概要
ジャグラスジャグラーや惑星侵略連合の所有する、ウルトラ怪獣の描かれたカードで、ウルトラフュージョンカードとは対になる存在と思われる。
完全超全集によれば、怪獣の怨念や能力が定着しているらしい。
こちらもカードにそれぞれ属性が付いているがこちらは光(青)・闇(紫)・風(緑)・土(黄色)・水(水色)・火(赤)の6種類のみ(マガオロチ・マガタノオロチのみ特殊な「全」)。ウルトラフュージョンカード同様カードイラストの下部にはウルトラマンの胸部デザインが描かれており、通常の怪獣の場合は関連のあるウルトラマン、魔王獣の場合は封印したウルトラマンのデザインがそれぞれ描かれている。
オーブに倒された魔王獣をダークリングでカード化したものと、ダークリングでリードする事で怪獣を召喚する通常の怪獣カードの2種類が存在している。後者は前作のサイバーカードやフュージョンカード、魔王獣のカードとは異なり、誰が何のために生み出したものなのか一切語られておらず、ジャグラーや惑星侵略連合がどのようにして手に入れたのかは現時点では謎に包まれている。
本編ではメフィラス星人ノストラが「貴重な超獣のカードを使ってしまった」と語るシーンがある事から、一度召喚した怪獣が倒されると失われてしまう使い捨ての可能性がある。
第6話では惑星侵略連合が(ジャグラーも交えて)ポーカーのようなカードゲーム(属性や名称を揃えるらしい)を行うシーンがあった他、第10話ではタロットカードの様な占いもできる事が判明している(こちらは何を根拠に占っているかは不明だがカードがそれぞれ何かを表しているらしい)。
ウルトラフュージョンカードと同様にフュージョンアップに使用出来、第16話・17話・劇場版ではジャグラーがダークリングでゼットンとパンドンのカードを読み込み、ゼッパンドンへと変身した(玩具:DXオーブリングでも読み込むことができる)。
一覧
登場したカードは以下の通り(太字は魔王獣)。
話数 | カード名 | 属性 | 入手手段 | 使用用途 | 所持者 |
---|---|---|---|---|---|
1 | マガバッサー | 風 | オーブに倒されたマガバッサーをカード化 | マガオロチの復活 | ジャグラスジャグラー |
2 | テレスドン | 土 | (不明) | マガグランドキングの復活 | 同上 |
2 | アントラー | 土 | (不明) | 同上 | 同上 |
2 | ゴモラ | 土 | (不明) | 同上 | 同上 |
2 | ゴルザ | 土 | (不明) | 同上 | 同上 |
2 | マガグランドキング | 土 | オーブに倒されたマガグランドキングをカード化 | マガオロチの復活 | 同上 |
3 | マガジャッパ | 水 | オーブに倒されたマガジャッパをカード化 | 同上 | 同上 |
4 | マガパンドン | 火 | オーブに倒されたマガパンドンをカード化 | 同上 | 同上 |
4 | マガタノゾーア | 闇 | オーブに倒されたマガタノゾーアをカード化(と思われる) | 同上 | 同上 |
4 | マガゼットン | 光 | オーブに倒されたマガゼットンをカード化(と思われる) | 同上 | 同上 |
6 | ノーバ | 風 | (不明) | 怪獣ポーカー(仮)フォーカード | 惑星侵略連合 |
6 | シルバーブルーメ | 風 | (不明) | 同上 | 同上 |
6 | メルバ | 風 | (不明) | 同上 | 同上 |
6 | リトラ | 風 | (不明) | 同上 | 同上 |
6 | レッドキング | 土 | (不明) | 怪獣ポーカー(仮)ファイブカード | ジャグラスジャグラー |
6 | エレキング | 水 | (不明) | 同上 | 同上 |
6 | キングゲスラ | 水 | (不明) | 同上 | 同上 |
6 | キングオブモンス | 闇 | (不明) | 同上 | 同上 |
6 | キングジョー | 土 | (不明) | 同上 | 同上 |
6 | アリブンタ | 土 | (不明) | ダークリングでの実体化・オーブとの戦闘 | 同上 |
6(※) | メフィラス星人 | 闇 | |||
7(※) | ホー | 闇 | |||
8(※) | グビラ | 水 | |||
9 | ケルビム | 火 | (不明) | ダークリングでの実体化・離反したババリューの処刑 | ジャグラスジャグラー |
10 | エンマーゴ | 闇 | (不明) | 怪獣タロット(仮) | 惑星侵略連合 |
10 | ブラックキング | 火 | (不明) | ダークリングでの実体化・オーブとの戦闘 | ナックル星人ナグス→ジャグラスジャグラー |
10 | ベムスター | 風 | (不明) | ナグスの銃撃を吸収する際に使用 | 同上 |
10(※) | ジャグラスジャグラー魔人態 | 闇 | |||
11(※) | マガオロチ | 全 | |||
15(※) | ギャラクトロン | 風 | |||
16 | ゼットン | 光 | (不明) | ゼッパンドンへの超合体 | ジャグラスジャグラー |
16 | パンドン | 火 | (不明) | 同上 | 同上 |
17(※) | ゼッパンドン | 火 | |||
18(※) | ベムラー(強化) | 風 | |||
19(※) | 戀鬼(紅蓮騎) | 闇 | |||
20(※) | メトロン星人 ラウンドランチャー | 風 | |||
21(※) | ハイパーゼットンデスサイス | 光 | |||
劇場版 | ブルトン | 光 | (不明) | 空間を歪める | ムルナウ |
劇場版 | テンペラー星人 | 風 | (不明) | ダークリングでの実体化 | 同上 |
劇場版 | ヒッポリト星人 | 闇 | (不明) | 同上 | 同上 |
劇場版 | ガッツ星人 | 風 | (不明) | 同上 | 同上 |
クロニクル | ドドンゴ | 闇 | オーブに倒されたドドンゴをカード化 | マガタノゾーアの復活 | ジャグラスジャグラー |
クロニクル | キングザウルス二世 | 光 | オーブに倒されたキングザウルス二世をカード化 | マガゼットンの復活 | 同上 |
クロニクル | プリズ魔 | 光 | オーブに倒されたプリズ魔をカード化 | 同上 | 同上 |
クロニクル | 超コッヴ | 光 | オーブに倒された超コッヴをカード化 | 同上 | 同上 |
クロニクル | ペギラ | 風 | オーブに倒されたペギラをカード化 | マガバッサーの復活 | 同上 |
※ 放送終了後のワンコーナー「ガイのウルトラヒーロー大研究」で登場したもの
余談
ウルトラフュージョンカード、怪獣カード共にデータカードダス『ウルトラマンフュージョンファイト!』と連動しており、カードに内蔵されているオーブクリスタルと呼ばれるNFCチップ(近距離無線通信用のチップ)によってゲームのデータをセーブし能力を成長させる事が可能。さらに、DXオーブリングでリードしてから使用すると、ゲーム中で必殺技が出しやすくなる「ヒッサツワザチャージ」のボーナスが付く。
基本的にはカードセットとして販売されたが、フュージョンファイトの筐体で排出されるカードはOR以上のレア度のものがオーブクリスタルを持つウルトラフュージョンカード、怪獣カードとなっており、筐体からの排出でしか入手できないカードもあった。
ジードの放送が始まり、フュージョンファイトがカプセルユーゴーに移行してからは筐体からも排出されなくなり入手は困難になったが、ジードの後番組として劇場版、ファイトも含めた再編集番組『ウルトラマンオーブ THE CHRONICLE』の放送が決定し、それに伴ってカードセットも「スペシャルセット」として内容を刷新したものが発売され、再び入手可能になった。
さらにプレミアムバンダイ限定で、劇中に登場した全てのカードを劇中プロップデザインで商品化した「ウルトラフュージョンカードコンプリートセット」が発売される事になった。
ちなみに、ウルトラマンベリアルには通常のフュージョンカードとカイザーベリアルとしての怪獣カードの両方が存在するが他の悪トラマンは怪獣カードのみである。