ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

メガガルーラの編集履歴

2021-09-07 23:06:53 バージョン

メガガルーラ

めががるーら

ゲーム「ポケットモンスター」シリーズに登場するメガポケモンの一種。ガルーラが「メガシンカ」を遂げた姿。

基礎データ

図鑑No.115
分類おやこポケモン
タイプノーマル
高さ2.2m
重さ100.0kg
特性おやこあい

概要

おやこポケモン・ガルーラがメガシンカした姿。

まさかの子供ガルーラが親ガルーラの袋から巣立って親とタッグを組むという異色のメガシンカ形態となった。

メガシンカ直後には親が子供を袋から出す光景が見られ、親ガルーラ自体は子供が袋にいない事以外は何も変わっていない。


ひとりだち!

メガシンカ後の子ガルーラは体が一回り大きくなり(体重も増えている)、頭部のデザインは目が黒一色から赤と白の二色目に変更・黄色部分が親ガルーラと同じ黒系の色化・耳付近の形状変更がなされ、足の肘と胸にプロテクター的な物が付いて手足の爪も大きくなっている。


サン・ムーンの図鑑解説によるとメガガルーラが強いのは母親が子供の成長に喜び張り切っているからだとか。ただ負けん気が強くなった子供の将来が少し心配らしい。


性能面

HABCDS合計値
ガルーラ1059580408090490
メガガルーラ10512510060100100590
上昇値±0+30+20+20+20+10+100

能力としては全体的にバランスよく向上しているが、これと言って特筆すべき所はない。

むしろメガガルーラの恐ろしいところは能力ではなく特性「おやこあいの方。詳しくはリンク先を参照。


このおやこあいの特に恐ろしい所は追加効果も2回判定されるので、例えばグロウパンチ」を使えば「こうげき」が2段階上がるということ。

言うまでもなく確率判定の追加効果の発動率も上がる。全ポケモンでもメガガルーラしかできない芸当に、「どろかけ」でタスキやがんじょうマルチスケイルばけのかわなどを潰しながら確実に相手の命中率を2段階下げる」というのがある。

ダメージ自体も、通常時の1.5倍+「がんじょう」or「きあいのタスキ」貫通ができるというのだから、いかに壊れているかが分かる。


ただし、変化技や元から連続攻撃である技、広範囲攻撃をする技(ダブル・トリプルバトルの場合)におやこあいは適用されない。

また、2回行動が適用されることやメガガルーラの主力技には接触技が多いことから、その特性を逆利用して「ゴツゴツメット」や「ほのおのからだ」などの接触技で相手にダメージや状態異常などを与えられる道具や特性持ちをぶつけられると一気に弱体化する。

特にナットレイガブリアスが持つ「てつのトゲ(さめはだ)」+「ゴツゴツメット」なら1ターンだけでメガガルーラのHPを半分以上削ることができる。よってこれらのポケモンを交代で出せば簡単に倒せるだろう。






……というのは初期の話。

「物理型かと思った?残念!特殊メガガルーラちゃんでした!」

特殊


そう、まさかの特殊型が流行しだしたのである。

接触技が少なく、おまけに追加効果持ちも多い特殊型は上記の対策の対策にはうってつけというわけだ。

メガガルーラの特攻は60しかないが、「おやこあい」の効果で実質種族値114相当になり、並大抵の耐久なら弱点を突かれると1ターンで倒される。

これはもちろん「がんじょう」持ちも例外ではなく、例えばエアームドフォレトスであっても炎技2回であっさり倒されてしまう。

当然ながら両刀メガガルーラも存在し、元から多彩な技を覚えることも手伝って正に万能戦士。一度優位な立場に立つと誰も彼女達を止められない。

現在では物理一本の型のほうが多いとはいえ、少ない分地雷として効きやすく、こんな戦術も十分に成立してしまうという性能の高さが恐ろしい。

全ての型のガルーラを受け出しで安定して倒せるポケモンは、事実上存在しない


偶然なのか狙ったのか、メガガルーラの強力なタイプ一致技+豊富な特殊技という組み合わせは初代の公式大会で猛威を振るった闘牛の技構成と非常に似ており、まさにその再来とも言われている。


幸いメガガルーラの素早さはリザードンドククラゲと同等と決して高くなく(無論遅くもない)、すばやさを上げる積み技もないため素早いポケモンで上から格闘技をブチ込むのが対策として手っ取り早い。

……と思いきやメガシンカのステ上昇で地味に耐久もトップクラス(物理受けで有名なヤドランの物理耐久と同等)で、HPに全振りされるとカイリューばかぢからクラスの火力でも急所にでも当たらない限り一撃で倒せないどころか、タイプ一致でもゴウカザルクラスのインファイトまでギリギリ耐えてしまう。何なんだアンタ。

当然ガルーラ側も格闘ポケモンの対策を怠っているはずがなく、ファイアローに格闘刈りを任せているプレイヤーが非常に多い。


こんなぶっ壊れた性能から、ランダムマッチのフリー、レーティング、ルール問わず目下対策必須の要注意ポケモンとなっている。

赤緑時代、同じ場所で時を共にしていた初代栄光は今どう思っているのだろうか……


続くORASではメガボーマンダメガミミロップメガメタグロス等の強力なメガシンカが登場した為か使用率は失速……していたのだが、強力と思われたメガシンカの欠点が露呈しその使用率が落ち着くと再び使用率が跳ね上がっている

つまり使用率が失速していた理由はガルーラにメガシンカ枠を回す余裕がなかっただけなのである。余裕が出来た途端戻ってくる辺りその性能は恐ろしいものである……。

あまりの溢れっぷりに第6世代の対戦環境をガルットモンスター(ガルモン)と揶揄するプレイヤーまで出てくる始末。


ちなみに6世代の時、GSルールをはじめとした禁止伝説ありルールでは、主役の禁止伝説たちのずば抜けたステータスもあいまって、結局PGL使用率ランキングに居座るほどの強さはあるものの、一般戦の時のような理不尽さはそんなに発揮できなくなっている。

こうした点に関しては、ある意味絶妙すぎる調整と見れなくもない。


第7世代では

流石にこのまま調整なしはまずいとゲーフリも判断したのか、第7世代の『サン・ムーン』ではいくらか下方修正が施される事となった。

  • 「おやこあい」による2発目(子ガルーラ)のダメージ倍率が50%から25%まで低下
  • 技マシンから外れたため、サンムーンでは「グロウパンチ」が修得不可能に。相手の物理防御を1段階下げるブレイククローが代用されることもあり、こちらは追加効果の発動率が50%と安定しないが威力75でタイプ一致でもあるのでウエポンにもなる。現在はバンク解禁によりグロウパンチが再び使用可能
  • 「ふいうち」の威力が80から70まで低下
  • サンムーンから先制技を封じる特性・技を持ったポケモンが登場

これらの調整により、攻撃面が大幅に弱体化。特に特殊技の弱体化で役割破壊がしにくくなったのは痛い。

前世代では等倍では一撃で落とされる事がほぼ無い圧倒的耐久力によるタイマン性能が売りであったが、本作ではZワザの存在で等倍でも一撃で落とされる危険性が増えてしまった(例を挙げると、カプ・コケコのエレキフィールド下デンキZ10まんボルトで耐久無振りの物は確定一発)。

火力面の低下により耐久やHPに割ける努力値も減り、交代で出てきたクレセリアに対しグロウパンチを当てつつ、ゴツゴツメットやすてみタックルの反動込みでも耐えて落とせるように調整されたいわゆる203ガルーラ、209ガルーラなどは機能しなくなってしまった


ファイアロー化身ボルトロススイクンガブリアスを始めとしたガルーラとよく組まれるポケモンの直接的、もしくは環境による間接的弱体化も無視できない。

素早さが初ターンから100で動けるのは一見強化に思えるが、他のメガシンカ枠はそれ以上の速さで動ける(特にメガボーマンダメガメタグロスメガルカリオなど)事が多く決して自分だけがプラスになれる面では無い。


……が、耐久・素早さは据え置きであり、「硬くて」「速めの」アタッカーとしてはまだまだ驚異的であり、前世代で問題視されていた追加効果二回判定は据え置きのままである為いわなだれで5割怯みといった芸当も相変わらず可能である。また環境で見ればフェアリータイプの増加によりタイプ面では苦手であったかくとうタイプが減少している事は嬉しい。


これらの修正により、対処の難しい強ポケ、メガシンカ枠として見るなら他と十分取り合うレベルに落ちついた。「おやこあい」という特性だけを見るのであれば、物理特殊やタイプなど問わずいかなる攻撃技でも常に威力1.25倍かつ追加効果判定2回に加えタスキ貫通であり、他の威力アップ特性に制限が多い(例えばすなのちからは「すなあらし状態」で、かつ「いわじめんはがねタイプの技のみ」が「威力1.3倍」)ことを考えると、ゴツゴツメットやさめはだなどを踏まえてもまだ強すぎるくらいである。(むしろダメージ倍率が減ったおかげで特性トレースでコピーされた時のリスクが減ったともとれる。)


現在でもグロウパンチ型が多いがふいうちの搭載率は少し落ち、代わりにほのおのパンチを入れる事でテッカグヤナットレイを焼いていける型が増加傾向にある。数値受けは出来る範囲になった物の厄介な受けポケモンを崩すスペックは俄然健在である。


皮肉な事に、第七世代で初登場しトップメタとなっているミミッキュに対して圧倒的強さを持っているのは何かの因果だろうか...(「アイアンテール」で確1圏であるため「きもったま」ねこだましなどで「ばけのかわ」を無効化すれば対面で倒せる)。


また、バンバドロは特性「じきゅうりょく」により、「おやこあい」を逆手に取って起点化もでき、かくとうタイプで特性「もふもふ」を持つキテルグマは接触技がメインのメガガルーラにとってはやっかいな相手であるだろう。


USUMも中盤に差し掛かった現在、メガガルーラはノーマルタイプであることのタイプ的な役割の狭さが露呈してきはじめ、使用率も中の上にまで落ち着いている。

このノーマルタイプが攻撃範囲を確保する際けっこう致命的で、安定耐久とはいえ今では抜かれやすいS100を補うのにねこだましも欲しく、のこり2枠で補わなければならない。ガルモンの時はそれでも問答無用で押し込めたが、今ではこれを抜いたらあいつに通せない、ということになりやすく、パーティの補完が思いの外しにくめ。

やけに無駄のない高標準なステータスも、今思えば役割を持ちにくいノーマルタイプであることを補うためとも考えられる。


アニメ

ゲームで猛威を振るっていた一方、何故かアニメ『XY』及び『XY&Z』ではOP映像に一瞬移る程度で映画にすら登場していなかったが、まさかの『サン&ムーン』にて初登場を果たした。


カロス地方に留学経験のあるイリマの手持ちポケモンとして、アローラリーグのグズマ戦に登場。ゲーム通り親子で放つグロウパンチの連打でハッサムを追い込む。

実際に描かれた「おやこあい」はゲーム以上に2人で1人を攻撃している印象が強い。


しかし「我が子を危険にさらす様な戦いは出来ない」という、アニメならではの弱点も判明しており(お腹の子を無理矢理大きくして引っ張り出してる時点で既に危険に晒していることは内緒)、子ガルーラを挟んで一直線上に並ぶよう立ち回るグズマの作戦を前に親ガルーラは攻撃行動を制限され、繰り返しシザークロスを受けて敗北した。



なお、メガシンカ発動/解除時には子供のみが光に包まれており、本当に親の方は全く変化していない模様。でありながら、親が倒れると子供もメガシンカが解け、戦闘能力を失ってしまう。あくまで本体は親ということだろう。


漫画

ポケットモンスター☆SPECIAL

メガガルーラの姿が変わるのは子だけで、親のガルーラの見た目は一切変わらないという最大の特徴を利用し、複数の手持ちを出して「誰をメガシンカさせてくるか?」と思考と対策を練っていた敵の裏をかいて、既にメガシンカさせていた子供ガルーラを死角に送り込んで奇襲をかけるといった駆け引きを見せていた。


余談

おやこあい+グロウパンチのコンボが強力な事から、ハッサムの「バレパンマン」やローブシンの「ドレパンマン」に因み、かつ♀しかいないことから、一部では「グロウパンナ」(グロウパンチ+メロンパンナ)の愛称で呼ばれている。


また、親ガルーラは一切変化しないと書いたが、色違い個体のみ、親も頭の部分の色がメガシンカ後に変わっている。


関連イラスト

メガシンカ!!二人なら無敵!

メガシンカァァァァァァァァァァl我が子の成長記録


関連タグ

ポケモンXY メガシンカポケモン メガシンカ ノーマルタイプ

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました