前置き
当記事ではアニメ『ポケットモンスター』に登場するサカキについて説明しています。ゲーム『ポケットモンスター』シリーズ及び漫画におけるサカキについてはサカキを参照してください。
概要
『ロケット・コンツェルン』という巨大財閥の会長という表の顔を持っており、資金確保を目的としたリゾート地や飲食店、飛行船や金融業の経営にも携わるなど確かな経営手腕で組織を切り盛りしている。
なお、財閥会長及びロケット団総帥の地位は、母親から引き継いだものである事がラジオドラマ『ミュウツー誕生』で判明しているのだが、ジムの経営に関わっていた理由に関しては不明。
因みにサトシとのジムバトルはムサシ達が代理を務めていたが、その戦いでジムが崩壊してしまった(ニャースが電気や爆弾等ロクでもない仕掛けを設置した挙げ句それを作動させてしまったのが原因)のを機に、ジム経営からは手を引いており、その後はカントー四天王の一人であるキクコが臨時のジムリーダーを務めている。
原作と違って、サカキ本人の求心力が失われたり、組織にとって深刻と言える打撃は受けていない(部下たちがお中元やお歳暮を贈ったり、パーティーを開くこともあるほど)為、現在もロケット団を解散する事無くボスの座についている。
また、普段から表にはあまり姿を現さないため、サトシたちと対峙したのは番外編『ミュウツー!我ハココニ在リ』とベストウイッシュシーズン2の12・13話くらいである(但しミュウツーに記憶改竄されており、自身はサトシと初対面だと認識させられている)。
性格
部下であるムサシ、コジロウ、ニャースと違い全く油断できない人物として描かれ、ミュウツーやメロエッタ、かがやきさまの力を手に入れるためならば、精鋭を派遣してコピーポケモン達やサトシ&ピカチュウを人質に取る、セレビィ捕獲失敗を機に組織への裏切りを画策したビシャスに対して除名処分を下すなど、目的のためには手段を選ばない冷徹かつ非常に冷酷な性格をした合理主義者である。
(ただし世界征服のための破壊活動は行うが、世界そのものを破壊するつもりはない。)
カントー地方に構えたロケット団本部を中心に、世界中に部下達を派遣・暗躍させ、最強のポケモン軍団を結成させるべく、伝説級のポケモンや珍しいポケモンの確保を命令しているのだが、あくまでも戦力になり得るポケモンのみを求めており、たとえ珍しくとも使い物にならないポケモンには全く興味が無い。その為、『無印』の第63話でムコニャが戦力としての価値があるとは言えないトゲピーを献上して来た際は、「貴様ら今まで何をやっておったんだ!この、恥さらしが!!」と叱責している。
しかし、部下のジンジーによるムサシ達への処刑申告を却下してチャンスという名の猶予を与える等、味方にはなんだかんだと対応が甘かったりする。また、ビーチで日光浴をするなど意外な一面もある。
なお若い時は金遣いの荒いドラ息子だったようで先代ボスである母親の手を焼かせていたようだが、ボスに就任するとその反動で仕事に真面目に取り組むようになった模様。
また、サン&ムーン編において、ウラウラ島の島キングで警察官でもあるクチナシとは昔馴染みであることが明かされた。
容姿
『ダイヤモンド&パール』までは会社経営者という顔もあった為にオレンジのスーツを着ていたが、『ベストウイッシュ』からは軍人を思わせるような服装となっている。
『ベストウイッシュ』最終回及び『XY』からは黒スーツ、黒いネクタイ、黒いシャツと黒づくめで身を包んでいる。
『サン&ムーン』ではシャツが白くなっている。
活躍
無印編での初登場時は顔が隠されていたが、シゲルとの対戦以降はっきりと姿を現わす。
その後も各シーズンの始まりと終わりに少し登場する程度だったが、ベストウイッシュ編にて本格的に再登場。
イッシュ地方を制圧するための計画である「オペレーション・テンペスト」の最終段階で自ら現地へ赴き、メロエッタをサトシたちから強奪し、その歌声によってサザナミ湾の海底遺跡を復活させる。
さらに遺跡に安置されていた「うつしかがみ」の力を用いてれいじゅうフォルムのボルトロス・トルネロス・ランドロスの三体を操り、イッシュ地方の制圧を試みるが、サトシたちの活躍でメロエッタを取り戻され失敗。
そのまま理性を失って破壊衝動のままにイッシュ地方を破壊しようとしたが、ムサシ・コジロウ・ニャースの静止で我を取り戻し、カントーへ撤収した。
更にその後、サン&ムーン編では、アローラ地方に伝わる「かがやきさま」なるポケモンの情報を探っていた。
手持ちポケモン
ジムリーダーとしては、シゲルとの戦闘描写は見られたが、特定のタイプにこだわらず、基本的に大柄・重量級のポケモンを扱う。
しかし初めてバトルの様子が描かれたトキワジム回では(代理としてムサシが使用したものも含め)総じて情け無いやられ方をしている為、形だけ揃えてきちんと育成をしていないような面も見られる。
一応、この回ばかりはミュウツーの強さを引き立てなければならなかったというフォローはあるが・・・
手持ちポケモンというよりはペットのような扱いに近く、サカキはペルシアンを非常に可愛がっており、R団のニャースがペルシアンのことを嫌いになった理由の1つである。その一方で戦闘能力は意外と高く、サトシのピカチュウを苦戦させるほど。
アニメ版の設定を反映してか、ゲームのピカチュウ版やポケモンスタジアム2では、ガルーラに代わるノーマルポケモンとして登場する(ジムリーダー戦でも登場する)。
- ゴローニャ…シゲルのニドキングに体当たり(ノーマルタイプの技)で敗北。
- カイリキー、キングラー、サイドン…トキワジムで自身の代理を担当したムサシに貸し出される。キングラーは檻の中にいた別の個体も所持している。最終的に(なぜか地面タイプのサイドンも含め)ピカチュウの10万ボルトを浴びて逃げていった。
- パルシェン…水槽の中で1シーンのみ登場。
- ミュウツー
トキワジム戦の切り札。圧倒的な力でシゲルを圧倒した。しかし、その後屋敷を破壊してサカキの元を去っていった。ストーリーがミュウツーの逆襲とリンクしている。
余談
無印金銀編以降はニャース妄想によってコミカルな姿が描かれ何かとお茶目な感じを醸し出しているが、本来のサカキの性格とは全く掛け離れている。
なお、ニャース妄想のサカキはニャースの担当声優である犬山イヌコが担当している。
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