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アイアンハイドの編集履歴

2019-12-07 17:46:59 バージョン

アイアンハイド

あいあんはいど

『トランスフォーマー』シリーズの登場人物。

俺の記事だって?悪いが今はそれどころじゃないんだ!

デストロンの奴等がまた発電所を襲っている。

司令官が向かったがピンチらしくてね!

俺はすぐに救援に向かわないといけないんだ!だから、俺の自己紹介はまた今度にしてくれ。


ヨォシ、待ってろデストロンども!引きずり降ろして細切れにしてやる!


G1

CV:ピーター・カレン/吹き替え:速水奨


ラチェットと同様に日産チェリーバネットに変形するサイバトロンの警備員。「赤いサイバトロン」とは主に彼(ら?)のことを指す。


その実は警備員の名を騙る影の副司令官で、マイスター副官の役目を悉く奪う(ただし、原語版の彼は副官ではなく特殊任務員)。ついでに出番もみんな奪ってしまっている罪な男。しかもクロミアという彼女までいるリア充である。ただし警備員という肩書きから、サイバトロン基地のザル警備は彼のせいじゃないかと、ファンの間で囁かれている。


腕からは瞬間接着光線、冷凍ビーム、冷凍ガス等を発射する。本当は年長者の癖して若者ぶる元気な自称若者でもある。というか設定上は老兵なのだが、日本語版では若者という扱いになったようだ。

赤組筆頭

正義の力を思い知ったか!!!!!!

視聴者「お前が言うな


アニメ版では我の強さゆえかかなり出番が多かったのだが、『ザ・ムービー』においてシャトルで移動中、デストロンの襲撃を受けてメガトロンの手によって殺害される。スパイクから息子のダニエルに伝言を頼まれていたが、その願いは永遠に果たせぬままとなってしまった。


更に『トランスフォーマー2010』では、ユニクロン戦争で命を落とした他の仲間と共に小惑星帯に葬られた遺体がクインテッサ星人の策によって墓もろとも消滅してしまっている。


美形キャラを演じることが多い速水奨氏だが、アイアンハイドは珍しく荒れ声、しかし何故かしっくり来る声である。というか、この作品で速水氏が演じるキャラクターは、やたらと口の悪い場合が多い。ちなみに原語版でのピーター・カレン氏はコンボイとの兼任で演じている。


サイバトロンの破壊大帝

ク「ヒャッハァ!血祭りだぁ~!」

もう我慢できん!引きずり降ろして細切れにしてやる!


彼と言えば、この言葉でお馴染み。そのためサイバトロンの破壊大帝の異名を持つ。


第25話「メガトロン地球征服作戦PART1」では、サイバトロンを悪に仕立てる偽映像で(デストロンの誰かが扮しているはずの)偽物がメガトロンに騙されて利用されたショーン・バーガーの乗るヘリを見て「俺が片付けてやりましょうか」と言い放っている。その後バーガーが差し向けた戦車を見た本物が「屑鉄に変えてやるぜ」と言っており、違和感がないのが空恐ろしい。


なお、本編で発せられた台詞は上とは少し違い、正確には

  • 第3話の「いつもいつも後ちょっとのところで逃げやがって…もう我慢できん!
  • 第7話の「デストロンめぇ…!引きずり降ろして細切れにしてやる!

であり、この2つがMADなどで合成編集されたもの。


玩具

引き摺り下ろして細切れにしてやる!

流用元となった『ダイアクロン』の玩具は、「人間が乗り込むパワードスーツ」という設定である為に顔がない。その為、『トランスフォーマー』として発売された際には座席の部分に貼り付ける顔のようなステッカーが追加されている。後年にタカラより発売された復刻版ではパッケージのベロの部分に、アニメと同等のデザインの頭部が印刷されており、これを切り抜いて座席に差し込む事で(申し訳程度だが)劇中の姿に近づける事が出来る。


また、ロボット形態で余剰部分となる車体後部は、アイアンハイドを搭乗させる事ができる自走式の砲台に変形するのだが、劇中ではごく初期の回で使用されたのみ。


IDW版コミック

前述のTVシリーズとはパラレルワールドとなる『ALL HAIL MEGATRON』を始めとする作品群では、かつて民兵組織出身であった事が語られている。頑固な性格故に度々上官とトラブルを起こしていたが、コンボイと出会ってからは、彼の優れた人格に惹かれていった。


ロボットモードの姿はTVシリーズとほぼ変わらない(顔付きは若干違い中年の筋肉質な男性らしく描かれている)が、地球でのビークルモードの外観は従来のチェリーバネット型ワゴンではなく、米国内でポピュラーなピックアップトラックとなっている(ラチェットも同様)。


リジェの受信した偽情報(本当の裏切り者はサンストリーカースコルポノックと結託した地球人のテロ組織マシネーションに苛烈な人体実験を受け、心身ともに大きな傷を被ったたため地球人類を恨み、絶滅させてくれる代償としてメガトロンを共に滅ぼそうとの約束をスタースクリームと交わしたが、反故にされた)によりサイバトロンはデストロンに大敗を喫し、居住不可能状態のセイバートロン星に追放されたため精神が荒み、リジェを制裁と称してリンチするなどサイバトロンの士気の低下の原因となっていた。


コンボイ復活に伴い地球に舞い戻りデストロンとの決戦に勝利したが、後のエピソードで死亡…したかに見えたものの、アルファートリンによってセイバートロン星にある400万年前の自分のボディにスパークを移植され再生。ただし大戦中の記憶は丸ごと失われており、裏切り者であった瀕死のサンストリーカーの罪も知らぬまま彼を救助し、彼を車椅子に乗せリハビリをする…という衝撃的な光景が描写された。


ビーストウォーズ

海外版の『ビーストウォーズ』では、に変身するアイアンハイドというキャラクターが玩具のみで登場し(いわゆる劇中未登場)、前述のG1アイアンハイドと同一人物という設定になっている。大鷲に変身するシルバーボルトライオンに変身するプロールの3体が合体する事でマグナボスが完成する(この2人もG1と同一人物)。


言わずもがな、『ビーストウォーズⅡ』のサントンは、このアイアンハイドの仕様変更品である。


マイクロン伝説スーパーリンク

さーちは3わりくらいはあってるといいです

CV:アルヴィン・サンダーズ/吹き替え:遊佐浩二

『マイクロン伝説』と、その続編『スーパーリンク』に登場するデストロン兵士。無論、G1シリーズの同名のサイバトロンとは無関係。自走対空砲に変形し、更に脚部を展開した砲台モードも備える。パートナーとなるマイクロンはレーダーを備えた戦闘車両に変形するサーチ。アイアンハイドのビークルモード前方部分に合体できるほか、砲台モードの操作も務める。


メガトロンに忠誠を誓うのは他の部下と同じだが、デストロンらしからぬ真面目で仲間思いな性格が災いしているのか損な役回り(後述)が多い。


『スーパーリンク』では他のデストロンと同じくサイバトロンに鞍替えするも元デストロンという過去のため吹っ切れず、ガルバトロン出現(メガトロン復活)と同時にサイバトロンの仲間たちを裏切ってしまう。ガルバトロンを庇って死亡した後にアイアントレッドとして復活するが、知性は低下し、かつてのような面影は無くなってしまった。


因みに英語圏での彼の名前はデモリッシャーであり、海外版『Transformers Energon』ではロードバスターの海外名がアイアンハイドとなっていて少々ややこしい。後述の『War for Cybertron』シリーズでもマルチプレイのキャラとして、デモリッシャーの名で登場している。


日本語版の吹き替えを担当した遊佐浩二は、同作に登場するイカトンボことスラストや後年の『アニメイテッド』のプロールも担当しているが、今としては想像もつかないオッサン声である。これらのシリーズでは、遊佐氏のように一人で二役を兼任している声優が何人かいるが、一気に同時収録していたとの事。


損な役回りの数々

  • 第2話

コンボイとホットロッドひき逃げアタックをもろに喰らった。特にコンボイの攻撃を喰らった時はタイヤ痕がはっきりと残る程。


  • 第7話

不器用すぎることを全員に突っ込まれた挙句、バカにされてしまう。


  • 第8話

流砂に呑まれた先に辿り着いた遺跡でマイクロンパネル「ボム」を入手したが、マイクロンパネルの探索を命じられていない上に待機命令に背いたという事でメガトロンに没収されている。当然、アイアンハイドも「何すか?」と突っ込んだが、上司の気迫には逆らえなかった。余談だが、メガトロンは「しかしも案山子もない」とダジャレじみた事を言って文句を言わせなかった。


  • 第17話

メガトロンの策謀に嵌められたスタースクリームの攻撃を喰らいかけた(因みにデバスターは一部始終を見ていたのでバレている)。


  • 第23話

敗北続きの険悪ムードを懸念していたが、メガトロンはスタースクリームに当たり散らし、サンドストームはどこまでもマイペースとアイアンハイドの心配そっちのけ。


実写映画

アイアンハイド

CV:北川勝博


実写映画版の彼もオートボットの歴戦の勇士であり、武器のスペシャリスト。GMC・トップキックに変形し、ボディも非常に頑健。地球到達時にたまたま近くに居合わせた幼女から歯の妖精さんと呼ばれたのも印象的。


かつてのアイアンハイドとは姿形・色・声どれも一致せず、性格もG1の思考回路を更に筋肉質にしたような感じ。


「親とかいうのはイライラするな…始末していいか?」

「ネズミが蔓延ってるようだな、始末するか?」


といった具合で、何かにつけてすぐ始末したがる癖があり、初対面のサムに銃を突きつけて「今夜はツイてるかい?兄ちゃん」と尋ねるなど自慢のキャノン砲を見せたいお年頃である。


また、クライマックスの激戦では、両腕のキャノン砲の反動で飛び跳ねながら戦うというアクロバティックな挙動も見せており、外見に似合わず機敏な動作が行えるようだ。短気な性格だが、オプティマスの命令には忠実であり、サムの愛犬モージョに小便をかけられた時は激怒したものの、サムの必死の説得を聞いて「めっ、モージョ!」で怒りを鎮めるなど、なんだかんだで大人ではある。


設定では、地球の小国よりも武装を装備しているらしい。腕のキャノン砲は、エネルギー砲(一つはメガトロンのよりも小型のフュージョンキャノン)とロケットランチャーとプラズマ衝撃波砲としての機能を兼用し、液体重金属や液体窒素なども発射できる。


リベンジ

序盤のシーンでは人類の対トランスフォーマー部隊N.E.S.T.(Non-biological Extraterrestrial Species Treaty )と共同戦線を張り、序盤のディセプティコン掃討作戦にてデモリッシャーの打倒に貢献。


ストーリー中盤ではギャロウェイ補佐官らの横暴な振る舞いに失望し、「こんな星、出て行くか」と毒づいたラチェットに対して「オプティマスはそれを望んではいない」と宥め、オプティマス亡き後のオートボットの中心的な存在としてリーダーシップを発揮した。


ただ、その直前にギャロウェイの配下の兵士達にいきなり銃を向けられた時は「俺に銃を向けやがったな!やる気か?八つ裂きにしてやる!」 と大層ご立腹であった。因みにN.E.S.T.発足時において、ウィリアム・レノックス大佐とはこの頃からコンビを組んで戦っていたようだ。


ダークサイド・ムーン

副官的ポジションが完全に定着し、歴戦の勇士としての風格を備えていた。前作までの得物を失ったが、キューが製作した大型銃「ヘビーアイアン」1.0と2.0を新たに装備。前腕にも小型銃を装備している。


人間達の隠し事に拗ねるオプティマスを促して対話のテーブルに着かせるなど、精神面でも彼を支えている面が見られた。センチネルプライムを追うディセプティコンのドレッズに対し、弟子であるサイドスワイプと共に応戦した際は一度は鎮圧したかに見えたが、卑怯な不意打ちを喰らわせられると一気に反撃に転じ、あっさり彼等を始末した。ヘビーアイアンは一回も使用しなかったが。


「レッスンは終わりだ」


だが、護衛対象であるセンチネルプライムはかねてよりディセプティコンと密約を結んでおり、不意を突かれたところに腐食弾が直撃、全身を錆びに侵され、ボロボロに朽ちながら死亡してしまった。サイドスワイプも後に腐食弾による攻撃を受けているが、直撃ではなかったのか、生還に至った。


4作目『ロストエイジ』では当然の事ながら登場しないが、序盤において死亡したオートボットとして、トランプに記された写真の一枚に生前の彼の顔が映っているのが分かる。


バンブルビー

スピンオフ映画『バンブルビー』では、冒頭のサイバトロン星での攻防シーンにのみ登場。所謂モブキャラなため、セリフは一言も喋らず、生き残ったオートボットがサイバトロン星を離れた後も登場していない。


それまでの実写映画シリーズの彼とは違い、外見はG1シリーズをベースとしたものとなっているのだが、かつてのアイアンハイドと同一人物か否かについては現時点では明確にはされていない。


アニメイテッド

どおぉぉぉすこぉぉぉい

CV:ビル・ファッガーバッケ/吹き替え:三宅健太

装甲車に変形するオートボットのメンバー。出っ張った下顎部分はマスクやカバーに近く、上の画像のように口がちゃんと奥にある。


歴代のヴァイオレンスだったり、老兵だったり、キャノン砲を見せつけたがる「兵士」然としたキャラクターから一転。ずんぐりとした体型、優しくて繊細な心の持ち主(たまに辛辣)といった特徴から、pixiv内では癒し系キャラクターとして定着している。


基本的にすこぶる不器用で、周囲のものをよく壊してしまうが、逆に手先はかなり器用。スペースブリッジ建設において並々ならぬ才能を発揮するなどエンジニア・機械マニアな一面も併せ持つ。ちなみに、入隊時に彼の教官を務めたセンチネルプライムに対し、同期の面々が上層部就任を目指すと語る中「スペースブリッジの整備工になりたい」と素直に言うと一笑に付されてしまった。


緑、ずんぐり、エンジニア・・・あれ、もしかして・・・


担当声優の三宅氏は、今回アイアンハイドを演じるにあたり「優しいお相撲さん」のイメージで臨んだという。そのためか次回予告にて「好きなスポーツ選手はお相撲さん」と話し、バンブルビーから「そのまんまだ」と突っ込まれた。


ボ…アイアンハイドとアイアンハイド

マイクロン伝説』のアイアンハイドと同様に海外版とでは名前が異なるが、これは実写映画版のキャラクター構成に合わせた為に起きた弊害である。原語版での彼の名前はバルクヘッド(Bulkhead)で、通称ボケ。ストーリー中盤には本来のアイアンハイド(日本版ではアーマーハイドに改名)も登場する事もあって非常にややこしい。


『War for Cybertron』シリーズ

CV:キース・サラバージャ

3作品全てに登場する。出番はそこまで多くないものの、コンボイの右腕的立ち位置として活躍。外見はG1期のものを踏襲しているが、かつての血気盛んな面はワーパスに譲り、そういった無鉄砲な若い兵に呆れる老兵として登場している。


続編の『Fall Of Cybertron』ではアーク防衛戦にのみ姿を見せる。3作目の『Rise of the Dark Spark』では、ディセプティコン三大参謀達より先んじてサイドスワイプと共にダークスパークを手に入れる。ディセプティコン視点ではボスキャラクターとしてダークスパークを守る最後の砦となるが、ショックウェーブ達によって敗北、ダークスパークを奪われてしまう。この際、ショックウェーブに蹴り飛ばされて動かなくなっているが、生死は不明(明言こそされていないものの、『Rise of the Dark Spark』は多くのファンが『War for Cybertron』と『Fall Of Cybertron』の中間の物語と認識しているので、おそらくは無事だったと思われる)。


マルチプレイ「Escalation」では本作での彼に加えて、ユニクロン三部作の彼(名前は海外版に合わせてデモリッシャーとなっている)もディセプティコン側のキャラクターとして操作できる。


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