概要か…
要するに「各メーカーのバイクを修理に持ち込んだ時の反応」を表したものである。
元ネタか…
ヤマハに持ち込む:まぁ、ホンダも直せなくはないけどね
スズキに持ち込む:ツマラン、どこかに細工してやろうか…
カワサキに持ち込む:出てけゴルァァァァァァァァァァァ!!
ヤマハのバイクを
ホンダに持ち込む:おぅ、ヤマハさんのバイクか
スズキに持ち込む:打倒ホンダの僚友だ、バッチリ直してやるぜ
カワサキに持ち込む:けっ、優等生バイクか
スズキのバイクを
ホンダに持ち込む:けっこう癖のある作りしてんだよね
ヤマハに持ち込む:スズキさんか……部品取り寄せとか大丈夫かな
カワサキに持ち込む:スズキか、最近小奇麗にまとまっちまいやがって…
カワサキのバイクを
ホンダに持ち込む:カワサキか…
ヤマハに持ち込む:カワサキか…
スズキに持ち込む:カワサキか…
カワサキに持ち込む:カワサキか…
解説か…
他ディーラーはもちろんの事、他社を貶しまくっていた当のカワサキディーラーですらカワサキ車の扱いを躊躇する様子は、かつてのカワサキ車が構造は奇抜な上に品質が悪く「玄人の、それも漢でなければ乗れない」という空気があったことをうまく風刺している。
ただし現在のカワサキはNinja250を始めとする初心者向けバイクも出せるほどのメーカーに成長しており、このコピペは実態を表すものとしては古いと言わざるを得ない。
他の3メーカーについても同様で、今や他社よりスズキの方が普通のバイクを作ったり、ヤマハがホンダと原付において提携を結んだりと現在の状況とはかなりの乖離が見られる。
なので四輪車の「マツダ地獄」などと同じく、「かつてはそういうイメージがあった」という昔話のネタとしてのみ用いるのが無難だろう。
派生か…
転じて、川崎重工という企業の製品の変態性をたった一言で表す言葉としても使われる事がある。
そもそも川崎重工の製品といえば
- 陸軍には15G以上に耐えられる主翼の戦闘機を納入し、急降下テストで試験用の速度計を壊す。
- バイクでは欧米で不吉な色とされていたライムグリーンをイメージカラーに採用してみたり水冷2ストに中指突き立てるかのように空冷4スト車を出してみたりレーサーレプリカ全盛時代に敢えてオールドルックで挑んでみたり50ccは意地でも(実際は販路が極端に狭く利益の薄い50cc車は大量生産できなかったが1998年までは生産されていた)作らなかったりとひたすらフリーダム
- JR東日本向けには猫耳の出てくる新幹線やら東急との競作とは言え今までの電車と比べて値段も消費電力も重量も半分の電車やらお予算1億円/両で交直両用・最高速度130km/h・二階建てグリーン車付きの全部入りの電車やら踏切区間で最初に130km/h運転を行った特急やらを納入
- JR西日本には泣く子も黙る世界最速の電車や近郊型ながら特急はおろか新幹線「こだま」より早く京阪神間を走るバケモノ電車を納入
- 京阪電鉄には5ドアでしかも収納式補助座席まで仕込んだ電車とか二階建て・転換クロス・前面展望席、ダメ押しでテレビや公衆電話まで付けて特急料金不要の車両とか地下鉄も路面電車も登山鉄道も対応できる謎の車両とかを納入
- 京浜急行電鉄には起動時に音階が鳴るという珍機能にもかかわらず隣の緑とオレンジのやつを軽々追い抜く性能を持つ車両やあの東武100系を抜いて在来線最高出力の座に就いた電車や見た目は平凡だけど地下鉄対応の加速度と130km/hの最高速を兼ね備える脅威の通勤型電車を納入
- 阪神電気鉄道には、性能的にはやや凡庸ながら阪神淡路大震災で廃車となった30両を半年で一気に穴埋めするほぼ週刊誌ペースの大量製造
- 自衛隊にはブルーインパルスに迫る機動性を見せつける輸送機や宙返りをするヘリコプターを納入。ちなみにP-1は「できることなら可変翼にしたかった」
- 2016年8月25日、バイクにAIを活用した次世代型の開発に着手。将来的には「喋るバイク」という物も実装されるかもしれない。なお自動車では、既に『Hiメルセデス』や『やあBMW』等と実現しているメーカーもある。
と、毎回どこかにぶっ飛んだ特徴を抱えているため、満場一致で「変態」呼ばわりされることも決して珍しいことではない。
そんなカワサキらしいアクの強さを見て「ああ、やっぱりいつものカワサキだな」という一種の賛辞として「カワサキか…」という言葉が使われることもある。
イラストか…
飛行機か……