概要
『ウルトラマンA』に登場した防衛チームで、正式名称は「Terrible-monster Attacking Crew(超獣攻撃隊)」。
異次元人ヤプールが送り込んだミサイル超獣ベロクロンによって、当時の地球防衛軍の戦闘チームが壊滅させられた為(※)、組織された防衛チームである。前作に登場したMATとの繋がりは不明。
※地球防衛軍全体が壊滅したわけではなく、第2話のカメレキング戦にも残存部隊は登場している。
総本部はニューヨークに、南太平洋の孤島に南太平洋国際本部が置かれ、その下に本編で活躍する極東支部が存在する。このほかヨーロッパ支部、アフリカ支部が存在する。
ヤプールの超獣は、並の怪獣を遙かに凌ぐ戦闘力を持った個体や、空間転移などの超能力を持った物が多いため、兵器開発部が置かれ新兵器の開発に勤しんでいる。ホタルンガを瀕死に追い込んだV7ミサイル、ファイヤーモンスを一撃で粉砕したシルバーシャークなど高い成果を挙げており、多くの怪獣・超獣・宇宙人を撃破している。
前述の通り超獣は普通の怪獣では起こせない能力を持っており、神出鬼没な為に目撃者が信じてもらえないことがよくネタにされる。この為、初動が遅れてしまったり、最悪出動せず、その結果被害が拡大するのを阻止できなかったりするという防衛チームとしては「元も子もない」と言わざるを得ない問題点がある。そもそも超獣どころか、通常の怪獣や異星人でさえその要素があったにもかかわらずに…である。
例:北斗「本当なんです!信じて下さい!」山中「ぶったるんどる!」
セブンの時代の防衛チーム『ウルトラ警備隊』のキリヤマ隊長がこれを知ったら叱責していてもおかしくないだろう。
キリヤマ「たとえ千回の通報が千回とも嘘でも、出動するのは我々の義務じゃないか!」
それ以外にも、統合防衛軍程過激でないにしろ、司令官たる人間が無茶苦茶な内容の作戦を個人的な私怨による人選で強行したり、思慮の足りない言動や判断で事態を悪化させてしまうなど、醜態を晒す事が多々ある。
そうした描写からファンの間ではメンタルがゴリゴリ削られるナイトレイダー、全滅したMACと並んで働きたくない防衛チームの上位に入る事も。
しかし、上記の悪い点が目立ちがちではあるもの、第14話のように隊員思いの描写もあるので一概にブラックとも言い難い。
このような傾向が中盤まで続きまくったせいで苦情でも来たのか、梅津ダン少年が登場して少し経った辺りから先述の悪癖パターンは鳴りを潜めるようになり、視聴者的にもある意味北斗からしてもストレス緩和になったと思われる。
しかし今度は代わりに今度は北斗が
- 第33話では異常な量のエネルギーをキャッチして急行してもただの気球船との見た目からしばらく油断してのほほんとしていたり。
- 第35話では何夜も夢に超獣が現れてはその度におねしょをしてしまって同級生からからかわれる少年の2度目の通報を受けて湖を攻撃しても何もなかった事から(事前に北斗と「もう嘘はつかないように」と約束をしていたが)「嘘つきは嫌いだ!」と手の平を返すようにかつての自分のようにしたり(その晩、見かねたゾフィー兄さんからたしなめられたが)。
…と、別方面で北斗が割を食う羽目になるが。
オレンジ色のユニフォームと特徴的な形状のメットがシンボル。
TAC極東支部
富士山麓に存在するTACの日本最大の拠点。位置関係上ウルトラ警備隊の地球防衛軍極東基地を改修したと思われる。何度か敵の直接攻撃を受けているが、自動防衛システムを備え、地下基地ゆえに硬い岩盤による防御力と基地施設が広域に広がっているという利点があり、部分的に被害を受けても致命的な被害を受けたことはない。
メンバー
*詳細は当該項目を参照。
*詳細は当該項目を参照。
TAC極東支部の隊長。35歳。優しさと厳しさを兼ね備え、部下からの信頼も厚い常に冷静沈着で科学的な視点で物事をとらえようとする。
作戦が特に危険な場合であれば敢えて自分で取りかかるほか、第14話では無茶な命令を連発する高倉司令官を殴って基地から追い出すなど、部下に対する配慮も忘れない。ただし、部下のミスに対しては厳格で、謹慎ないし出撃停止処分を乱発する傾向にある。また、如何なる苦境に陥っても、部下や事件に関わってしまった人達を諭し、勇気づけようとする。
独身でアパートに一人暮らしをしており、故郷の秋田県に姉と甥がいる。第47話では身寄りを失った少女をこの姉に養女入りさせている。第1・2話では他の隊員と同じ胸のラインが灰色の隊員服だったが、第3話から胸のラインが黒色に変更されている。エースの正体が北斗であると薄々気付いていた様子が描かれており、本人に「(エースに助けられた時に)助けてくれたのは君だった」と言ったこともある。
出撃する際に、南や美川など女性隊員と二人で戦闘機に乗り組むことが多く、特に「美川隊員は私と一緒に」と何度か指令している。
竜五郎役を演じた瑳川哲朗は、次回作『ウルトラマンタロウ』、次々回作『ウルトラマンレオ』のナレーションを担当している。
山中一郎(演:沖田駿一)
TAC極東支部の副隊長格。射撃の名手(特に早撃ちが得意)でもあり、タックガンを常に二挺携帯している。
少々怒りっぽく、現実主義者のため怪現象に対しては否定的で、同僚や目撃者の証言を信じないことが多く、それ故に北斗と対立するが、その反面、北斗が高倉司令長官の報復人事でミサイルの操縦手に任命されてしまった際には彼をかばい、自分が身代わりになろうとしたり、北斗に自殺行為同然の理不尽な命令を下した高倉を最終的に基地から追い払うなど、根は優しく仲間思いな一面や、スランプに陥った北斗の特訓に協力するなど面倒見の良い面も描かれた。また、事実を知ると素直に認める潔さもある(普段はその後に態度を改めたりはしないが、第32話では北斗に謝罪している)。
第7話で、メトロン星人Jr.に婚約者を殺害されてしまう。
『ウルトラマンメビウス』の小説「アンデレスホリゾント」ではGUYS調査部に転属して、名物調査員として名高い存在になっている事を窺わせる記述がある。
吉村公三(演:佐野光洋)
宇宙生物学の権威で過去の怪獣や宇宙人に精通している他、気象や宇宙科学に対する情報の分析が得意である。
ギターが趣味で、第2話のパーティシーンなどで腕前を披露している。故郷の岡山県牛窓町に母がいる。実家は化粧品店で、父は他界している。
今野勉(演:山本正明)
ロケット工学のオーソリティで怪力。24歳。
常に場を和ませるムードメーカー的存在で、太っちょの食いしん坊で仲間思い。
九州出身で、岡山県に親戚が住んでおり、東京在住の姪がいる。実家は寺の住職であり、そのためか危機に陥ると「南無阿弥陀仏」と念仏を唱え、ときに念仏を唱えながら十字を切ることもある。鼻をこする癖がある。
好意を寄せる女性に対しては純情な面を見せることもしばしばある。
演者の山本は当初、『ウルトラセブン』でウルトラ警備隊のフルハシ・シゲル役の候補だったが、スケジュールの都合で実現しなかった。
美川のり子(演:西恵子)
*詳細は当該項目を参照。
梶洋一(演:中山克己)
兵器開発部の主任。ビッグレーザー50、V7ミサイル、惑星破壊ミサイル・マリア2号、異次元突入装置など、TACの兵器の大半が彼の作品である。第27話を最後に降板したが、第31話にゲスト出演している。第27話では自ら志願し、他のTAC隊員と共にヒッポリト星人との対決に参加した。
途中から登場しなくなった理由として、一部書籍によるとZATのコンドル1号やMACのマッキー2号に使われている「重力コイル」の実験中の事故で亡くなったと記載されている。
ただし『ウルトラマンメビウス』の小説「アンデレスホリゾント」では存命ということになっている。
TAC関係者
本部司令
第14話に登場したTAC南太平洋国際本部の最高司令長官で竜の上司であり、昭和ウルトラシリーズ作品では最低の司令官。
*詳細は当該項目を参照。
『レオ』にも同名の長官が登場しているが、演者も別人で、関連はない。
TAC最高司令官(演:増田順二)
第31話に登場。警視総監らとの会議でバクタリに変身するバクの銃殺刑を命じ、事態を悪化させた。
高倉とは別の人物で、TAC最高司令官とは言っても、TAC総本部なのか南太平洋国際本部なのか極東支部なのかは劇中で明示がなかった。
その他
高階マヤ(演:関かおり)
第7話に登場。山中隊員の婚約者でTACミサイル基地の通信員。マリア1号発射のカウントダウンを担当するためにミサイル基地にいたが、メトロン星人Jr.によるマリア1号破壊の際にメトロン星人Jr.に殺害されて死体に憑依・利用された悲劇のヒロイン。第8話では山中の回想シーンに登場。
虫を殺すのも嫌う優しい性格。
ちなみに演者は当初南夕子役に抜擢されていた人物である。
TAC通信隊員(演:鹿島信哉)
第2話に登場。第7話、第8話ではノンクレジットながら登場。劇中無名である。
TACの戦力
装備
実弾兵器・電磁砲
タックガン
隊員の基本装備で、実弾を発射する。
怪獣や超獣に対しては牽制程度にしか効果がないが、等身大の宇宙人はほぼ一撃で死亡している威力の高さを誇る。銃口にアダプターをセットする事でレーザー銃にも換装できるが、北斗隊員が過去の失敗例から宇宙で超獣を倒すことを提案した為、使用を取りやめる一幕も。
エレクトロガン
第3話で登場。超獣の牽制や撃破に使用された大型の砲身を持つ電磁砲。
バキシムにはあまり効果が無かったが、足止めには成功した。
新型バスーカ砲
第10話のザイゴンとの戦いで使用。着弾すると超獣の体内で爆発するという徹甲榴弾のような恐ろしい効果を持っている。
細胞破壊銃
第27話で登場。細胞破壊ミサイルのエネルギーを内蔵した銃で別名「タックブラスター」。細胞破壊ミサイルの携帯版ともいえる。
ヒッポリトカプセルに対して発射し、エネルギー充填が中途半端だったのにかかわらず、その破壊に成功している。
V09
銃口が黒い小型拳銃で、北斗が梅津ダン少年に与えてバアロン号にダメージを与えた。
子供にそんなもん与えてどうするんだ。
ミサイル兵器
マリア1号・2号
第7話および第8話に登場した妖星ゴラン爆破用の大型ミサイル。1号はメトロン星人Jr.により破壊され、設計図も焼かれた。しかし梶隊員の記憶力により2号が急造され、妖星ゴランを破壊した。
RXミサイル
第9話に登場。タックファルコンに搭載されて実戦投入される。ガマスを一度は倒したが、再戦時にガマスに真っ二つにされて撃墜された。
TACが単独で超獣を倒した初の兵器で、直撃すれば超獣が倒せる兵器であるはずだが、その後『A』劇中に登場しなかった。
超光速ミサイルNo.7
第14話に登場。(開発指揮者の高倉司令官含めて)TAC版本部の罠にしてTAC屈指のクソ兵器。竜隊長からは欠陥ミサイルと呼ばれた。
光の速さを超えてマイナス宇宙に突入することが可能な2段式ミサイルで、ゴルゴダ星破壊のためにTAC南太平洋国際本部によって設計、実戦投入された。
2段目の「第1ロケット」にパイロットが搭乗して操縦を行う有人誘導弾であり、目標直前で操縦ロケットを分離させ、1段目のミサイルのみを目標に命中させる仕様・・・なのだが大気圏突入の際に分離装置に欠陥が生じて切り離し不能となった。
結局、ゴルゴダ星に到達する前に脱出した操縦者の北斗もといAのパンチレーザーで処分された……予算の無駄遣いだな。
V7ミサイル
第17話に登場。正式名称は超獣攻撃用大型ミサイル・タックV7(ブイセブン)ミサイル。霞峠工場で製作され、基地への輸送中にほたるヶ原バイパスで使用されたために輸送専用の大型コンテナトラックの屋根を開扉してカタパルトから発射された。ホタルンガに大ダメージを与えて戦意喪失に追い込んだ。
実績を上げたが、以降『A』の劇中で投入されなかった。第25話では一般人の不良すらも略称の「V7」で知っているレベルの知名度で、後継機と思われる兵器が製作された。
V9
25話で名称のみ登場したV7ミサイルの後継機と思われるミサイル。TAC基地で組立作業が行われ、オリオン星人の標的となるが、スフィンクスとの戦闘中に完成した。1時間後の発射予定のところ竜隊長に急かせれて30分後の発射予定に繰り上げられたが、その前にAにより決着がついたので劇中では未登場であった。以降『A』やウルトラシリーズの劇中で登場していない。
細胞破壊ミサイル
第26話で登場。ヒッポリト星人との戦闘に対して、タックファルコンに搭載・使用された…のだが、ヒッポリト星人の立体映像に投下されたので予算の無駄遣い、もとい効果無しであった。
劇中実績皆無であったが、携帯用の細胞破壊銃が、エネルギー充填半分な状態でウルトラ戦士が内部から破壊できなかったヒッポリトカプセルを破壊しているので、TAC最強兵器候補の一つともいえる(……一応、Aも外側からならヒッポリトカプセルを破壊しているが)。
ヒッポリト星人の細胞は細胞間の隙間が大きいという特徴があったために使用されたこともあってか、その後、『A』劇中で登場していない。
アロー空対空ミサイル
52話で名称のみ登場。山中隊員が空中に浮くジャンボキングへの発射を進言したが、ジャンボキング直下に市街地があったので竜隊長により却下された。
レーザー兵器
ビッグレーザー50
第2話、第49話に登場。タックガンの50倍の威力を誇る大型レーザーライフル。
超獣であるカメレキングの卵の破壊には効果がなかったが、宇宙生物であるユニバーラゲスに引導を渡している。
ウルトラレーザー
第10話、第13話、第43話、第47話などで登場。にせ郷秀樹ことアンチラ星人の遺品でウルトラシリーズの防衛組織でも珍しい人外由来の兵器。
アンチラ星人にしか使えないとか本人が言っていたのでオーバーテクノロジーと思われたが、その後普通にTACが使っていたりする…あれは嘘だったのか、それともTACの連中がスゴイのかは不明。
13話ではタックアローに搭載され、放射能の雨でミサイルが効かないバラバに対して使用されていた。…搭載されたタックアローが撃墜されているが、余程頑丈だったのか修理したのか、その後も登場している。
後の『ウルトラマンメビウス』での事を鑑みれば、メテオールの一つや、その先駆けとも言えよう。
シルバーシャーク
第39話・第45話で登場したレーザー兵器。中小型兵器の運搬に使われるタックジープに搭載されて実戦投入された。メタリウム光線を無効化し、Aを1回倒して北斗を病院送りにしたファイヤーモンスを木っ端みじんにした。45話でも投入されたが、地球上で倒すと誘爆して都市に大損害を与えるガスゲゴンの体質ゆえに未使用に終わった。
『ウルトラ超兵器大図鑑』では「超獣に対抗する最強の兵器」ともされ、TAC最強兵器候補の一つ。
『ウルトラマンメビウス』においてGUYSの兵器として後継機のシルバーシャークGが登場している。
ゴールデンホーク
第44話で登場した赤色連射光線砲。タックスペースに装備されて実戦投入され、オニデビルに大ダメージを与えた。一説、オニデビルに致命傷を与えたともされる。
実績を上げたものの、その後『A』の劇中で登場しなかった。……『赤鬼』モチーフのオニデビルに、『赤い豆』といった『赤』つながりで登場した兵器ということもあるが。
細胞分解ミサイル
第52話で登場。「ミサイル」と名前がついてるが大型レーザー砲である……なぜこんなことになってしまったんだ)。
「最強超獣」との別名を持つジャンボキングに対して使用されるも、全く効果がなく、速攻で破壊された。
新兵器だったので、「最強超獣」のかませ犬としても微妙な存在だったりする。
航空戦力
タックファルコン
全長:210m 全幅:103.5m 重量:50,000t 最高速度:マッハ6.6 乗員:5名(最大6名)
TACの大型戦闘機、宇宙空間でも航行可能で内部にタックアローを二機搭載できる。
ガスゲゴンを宇宙で木っ端みじんにして倒した機首レーザー砲のほか、RXミサイルや細胞破壊ミサイルなど、搭載火器も豊富。
機体が無傷でも敵に特攻させ質量兵器として使われたこともある。
ちなみに全長は210mでエースの5倍はあるとされているが、劇中ではエースの方が明らかに大きい。
タックスペース
全長:15m 全幅:14.5m 重量:15t 最高速度:マッハ8.8 乗員:2名(1名での運用も可能)
小型の戦闘機、大気圏・宇宙空間に加え、何と水中でも活動可能である(発進ゲートが水中にあるため)。キングクラブに使用された大型空対地ミサイルやゴールデンホークなどの追加装備も可能。
タックアロー
全長:18m 全幅:14.5m 重量:20t 最高速度:マッハ7.7 乗員:1名
一人乗りの小型戦闘機。後半は高級機であるタックスペースの配備が進んだ為かあまり出番が無い。ウルトラレーザーや水中爆弾、ガス中和剤などが搭載されたことがある。
地上戦力
タックパンサー
全長:4.3m 全幅:1.6m 重量:1.2t 最高時速:155km 乗員:5名
TACのパトロール車両。原型はトヨタ・マークII・2ドアハードトップ2000GSS(RX21)で、黒地に銀縁のオレンジライン(TACヘルメットの逆のカラーリング)が施され、ドアとルーフ部分にTACエンブレムが配されている。
設定では水中爆弾と潜水装置を積んでいるが、攻撃武装の類は確認できない。
タックジープ
主に野戦や小~中型兵器の運搬等に用いられる。車種は三菱・ジープで、車両自体は改造されていない。
ダックビル
全長:25m 全幅:16m 重量:80t 最高時速:960km(空中)・90km(地上)・30km(地中) 乗員:6名
TACの地底戦車。この機体だけなぜか名前が「ダック」である。キャタピラ走行に加え、ロケットエンジンが搭載されており飛行能力も兼ね備えた万能機。ちなみに「ダックビル」は「カモノハシ」を意味するので「ドルフィン2号」と同じ開発用コードネームがそのまま残ったのではないかと推測される(正規配備になっていたとすると他と同様に「TAC」ネームになっていた可能性がある)。主な武装はダイヤモンドの100倍の硬度を誇るドリルとロケット弾。
タックオートバイ/雪上車
その他の地上戦力。前者は第2話で、後者は第42話で使用された。
水中戦力
ドルフィン2号
万能潜水艦らしいが本編未登場。恐らくダックビル同様開発時のコードネームであろうと推測される。……タックスペースの登場に加えて、水棲系の超獣が少ない上にドリームギラス以外は陸上で戦うヤツラばっかりなのも未登場の一因じゃなかろうか。
その他
新型ロケットエンジン
第6話にて言及されたTACの第三研究室で開発中のロケットエンジン。従来のロケットの数倍のパワーがあり、光の速さに近いスピードを出せるらしい。ブロッケンによって研究室が破壊されたからか、その後は特に出番はなかったが、先述した超高速ミサイル等に発展したと思われる。
超獣探査機
超獣の居場所を特定する探査機。
美川隊員はそれの携帯版と思わしきペンダントを所持しており、細胞や体温、血液型などから相手の正体を見破る事の出来る装置らしい…それを量産すればいいのでは…?(とはいえ、ヤプールの配下の宇宙仮面にはバレていたので、量産化しても対策される可能性はあるが)。
人工太陽光線
第14話で登場。エースの変身解除後に重体状態で発見された北斗と南に対して、TAC基地内で使用された。……放射能の雨による被爆の治療とはいえ、これを使用している時点でエースの正体がTACにバレている気がしないでもない。
ちなみに第39話では北斗が仮死状態になっているが劇中登場していない。
関連項目
警察(名探偵コナン):こちらは物語開始からいくらか経ってからもあるが、主人公やその仲間達の証言や意見を目暮警部や高木刑事といったお馴染みのメンバーらが、TACや本作の警察とはほぼ真逆な程に素直に聞き入れている事が多い。また「子供なのによくそんな事わかるね」と疑問に思われる事もあるが、大抵は主人公のコナンが「って、新一兄ちゃん(または小五郎のおじさん)が言ってた」と誤魔化すパターンも多い。