概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第17弾。
対象ポケモンはレベル100のこおりテラスタルテツノツツミ。パラドックスポケモンが最強テラレイドに選出された初の事例である。
特殊行動
対策
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ | 合計 |
---|---|---|---|---|---|---|
56 | 80 | 114 | 124 | 60 | 136 | 570 |
特性は元々「クォークチャージ」しかない。
今回のテツノツツミの場合、性格は「ひかえめ」であるため、とくこうデバフが入っていない場合はとくこうにブーストがかかる事になる。
特殊行動として開幕と同時に「ゆきげしき」「オーロラベール」を連続発動する上、「ひやみず」も使ってくるため、考えなしの純物理アタッカーでは手詰まりになり易い。
更にある程度HPが減ると「エレキフィールド」も使用し、特性の発動を狙ってくる。
加えて一致技の範囲も地味に厄介。
テツノツツミのお家芸である「ハイドロポンプ+フリーズドライ」を両方無効・半減できるポケモンはいないため、必然的に等倍までの攻撃に耐えながら戦う事を余儀なくされる。「フリーズドライ」の追加効果で凍らされる危険性も留意しておこう。
おすすめのポケモン
こおりの弱点を突けるのはほのお、かくとう、はがね、いわの4つだが、ほのおといわは水技で弱点を突かれるので非推奨。
上記の通り、元から高い物理防御をガチガチに固めてくるので、素直に特殊型のポケモンを採用するか、徹底的な対策を施してから挑むべし。
バフ対策としては「かわらわり」等で「オーロラベール」を撤去し、「にほんばれ」でテツノツツミに不利な晴れ状態に変えられるポケモンがいると良い。
中盤からの「エレキフィールド」は「アイススピナー」や、こおり状態を防げる「ミストフィールド」等で撤去・上書きするか、「ちょうはつ」でそもそも使わせない様にしたい。
ソロの場合、パルデアケンタロスかヘラクロスを引く事ができれば「レイジングブル」or「かわらわり」で「オーロラベール」を勝手に撤去してくれる。オリーヴァも「こぼれダネ」で「エレキフィールド」を自動的に上書きしてくれるのでこちらもそこそこ有用。
アタッカー枠
「はらだいこ」や「きあいだめ」を使ってからの「ドレインパンチ」で攻略可能。
厄介な「オーロラベール」は「かわらわり」で粉砕できる他、「ちょうはつ」で「エレキフィールド」を阻止する事もできる。
似た性能のテツノカイナと比べ、特性のあついしぼうでこおり技を半減しつつ「はらだいこ」を安全に積める点や、「にほんばれ」も習得可能で条件次第では実質全技を半減で受けられる点が勝る。
欠点としてはレベル100までの必要経験値が全ポケモン中最も多いこと。
相手が素早いため特性「アナライズ」がほぼ発動し、常時火力1.3倍になる。
「かいでんぱ」で被弾を抑えつつバリアを張られる前に「きんぞくおん」でダメージを伸ばしてから「ラスターカノン」で攻撃する。仮に「きんぞくおん」がバリア展開に間に合わなかった場合でも「チャージビーム」で誤魔化すことが可能。
「きんぞくおん」と「チャージビーム」の命中率が懸念材料。
特性「こおりのりんぷん」で恐るべき特殊耐久を誇る。
バフに「ちょうのまい」、デバフに「むしのていこう」を持つ。攻撃は専らはがねテラスタルしてからの「テラバースト」になる。
「アイススピナー」を使えば「エレキフィールド」を割れるため、サポート要員としても強い。
隠れ特性かつ不一致テラスタルなので、準備が大変なのが欠点。
みず弱点と言う大きなリスクはあるが、テツノツツミが使うエレキフィールドを逆手にとって能力を上げる事ができる。すばやさに多く振れば「にほんばれ」を先制で使うことでみずを実質等倍にできるため、耐久面も安定する。
「アシッドボム」から「ほのおのまい」で攻めていき、デバフには「むしのていこう」がよい。
バイオレット版限定な点には注意。
相性有利なはがねタイプであり、テツノツツミが使うエレキフィールドを逆手にとって能力を上げる事ができる。
「タキオンカッター」を主軸とした特殊型なので、ゆきげしきの防御バフも怖くなく、バフ・デバフは「めいそう」と「きんぞくおん」がある。
回復手段に乏しい点と、バイオレット版限定な点には注意。
みず・はがねの複合により、威力70のフリーズドライ以外を半減に抑えられ、こちらも特殊鋼ゆえに「ラスターカノン」で攻めていける。
はがねテラスタルするとみず耐性が失われる点には注意。
なお、「かちき」「まけんき」は味方からのデバフでは発動しない。連携ワンパンを考えている人がいるなら留意するように。
はがね・ドラゴンの複合と高いとくぼうを活かした特殊耐久の持ち主。
攻撃面では「アシッドボム」でとくぼうを下げ「ラスターカノン」で攻撃していく。
また「にほんばれ」も習得できるため、はがねテラスタル時だとテツノツツミの一致技両方を実質半減に抑えることができる。
とくこうデバフである「はいよるいちげき」を新規習得したため、特性「シェルアーマー」と合わせて持久戦にも強い。
自力での入手が出来ないのが欠点。
なお、原種はこおり技で弱点を突かれるため論外。
みず技以外は半減以下で、「きんぞくおん」でとくぼうを下げきり、「わるだくみ」と「ゴールドラッシュ」を繰り返すことで戦える。回復手段も「じこさいせい」を覚えられる。
ただし、現状ではコレクレーから進化させることでしか入手できない上に、宝食堂でテラスタイプを変えなければゴーストテラス固定なので、準備に手間が掛かるのが欠点。
サポート枠
コアユーザー御用達の最強デバフ持ち。
「シンプルビーム」→「バークアウト」または「どろかけ」で相手の能力を大きく下げられる。
本人が「あついしぼう」を持つためこおり技を半減できるのも大きな強み。残りは「にほんばれ」を入れれば完璧。
「バークアウト」の命中率にだけ注意。
こおり技半減な上にとくぼうの種族値が高い。
とくこうを下げる「はいよるいちげき」、とくぼうを下げる「うそなき」、両壁と覚える技も優秀揃い。
デカヌチャンと同じタイプであり、オーロンゲと同じく「いたずらごころ」を持つ。
こちらは壁に加えて「にほんばれ」も使えるため、サポート性能はより高い。
とくぼうが高めな耐久型で、攻撃面でも「ラスターカノン」・「めいそう」が使える。
とくこうデバフは「はいよるいちげき」、とくぼうデバフは「きんぞくおん」、回復技は「ドレインキッス」・「オボンor混乱実+リサイクル」がある。
ご存じポケモン界のピンクの悪魔。
「にほんばれ」、「いやしのはどう」、「ひかりのかべ」、「いやしのすず」、「いのちのしずく」とサポートも豊富。回復技も「タマゴうみ」がある。
なお、ハピナスの場合はしんかのきせきラッキーに比べ耐久面で劣るが「おんみつマント」を持たせられ、追加効果による事故を防げる。どちらを選ぶかは好み。
ただしやることがヒーラーしかなく、特殊技のデバッファーにはなりえないので時間を持て余しがち。いっそ「めいそう」持ちアタッカーになるのも手。
プレートを持たせることで自由にタイプを変更でき、「アシッドボム」、「バークアウト」、「ひかりのかべ」、「おいかぜ」、「にほんばれ」、「ちょうはつ」とサポート技が多数揃っている。「コスモパワー」や「めいそう」、「じこさいせい」も使える。
持たせるプレートはこおりを半減できる「こうてつプレート」か「つららプレート」がおすすめ(「しずくプレート」は「フリーズドライ」で、「ひのたまプレート」は水技で弱点を突かれるので非推奨)。間違っても「みどりのプレート」等のこおりやみずが弱点になるタイプのプレートを持たせないように。
なお、テラスタイプを「ステラ」にしてアタッカー運用しようと考えている者もいるかも知れないが、その場合「テラバースト」以外がタイプ不一致になるため、バリアをろくに壊せなくなる。何より貴重なテラピースをドブに捨てることになるので絶対厳禁!!
全ての技マシンが使えるので防御デバフ以外なら何でもできる。
種族値もオール100族であり、決して低くはない。
マルチ専用枠
- サーフゴー&ニャイキング
テツノツツミの特殊耐久はマフォクシー以下であることから、テツノツツミの行動パターン次第だが最強のマフォクシー同様サーフゴー+ニャイキング×三体によるワンパン戦法も可能だと思われる。
ニャイキングが三体で「うそなき」をした後にサーフゴーの「ゴールドラッシュ」か「てっていこうせん」でトドメを刺す。
非おすすめポケモン
確かにこおりの弱点を突けるが、残念ながら相手の水技で弱点を突かれるため非推奨。ボルケニオンはちょすいで水技を無効にできるが、火力を上げる積み技もてっぺきも覚えず「ボディプレス」とのコンボもできないためあまりおすすめはできない。
ただし上記テツノドクガなど先制で「にほんばれ」を使えるほのおタイプは例外で、むしろお勧めの攻略要員に数えられる。
- 特殊耐久が低いかくとうタイプ
はがねタイプと異なり、かくとうタイプはこおり技を軽減できない。
こおり技が相当な火力を誇るため、特殊耐久に自信がないかくとうタイプはおすすめできない。
無論こおりやみずで弱点を突かれるポケモンは論外である。
- 物理アタッカー
「ゆき」+「オーロラベール」で物理方面はかなりの硬さを誇る。相手が特殊アタッカーなので、多くのレイドで有効な「てっぺき」+「ボディプレス」も本レイドでは強みを活かせない。
ハリテヤマは特性や持ち技の関係で比較的安全に戦えるため唯一の例外。
言うまでもなくテラスタイプ一致こおり技で弱点を突かれる上、特性「ハドロンエンジン」で相手の能力を上げてしまうため論外。
なにより、タイプ相性を考慮しない選出自体が言語道断。
相性有利なかくとうタイプではあるものの、ドラゴンタイプであることが仇となりこおり技で弱点を突かれてしまう。
「にほんばれ」で「ふぶき」の命中率を下げる事は可能なものの、「フリーズドライ」で結局弱点を突かれる。
なにより、タイプ相性を考慮しない選出自体が言語道断。
まず「みどりのめん」と「いしずえのめん」は元タイプおよびテラスタイプ一致のこおり技で弱点を突かれるため論外。
「かまどのめん」はテラスタル前は弱点を突かれないものの、テラスタル後は水技で弱点を突かれるため非推奨。
残る「いどのめん」も「フリーズドライ」で4倍弱点を突かれるため論外。
なにより、タイプ相性を考慮しない選出自体が言語道断。
特性「あめふらし」でみず技の威力を上げてしまう。
…とはいえ、開幕で「ゆきげしき」を使用するため、雨状態にしてしまうのはさほど問題では無い。
むしろ「フリーズドライ」で弱点を突かれる方が問題である(ペリッパーに至っては4倍弱点)。
特性「ひでり」によりみず技の威力を抑えられるが、やっぱりこおり技で弱点を突かれるため論外。
なにより、タイプ相性を考慮しない選出自体が言語道断。
いつも通りレイドの嫌われ者。ディンルーやチオンジェンは元タイプおよびテラスタイプ一致のこおり技で弱点を突かれる。
イーユイも水技で弱点を突かれる上、味方の特防を下げてしまうため論外。
パオジアンは弱点を突かれないものの、耐久に難があるため自分が生き残れるか疑問。
なにより、タイプ相性を考慮しない選出自体が言語道断。
余談
テツノツツミは本来バイオレット版限定ポケモンとなっているため、スカーレット版のプレイヤーにとっては、通信交換・マルチプレイ無しでテツノツツミを入手できる貴重な機会である。
時期的にクリスマスを意識したのだと思われ、ポケモンシリーズは過去にクリスマスのイベントでデリバードと関連するイベントを行ったことがある。
現に同時期にデリバードの大量発生イベントが同時進行される。
またテツノツツミはファンからは
『ポケットモンスターSPECIALの世界からやって来た』とネタにされていたが最強となったテツノツツミは正にポケスペでの怪物っぷりを見せつけて来る。
関連タグ
???:本来の最強のテツノツツミのトレーナー
★7テラレイドバトル
最強のヒスイダイケンキ→最強のテツノツツミ→???