作品解説
ブシロードが展開するTCG。同じブシロードのヴァイスシュヴァルツ同様、版権作品が参戦している。なお、ゲーム性はヴィクトリースパークを元にしている。
主な参戦作品
ヴァイスシュヴァルツとは違い、発売当初はSDキャラが登場する作品を中心に参戦していた。しかし、後に例外の作品も登場するようになり、現在はSDキャラが登場していない作品も登場することが多くなった。その場合、イラストレーターが新たにSDキャラを描くことがある。例えば、SSSS.GRIDMANは、カードイラストにドレスを着ている響裕太や宝多六花などが登場している。特に新日本プロレスのSDキャラは必見。
参戦作品 | 備考 |
---|---|
ガルパ☆ピコ | 後に第2弾として、『ガルパピコ ~大盛り~』も登場した。ヴァイスシュヴァルツとは異なり、本編である『バンドリ』及び『ガールズバンドパーティ』ではなく、ミニアニメからの参戦。『ガルパピコ ~大盛り~』では、第1期では施さなかった、文字が金色の箔押し入りのカードがRRR(トリプルレア)限定で収録されている。 |
スタリラ | ガルパ☆ピコとは違い、ミニアニメ『少女☆寸劇オールスタァライト』ではなく、本編から採用。そもそも『少女☆寸劇オールスタァライト』は評判が賛否両論であり、衣装のバリエーションがかなり少なかったので仕方ないかもしれないが……。 |
D4DJ | 当初はミニアニメはなかったため、本編及びグルミクから採用している。後にミニアニメ『ぷっちみく』が放送中の時に行われたガチ大発表会で第2弾の発表があったが、『ぷっちみく』の参戦はなかった。文字が金色の箔押し入りのカードがRRR(トリプルレア)限定で収録されている。 |
異世界かるてっと | リゼロのキャラの名前があるカードのみ、Re:ゼロから始める異世界生活と一緒にネオスタンダード構築のデッキを作ることが可能。 |
Re:ゼロから始める異世界生活 | 前述の異世界かるてっとのリゼロのキャラが描かれたカードと一緒にネオスタンダード構築のデッキを作ることが可能。文字が金色の箔押し入りのカードがRRR(トリプルレア)限定で収録されている。 |
東方project | |
ホロライブ | 後述するが、他の作品よりもかなり優遇されている。文字が金色の箔押し入りのカードがRRR(トリプルレア)限定で収録されている。 |
ご注文はうさぎですか? BLOOM | この作品のブースターパック発売以降、RRRのカードのみ、金色の箔押しが入った。 |
アズールレーン | 第2弾も発表されている。しかし、外伝作品である『びそくぜんしんっ!』は参戦していない。 |
シンデレラガールズ劇場 | |
SSSS.GRIDMAN | SSSS.DYNAZENONと一緒にネオスタンダード構築のデッキを作ることが可能。Reバース史上初めて、男性キャラがRRR(トリプルレア)に選ばれた経験を持つ。 |
SSSS.DYNAZENON | SSSS.GRIDMANと一緒にネオスタンダード構築のデッキを作ることが可能。 |
ひぐらしのなく頃に 業 | |
新日本プロレス | 何故かトライアルデッキが販売されていない。よって、この作品のネオスタンダード構築のデッキを作りたい場合、ブースターパック限定で構築しないといけないハンデを抱え持つ。但し、そのハンデを持っている関係上、ブースターパックのカードの中にはとても強力なカードが多いのも特徴である。 |
ぼくたちのリメイク | |
ゴジラS.P | |
原神 | |
ブルーアーカイブ | 『ブシロードTCG戦略大発表会 2021年秋』で判明 |
STARDOM | 『ブシロードTCG戦略大発表会 2021年秋』で判明 |
簡単なルール説明
基本的に50枚のカードを入れたデッキとパートナーカード3枚を使う。エネルギー置き場にカードを置かれると、エネルギーとして利用するようになり、カードをプレイしたり、エントリーのキャラをメンバーに移動させたりするためには、エネルギーが必要になる。ちなみに、パートナーカードもエネルギーとして利用できる。
アタックフェイズの時は、メンバーを横向き(このゲームではレストと呼ばれる)にして、エントリーにいるキャラでアタックし、相手のエントリーのDEFが0になれば、そのエントリーはリタイア置き場に置かれる。それ以下の場合は、DEFからATKの数値を引く(ターン終了時にDEFの数値が戻る)。
(例):例えば、エントリーのATKが3で、相手のエントリーのDEFが6の場合、1回目でDEFが3になり、2回目の攻撃で0にすることが出来る。
ちなみに、パートナーカードが3枚且つ、エネルギーとして利用していなかった場合、アタックの時にすべて横向きにすることで、パートナーアタックという、ブロッカー(手札から捨てると、そのアタックを無効にすることが出来る効果)を通じない且つ相手のエントリーを確実にリタイアさせる強力なアタックが使える。そして、リタイア置き場にカードが7枚置かれた時点で勝者が決まる。但し、エントリーイン(前述のエネルギーを利用してメンバーに移動した時や、アタックでエントリーがリタイアに置かれた時に、エントリーがいなくなった場合、デッキの上から1枚をエントリーに置くこと)で回復(デッキに8枚しか入れられないReバースカード(イラストが横向きのカード)(但し、キャラカードも回復効果を持つカードがある)の効果)で、リタイアの枚数が6枚以下になった場合はゲーム続行になる。
このように、ゲームは非常に単純なので、初心者でも楽しめるカードゲームだが、詳しいルールは公式サイトにも書かれているので、そちらを参考にしてほしい(参考)。
構築ルール
構築ルールとしては、スタンダード構築とネオスタンダード構築、タイトル限定構築が存在している。
ネオスタンダード構築
基本的に大会でよく使用される構築ルール。前述した参戦作品から一つ選び、その作品のカードのみでデッキを構築する。
ちなみに、パートナーカードは自由。なので、デッキを作る際に選んだ作品以外の別作品のキャラも使用したい場合は、パートナーカードから選ぶと良い。
なお、タイトルカップなどで扱われる構築ルールであるタイトル限定構築も、あちらが決められた作品しか選べないという点を除いて、ほぼネオスタンダード構築のルールである。
スタンダード構築
発売済みのカードや配布済みの限定カードがすべて使える構築ルール。しかし、リリース直後は、何故か大会ではこの構築ルールを採用することはほぼなかった。その後、次第にスタンダード構築による大会が開催されるようになったが、ネオスタンダード構築ではほぼ不可能に近い無限ループが可能になるなど、スタンダード構築の問題点が出てくるようになった。
ネタ要素
実戦でデッキを組む際には気にならないが、このカードゲームならではのネタ要素も存在している。
- キャラカードは『○○○○○ △△△』(○はキャラの特徴や二つ名など。△はキャラの名前(例えば、『星のカリスマ 香澄』の場合は、○が『星のカリスマ』、△が『香澄』)。但し、東方projectやシンデレラガールズ劇場などの場合、○が名字になっていることもある)が中心になっているようだ。
ちなみに、前述のスタンダード構築では、作品によっては、名前が同じキャラも含まれていることもあって、キャラの名前指定によって効果を発動するカードが、例え原作では無関係のキャラ同士でも発動してしまう。
- 例えば、ココアのカードの中には、『モカ』を指定している効果を持つカードがあるが、スタンダード構築ではモカのカードの他に、名前繋がりである青葉モカのカードも対象に含まれてしまっている。
- さらに読み方が違っていても、漢字が合っていてば、同じ名前扱いされる。例えば夢大路栞のカードの中には、『文』の名前指定がある効果を持つカードがあるが、夢大路文(こちらの読みは『ふみ』)のカードだけではなく、読み方が違う射命丸文(こちらの読みは『あや』)のカードも対象になってしまっている。ちなみに、ご注文はうさぎですか? のカードである『ご注文はReバースですか? ○○』(○○はキャラ名)というカード名までも『文』の対象になっている。
- キャラカードの右下には属性が書かれている。メンバーやリタイアの数を指定していて、その枚数に達することで効果を発動する『本領発揮』の中には、属性をしているカードもあるので、デッキを組む際には意識をする必要がある。作品ごとに属性が被らないようにしている工夫をしている(例えば、同じ音楽作品でも、『ガルパ☆ピコ』では『音楽』属性が与えられたのに対して、『D4DJ』では『音楽』属性が与えられていないなど)が、『ゴジラS.P』『SSSS.DYNAZENON』でついにSSSS.GRIDMANで初めて登場した『怪獣』『ヒロイン』属性が被るようになった。
ちなみに、カードの中には、属性を付与する効果を持つカードも存在する。
この属性付与で問題になるのが、やはりスタンダード構築。デッキ構築によっては、そのキャラには有り得ない属性を付与してしまうことがある。なお、これらは『Reバース』というカードゲームで起こってしまう実例であり、原作では以下のような出来事は絶対に発生しない。
- 分かりやすい事例としては、『軽やかなワンピース モカ』がある。メンバーに存在することで、無条件に『妹』属性を与えることが出来るカードだが、スタンダード構築では、原作のキャラだけではなく、妹である設定が与えられているキャラやその姉のキャラ、艦船(を擬人化したキャラ)や、女神、吸血鬼、『白金の君』も『軽やかなワンピース モカ』の効果で妹にされてしまう。それだけではなく、男性(主人公や幼女戦記に登場した航空魔導師士官も妹にすることが可能)や動物(原作にも存在しているが、それ以外の作品の動物も可能)、さらには骸骨の魔法使いや昆虫、世界最強も彼女の効果で妹にされてしまう。そのため、『異世界かるてっと』のデッキに『軽やかなワンピース モカ』を入れるだけで、骸骨や昆虫を妹扱いにするモカという、かなりおかしい状況にすることが可能。もちろん、エネルギー生命体やプロレスラーも、モカによって妹扱いにすることが出来る。
- 他にネタにされやすい点として、ステータスの存在もあり、『ゴジラS.P』のトライアルデッキで収録されたラドン(ゴジラS.P)では、第1形態ではコスト5/ATK5/DEF8だが、第2形態ではコスト1/ATK2/DEF4と何故か弱くなっている。後にブースターパックでコスト5/ATK4/DEF9になり、効果も付いたラドン第2形態も登場したので、安心して欲しい。
その他
ホロライブ優遇?
数多くの作品が参戦している『Reバース』であるが、何故か『ホロライブ』に対しては、他の作品よりも優遇されている。
- 後述するが、スペシャルデッキセットが販売された。
- トライアルデッキが6種類(1期生~4期生やゲーマーズなど)も販売されている。このトライアルデッキのカードの1種である『相手のメンバーから1枚を控え室に置く』効果を持ったカードを用いたデッキ、通称『除去ライブ』デッキが存在し、環境に存在している。
- ブースターパックでは当初としてはシリーズ最多の152種類が収録されている(しかし、後に『Re:ゼロから始める異世界生活』がブースターパックで161種類収録となり、記録が更新されてしまった)。これにトライアルデッキや後述のスペシャルデッキセットを含めると……。現在は『ガルパ☆ピコ』や『Reバース for you』の第2弾が発売されたこともあり、一部作品に対しては『ホロライブ』の収録カードの種類の格差が少なくなったが……。
- ミニアニメ『りばあす』で『ホロライブ』の話(白上フブキが登場した特別篇とブースターパックが登場した第34話、カード自体が登場した第49話などが該当)があった。
- 『ホロライブ』のネオスタンダード構築限定の大会まで存在している。
但し、一応他の作品も、『ホロライブ』デッキでは出来ない使い方などを体感できるため、他の作品が『ホロライブ』に劣っているわけではないという点も明記しておく。
トライアルデッキについて
- 他TCGで言うならスターターデッキ扱いのトライアルデッキだが、最初はトライアルスタートデッキだった。後に改名され、『スタート』だけなくなって、現在の名称になっている(同時に費用も高くなってしまったが)。ちなみに、他TCGとは違い、トライアルデッキだけでも優勝することが可能(運任せになるが)。
なお、各作品にトライアルデッキは用意されているが、前述したように、新日本プロレスだけトライアルデッキが存在していない。また、『ガルパ☆ピコ ~大盛り~』も、『ガルパピコ』第2弾扱いになっているということで、『ガルパピコ ~大盛り~』のトライアルデッキが販売されていない(無印版の場合なら存在している)。
ローダーセット/アクリルキーホルダーセット
- 東方project、ご注文はうさぎですか? BLOOMのみ、カード&ローダーセットが発売されたことがある。また、バンドリのRoseliaをメインにした劇場版の公開を記念して、Roseliaをメインにしたカードと、カードとアクリルキーホルダーのセットも発売されている(但しカードイラストは映画本編ではなく、『ガルパピコ ~大盛り~』第15話『ロゼリアオンライン』から採用している)。『ホロライブ』に至っても、トライアルデッキや限定カード(しかも1種類4枚も封入されている)などが封入されているスペシャルデッキセットが存在している。
ルール改正
- デッキ切れになっても、控え室にカードがあれば、それらをシャッフルして、新しいデッキを利用するルールが存在していた(このゲームではリフレッシュ)が、そのリフレッシュを悪用したデッキが環境に出てきてしまったことから、後にデッキ切れが起きたターン終了時(相手ターンの時は次の自分のターン終了時)に敗北するルールが追加された(参考)。
まさかのミス
- 『WGP2021春 日本選手権』の地区決勝の第3地区で、大会運営の判断によって、レギュレーションとは異なる手順で決勝ラウンド進出者の選出が行われてしまい、その後の調査によって、その判断は誤った対応であったことが判明したため、一時期お詫びや説明の記事が出るなどの大騒動になってしまった。(参考)。去年のブシロード作品による騒動(なお、該当作品は2021年9月現在参戦していない)よりも広まっていないが、一応この件で若干炎上問題になった。ブシロード作品による悲劇が繰り返されてしまったのである……。
登場人物
『Reバース for you』の特徴として、このカードゲーム自身(正確には後述するミニアニメの『りばあす』)も参戦作品になっている。そのため、本作品のオリジナルキャラクターが登場している。
手羽先高校
名古屋・大須にあるごく普通の高校。
Go_Go_しちゅー’s!
CV:西尾夕香
Reバースが大好きな女の子。
CV:西本りみ
カードショップの隣の串カツ屋の看板娘。
CV:進藤あまね
天才中学生であり、飛び級で有達と同じクラス。
⁂(アステリズム)
CV:成海瑠奈
ちょっと無口で研究熱心な女の子。
CV:佐伯伊織
占いやおまじないが好きなミステリアスな雰囲気の女の子。
CV:尾崎由香
星が好きでロマンチストな女の子。
セントパンダ女学院
東京・上野にある中高一貫のお嬢様校。
トReニティ
CV:小山百代
有とスマホへの依存が止まらない女の子。
CV:遠野ひかる
過剰に品行方正で自分にも他人にも厳しい優等生。
CV:岩田陽葵
運動神経で、いつも身体を鍛えているストイックな少女。
ヴィーナス
CV:大塚紗英
「おもしろければいいじゃん!」が行動原理の破天荒な少女。
CV:三村遙佳
真面目でおっとりした心優しい女の子。ごく普通の家庭の出身。
CV:葉月ひまり
勉強が苦手だが、Reバースの実力は全国でもトップレベルの謎めいた雰囲気の少女。
twinkle♡way
CV:徳井青空
手羽先高校の卒業生。自由奔放。
CV:佐々木未来
セントパンダ女学院の卒業生。知的で温厚。
ミニアニメ
本作品のミニアニメとして、『りばあす』が作成されている。詳しくは『りばあす』を参照。
関連作品
ヴァイスシュヴァルツ:ブシロードで展開されているTCG。スタリラなど、ヴァイスとReバースの両作品に参戦している作品も存在している。逆にReバースに参戦した後、ヴァイスシュヴァルツに参戦することが判明した作品(ホロライブが該当)も存在している。
フューチャーカードバディファイト:かつてブシロードが展開されていたTCG。Reバースの参戦作品であるガルパ☆ピコとシンデレラガールズ劇場、SSSS.GRIDMANが『アルティメットブースタークロス』で登場していた。
ヴィクトリースパーク:ゲーム性の元となったTCG。
表記ゆれ
Reバースforyou:空白がない
関連タグ
ガルパ☆ピコ:ブシロードが関わっている作品であり、参戦作品の一つ。バンドリキャラの内、一部の声優が『りばあす』に出演している。なお、『りばあす』で7月以降の最新話が放送再開した時、意外にもガルパ☆ピコの2期の作品である『BanG Dream! ガルパ☆ピコ ~大盛り~』が放送中だった。
スタリラ:ブシロードが関わっている作品で、参戦作品の一つ。スタリラの舞台少女の内、一部の中の人が『りばあす』に出演している。
D4DJ:ブシロードが関わっている作品で、参戦作品の一つ。D4DJのキャラの内、一部の中の人が『りばあす』に出演している。