概要
曖昧さ回避。以下を参照。
- 元の場所、拠点、家、家族の元などへ戻ってきてほしい事。
- その場を不在にしている相手・物に対する悲哀・さびしいなどから対象を求める願望。
- 既に何処からか戻ってきた対象、又は戻ってきたと想定される物事に使われる言葉。例「~が―てさ~」。
- 戦争、災害、事故、事件など災難な出来事で失った者・愛しい者に対する想いを発する言語のひとつ。
その他に追記・編集する事があればよろしくお願いいたします。
用法例
- 普段と変わらない様子で帰ってきていた父親は何処かおかしい。そんな夫の変わりように「なんてロマンチックなの」と妻はときめいていた。だが父親の変貌に不信感を抱く小学生の息子は一人で真相を究明しようと行動するが…。(作・荒木飛呂彦@ダイヤモンドは砕けないより)
- とある事情で家にいない事が多かった父親。それは自分の子どもが6つの頃に42度の高熱で死にそうになった時、家族の元へ帰ってきて一緒にいてやれない程のヘヴィな案件だった。そんな父親の愛情なき幼児体験もあってグレてしまった娘。だが彼は家族のことを" いつだって大切に思っていた"のであり、何かの巡りあわせでもっと分かりあえていたら日本の田舎へ出張する時に駄々をこねた愛娘が付いてきたかもしれない。(作・荒木飛呂彦@ストーンオーシャン、☆☆☆(ねたばれ注意)より)
- 「海賊が来たぞー」っと故郷の村で嘘を叫ぶ青年(または3人の少年達)。それは昔、海賊になった父親が帰ってきていると嘘をついて病床の母に元気になってほしい息子が始めたやさしい嘘だった(作・尾田栄一郎@ONEPIECEより)
- 約束した場所で何十年も独り待ち続ける海賊団の仲間。それは、この地に帰ってきて(きっと大好きなあの歌と共に)再会する事を誓った家族であり仲間の海賊を思い続けること50年以上も経っていた…。それは永い過酷な航海になる覚悟を承知で交わした決意であり、無念な事もあったけど冒険を続けている仲間の一人はこの【男の約束】を正面から果たすため、まだ見ぬ新しい世界が広がる海の大冒険を(新たな仲間と骨休みを交えながら)続けている。(作・尾田栄一郎@ONEPIECEより)
- 大学進学を希望する男子学生は、たった一枚の紙切れに書かれた現実に、その夢は儚く散った。色々と込み上げてくる想いを胸に仕舞って、故郷を離れる事になった日本男児は駅のホームに一人、列車を待っていると幼なじみの女性が見送りに来てくれた。彼女は小包を彼に投げつけ、それと「■■が終わったら…■■■帰ってきて!」の言葉も投げかけた…。(制作・小雨大豆と酔狂倶楽部@【酔狂文庫:【ショートショート】ホームにて】内のショート動画『ホームにて』より)