基礎データ
他言語版の名称
英語 | Archeops |
---|---|
イタリア語 | Archeops |
スペイン語 | Archeops |
フランス語 | Aéroptéryx |
ドイツ語 | Aeropteryx |
進化
アーケン → アーケオス(レベル37)
概要
『ポケットモンスターブラック・ホワイト』(以下ポケモンBW)で初登場。
恒例の化石から復活させるポケモンのうちの一体。アバゴーラの対に位置する。
名前は始祖鳥の学名Archaeopteryx (アーケオプテリクス)からだが、
脚にも翼があるデザインはミクロラプトルに近い。
まだ大分トカゲに近い骨格で、翼の筋肉も未発達である為、飛ぶときも鳥のように華麗にとはならず、4キロほど助走を付けてからせわしなく翼を羽ばたかせて飛ぶ。え?BWのグラフィックでは割と軽々飛んでいただって?知らんな。
羽毛が非常に細かい為、熟練の職人でなければ不完全な復元に終わるという誠にデリケートなヤツ。
その割に素早さが高いのは、走るのは得意そうだからだろうか。そのスピードは実に40キロ。狩りは仲間と協力して陸上で行なっていた。といっても折角の飛行能力を活かさなかったわけではなく、もう一方は空から飛びかかって獲物を仕留めていたようである。
タマゴグループは飛行と水中3。アバゴーラと対とはいえ、水中…?
『ポケットモンスター』シリーズが始まった当初からのアーボに替わり、五十音順の読みで最初に来ることとなったポケモンでもある。
性能
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
75 | 140 | 65 | 112 | 65 | 110 |
相方のアバゴーラが積んだりと鈍足アタッカーであるのに対し、此方は速攻性に長けた性能をしている。
進化前は飛べない(≒そらをとぶ要員に出来ない)が、
進化して空を飛べるようになった。
ステータスは攻撃140・素早さ110という脅威の高種族値を誇り、
この速さで同等以上の攻撃力を備えているのは伝説であるデオキシスのみである。
覚える物理技にも優秀なものが多く、高ステータスから繰り出される物理技は種族一致でなくとも強力。
そんなアーケオスの合計種族値は567。伝説のポケモンを除けば555のウインディを抜き、
ちなみに図鑑ナンバーも合計種族値と同じ567である。
とはいえ、圧倒的な攻撃性能の代わりに大きなハンデも存在し、防御性能が低めである点や、特性の「よわき」(HPが半分以下になると攻撃ステータスが半減する)がネック。特によわきをどうカバーするかがこのポケモンを使う上での大きな課題となってくる。これについては後述。
遺伝経由で「もろはのずつき」を覚えることができ、タイプ一致ということもあり特筆ものの超火力となる。
しかし反動ダメージがネックで、これによって「よわき」が発動してしまい目も当てられない状態になってしまうことも。
同じ「もろはのずつき」ならば始祖のラムパルドの方が攻撃力が高く、「こだわりスカーフ」によってアーケオスより速くすることも可能なため、無理にアーケオスでもろはのずつきを使う必要性は薄い。
技の選択肢のひとつとして覚えておけば良いかもしれない…まぁ半減してもいわなだれと同等の威力を誇るのだが。
他のメインウェポンとしては「ひこうのジュエル」+「アクロバット」のコンボがあるが、反動も無く安定しているもののこちらは一発限り。なにかと難儀なポケモンである。
とは言えこのコンボを使うポケモンの中で最強の破壊力を誇る。ジュエルの使用後でも威力は高いままなので中々厄介。
実は攻撃だけでなく特攻も並の特殊アタッカーと比較しても高水準である。
比較レベルに伝説級の名前が多く連なる点を鑑みても攻撃性の高さが伺えるだろう。
パワージェムとぼうふうを覚えないのは少し残念ではあるが、メテオビームとエアスラッシュは覚えられるので、メテオビームで特攻を上昇させつつ攻撃したり、高い素早さを活かしてエアスラッシュで相手を怯ませることができる。いわ、ひこうを両方半減にできるはがねタイプにも強く出られるきあいだま、だいちのちから、ねっぷうもある。
とはいえ、このポケモンの攻撃力を活かすための最大の障害は技のレパートリーではなくハンデ特性である「よわき」である。
弱点属性に先制技が3種(「バレットパンチ」「こおりのつぶて」「アクアジェット」)と多いのも苦しい。
いかにして攻撃を食らわずダメージを与えていくかが鍵になってくるだろう。
いえきやかがくへんかガスで消す、シンプルビームやミイラ、なかまづくりで書き換えるほか、オボンのみやはねやすめで回復するなどの対策法もある。積み技で火力を補うという方法もあるが、自力で使えるのはつめとぎしかない。
ただし、育成する時は防御関係の個体値を考えなくてもいいため厳選しやすいという長所も存在する(使う戦法上ヒノアラシにも同じことが言える)。
そんな高能力ながら使いづらさが目立つアーケオスだが、近年はむしろ火力を捨ててサポート特化させた方が良いのではないかという考えられるようになりサポート特化の型が主流だったりする。サポートに目を向けるとS110からのステルスロック・がむしゃら等、ウルガモス、リザードンを上から叩ける一致いわ技持ち(特にS操作のがんせきふうじ)・ちょうはつ・とんぼがえり・はたきおとす・おいかぜ・すりかえと光るものが多く、意外とよわきが発動しても起点にされにくかったりする。
サポート型でも覚える技が大きく異なるのでプテラとの差別化は容易である。まあ先制弱点攻撃に弱いのは痛かったりするが。
ポケモンGO
ポケモンGOにおけるの種族値は、原作の種族値を基にして設定されているが、特性は基本的に種族値には反映されない。
そのため、こうげきの非常に高いアーケオスは「伝説ポケモン級の火力を持った強力なポケモンになるのでは?」と予想されていた。
だが、現実はそんなに甘くはなかった。
スペシャルアタック(ゲージ技)はげんしのちから、かみくだく、ドラゴンクロー。
なんと技のタイプを揃えることができない。
ジムバトルやレイドバトルにおいては、相手の弱点となる技を2つ持ったポケモンを後出しするのが基本戦術。どちらか一方の技でしか弱点を突けないと、相手ポケモンを倒すのに時間がかかってしまい好ましくない。高い攻撃種族値を持っていても台無しである。
一応、通常技は気にせず、げんしのちから頼みのいわタイプアタッカーとしての運用はできないこともない。
コミュニティ・デイ限定技を覚えたドサイドンやバンギラスには幾分も劣るが、ほのおタイプ・ひこうタイプ・むしタイプ辺りの相手なら十分こなせるだろう。
トレーナー対戦においては、対戦において重視される耐久力が低すぎるため、お呼びがかかることはまずない。
使用トレーナー
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アーケルス…名前繋がり。『地球防衛軍5』に登場した、恐竜のような宇宙怪獣。