概要
「人間の断面ショーでーす!」
「ルームサービスでーす…… 確実な死をもってきました〜」
「真っ二つにならんかい!」
本名は「和中蒼一郎(わなかそういちろう)」。
ヒューマンバグ大学の小峠華太シリーズに登場するヤクザ。小峠が所属する天羽組の武闘派組員であり、愛用する武器は日本刀。小峠華太や野田と共に行動することが多い。
「日本刀の和中」の異名を取る剣術使いの殺人マシンで、剣の腕は免許皆伝級。
組内での主な業務は武闘派組織の最強格らしく戦闘全般はもちろんの事、高い語学力を活かして海外向けのビジネスや組内外問わず極道の禁忌を犯した者への制裁も行っている。
人物
容姿
オールバックの金髪に赤い瞳の切長の眼、両耳にピアスを付けている。赤いワイシャツと黒のズボン(白のズボンの事もある)を着ており、ワイシャツは上までボタンを留めている。下瞼は紅を差しているかの様に赤く、不気味な色気を醸し出している。また、日本刀を振るう際は滑り止めのためか、現場に指紋を残さない様にする為か、黒い革手袋を履く。
公式ツイッター曰く背中の入れ墨は天翔ける鳳凰らしい。
性格
天羽組に属する他の武闘派と同様の狂人で、普段は寡黙だがカチコミなどの闘争の場になると意味不明な文言を叫びながら人間を輪切りや唐竹割りにする。相手を斬った後に髪をかき上げる癖があり、その姿は異様な美しさと冷酷さを兼ね備えているとか。また相手を葬る際は山中に連れて行き、早く穴を深く掘った方を助けると嘯いて競争させ、結局全員斬り捨てるサディストの一面を持っている。一方でその遺体を穴には埋めず(穴に埋めたら後で警察に発見される恐れがあるため)、遺体処理はきちんとプロに任せる周到な一面を持つ。
その一方で信心深く礼儀正しい面もあり、カチコミ前に「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏……」と念仏を唱えたり、クラブで呑んでいる敵対者を襲撃した後で店のホステス達に申し訳ないと言った感じで頭を下げたりもしている。また、会話の中で様々な諺や四字熟語を引用したり、英会話にも熟達しているなど、なかなかに教養がある(実際、元来極道とは仏教において仏法を極めた者を称賛する言葉であり、彼も道を極めんと日々精進していると思われる)。
実戦で人を斬れる環境が欲しくてヤクザになったという経緯から武器は専ら日本刀を使い、銃火器を使用することは滅多に無い。但し、多勢に無勢の場合、煙玉を使う事も。
天羽組に入る前から相当な剣術使いだったらしいが、一体どの流派の剣術を学んでいたのか、彼自身が頑なに語ろうとしない為、謎に包まれている。もしかすると、ヤクザになった自分が無闇に流派を名乗れば師匠や兄弟子達に迷惑がかかると考え、あえて流派を名乗らないと決めているのではないだろうか。だとすると、彼は今でも、師匠や兄弟子達の期待に背いてヤクザになったことを申し訳なく思う罪悪感を抱いているのかもしれない。
また、「無駄な粛清をせずに済む」と言ったり、半グレを粛清する際も相手の手足を斬り落とす程度にとどめるなど、尾崎や小林などとは違い無闇矢鱈と人の命を奪う様な真似は好まないらしい。更には子供などの無垢な存在には愛情を持って接する。それ故、子供を武器密売の売人や人身売買といった外道のシノギに利用する者に対しては激しい怒りを見せている。尚、子供を利用した者に対しては、子供を大事にしている場合は温情をかけているが、内容が悪質であった場合はダルマにし、ケダモノの所業を行った場合は容赦なく細切れにしている。
総じて武家出身の戦闘狂の剣客と言った感じである。
また動画内で、天羽が飼っている犬のラッキーをよく抱っこする描写が何シーンかあることから、小さい頃に犬を飼っていた経験がある可能性もある。
趣味嗜好
相手の断面を見る事が趣味らしく、敵対者を斬り捨てる際は「人間の断面ショーでーす!」や「お前の断面を見せてくれ」など「断面」という言葉を多用する。他にも「人間でイカ飯を作ってみようか」、「輪切りにすんぞ、雑魚!」、「人間で千切りしよう」、「刀削麺になるか?」、「シュラスコになるか?」、「サイコロステーキになるか?」、「テメエら全員薄切り豚肉じゃあ!」などと料理の名前や調理方法に準えた言葉を言って相手を斬り刻もうとしており(もしくは実際に斬り刻む)、料理にも詳しいのかもしれない。昨今の動画では心の底からブチギレ、狂人と言うよりはヒーローじみた活躍を見せる中でもたまに料理に準えた叫びが出てくる。
知識
英語が堪能だったり(なお動画では和中と小峠と取引先の鉱夫達のセリフは日本語訳されている)会話の要所要所に諺や四字熟語を入れたりと語学力に優れる箇所が多々存在する。北岡曰く博学。外国の社会問題にも詳しいらしく人身売買と言った日本では縁がなさそうなことにもなぜ起こるのかを理解している。ただし本来の義侠心から納得はしていない。
劇中発した四字熟語や諺の意味は、和中が発した諺・四字熟語を参照の事。
最強とされる剣士の実力
速水から「天羽組最強」と称される剣豪である彼だが評判に違わぬ圧倒的な強さが特徴。
- 斬られた事にすら気が付かない圧倒的速度の斬撃
- 片手で日本刀を振るい人体をバラバラに解体する
- 雷とも例えられる程の異様に速い踏み込み
- 優れた観察眼と直感による天才的な先読み
- 刀で物を凄まじい威力で打ち出す腕力と、割れやすい陶器の皿をフルスイングでぶっ叩いても割らずに目標に正確に叩きつける攻撃の精密性
- 四方八方から拳銃を突きつけられながらも、相手に発砲の余裕すら与えず瞬時に斬り捨てる圧倒的な敏捷性
- 煙玉による煙幕で敵と同じく視界を奪われながらも、音のみを頼りに正確無比に相手の位置を特定して斬り殺す気配察知能力
- 音もなく背後をとる相手にも即座に反撃する
その剣術は相手を即死させるだけに留まらず相手への拷問やダルマにしての無力化にも応用される。
活躍
先日の動画に先行登場した後、ここで本格的に登場。
天羽組のシマでワクチン詐欺を行った中国人詐欺師達に対する粛清に、小峠と共に乗り出した。
ホテルでワクチン詐欺をしていた詐欺師達を、日本刀を抜き脅して捕らえ、人気のない山奥まで拉致。早く穴を掘った方を生かすと嘯き、3時間ぶっ通しで掘らせた後、問答無用で真っ二つに斬り裂いて殺害した。また死体を処理した小峠に、バレないようにやれと釘を刺した。
「抵抗すればお前は輪切りになる。中国産のイカ飯が完成だ……」
「死体バレたら、お前も死体な?」
天羽組のシマで違法カジノを経営していた半グレの粛清に乗り出し、カジノの取締役と思しき半グレの左腕を根本から斬り落とし、廃業を迫った。
この動画で判明したが、同じく武闘派である「アイスピック野田」とは狂人同士でウマが合わないらしく、睨み合っていたり、互いにそっぽを向いている場面がある。
「いつまでも、あると思うな親と腕ぇぇぇ!!」
「あんま本職舐めんなよ……もう廃業にしろ。次はダルマにするから」
稼ぎ頭だった「ドリル米倉」を暗殺した近田組に対する報復に自ら志願。組長から命じられていた小峠と小林に加勢する形になった。近田組の事務所に突入後、小林と共に組員を殺戮。小林が安定のグリングリンを披露している横で、他の組員を細切れにしていた。小峠が組長である近田を拷問の末に処刑した後、処刑場である廃工場に訪れ、小峠から経過を聞いていた。
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏……」
「お前の断面を見せてくれ!」
(近田組構成員「ギエエ! ゴブギエエエ!?」)
ヤク中になってしまった小峠の舎弟Eの喉に刀の鞘を叩き込んで卒倒させ、小峠に村田医師の元へ運ぶよう命じていた。また親っさんの指示に逆らった場合、どうなるかという小峠の予想図の中にも野田と共に登場した。
「輪切りにすんぞ、雑魚! 小峠! 先生のところに放り込んでこい!」
「小峠ぇ……輪切りにして人間イカ飯にしてやる……」
- 2021年10月27日付の動画(状況整理)
「組に入る前から剣の達人だった」ことや「人を斬った後に髪を掻き上げるクセ」などが判明した。しかもファンアートを使用しているという豪華仕様。前述の髪を掻き上げるクセは使用されたファンアートからとったものと思われる。
「テメェの断面見せてくれよぉぉ!」
「人間イカ飯にしてやろうか?」
組長の兄貴の葬式を襲撃したヒットマンの一人のアキレス腱を切断して拘束、日本刀で徐々に肉を削ぎ落とすと言う凌遅刑めいた方法で拷問し、襲撃の黒幕が根岸組であることを突き止めた。また、そのヒットマンは居合で介錯した。
そして、根岸組への襲撃と組長である根岸の拉致に、野田、小峠の二人と共に駆り出され、根岸の護衛を千切りめいてバラバラに斬り刻んだ。また、拉致された根岸を助けにきた組員達を返り討ちにした。
先述の通り普段は野田とウマが合わないものの、組の威信をかけた戦闘となると話は別のようで、本動画の戦闘シーンでは野田との見事なコンビネーションを披露している。
「人間で千切りしよう……」
「ウッシャアアアアア! 臭ぇ息すんなテメェらは!」
「有口無行……吠える犬は噛み付かぬ」
- 11月7日付の動画(状況整理)
拷問ソムリエの伊集院茂夫と激突している予告動画が上がっている。ちなみにこの動画では流川が語り手となっている。
ヒューマンバグ大学の公式Twitterによると、11月17日に大作になってしまい、公開は来週の半ばかととツイートしているため、11月下旬を予定しているとのことで、和中・伊集院・小峠の一部のセリフがツイートされている。
「旦那……次は本気です。絶対にかわせない」
「伊集院の旦那……ここは流石に譲れませんぜ」
メイン格として登場。組長から小峠と共に金の密輸を命じられ、フィリピンへ飛んだ。飛行機の中で「金で仲間を作ると失敗する。仲間と金を作ろうとすると成功する」とかなりいい言葉を言った。
この他にも現地で鉱夫として働いている子供の頭を撫で、優しい言葉をかけて励ましてやったり、知識が豊富である事を匂わせる発言をしたりなど、いいとこの坊ちゃんだったと思しき描写がされた。また、日本国外に日本刀を販売するビジネスを担当している為、英語が堪能である事が判明した。
また、金の密輸に協力したフリーターの一人が裏切り、金を奪うべく武闘派半グレ「羅威刃」を唆して小峠と和中を襲撃した。しかし其処は剣の達人である和中。苦労して採ってくれた鉱夫(子供達)の苦労も知ってか、若干キレ気味で半グレの手足を閃光の如き斬撃で斬り落として返り討ちにした。裏切ったフリーターは、小峠に拉致されネイルガンで釘を全身に打ち込まれて惨殺され、金で仲間を作ると失敗するという和中の言葉は現実のものになった。
「積土成山。小さな努力が大きな目標を達成するんだ」
「小峠、あまりバイトを信用するな。太古から金は人間を狂わせるものだ」
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏…… 5秒だけ時間をやる…… お前ら自分の両腕に別れを告げろ」
「ライジン? 北京原人? お前はダルマ!」
「口車に乗ったお前もダルマ!」
天羽組のシマで勝手にヤクを捌く売人達の粛清を行なっていた。そして組の為を思っての事とはいえ、致命傷を負った売人を証拠も残さず始末すると言う、大元であるフィリピンの麻薬シンジケートと天羽組との全面戦争になりかねないミスを犯した小峠を、野田とともに制裁した。因みに、野田は小峠の数ヶ所にアイスピックを突き刺した一方、和中は木刀を使ってボコボコにしていた。
「無くして初めて気付く……親と腕の大切さぁぁぁーッ!!」
「残った腕で親孝行しろ…… 次やったら片足を奪うぞ。いいな?」
「全面戦争になったら……お前が一番に特攻だ」
- 11月24日付の動画(伊集院茂夫)
前から予告されていた伊集院茂夫の拷問日記にて小峠と共に出演。伊集院の依頼人の妹である被害者を陵辱の上殺害し、山中に遺体を遺棄して野犬の餌にした罪人「村田聡一」は和中が所属する天羽組を破門になった元極道だった。破門は絶縁とは違い、破門の原因となった自らの罪を贖う事などで組への復帰は可能だが、罪人は罪を贖うどころか、被害者に対して上述の行いをした挙句、懲りずに次の獲物を探す始末。罪人が起こした事件を重く見た組長である天羽は、和中と小峠に罪人を自分の元まで連行し粛清するよう命じた。いざ罪人を連行しようとしたところ、伊集院と遭遇。そのまま罪人をめぐっての殺し合いに発展した。
村田を奪おうとする伊集院に凄まじい速度の斬撃を繰り出すも全て回避或いは防御され、最終的に互いに日本刀を構えるという、小峠から「確実にどちらかが死ぬ」と断言される程のド修羅場になる。これを重く見た小峠が至急天羽に連絡し「村田は伊集院さんにお預けして構わん!」という指示が下ったことで伊集院に村田を任せ事なきを得た。伊集院は村田が和中と会話しているのを見て天羽組に復帰させるのかと疑っていたのだが、実際は「カタギの女性(伊集院の依頼人の妹)を殺害し、野犬に処理させた村田にケジメをつけさせる」という目的が一致していたのである。
その後、村田は自身が押し込められた穴に焼け石を徐々に詰め込まれる「石子詰め」という拷問を12時間に渡って受けた後、天羽組の面子も考慮した伊集院の計らいで招待した和中に四肢を斬り落とされ絶望の中で苦しみ抜いて死亡した。
「これは海内無双の伊集院さん。一体、何の用で?」
「まさか旦那の断面を見れるなんてなあああ!」
「虎擲竜挐。旦那……次は本気です…… 絶対にかわせない……」
「親父からの指示ならば、譲りましょう。旦那の方が適任でしょう」
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏…… 貴様の四肢を順に斬り落としてやろう」
「腐れ外道が! ラストは右足いいいい! お前はダルマ!」
小峠のシノギに付き添い、天羽組が出資している闇金の不正を暴いた。そして親っさんの家に空き巣に入ったコソ泥を小峠が捜査する事になった際、遠回しに手は貸さないと告げた。因みに小峠曰く和中は実際に人間を刀削麺にした事があるらしい。
「嘘とは雪玉。永く転がせば大きくなる…… 刀削麺になるか?」
「大海撈針。海の底に落ちた一本の針を拾い上げるようなものだ」
伊集院との戦闘を描かれた24日付の動画が18禁になってしまった為、その救済措置として伊集院との戦闘描写を抜き出した動画が作られてアップロードされた。本動画からわかる事であるが、やはり彼は一廉の剣客として、強い矜持を持っている事が判明した。
「上下分離じゃああ!!」
(小峠にあのまま伊集院と殺り合っていたら勝てたかと問われ)「勝つに決まっているだろう…… やる前に負けると思う剣士が何処に居るんだ」
(小峠「ぐうう……大変失礼致しました……」)
「シュラスコになるか?」
カタギに手を上げると言う、天羽組のタブーを犯した小峠の舎弟Hに、カタギを殴った方の腕である右腕を斬り落とす制裁を加えた。
「悪事千里…… 貴様、どちらの腕でカタギを殴った?」
(小峠の舎弟H「消える右ストレートっす!」)
「ならばその腕は永遠に消しておこう!!」
- 12月3日付の動画(状況整理)
進行を取り仕切る北岡によると、時折敵対者に「先に斬り飛ばされる方の腕を選べ」などと質問を投げかけておきながら、返答を一切待たずにダルマにする事や、舎弟が彼と会話をする時は斬り殺されない様に細心の注意を払う必要がある事、そして実家がかなりの名家という事が判明した。また、京極組の剣客である「人斬り吉岡」と対峙するという予告がされた。吉岡は過去に紅林二郎に鉄拳制裁され、紅林は起き上がることはないと思っていたが、何事もなかったかのように復活している。会話からするに吉岡は和中を狙っていた様子で、何か卑劣な行為を行ったようだが詳細は不明。予告の1枚絵では和中は目から赤い光を出していた。
「人間でイカ飯を作ってみようか」
「右腕と左腕……先に斬り落とされたい方を選べ」
「判断が遅いッ! お前はダルマ!」
メイン格で登場。天羽組のシマ内で改造エアガンの密売をしていた下っ端組員の松崎を組長の命令で捕らえ、組長の前に引き摺り出した。松崎が組長に説得されるも聞き入れなかった上、自分の娘をエアガンの密売に利用していた為、子供が好きな和中は激昂。あまりのブチギレぶりから松崎を袈裟斬りで斬り捨てると思われていたが、松崎は意外にも娘には優しく、娘の方も松崎を慕っていたことから、和中は松崎の娘に免じて右腕を斬り落とすだけにとどめた。そして残った腕で娘を育てるなら生かしておくが、出来ないならば斬首すると恫喝し、松崎が首を縦に振った為、約束を違えたら即座に殺しに行くと脅した。
「天網恢々。ウチのシマで悪事は許さん。お前は目を光らせておけ」
(松崎の娘の無垢な言葉を聞いて)「『家貧しくて孝子現る』だな」
「こんなところでバカンスとはいい度胸だ。サイコロステーキになるか?」
「貴様……誰に向かって口をきいている? 親っさん、コイツを叩っ斬ります」
「汚ねえ腕で子供を抱くんじゃねぇぇっ!!」
「おい、残った腕で娘を大事に育てるなら生かしてやる。だが、それが出来ないならば、この場でお前の首を刎ねるッッ!!」
野田、小峠と共に天羽組を舐めた京極組とその後ろ盾を得ている政治家の山添へのカチコミに動員された。野田と共に雑魚処理をし、野田が逃げた山添を追いかけた一方、京極組の剣客である「袈裟斬りの吉岡」と一騎討ちになる。卑怯な真似を仕掛けてきた吉岡に対し、剣客としての圧倒的な格の違いを見せつけ、容易く逆袈裟に一刀両断した。
「下郎の保護区、京極! お前が行くのはジ・ゴ・ク!」
(吉岡から一騎討ちを申し込まれ)「一騎討ちと言うなら受けて立とう。小峠、手を出すな」
「南無阿弥陀仏……南無阿弥陀仏。さあ、その下らぬ人生に別れを告げろ」
「庖丁解牛、何人もの命を刈り取ってきただけはある…… だが、姑息な攻撃、剣士としての性根がなっておらん様だ」
「これが本物の斬撃じゃあ!」
主要メンバーを失ったコリアンマフィア「罵覇無鵜斗」の残党の掃討に動員される。例の如く敵の一人を人間イカ飯にしていた(もう一人はハンマーの冨樫のギガデインを自称する攻撃によって叩き潰された)。
「引縄批根、テメェら全員薄切り豚肉じゃあ!」
(残党「ギョプサル!」)
冒頭にちょっとだけ登場。親っさんの妻である姐さんから護衛を命じられ、職務を全うすることを告げた。
「不惜身命。この和中、命にかけて全うします」
- 1月14日付の動画(状況整理)
本名が判明(前述)した他、アーミーナイフの小林を差し置いて天羽組最高戦力として紹介されていた。また、天羽組との取引で裏切った海外マフィアが子供を犯罪に利用したため、アジトにカチコミした際にズタボロになったことが語られた。ちなみに2月8日付の動画によると、激突した相手がタイマフィアである事が判明した一方で、件のシナリオの制作が難航しており、投稿されるまで約一ヶ月かかったようだ(後述)。
「俺の名は和中蒼一郎。貴様が最後に聞く名前だ」
「抑強扶弱。安心しろ……君たちはもう自由だ」
天羽組の武器密輸の取引相手である香港マフィア「青龍団」から裏金を貰い、取引を反故にした挙句、結果的に若手構成員を1人死なせた闇ブローカーにケジメを取らせ、ブローカーの四肢を斬り落としてダルマにした。
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏…… それは何の金だ?」
「裏切りもんはダルマになっとけぇぇぇ!」
子供を利用してシノギをしたクズ構成員二人(セリフから政治家と企業の重役に子供を人身売買したものと思われる)に四肢を瞬時に全て斬り落とすという制裁を加えた。また、小峠の同期である宮本が真鍋組の刺客に殺害されると、報復に小峠、工藤と共に動員され、真鍋組の構成員達を斬り捨てまくった。
「テメェら、何で手足生えてんだ! ダルマになっとけぇぇぇ!!」
「大逆無道、全員ダルマじゃテメェらぁ!!」
伝令として一瞬登場。小峠に新人との接見の旨を伝えた。
因みに今回以降、小峠を「華太」と呼ぶようになった。
「華太、親っさんがお呼びだ」
空龍ジェッターズのスカウト掃討作戦に参加。掟破りのスカウトに鞘で一撃を打ち込んでいた。
「馬牛襟裾。掟も守れぬ人間は獣と同じ! 死んどけぇ!」
久々に主役となる。天羽組との取り引きを台無しにしたタイマフィアのもとに小峠と共に乗り込み、壊滅に追い込んだ件の詳細が公表された。
タイマフィア「ナックル・アイ」は巨大な人身売買組織で拉致した子供の腕を切り落とした上で販売するという明らかに度が過ぎた悪行を働いていた(その中には日本から拉致した子供もおり、ナックル・アイは空龍街の子供を拉致するために天羽組に有利な取引もあっさり受け入れた)。まさしくケダモノの所業に和中は見たことも無いようなオーラを出して怒り狂い支部のひとつを壊滅させ、その中の子供達を救出した。なおいつも圧倒的速度で攻撃を尽く回避する和中だったが、今回は多勢に無勢か銃弾を数発食らった上に、腕を斬られそうになった子供を庇って背中を切り裂かれる大怪我を負った。それでも弱音ひとつ吐かずに子供達を守り切った姿に小峠は「どこまでかっこいいんだ」と思った。帰国後和中は取引先を1つ壊滅させたことを親っさんに謝罪したが、「正しい判断だ! それよりも無事に帰ってこれて何よりだ」と笑って許された。この一件で、和中は海外マフィアの間でも「単身で大物マフィア組織の1支部を潰した男」として有名になった。
余談であるが、電光石火の斬撃でナックル・アイの構成員3人を斬首したシーンは、初登場回での解説シーンの構図と酷似している。
「怪誕不経。悪いが上を見させてもらう」
「椎心泣血。下衆共が……銃を何十丁出そうが、一足一刀の間合いにいる限りッ! この和中蒼一郎を抑えられるかぁッ!!」
「外道共が息するんじゃねえッ!!!」
「テメェら燻製のイカ飯になっとけぇぇぇ!!!」
「南無阿弥陀仏、南無阿弥陀仏……貴様らは万死に値する。さあ、死のうか」
「無垢な子供に何しとるんじゃあ!! 輪切りになっとけええええッッ!!!」
空龍街で外道のシノギを行った半グレの制裁に小林と乗り出し、半グレの一人を一刀両断した他、動画終盤で右腕を接合されて療養中の小峠の見舞いに行き、リンゴの皮を剥いていた。また和中曰く、小峠の右腕を斬り落とした雛形は裏社会において腕利きの剣客として有名だったと言う。その雛形を斃した小峠に、今度仕合ってみないかと持ちかけたが、当然ながらにべもなく断られた。
余談だが、和中以外にも多数の天羽組の連中、さらには宝華組も見舞いにきているのがギプスの寄せ書きから窺える。
・バーカ😄
・はやくなおりますように 速水(近くにラッキーの顔が描いてある)
・無理するな 宝華
「外道共が! ウチのシマで汚えシノギすんじゃねぇぇぇッ!」
「あの雛形を殺るとはな。今度俺と仕合ってみるか?」
(小峠「……勘弁して下さい」)
他の武闘派構成員と同じく、チェーンソーの木島率いる麻薬密売組織の殲滅と、組織のトップである木島に命を狙われている天羽組がケツ持ちしている雀荘のオーナーである雨宮の護衛をしていた。動画終盤では、木島の組織の残党の処理を行なっていた。
「旱天慈雨。当分はウチの誰かが常に付く。安心していい」
「含沙射影。街に汚ねえモノをばら撒く下郎が……」
(残党「ヒィ……! まさか、和中……!」)
「ダルマになって懺悔しとけえええ!!」
速水の口から北岡が一条にやられたことを知り野田、小林と共にブチギレ。天羽から京極組組長である日下の粛清を命じられた。
「爆瑠苦」の主力部隊を小林と共に殲滅していた。
「張眉怒目。テメエら輪切りじゃああ!!」
(爆瑠苦構成員「レンコン!?」)
関連タグ
和中の兄貴⇒表記揺れ
ソフィア・クラタ:伊集院シリーズの登場人物で同じく裏社会で非合法な手で相手を殺害する剣の使い手。剣客である和中に対し、こちらは騎士。
袈裟斬りの吉岡:天羽組と同じく武闘派ヤクザである京極組に所属している。彼も和中と同じく剣豪である。
黒鉄一輝:和中と同じく凄まじい剣の達人で道を極めんとする剣者。高い反応速度や神速の斬撃、的確な先読み、名家出身だが訳ありであるなど似たような部分が多々見られる。
芙蓉・リリエンソール・友奈:和中と同じく四字熟語をよく用い、外見も金髪かつ赤い目をしている。なお武器は薙刀を使用している。