時臣亡き後、凛の後見人となる。凛自身は煩わしく反発している一方で、八極拳を習うなど頼りにしているところもあるが、「エセ神父」呼ばわりすることもあるなど基本的には信用していない。凛本人は知る由もないが、父の仇でもある。ルートによっては仇であることを察することになる。
親友であり好敵手。以前から彼女とある賭けをしている。
妹の義兄であり親友の部活仲間。
彼から歪んだ好意を寄せられているが歯牙にもかけていないし、聖杯戦争での敵同士でもあるが脅威には感じていない。
『UBWルート』では特に執着されるが、それでも後の展開で危機に瀕した彼に対し「あんなのでも桜の兄貴だし」と助けるなど、桜と同様彼に対する情も持ち合わせている。
敵のサーヴァントだがルートによっては彼と心を通わせ良い友人になる。ランサー自身は初見から凛を割と気に入っており『マスターにするならあんたみたいな女がいい』とまで評している。
そして、あくまで腹違いの別人の凛だが、平行世界の聖杯戦争では凛のサーヴァントとなっている。
時計塔でのライバル。基本的に同族嫌悪で顔を合わせれば決闘が始まるほど。
ロンドン編での後見人。
Zero
父。凛の師匠でもあり目標。ただし彼の非情さや狡猾な一面は知らず、「父」としての一面しか知らない。第四次聖杯戦争の折に戦死。(正確には言峰がギルガメッシュの教唆に従い師を裏切り、騙し討ちによるもの。)
母。一般的な親子関係でよく慕っていた。第四次聖杯戦争の折に酸素欠乏症から重度の認知症にかかり、凛の幼い頃に死去している。
母の幼馴染みで彼女に片思いをしており、父の時臣を目の敵にしている間桐臓硯の次男で慎二の叔父。
海魔に襲われそうなところを助けられる。凛や桜には優しく近所のおじさんのように接していた。
ロード・エルメロイⅡ世の冒険
シンガポールで保護した謎の青年。エルメロイⅡ世と主に彼の謎に迫ることになる。
面倒な先輩。
時計塔において考古学科と鉱石科を兼任する、君主(ロード)の1人。
鉱石科所属の凛とルヴィアは彼のことを「カルマグリフ先生」と呼ぶ。
プリズマ☆イリヤ
カレイドステッキに選ばれた少女。自分たちの任務を達成するため、半強制的に働かせる。
同じくステッキに選ばれた少女。イリヤ同様なにかと気に掛ける。
イリヤから分離したもうひとつの小聖杯。
上層部のゲームバランスにより一時は敵対した封印指定執行者。
Grand Order
『FGO』世界において彼女を依り代に選んだ女神。
イシュタル的には「聖杯に縁のある人物の中から最も性質の近い人物を選んだのだから似ていて当然」と言うが、依り代になっていない世界のギルガメッシュには「生まれ変わりか?」と疑われるほどそっくりな性格をしており、肝心な時にドジるのも同じ様子である。
ただし完全に瓜二つなほどソックリな訳では無く違いもちゃんとあり、元のイシュタルは何かあると父神に泣きついてワガママを通す事が多々あった駄女神でもあったが、早くに父を亡くした凛の性格と混ざり合ったことで、依り代に憑依して現界している状態ではこの父神への依存性がかなり薄れている。
同じく、『FGO』世界において彼女を依り代に選んだ冥界の主人。イシュタルの半身でもある姉神。
上記のイシュタルに比べ、孤独・孤高であり生真面目で責任感の強い部分が強調されている。うっかり属性だけは共通で受け継いでいる。
本名は藤丸立香。外見デザインは『男体化した凛』という設定。ただし、あくまでも「似ているだけ」であり、直接的な血縁関係ではない。ちなみにぐだ男の女体化版のぐだ子は『女体化した士郎』という設定である。