概要
パトカーとはパトロールカーの略称で、主に緊急自動車指定を受けた警察の車両のことである。
そのデザインから子供受けが良く、ヒーローもののアニメや特撮ではしばしば正義の象徴としてヒーローの乗り回すビークルや変形ロボットに選ばれたりする。
しかし2007年夏、この法則を打ち破る例外的存在がとあるハリウッド映画にて登場した。
70、80年代の刑事ドラマにおいては盛大に横転し破壊されたり、爆発炎上することも珍しくなく、それが売りのドラマすら存在した。
種類
警らパトカー
警ら活動を主任務としたパトカーで、警察署や交番などに配備される。車高が高い一般車が増えてきた点や視認性を高めて追突を防止する点などから、屋根に赤色灯を昇降させる装置を搭載した車両がほとんどである。
交通パトカー
交通取締りを主任務とするパトカーで、交通機動隊や高速隊などに配備される。足回りは「走りに徹した仕様」になっている。速度取締りのレーダーを搭載した車両も存在する。
覆面パトカー
車両
日本では一般的にビジネスセダンとして使われる車種が、高速隊ではスポーツカーやスポーツセダンが採用車種として一般的(栃木県警など一部の所管では、その土地で有名な車両を特別にパトカー仕様として採用しているケースもある。これとかこれとか)であるが、近年の凶悪化した犯罪では犯人が逃走車で体当たりしてくる場合があるため、県によってはSUVやオフロード車といった大きくて頑丈な車種を採用することもある。逃走車の体当たりによって走行不能になる事を防いだり、体当たりそのものを諦めさせる抑止効果が期待できる。
採用される車種はクラウン、スカイライン、レガシィB4、インプレッサWRX、キザシなど国産のセダンが多い。パトカー(特に高速隊仕様)の車はその車種の一般向けとは異なり、ECU(エンジン制御装置)は警察専用に燃料制御が最適化されているため同じエンジンでも一般向けより大馬力であり、また足回りも強化されている上に変速機のギア比も加速重視に設定されており、出足まで速い。セドリックなど一部車種においてはパトカー専用グレードも設定されている。
なので、間違えても逃げようだなんて思ってはいけない。
例え同じ車種であっても追いつかれるのがオチである。
かつては軽自動車ベースのいわゆるミニパトも存在したが、現在はソリオなどコンパクトカーをベースにしたものに置き換えられている。こちらはあくまで巡回を目的としているため、一般的に言われる「パトカー」よりも改造範囲は狭く、運動性能は同車種のベースグレードと同様と考えてよい。
パトカーに関連した特撮・アニメシリーズの乗り物・キャラクター
トランスフォーマーシリーズ
ストリートワイズ(戦え!超ロボット生命体トランスフォーマー)
スーパー戦隊シリーズ
パトストライカー(特捜戦隊デカレンジャー・海賊戦隊ゴーカイジャー)