基礎データ
他言語版の名称
英語 | Scorbunny |
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イタリア語 | Scorbunny |
スペイン語 | Scorbunny |
フランス語 | Flambino |
ドイツ語 | Hopplo |
韓国語 | 염버니 |
中国語(繁体字 / 簡体字) | 炎兔兒 / 炎兔儿 |
進化
ヒバニー → ラビフット(Lv16) → エースバーン(Lv35)
概要
最新作『ポケットモンスターソード・シールド』に登場する、主人公のパートナーとなる御三家の1匹。
カートゥーンに登場しそうな白いうさぎのポケモンで、耳の先などの各部は赤くなっている。最初から二足歩行の炎御三家は第4世代のヒコザル以来13年ぶりであり、他に第1世代のヒトカゲと第3世代のアチャモも最初から二足歩行である。
鼻上の絆創膏のような部分が特徴的で、脚の裏にも同じ形の器官がある事が確認できる。アニメ版では肉球であると解説されており、足には幸運が宿るとされている。
その見た目通り高い脚力を持ち、二足歩行で元気いっぱいに走り回ったり、飛び跳ねたりしながら相手を撹乱する。
ほのおタイプらしく、高温になった足裏を相手に叩きつけてダメージを与える事が出来、時には火傷を負わせることも可能(PV映像でも踏み走った跡が発火している)。
そして胸にはブースター同様「ほのおぶくろ」なる器官を持ち、第二の心臓とも呼ばれるその中には粘度の高いほのおエネルギーが満ちている。準備運動をして心拍数や体温が上がると、ほのおエネルギーが本来のパワーを発揮し、身体能力が格段に向上するようだ。
恐らく、名前の由来は『火』・『火花』+『バニー(子うさぎ)』。
英名の「Scorbunny」は「score(得点)」+「bunny(バニー)」、または「scorch(焼く)」+「bunny」と思われる。
またイギリスでは、ピーターラビットや不思議の国の白ウサギといった有名な兎キャラクターが何体もいるため、それに肖ったとも思われる。
カラーリングはサッカー選手などアスリートのユニフォームを思わせ、サッカーはイングランド発祥とされるスポーツであるため、モチーフの一つであるかもしれない。
ゲーム上における特徴
ゲーム内では他の御三家メンバーの替わりになるくさタイプ・みずタイプのポケモンが序盤で多数出てくる事と、序盤の野生ポケモンの定番であるノーマルタイプやあくタイプの弱点を突ける「にどげり」を早い段階で覚える点から、序盤の展開を楽に進められる。
また、本作のライバルであり対戦回数が多いホップの手持ちもほのおやかくとうで抜群が取りやすく、相手側から弱点を突かれづらいこともメリットと言える。
使用トレーナー
ゲーム版
- マサル/ソード・シールド男主※1
- ユウリ/ソード・シールド女主※1
- ホップ/ライバル※2
- ダンデ/ガラルチャンピオン※3
※1 サルノリ・メッソンの3択
※2 主人公がメッソンを選んだ場合
※3 主人公がサルノリを選んだ場合
アニメ版
漫画版
アニメ版
ゴウのヒバニー
シリーズ最新作『ポケットモンスター』において、主人公の一人・ゴウのパートナーポケモンとして登場。ガラル地方初訪問回の第4話で初登場した。
キャストクレジットもピカチュウに次いで4番目とメインキャラ扱いである(ただしロケット団登場回はノンクレジット)。
元はシュートシティに住む野良ポケモンで、身体を泥で茶色く塗って3匹のクスネ達のグループに入り、彼らのリーダーとして人間の食べ物を盗みながら生きていた。
サトシのスコーンを奪ったことがきっかけでゴウに助けられ、彼から世界の広さを知らされた事や、クスネ達からの後押しもありゴウの下へ行く事を決意し、ワイルドエリアへ向かった彼らを追いかけていった。
ゴウは当初「最初に捕まえるポケモンはミュウにしたい」という思いからヒバニーの申し入れを断わるも、悲しそうに去っていくヒバニーを見て「この出会いを捨ててまで貫く拘りじゃない」と考えを改め、最初のパートナーとして迎え入れる事になった。
ピカチュウ同様、普段からボールから出してつれあるきしている。
元気いっぱいで威勢がよく、仲間と認めた相手には協力的な性格。同時に相手にされないとすぐふてくされる負けず嫌いな寂しがり屋で、懐いているゴウにはべったりな姿勢を見せる。
かつてのポッチャマ、ミジュマル、ハリマロン、モクローのようなギャグキャラ的な立ち位置であり、このポジションに炎御三家が就くのは初めてである。
加えて非常にせっかちな所があり、ゴウのパートナーになって間もない頃は功を急いで命令を待たずに飛び出す事がしょっちゅうだった。
ただ、従来のギャグキャラよりギャグシーンは少なめで、トラブルメーカー要素もほぼ無いなど、割と正統派なパートナーとして描かれている(このあたりはポケモンゲットに終始するゴウに黙々と同行する回が多いのが影響しているのだろう)。
一方、初対面で自身を打ち負かしたサトシの事は気に入っておらず、時折理不尽な理由で彼を蹴飛ばし、代わりに怒るピカチュウにも挑発的な態度を返すなど折り合いは良くない。…ただ、そのスタンスが視聴者から批判されたのかは不明だが、すぐに二人とも普通に接する様になった。
第17話でヒヒダルマからの挑発が発端となって始めた「ひのこ」の練習を契機に、ロケット団とのバトル中、ひのこを会得すると同時になんとラビフットへと歴代御三家(未進化 ⇒ 第二進化)では最速のスピード進化を果たす(最終進化を含んだ場合、一位はサトシのリザード ⇒ リザードンの3話)。
しかも、この時点でメッソンとサルノリはOPの一場面にしか出ておらず、出会ってもいない状態でヒバニーがラビフットに進化すると言う、アニポケ史上初の珍事が発生した(さらに第32話で主題歌が変更されるまでOP映像のヒバニーは差し替えられなかった)。
Twitterでも『ヒバニー進化』のワードが引っ掛かり、その愛らしい姿が見られなくなる『ヒバニーロス』も同時に呟かれている。
なお、対トレーナー戦は第7話の一回きりであり、ホウジのグラエナに敗退し勝率0%に終わっている。
使用技は「にどげり」、「でんこうせっか」、「ひのこ」。
ひのこについては覚えたというよりは体質を駆使して編み出した即席技であり、でんこうせっかを使用しつつその場で反復横移動する事によって足裏にほのおエネルギーを溜め込み、ゴウが投げた石ころを媒体にして一気に蹴り出すという、かえんボールの模倣版と言える技になっている。
漫画版
『ポケットモンスターSPECIAL』
- 盾・シルドミリアのヒバニー
元々の手持ちを失ったシルドミリアが序盤で唯一手持ちにしていたポケモン。ヒバニー当時はバトルが不得意であり、野生のカジリガメに第2の心臓と言える首元のほのおぶくろを噛まれて戦闘不能・エール団のガラルマッスグマに「やけど」を負わせるも、隠れ特性「はやあし」によって不利になる・ターフスタジアムで勝利はしたが相性で有利なヤローのくさポケモンに負けるかと思ったなど、目立った活躍が少なかった。バウスタジアムのジム戦中にラビフットに進化する。
ニックネームが付いていないが、これはシルドミリアがグリーン・シルバー・エメラルド・プラチナ・ムーンの様に付けないのではなく、手持ちが全て帰った後に付けると決めている為。
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