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道南いさりび鉄道

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どうなんいさりびてつどう

北海道に存在する第三セクターの鉄道会社。JR江差線の五稜郭駅~木古内駅間を引き継いだ。

概要

2016年3月26日北海道新幹線新青森駅新函館北斗駅間)開業に伴い、並行在来線であるJR北海道江差線五稜郭駅木古内駅間、営業キロ37.8km)を引き継いだ第三セクター鉄道。

北海道内における第三セクター鉄道の設立はJR北海道の池北線を引き継いだ北海道ちほく高原鉄道が2006年に廃止されて以降10年ぶりとなる。

登記されている日本語社名はタイトルの通り、道南の風物詩であるイカ釣り漁船の漁火を入れているが、海外からの利用者向けに定めている英語社名は単に「南北海道鉄道または道南鉄道」を指しているだけである(一応ウェブサイトのURLの末尾にはisaribiが入っている)。

今後、北海道新幹線の新函館北斗駅〜札幌駅間が延伸した時、経営分離される並行在来線区間(函館本線函館駅〜新函館北斗駅〜長万部駅小樽駅間)はこの会社が引き継ぐのかどうかは決まっていない。目一杯引き受けた場合は道南どころか道央まで伸びることになるが、長万部駅〜余市駅間は鉄道自体が廃止されることが事実上決定しており、余市駅〜小樽駅間も存廃が不透明となっている。

全区間が交流電化されているが、架線を使用するのは乗り入れるJR貨物の貨物列車とJR東日本トランスイート四季島のみで、普通列車は気動車で運行されている。

函館本線函館駅新函館北斗駅間は2016年の新幹線開業に合わせ電車が走るようになったが、将来一体運用をするには木古内駅構内とそこから少し函館よりのデッドセクションまでの区間が25kV加圧のため、これを青森寄りに移設しない限り在来線電車は基本的に木古内駅に入れない。現状通り、気動車のみの運転になる可能性が高い。

保有車両

この区間の普通列車は元から気動車(ディーゼルカー)のキハ40系であり、道南いさりび鉄道はJR北海道からそのキハ40形9両(1793, 1796, 1798, 1799, 1807, 1810, 1812, 1814, 1815)を譲り受けた。このうち2両(1793, 1799)はイベント対応車「ながまれ号」へ改装された。

それ以外の車両は転換当初はJR北海道色のままであったが、「道南の四季」をテーマとした塗色や(国鉄車であることを生かした)昔懐かしい国鉄色への塗り替えが2019年までに行われた。

ちなみにNゲージ化に関しては、TOMIXが全車模型化している(ただし1798のみ非反映)。

車両番号塗装備考
1793ながまれ号「ながまれ」とは、道南地方の方言で「ゆっくりしていってね」の意。
1796濃赤色秋をイメージ
1798国鉄急行色実車には存在しないが、国鉄時代の懐かしい面影を優先して採用された
1799ながまれ号  
1807朱色5号所謂首都圏色
1810濃緑色夏をイメージ
1812山吹色春をイメージ 2両目
1814山吹色春をイメージ 1両目
1815白色冬をイメージ

駅一覧

駅番号駅名乗り換え路線線路(※)所在地備考
H75函館駅
  1. 青函航路
  2. 函館本線
  3. 函館市電
北海道函館市
函館貨物駅北海道函館市
H74五稜郭駅
  1. 函館本線
  2. 函館市電
北海道函館市当路線の起点。
sh11七重浜駅北海道北斗市
新七重浜仮乗降場北海道北斗市1937年(昭和12年)8月16日廃止
sh10東久根別駅北海道北斗市1986年(昭和61年)11月1日-1987年(昭和62年)3月31日は臨時乗降場。
sh09久根別駅北海道北斗市
sh08清川口駅北海道北斗市副駅名は北斗市役所かなで~る前駅。
sh07上磯駅北海道北斗市
矢不来信号場北海道北斗市当路線唯一の信号場。待避線はトンネル内にあり、通過線はトンネルのない海側を通る。
sh06茂辺地駅北海道北斗市
sh05渡島当別駅北海道北斗市副駅名はトラピスト修道院入口。
sh04釜谷駅北海道上磯郡木古内町
sh03泉沢駅北海道上磯郡木古内町
sh02札苅駅北海道上磯郡木古内町北海道内最南端の無人駅である。
sh01木古内駅
  1. 北海道新幹線
  2. 海峡線津軽海峡線
北海道上磯郡木古内町北海道内最南端の有人駅。駅手前で架線電圧が新幹線向けの25kVに切り替わる。江差線旅客ホームは電化されていない。

※五稜郭駅以外の駅番号は移管後に付番。

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