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概要

日本生産・調教の競走馬種牡馬

主な勝ち鞍は小倉大賞典(2016年)、七夕賞(2016年)など。

2022年にイタリア競馬リーディングサイアーを獲得した。

略歴

2012年

1月21日、北海道白老町の白老ファームで誕生。

父ディープインパクトは無敗で中央競馬クラシック三冠を達成した。

母ゴールデンドックエーはアメリカで競走生活を送り26戦3勝。ラスヴァージネスステークスGⅠ)などを勝った。

母父アンユージュアルヒートはアイルランドやアメリカで競走生活を送ったリステッド止まりの馬であったが、ヌレイエフの仔という事で種牡馬になれた。

骨太で筋肉質な仔馬で、気が強かった。

2013年

一口馬主法人G1レーシング」から総額6,000万円(一口150万円×40口)で募集された。

リバプールにある1846年に開設された世界遺産船渠「Albert Dock」から「アルバートドック」と命名された。

2014年

栗東の松田博資厩舎に入厩。

9月21日、阪神競馬場新馬戦でデビューし、ドラゴンヴァースの6着に敗れた。

10月12日、京都競馬場未勝利戦に出走し、シュヴァルグランの2着に敗れた。

11月8日、京都競馬場の未勝利戦に出走し1着。勝ち上がることができた。

12月7日、シクラメン賞(500万下)に出走し、ポルトドートウィユの2着に敗れた。

2015年

3月14日、ゆきやなぎ賞(500万下)に出走し1着。

3月28日、毎日杯GⅢ)に出走し、ミュゼエイリアンの4着に敗れた。

5月9日、京都新聞杯GⅡ)に出走し、サトノラーゼンの3着に敗れた。

5月30日、白百合ステークスオープン)に出走し1着。秋まで休養に入る。

9月27日、神戸新聞杯(GⅡ)に出走し、リアファルの7着に敗れた。

10月25日、菊花賞(GⅠ)に出走し、キタサンブラックの12着に敗れた。

11月21日、アンドロメダステークス(オープン)に出走し、トーセンレーヴの3着に敗れた。

12月19日、リゲルステークス(オープン)に出走し、ダッシングブレイズの3着に敗れた。

2016年

2月21日、小倉大賞典(GⅢ)に出走し1着。定年となる松田師の花道を飾ることができた。

3月、栗東の須貝尚介厩舎に転厩。

3月12日、中日新聞杯(GⅢ)に出走し、サトノノブレスの18着に敗れた。

4月24日、読売マイラーズカップ(GⅡ)に出走し、クルーガーの5着に敗れた。

6月12日、エプソムカップ(GⅢ)に出走し、ルージュバックの7着に敗れた。

7月10日、サマー2000シリーズ七夕賞(GⅢ)に出走し1着。

9月4日、サマー2000シリーズの新潟記念(GⅢ)に出走し、アデイインザライフの2着に敗れた。サマー2000シリーズの王者となる。天皇賞(秋)に出走する予定だったが繋靱帯損傷のため回避。

11月、左前脚屈腱炎が判明。

2017年

1月10日、JRAの競走馬登録を抹消され、引退。

2018年

イタリア共和国へ輸出され、ベスナーテ牧場ベスナーテ)で種牡馬として繋養された。

2022年

11月16日、フェデリコテシオ賞(GⅡ)でテンペスティが産駒初の重賞勝利。

この年のイタリア競馬リーディングサイアーを獲得した。

2023年

5月21日、テンペスティがカルロダレッシオ賞(GⅢ)に勝利。

11月12日、テンペスティがフェデリコテシオ賞(GⅢ※)に勝利。

※去年より降格。

イタリア競馬の苦境

イタリアはネアルコリボートニービンなどの名馬、ランフランコ・デットーリなどの名騎手フェデリコ・テシオなどの名馬産家を生んだ伝統の競馬国であるが、近年のイタリア競馬は経営危機で賞金支払いの滞納が多く、パートⅡ国へ降格するなど衰退。

競走馬の生産頭数も年間約500頭と、ここ10年で3分の1以下に激減している。

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