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概要編集

様々な姿をした木下ベッカムが描かれたプレート。通称は『ペンプレ』で1パック4枚入り。


2000年代にコロコロとタイアップしたカード玩具といえばデュエマウズマジンといった風にTCG系、ムシキングや恐竜キングのようなアーケードゲームが主流だったのだが、このペンプレは1枚1枚がオリジナルの図鑑(フォルダーに6枚ずつファイリングするという仕組み)を構成するページというコンセプトの下、ゲーム性を排除するという掟破りの商品であり、宣伝漫画でも自虐気味に描かれた(コロコロコミックス第4巻・第30話『勇者ベッカムの問題』より)。

しかしながら、タイアップ玩具ではかなりの人気を博していたようで、劇場版やゲーム作品では本シリーズのキャラクターがゲスト出演したり(ゲーム版第2作の『ペンギンの問題X天空の7戦士』は本商品の世界観がベースであり、本商品のアイコンを入力することで武器の改造もできた)、コロコロコミックス第6巻の幕間(P76)では作者がなかなか購入できないと漏らしていたほどの主力商品であった。


なお、通常の木下ベッカムはギャグを除いてプレート化することはなく、山田なおと松井ゆみもプレート化を果たしていない。


第1シリーズとなる無印シリーズ(以下、王国編)は2008年7月4日に第1弾が発売。

このシリーズではペンギン王国を守るために立ち上がった勇者ベッカムたちと王国を襲うサターンベッカム率いる魔界軍との戦いを描くファンタジーRPG調の物語が展開され、中盤からは未来から来たキャラクターが登場するなど、第2シリーズへの伏線といえるSF色も強まっていった。

王国編は2009年9月19日発売の第6弾をもって完結。その後、2009年12月12日発売の通算7弾目からは未来激闘編に突入。弾数カウントがリセットされ、新○弾と表記される。また、プレート裏面にバーコードが付き、別売りのペンプレスキャナーと連動する。

2010年11月27日発売の新4弾をもってシリーズは完全完結したが、『ペンギンの問題ザ・ワールド』や『ペンギンの問題ザ・ウォーズ』といったゲームではプレートキャラクターを思わせるベッカムのバリエーションが多数登場している。


世界観はファンタジー風だが、プレート化されたキャラクターの中にはベッカマンやライパン、ワニペン、きもベッカム(本当にそういう名前のキャラクターである)など原作に登場したマイナーキャラやバリエーションも確認できる。


実はハローキティとの公式コラボが行われたシリーズでもある事はあまり知られていない。新4弾ではとうとう本人が登場した。


同作者が手がけた『100%パスカル先生』にも類似商品として『100%パスカル先生完璧プレート』が登場、スキャナーも販売されたが、ペンギンの問題ほど連載が続かなかった為に短命に終わった。


プレートの種類編集

プレートは背景の色によってレア度が異なり、白→オレンジ→緑→ピンク→青→黄色の順でレア度が高くなっていく。

また、プレートには以下の種類があり、それぞれでレア度が異なる。


基本プレート編集

  • ノーマルプレート

名前表記部分は赤。もっとも普通のプレート。

  • グリーンプレート

未来激闘編より登場。名前表記部分は緑。レア度はノーマル以上ブラック未満。

  • ブラックプレート

名前表記部分は黒。未来激闘編からはプリズム加工がされるようになった。

  • ゴールドプレート

全体が金ピカのプレート。第2弾まではこれが最高レアであった。

  • ダイヤモンドプレート

第3弾より登場。全体が白銀のプレート。基本の中ではもっともレア。


変わり種プレート編集

  • マイケルプレート

第2弾より登場。一部のプレートには井上マイケルが描かれたバージョンがあり、ブラック以上のレアとされる。

  • 変わり柄プレート

第4弾より登場。背景が変わった柄のプレート。柄はヒョウ柄、ゼブラ柄、迷彩柄など弾によって異なる。

  • ジュースプレート

第5弾より登場。裏面のベッカムの持ち物が本来のハンバーガーからジュースになっているというもの。ダイヤモンド以上のレアとされる。その他にも缶コーヒー、コーラも存在する。


アイコン編集

キャラクターの属性を示す以下のアイコンが描かれており、アイコンが多いほどその属性が強い。また、レアプレートほどアイコンの総数が多い。

  • カワイイ度

カワイイキャラにつけられる。マークはペンギンの足型。

  • ギャグ度

笑えるキャラにつけられる。マークはウ○コ。

  • クール度

カッコイイキャラにつけられる。マークは目。

  • ホラー度

見た目が怖いキャラにつけられる。マークは熊

  • ヘンシン度

見た目がベッカムから離れていたり、変わった姿をしたキャラにつけられる。マークは緑色の謎の生物。

  • デリシャス度

食べ物キャラやグルメキャラにつけられる。マークはイカのマックス。

  • モザイク度

下ネタやお下品キャラにつけられる。マークはそのままモザイク。

  • トモダチ度

第4弾より登場。友達の多いキャラにつけられる。マークはサムズアップ。


パロディ編集

直接的なものから捻ったものまでストーリーやキャラのデザイン、プロフィールにはパロディも多い。

以下は元ネタと思われるものである。

プレートキャラパロディ元ネタ
ベッカマン(第1弾)生息地がM5656星雲味噌汁光線が必殺技ウルトラマン
お化けベッカム(第1弾)デザインリング』に登場する貞子
忍者ベッカム(第1弾)好物がラーメンのナルトNARUTO
ロボットベッカム(第1弾)デザイン機動戦士ガンダム
ベッカムライダー(第1弾)デザイン仮面ライダー
フラワーベッカム(第1弾)ロックな曲が好物、激しい曲を聞くと踊りだす設定『フラワーロック(同じくタカラトミーが発売元)』
アホ殿ベッカム(第1弾プロモーション)名前とデザイン志村けんのバカ殿様』
ベッカムロボ17号(第2弾)17号機大鉄人17
ベッカム戦隊(第2弾)デザインスーパー戦隊シリーズ
カブトベッカム(第2弾)生息地がゲームセンターで必殺技が究極トルネード投げ甲虫王者ムシキング
総理ベッカム(第2弾)セリフゲティスバーグ演説
大食いベッカム(第2弾)デザイン『ギャル曽根』
肉まんベッカム(第2弾)5つ集めるとドラゴンベッカムが降臨という設定ドラゴンボール
ミラクルベッカム(第3弾)戦えるのは3分だけウルトラマン
貴族ベッカム(第3弾)デザイン、生息地がペンギンお笑い学校お笑いコンビ『髭男爵』のひぐちくん
コアラのベッカム(第3弾)名前、好物がチョコのおかしロッテの菓子『コアラのマーチ
タイガーベッカム(第3弾)お気に入りのチーム阪神タイガース
星のベッカム(第4弾)食いしん坊な性格星のカービィ
ゴードンマン(第4弾)原作(第6巻・第39話)でのデザインウルトラマン
闘将ベッカム(第5弾)デザインや設定北斗の拳
デーモンベッカム(第5弾)デザインドラゴンボール』に登場するピッコロ大魔王
キングベッカムV(第5弾)キングハンマーウルトラマンレオ』に登場するウルトラマンキング?
ゲームベッカム(第5弾)デザインニンテンドーDS』なお、画面はペン問ゲーム第1作『最強ペンギン伝説』を模している
ベッカマンX(新1弾)顔とガントレットのデザインウルトラマンメビウス
メタルうんちベッカム(新1弾)名前や希少種という設定ドラゴンクエスト』に登場するメタルスライム
コロコロベッカム(新1弾)デザインと生息地が東京都千代田区一ツ橋そのまんま『コロコロコミック』。生息地は小学館の所在地
魔女ベッカム(新1弾)デザインマレフィセント
ベッカム将軍(新1弾)デザインダース・ベイダー
マンガ家ベッカム(新1弾限定)生息地が近所の喫茶ペン(喫茶店)当時漫画喫茶暮らしで知られていた『浜田ブリトニー
ベッカムロボ17号F(新2弾)17号機大鉄人17
ブラックベッカムM(新2弾)デザイン新造人間キャシャーン』に登場するフレンダー
サッカーベッカムGK(新2弾)得意技がトリプルディフェンスイナズマイレブン』に登場するGK技・トリプルディフェンス
ひまわりベッカムGK(新2弾)得意技がタネマシンガンポケットモンスター』に登場する攻撃技・タネマシンガン
ぼんぼんベッカム(新2弾)デザイン御坊茶魔
ベッカム刑事(新3弾)デザイン踊る大捜査線』の『青島俊作
アイドルベッカム48(新3弾)名前AKB48
サッカーベッカムFW(新3弾)得意技がトルネードファイアシュートイナズマイレブン』に登場するFW・ファイアトルネード
キングうんちベッカム(新3弾)デザインドラゴンクエスト』に登場するキングスライム
執事ベッカム(新3弾)得意技がハヤテのごとく駆けつけるハヤテのごとく!!
ベッカム博士(新4弾)大きな鼻鉄腕アトム』に登場するお茶の水博士
かぐや姫ベッカム得意技が月に代わっておしおき美少女戦士セーラームーン
ライダーベッカムH(プロモーション)デザイン仮面ライダー』に登場する仮面ライダー1号


余談編集

  • 第5弾に登場したガチャベッカムは回すとベッカム型カプセルが出てくるが、その中身は空っぽという設定のギャグキャラであるが、2010年代以降には実際にカプセルそのものが景品となった、いわゆるカプセルレスのガチャが各社から発売、業界を席巻している。ある意味ガチャベッカムは予言者といえよう。
  • また2弾で登場したベッカム戦隊はゲーム版での登場に際し、名前が『1ごうベッカム』という風に番号で呼ばれていて、スーツカラーもホワイトがベースになっている。そちらでは6ごうや7ごうといった派生キャラも登場している。
  • なお、ゲーム第1作『最強ペンギン伝説!』〜第3作『ペン1グランプリペンギンの問題SPECIAL』ではプレートキャラの色違いキャラクターが数多く登場しており、名前がのちのプレートキャラと被ってしまったキャラクターも多い(サムライベッカムやデーモンベッカム(のちのメフィストベッカム)など)
  • さまざまなベッカムの中には単独のプレート化の前に他のプレートのイラストや説明文で先行登場したベッカムや他のプレートのイラストや説明文のみに登場するベッカムも少なからず存在する(前者は第2弾の肉まんベッカムの説明文で先行登場した第6弾のあんまんベッカムなど、後者は第4弾のお札ベッカムのイラストに登場したユキチベッカムなど)。

関連項目編集

ペンギンの問題 タカラトミー

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