チューンストリート35周年

ちゅーんすとりーとさんじゅうごしゅうねん

「遊戯王　オフィシャルカードゲーム」シリーズに登場するモンスターカードの一種。新たに登場した「チューナー」の能力を持ったモンスターと、その他の素材となるモンスターをフィールドから墓地に送る事で、その合計レベルと同じシンクロモンスターを召喚することができる。カード枠は白色。

シンクロモンスターは、シンクロ召喚によって呼び出されるモンスターの総称である。

シンクロ召喚という召喚方法は『遊戯王5D's』から登場した。

概要

召喚素材となるモンスターカードのレベルの合計を、召喚するシンクロモンスターのレベルと一致させることで召喚できる。アドバンス召喚(旧名：生け贄召喚)は頭数さえ揃っていればよかったが、シンクロ召喚はレベルをぴったり一致させる必要がある。

また、素材となるモンスターの内１体は「チューナーモンスター」といわれるモンスターでなければならず、それ以外はチューナー以外のモンスターを使う必要がある(例外あり)。さらに素材となるモンスターの内容や多くの数の素材を必要とするモンスターも存在している。

例えばレベル8のシンクロモンスター「スターダスト・ドラゴン」を召喚するには、

レベル4のチューナーとそれ以外のレベル2のモンスター2体、レベル3のチューナーとレベル5のモンスター1体、レベル1のチューナーとレベル4、レベル3のモンスター1体ずつなどの組み合わせがある。

いろいろと条件はあるが特殊召喚なので、1ターンに何度でも出来る。

すなわち下級モンスターの通常召喚や特殊召喚と組み合わせることで、強い上級モンスターを即座に召喚できてしまうため非常に使い勝手が良く、シンクロモンスターを主体にしたデッキは瞬く間に広まった。

『ZEXAL』突入後は、シンクロに代わる新召喚方法・エクシーズ召喚の登場や、アドバンスにシンクロにエクシーズに融合と器用に行う征竜の登場により、かつて程の繁栄はなくなったものの、炎星や幻獣機といったシンクロ・エクシーズ双方をとりおこなうカテゴリーも登場し、ある程度多様化された。

ラヴァルバル・チェイン、キングレムリンといったシンクロ召喚との相性のいいエクシーズも登場した他、一部のシンクロカードは、大会でエクシーズ特化カテゴリーや環境上位デッキに負けず劣らずの成績を残すこともあった（例；トリケライナー工藤）。

また、『ZEXAL』が開始されてからも『漫画版5D's』はまだ継続中で、その物語の中で登場した汎用チューナーやシンクロモンスターがOCG化され、エクシーズモンスターとともに活躍することもあった。

『ARC-V』突入後は、多様な召喚法を操るDDやスピードロイドなどといった新カテゴリの登場でさらに多様化が進んでいる。