ゴーストロン
ごーすとろん
第8話「怪獣時限爆弾」に登場。
リーゼントのようなトサカが特徴。厳つい見た目の割に鳴き声は意外とかわいい。
主食は金(黄金)で、一度の食事で金鉱一つ分の金を食べつくすという。体中に金が混じっており、鱗一枚でも5億円の値打ちがあると言われた。そのためか、皮膚も鉄より硬い。
視力が非常に低く、手が届く範囲の物にしか目のピントが合わないが(具体的には20mまで)、代わりに鋭い聴覚を持つ。
主な戦力は口から吐く火炎。
MATアローに搭載した新型ミサイル・X弾によって処分される予定だったが、火炎放射をかわした郷の咄嗟のミスにより、撃ち込まれたX弾が時限式に切り替わってしまったため、事態は急変。タイムリミットである10時間後までにゴーストロンを発見、対処しなければならなくなった。
その後、ゴーストロンは地中を掘り進み青木高原のダイナマイト工場付近に出現し、あろう事か工場の側で居眠りを始めてしまう。
ゴーストロンの行動を細かく分析した結果、音によく反応する性質を見抜いた郷により、サイレンを取り付けたジープによる誘導作戦で一時は工場から引き離されるが、郷はあと一息というところでジープから投げ出されてしまい、作戦はあえなく中断。
熱線でジープを破壊し、工場からのサイレンを聞いてまた元の場所に戻ろうとする。
そこで郷がジャックに変身し立ち塞がるが、持ち前の怪力で制止を振り払い、再び工場のすぐそばに座り込んでしまう。工場の近くではスペシウム光線を使えないため、郷は何とかしようと思考をフル回転させる。
そして爆発まであと1分に差し迫ったところで、ジャックはドリルのように回転して地中へ潜行し、ゴーストロンの真下から突き上げるように脱出するという奇策に出る。そのまま遥か上空へと運び去られ、爆死した。
映像作品
『レッドマン』
第27、28、57、80、84、88、90~93回に登場。
着ぐるみは『帰マン』の時のものの流用。
第57回以降、金色の塗料が剥がれて黒っぽい色になってしまったのを、チャンネルNECOでは「食べ物によって変化した」と解説された。やっぱり金属ならなんでもいいのかもしれない。
なお、『レッドマン』には改造元であるアーストロンも登場しているが、両者が共演することはなかった。
回によっては、指の先から弾丸のようなものを射出して爆撃するという、原典にはない攻撃方法も見せている。
戦闘力も割と高く、レッドマンをてこずらせた。
第28回では、駆けつけたレッドマンはそっちのけでサドラと激しい格闘戦を繰り広げてシバき倒してしまう。レッドマンもレッドマンで戦いに介入することなく、腕を組みながら高みの見物を決め込んでいた(通称:レッド腕組み)。
漫画
『ウルトラ怪獣かっとび!ランド』
頭の形状故かかっとび中学校の番長として登場し、オープンキャンパスに来たウルトラマンらをいじめた。
着ぐるみはアーストロンの改造。
第1話で倒されたアーストロンの弟という裏設定があるが、作中では言及されていない。
兄弟である設定が今も生きていると仮定すれば、各作品での扱いを見る限り、アーストロンかゴーストロンかの違いは生まれた順ではなく食生活で決まるとみて間違いなさそうだが、あくまで仮定にすぎないので公式からの解答が待たれるところである。
名前の由来はghost(幽霊)+アーストロン…ではなく、上記の設定から分かるようにgold(金)+アーストロンである。