「アバラボロボロエバラボロボロ……イバラボロボロ!」
概要
第36話「いきかえったミイラ怪人エジプタス」に登場した改造人間。
身長180㎝、体重85㎏。
ショッカーエジプト支部から送られた、4000年前のミイラの怪人に生命移植(なんじゃそりゃ、とか突っ込んではいけない)を施すことで蘇生した。
ミイラ状態から再生させられたいわば再生怪人であリ、ショッカーが自力で産み出した改造人間ではない点が他の怪人とは異なる。
武器は口から吐く火炎。
4000年前のミイラ怪人だからか古代エジプト語※しか話せないが、日本語は理解でき、ボディランゲージでショッカー戦闘員に指示を出したりもしている。
※実際は本物の古代エジプト語…もといエジプト語ではなく、上記のような 「アバラボロボロ」 「イバラボロボロ」 「エバラ ボロボロ」 といった鳴き声である。
活躍
ショッカーは「エジプトから日本に運ばれたとされる時価10億円のダイヤモンド」を手に入れるためにエジプタスを復活させたが、上記のように日本語が話せなかったため、古代エジプト語を翻訳できる言語学者を探すように命じられる。泥縄だ。
交渉を拒絶した西田博士を殺し、同じく拒んだ大野博士を火炎放射で重傷に至らしめる。(この時彼らは共に、エジプタスを示す古代エジプト語の文字をダイイングメッセージとして書き残し息絶えていた)
2人の科学者を失ったため、今度は3人目の学者・剛田博士を狙い、息子を捕えて人質にし剛田博士を連れ去ろうとするが、一文字隼人=仮面ライダー2号が登場。火炎で苦しめるも2号に圧倒され一時撤退する。
撤退したエジプタスは戦闘員に滝和也を捕えるように命令し、その間に剛田博士の家へ侵入し博士をアジトに連れて行く。剛田博士にエジプタスが書く古代エジプト語の解読を命令、博士はこれを解読し、ダイヤの在り処が北海道であることが判明した。
それを知ったショッカー達は北海道へ向かおうと計画、その前にダイナマイトでアジトを爆破させ滝と剛田親子共々葬り去ろうとする。
しかし間一髪ライダー2号がアジトに登場、ダイナマイトの導火線を引きちぎり人質を救出。ライダーは一路羽田空港に向かうショッカーを追いかける。追い詰められたエジプタスは2号と戦うが、ライダーキックによって倒される。
劇場版『仮面ライダー対ショッカー』では再生怪人として蘇った。人質になった死神博士を助けるためにプラノドン、ギルガラス、地獄サンダーと共に1号2号を襲撃。能力は変わらないものの、新たに日本語を喋れるようになった。ギルガラスとプラノドンが倒された後、地獄サンダーと一緒に姿を消した。
余談
- 元々この話(第36話)にはタツノオトシゴの怪人が出る予定だったが、物語のイメージに合わないためデザインが変更されてエジプタスになったとか。その為、戦闘員のワッペンにタツノオトシゴのエンブレムがある。タツノオトシゴの怪人はシードラゴンとして新1号編に登場した。
- ニコニコ動画の公式配信では運営側の手違いにより、本来第37話が配信されるはずが、前話と同じ第36話(サムネイルは前話と同じだが動画説明文は第37話のものであった)が配信されてしまったためエジプタスは二度死ぬなどネタタグが貼られた。そのせいか改めて第37話が配信された時はエジプタスが3度目の復活を果たすのでは?と不安を寄せるコメントもあった(ちなみにエジプタスではないが第37話では再生怪人が登場している)。
- その後も度々彼に対するコメントが見られていたが、第40話にてOP映像が変更となり過去に登場した怪人も一新するのだが、その中にエジプタスの姿があり、よりにもよって大トリを飾るという珍事(無論当時からのものであるが)が重なることとなりネタ的要素に拍車をかけている。
関連タグ
ミイラ仲間
マシーン大元帥 ヒカラビーノ 白ヤミー 屑ヤミー ツタンカーメンゴースト
マミーレジェンドルガ:『仮面ライダーキバ』の劇場版に登場する敵怪人の1体。同じくミイラの特徴を持つ。
スフィンクス:『仮面ライダーウィザード』に登場する敵怪人の1体。同じく古代エジプトの王がモチーフ。
ツタンカーメン魂:『仮面ライダーゴースト』に登場するスペクターの形態の一つ。同じく古代エジプトの王がモチーフ。