高く隆起した地形。
その成り立ちについては、富士山や阿蘇山などの火山のように地中のマグマが地表に噴出してできる場合や、日本アルプスやヒマラヤ山脈などのように大きな陸地と陸地が衝突して山地や山脈が作られる場合などがある。
平地にポツリと存在する丘や丘陵地の高台を「山」と呼ぶこともあるが、一般的には山地や山脈のことを指す。ただし、山地や山脈に属さない単一の山でも富士山やキリマンジャロなどのような巨大な独立峰もある。
人類にとって山は、有史以前の古来より食料・水・鉱物などの採取の場であり、暦や信仰の対象、軍事上の拠点化や戦略においても非常に重要な存在であり続けた。
そして近代に入ると登山という行為のスポーツ化や、学術の研究・青少年育成などの手段としての教育化がされるようになり、現代においては先進国を中心にレジャーとしての一大アウトドアコンテンツとなっている。
また「落ち葉の山」や「手紙の山」などのように、自然に山の形に積もった堆積物や物体が人為的に大量に一か所にまとめてある状態を「〜の山」と呼ぶ事も多い。
山に関する記録
世界で一番高い山
エベレスト 8848m
ネパールと中華人民共和国の国境にまたがるヒマラヤ山脈の盟主。
日本で一番高い山
富士山 3776m
静岡県と山梨県の県境にまたがる。周りに高い山脈がないため一年を通して強風が吹き渡っており、特に閉山期の雪山登山の難易度は「ヒマラヤレベル」ともされている。
台湾で一番高い山
玉山 3952m
日本統治時代には「新高山」と呼ばれ日本の最高峰だった。真珠湾攻撃の暗号電文「ニイタカヤマノボレ」で知られる。
日本で一番低い山
日和山 3m
宮城県仙台市にある人口の築山。かつては約6mの高さであったが2011年の東日本大震災で崩壊し、その後地元住民らの再整備で現在の高さとなり大阪市の天保山を下回った事から日本一の低山となった。
各地の山
海外
北海道・東北
関東・中部・近畿
中国・四国・九州・沖縄