T督のケッコン報告シリーズとは、「T」氏による、ケッコンカッコカリ実装に伴い各方面に挨拶に伺った提督達の遭遇する波乱を描いた、『艦隊これくしょん』二次創作のイラスト・漫画シリーズである。
閣下これくしょんとは親戚にあたる。
概要
艦隊これくしょんのケッコンカッコカリに材を取った作品群なのだが、このシリーズでは、その相手となる艦娘の元の艦に関わりの深い軍関係者が「お義父さん」にあてがわれている。
そうなると歴史にその名を知られる猛者ばかりという訳で、その「ご挨拶」がおおよそ平穏無事に済むであろうはずもなく…
登場人物
T督
各提督のペルソナ的代役。なお「T」頭ではなく顔に「T」と描かれた罪袋的な頭になっている。
鳳翔の挨拶先に吉良俊一(第三航空艦隊長官・「鳳翔」の初着艦機搭乗者)がいてみたり、下手を打つと「あの御方」(後述)のところに行く者もいるようで、皆頭を抱えている。
山口多聞
第二航空戦隊司令官であり、空母「飛龍」の沈没に際して運命を共にした人物。
飛龍にケッコンカッコカリを求めたT督の胸倉を無言で掴み、「人殺し多聞丸」の異名に違わず、花婿修行として友永大尉の搭乗する戦闘機に吊るしミッドウェーへ直行させた。
ちなみに飛龍は当初悲鳴を上げていたが、嫁になったのちは「提督を多聞丸のような立派な将校にする」と発言したため、艦載機の妖精さんたちから血の気が失せてしまった。
草鹿龍之介
第一航空艦隊(通称「南雲機動部隊」)参謀長にして一刀正伝無刀流第4代宗家。
赤城・加賀へのケッコンカッコカリを求めたT督に対し、妖気を立ち上らせ抜刀。
また、一航戦には源田中佐や淵田中佐(小舅さんたち)がいたため、T督は後に簀巻きにされた挙句「流星改」に試乗(?)させられそうになった。
吉川潔
乱戦と言われる第三次ソロモン海戦時の「夕立」艦長にして、その最期を看取った男。
夕立へのケッコンカッコカリを求めたT督を連れ、深海棲艦のエリート級やフラッグシップ級がめっさいる海域に某スポーツ選手流の熱血で突入。その後はT督曰く「この後滅茶苦茶素敵なパーティーさせられた」。
またこのT督においては結婚後も平坦でなく、ドイツのアドルフ叔父が夕立に対して不埒な妄想をしたがため、義父の命でナチ本部への突撃というすさまじい作戦を決行するハメになった。
橋本以行・醍醐忠重
橋本以行は伊号第五十八潜水艦の唯一の艦長(船中で終戦を迎えた)。醍醐忠重は戦中、第5潜水戦隊及び第11潜水戦隊などの司令官を勤めた人物(終戦時第六艦隊司令長官、戦犯として処刑)。
伊58他潜水艦娘へのケッコンカッコカリを求めたT督に対し、オリョール海通商破壊・あ号・い号・ろ号・南西諸島制海権確保を甲標的による単独出撃で成し遂げるよう命令。オリョクルは気軽にさせるものではないことを示す結果となった。
田中頼三
長波の義父。
鬼の水雷屋の異名を取るためか、遠征で鼠輸送や東京急行をやろうとするT督の元に「また決戦用駆逐艦に輸送作戦ばかりさせるのかーッ!!!」と怒鳴り込んできた。
神重徳
部下の進言に対し「命令だから全滅覚悟でやってもらいたい」と返答して、兵員約3,000名、物資約2,500トンを失うダンピールの悲劇を起こした人物。
多摩へのケッコンカッコカリを求めたT督を連れ、かなり無茶な編成で敵艦隊に突入。またも突入根拠が精神論一辺倒になっており、このT督は先述した夕立提督に「そっちのほうがまだマシだわ……」という言葉を漏らしている。
また、アニメ二期の話題になった話では、自分が原案と監修をやる旨を制作陣に申し出てきた事が判明した。
有賀幸作
戦艦「大和」最後の艦長。
まるゆとケッコンカッコカリするT督の仲人を、岡田少将の是非にの願いでと大和と共に頼まれる。ちなみにこの回、波乱は無かったが…
南雲忠一・井上成美
南雲忠一は「赤城」によく座乗していた機動部隊司令。井上成美は第四艦隊司令長官(開戦時)。
史実でも反りが合わなかったことで知られる2人だが、あるT督が赤城・比叡とジュウコンカッコカリした為、酒の席で鉢合わせ大喧嘩になってしまう。
この騒ぎに際し、ほとんどの憲兵が出隊を拒否するか敵前逃亡したという。
「あの御方」
ちなみに旧軍の兵器は基本的に「天皇陛下からお預かりしたもの」なので、厳密には第二次世界大戦に参加した日本の艦娘にケッコン報告しなくてはならない相手は「この御方」ということになる。
猪口敏平
戦艦「武蔵」最後の艦長。
武蔵の父という立場だが、2015年の発見に伴い(婿から教わった)LINEが鳴り止まなくなったのを「故障かな?」と尋ねている。
最新テクノロジーは苦手なのだろうか…。
未登場だが…
コメント欄でお呼びが高い、海軍の最重鎮とも言えるあの元帥は今のところ登場していなかったりする。
が、これもあるコメントで指摘されていることだが、登場したら「彼+多聞丸+堀中将+高須大将」というメンツで、五十鈴に求婚する提督には(かつての悪習が耳に及んでいれば)恐ろしい事態が見舞うだろうことは想像に難くない。