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「テメエなんか壁の間に挟まれて、ぺっちゃんこになっちまえ!カベ~ッ!!」(第5話)

CV/演:阿部渡


概要編集

忍者戦隊カクレンジャーに登場する妖怪の1体。

原典における昔の「ぬりかべ」は目の前に突然現れ、人間を通れなくさせる妖怪だったが、現代はレンガにそっくりな姿をし、「GO」と大きく描かれた」スプレー落書きや張り紙も見られる。

壁自体はよく見るといくつもの人体が埋め込まれているようにも見え、露出している顔も無表情の白い仮面のようで普段は逆さになっているものの、身体の一部のレンガを落とすことで戦闘形態になると顔が割れて逆さの口だけの顔となる。

なお、身体のレンガを落とすという変身方法からか、以降も通常の姿ではなく戦闘形態に直接変身しているため、元には戻れないと思われる。


普段は黄色い帽子を被ったスタジャン姿の男性となって人間社会に潜伏しているが、人間の女性に化けることも可能。更に第1話にてカッパキュウリ札束に変えたように、ヌリカベも『ジャガイモを札束に変える』という術を使うことができる。

相方のモクモクレンからは兄貴分として慕われており、一緒に賭け事をする程仲が良い。


戦いでは上記の通り「忍法・バトルスタイル」で身体の一部のレンガを落としてスマートな戦闘形態に変貌し、レンガを飛ばして攻撃する「忍法・レンガ嵐」を繰り出して来る。技としては他にも敵の四方をレンガの壁で取り囲む「忍法・壁圧殺」という物があり、塗壁だけに壁やレンガに因んだ攻撃が得意。おまけに両肩から触手を伸ばして相手を拘束することも可能。


EDでもカッパロクロクビモクモクレンオボログルマアズキアライと続いて最後に登場している。


活躍編集

第5話「凸凹珍ゲーマー」編集

モクモクレンと共に2人の人間を迷路に転送させ、「どちらが先に脱出するか」を予想し、金貨を賭けたギャンブルを行う。この迷路の内部ではドロンチェンジャーでの変身通信もできない。

サイゾウと彼が出会った少年の洋一をターゲットに選び、自身は洋一に賭けるもモクモクレンが賭けたサイゾウの方が先に脱出してしまったことに憤慨。洋一の前に出現するなり正体を現し、冒頭の台詞の後に両肩からの触手で彼の首を絞め上げて殺そうとする。

ところが、シノビナックルで迷路の壁を破って強行突破という反則手段で駆けつけたニンジャブルーにカクレイザーで攻撃され、洋一を解放されてしまう。

人間をゲームの駒としてもて遊ぶことに怒ったブルーに対し、軍人姿のドロドロを差し向け、ドロドロ達は手に持ったライフルでニンジャブルーを一斉に射撃して蜂の巣にした。

しかし、迷路に再突入する前にサイゾウが仲間に伝えた「どこかはわからないけど、古い洋館という情報に勘だけで総当りして駆けつけた残りの4人にドロドロを倒されたために自らカクレンジャーと交戦する。


「忍法・バトルスタイル」によって戦闘形態に変貌し、「忍法・レンガ嵐」でレンガを飛ばして攻撃するが、ブルーが投げた撒菱に怯んだ隙にブルーの必殺技「隠流・正方の陣」を喰らい敗北し、直後に妖怪エネルギーの落雷を浴びて巨大化


巨大戦では「忍法・壁圧殺」でブルーロウガンの四方をレンガの壁で取り囲み、そのままを投げて攻撃するも通用せず、逆にボコボコに叩きのめされる。

「これ以上、迷路の犠牲者を出す訳にはいかない」とアジトの洋館を破壊された挙句、自身も倒されると思ったが、モクモクレンの助太刀による巨大な目玉から繰り出す落雷でブルーロウガンを怯んだ隙に撤退する。



等身大に戻った後、人間の姿で包帯を巻き、モクモクレンに支えてもらいながら松葉杖を突いてその場を逃走するのだった。


第6話「目玉の王子様!編集

その後、カクレンジャーのリーダーである鶴姫を狙い、モクモクレンと共に彼女を排除する形でカクレンジャーへの復讐を画策する。

手始めにピンクの服の女性の姿(演:平島りえ子)で札束に変えたジャガイモ宝石類を購入し、モクモクレンの幻と併せて鶴姫に宝石を渡して仕込みを行う(これにより、例え幻に踊らされなくても、宝石泥棒の罪をカクレンジャーに擦りつけることも可能になった)。

やがて舞踏会の幻に踊らされた鶴姫がモクモクレンに求婚され、これを拒むと同時に妖怪裁判を開廷。自ら裁判官として人間の姿で現れ、「目玉焼きの刑」(※その名の通りに目玉を焼く)を彼女に言い渡すが、そこへ他の4人が駆けつけたため、5人揃ったカクレンジャーをドロドロと共に迎え撃つ。


自身は刀を武器にニンジャホワイトと交戦するが、乙女心を弄ばされたことに怒る彼女のホワイトビークの連撃に圧倒され、「隠流忍法・折り鶴の舞」に怯み、最期はシャークドライバーを受け「グッバイ、モクモクレン……!」と言い遺して爆散した。


第12話「出たァ!!新獣将」編集

テングがさらい泥団子に固めた子供達を媒体に、ユガミ博士が作り出した妖怪レプリカとして復活。右腕がロボットのアーム、両足がロボットの足になっている。

他の妖怪レプリカと同じくパワーアップされており、上記の「忍法・壁圧殺」をニンジャブルーに直接使用し、壁によって身動きを封じられたブルーにドロドロを指揮して槍で串刺しにし、爆破して大ダメージを与えた。


その後、テングや他の妖怪レプリカと共に巨大化するが、獣将達の反撃を受ける。しかし、テングが妖怪レプリカの中に子供達が閉じ込められていると明かしたことで、攻撃できない獣将達を一方的に攻撃し、変身解除に追い込む。

だが、カクレンジャーの奥の手である獣将ファイターの登場により形成が逆転。再び変身し、獣将に乗り込んだカクレンジャーの反撃を受ける。モクモクレン共々、バトルクマードとバトルロウガンに振り回され、叩きつけられる。


そして、テングが無敵将軍に倒されたことで消滅し、中に閉じ込められていた子供達が解放された。


余談編集

妖怪モチーフはそのままぬりかべ

演じた阿部氏は前作の『五星戦隊ダイレンジャー』にて白虎真剣としてレギュラー出演していた。


関連タグ編集

忍者戦隊カクレンジャー 妖怪(カクレンジャー) ぬりかべ


ヒトツメコゾウ(兄):その名の通り『ヒトツメコゾウ兄弟』の兄の方で、ヌリカベ同様シャークドライバーで倒された数少ない妖怪という共通点がある。

フタガワラ:『侍戦隊シンケンジャー』に登場するぬりかべ繋がりの後輩。

妖怪ヌリカベ:『手裏剣戦隊ニンニンジャー』に登場するぬりかべ繋がりの後輩。こちらの方がより原典に近い外見である。

レンガブロックベイグルマー:『爆上戦隊ブンブンジャー』に登場するレンガ壁モチーフの後輩怪人。ただし、こちらは元ネタ(こちらはコンクリ壁)の改造個体。

ヌリカベ(魔化魍):『仮面ライダー響鬼』に登場するぬりかべ繋がりのモンスター。

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