概要
『ポケモンSV』の最高難易度★7のテラレイドバトル第10弾。
対象ポケモンはレベル100のフェアリーテラスタルマフォクシー。
ポケモンHOME連携後初の最強のテラレイドバトル。
最強マフォクシーの登場により、カロス御三家全員が最強テラレイドの対象になった。
ちなみに同じ地方のポケモンが連続で選ばれたケースは初(厳密にはヒスイ御三家の原種がこれ以前に連続選出されている)。
開催日時は7月7日9:00~7月10日8:59、7月14日9:00~7月17日8:59。
今回もピックアップレイドはなし。ただし、ここ最近の最強レイドの実施パターンから、2回目の実施時に何かしらのイベントレイドが同時並行して行われる可能性が考えられる。
特殊行動
対策
種族値
HP | 攻撃 | 防御 | 特攻 | 特防 | 素早さ |
---|---|---|---|---|---|
75 | 69 | 72 | 114 | 100 | 104 |
特性はこれまでの傾向どおり隠れ特性のマジシャンであるが、最強のピカチュウでわかる通り、テラレイドバトルにおいてははたきおとす以外では持ち物を奪ったり交換することができない(なげつけるでかえんだまやどくどくだまをぶつけてやけどやどくにさせることはできる)。
そのため実質、特性無しだと考えて問題ない。
技の構成は「だいもんじ」「サイコキネシス」「マジカルシャイン」「おにび」「わるだくみ」「マジックルーム」。
開幕にマジカルシャインを打ち、その後は一定条件でデバフ消しからのわるだくみ、バフ消しからのマジックルームを使ってくる。
また、早めの段階でバリアを張ってくる上に、一度だけテラスタルオーブのチャージを奪う行動をするため、バリア発生までにテラスタルしておきたいところである。
サイコキネシスでこちらの特防を下げ、おにびやだいもんじでやけど状態にして攻撃を下げてくる。また、マジックルームの効果中は持ち物の効果が得られなくなるため、持ち物(とつげきチョッキやメトロノームなど)に依存した戦略で挑む場合は注意が必要である。
フェアリータイプはどくとはがねタイプが弱点であるものの、どくはサイコキネシスで、はがねはだいもんじで弱点を突かれるので今まで以上に連れていくポケモン選びに難儀すると思われる。
おすすめのポケモン
アタッカー枠
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
はがねタイプながら、特性もらいびで炎を無効化でき、「ラスターカノン」「きんぞくおん」「ちょうはつ」を覚えられる。懸念されていたきあいだまやマッドショットが採用されなかったため、はがねテラスではがね技を強化しつつ、サイコキネシスやマジカルシャインのダメージを半減できる。
しかし、デバフがバリアに弾かれてしまう「きんぞくおん」しかないのが難儀。そこを意識していない編成で挑んでしまうとバリアで詰む可能性は高い。
そのため、特防デバフは「アシッドボム」等バリアの上から撃てるポケモンを連れたプレイヤーに任せてしまうのも手だろう。
また特攻バフ技が全くない為、基本的には特防を下げきったらひたすら殴り合いになる。
ソロレイドの場合、「きんぞくおん」を3回使ったあたりでバリアが張られるため、バリア後は「ラスターカノン」を連打しつつ、バリアが割れてから再び「きんぞくおん」を使う立ち回りとなる。
物理型もできなくはないが、攻撃バフが「メタルクロー」、防御デバフが「かみくだく」の追加効果任せでははっきり言って安定しなさすぎる為非推奨。
一応瞬間火力技として「ヘビーボンバー」もあるが、特防デバフの存在も考えるとやはり優先する程のものではない。
回復手段が乏しいのでかいがらのすずを持たせておきたいが、マジックルーム発動中は回復できないので注意。
とはいえ、準伝説ポケモンとして種族値が高めであるため、攻撃寄りに努力値を振っても、体力管理を怠らなければソロで勝つことも不可能ではない。
しかし、入手方法はポケモンHOME経由で過去作から連れてこなければならないため、人によっては入手できないのが欠点である。
また、隠れ特性の「ほのおのからだ」の場合ほのお技が等倍になってしまい、はがねテラスは更に切りづらくなってしまうため非推奨。もっとも夢特性ヒードランは通常入手不可(とくせいパッチが必須)なので、余程の事がない限り通常特性になっているはず。
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
通常特性がもらいびのお陰でほのお技と「おにび」を受け付けない。
加えて、ほのお・エスパー複合によりマフォクシーの全攻撃技を半減に抑える事が出来る。
「めいそう」による対特殊も兼ねた積みからの「アシストパワー」、弱点を突けるはがね打点の「ラスターカノン」と攻め手は十分備わっている。
また、本来マフォクシーの十八番である「マジカルフレイム」で特攻デバフ、「アシッドボム」で特防デバフの他「ひかりのかべ」によってサポートもこなせる。
テラスタイプは半減を維持したまま弱点を狙うはがねでもいいが、アシストパワーによる一点突破を狙うならエスパーでも問題はない。
最初はアシッドボムやマジカルフレイムでデバフを重ね、その後で攻撃に転ずる戦法が効果的。
ヒードラン同様、回復が持ち物と応援頼りになる点には注意。
また、入手は基本的にスカーレット限定な点も注意。
当然ながら、専用技の「アーマーキャノン」は自分の特防が下がってしまうため非推奨。
また、「わるだくみ」対策に「クリアスモッグ」も習得できるが、味方がかけたデバフまで打ち消してしまうため逆に妨害になってしまう可能性がある。特攻デバフなら先述の「マジカルフレイム」があるため無理に全消しするよりはそちらを推奨。
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
グレンアルマ同様、通常特性がもらいびのお陰でほのお技と「おにび」を受け付けない。
素の耐性はサイコキネシス等倍だが、ソウブレイズは特防も高い為ある程度抗える。
「むねんのつるぎ」によるドレイン戦法により場持ちが良い。
他、弱点を狙う打点として「アイアンヘッド」も使える。
こちらも「ひかりのかべ」によりサポートも可能。
火力に関しては攻撃バフの「つるぎのまい」で確保する立ち回りになる。
テラスタイプはほのおよりも特性と合わせて全技を半減し、はがね技を強化できるはがねが安定する。半減耐性を持たせつつ、持久戦に持ち込むのが基本。
防御デバフをかける技が一切ない為、瞬間火力はグレンアルマと比較してかなり控えめ。
また、やけどが通らないとは言え物理型である為、味方のサポートの恩恵を受けにくい可能性もある点に気を付けたい。
グレンアルマ同様「クリアスモッグ」も覚えるが、やはり妨害になってしまう危険性がある。特にソウブレイズは物理型で特防デバフの恩恵がないため自身以外が火力を落とす羽目になり余計に印象が悪くなる。
こちらは基本的にバイオレット限定だが、グレンアルマを用意できない場合でも代用しやすいのは救いと言える。
グレンアルマ同様の積みアタッカー。
「アシッドボム」からの「めいそう」or「ドわすれ」+「わるだくみ」からの「高火力アシストパワー」でワンパンを狙う。
回復に関しても「なまける」を覚えるので申し分なし。
グレンアルマより特殊耐久は高いが、代わりに「だいもんじ」等倍・「サイコキネシス」抜群で少し耐性が不安なため、まずは特防バフをかけるのを推奨。
難点としては今作では進化させる方法がなく、剣盾のDLC購入済みのソフトを持っていないと入手が難しい点。
原種のヤドキングはアシッドボムを覚えないため攻略は厳しい。
持っていない場合はGTSで募集してみよう。
今回のレイドにおける最有力ポケモンの1体。
主にパラボラチャージ戦法がメインとなる。
かつての最強のバクフーンと同様にアタッカーとして活躍する可能性が高い。
ハラバリーは更に「あまごい」や「ひかりのかべ」、「アシッドボム」が扱えるため、サポート役としても活躍可能。
バリアを張られていない間であれば「かいでんぱ」で特攻を下げられる。
ヒードランを持っておらず、このイベントの為だけにグレンアルマやソウブレイズを準備するのはちょっと……と言う人におすすめ。
ポケットモンスターバイオレットのパッケージ伝説。
こちらも「パラボラチャージ」を扱え、弱点を突けるはがね技として「ラスターカノン」を持つ。
バリアがない間は「きんぞくおん」で特防を下げ、バリア中はこれらの攻撃技で早めにテラスタルを行う戦い方となる。ハラバリーと違って、アシッドボムとあまごいが覚えれない。
ドラゴン複合のためマジカルシャインで弱点を突かれる点に注意。
また、テラスタルははがねの場合はだいもんじ、ドラゴンもマジカルシャインで弱点を突かれるため、でんき一択となる。
でんきテラスタルを用いるなら不一致で一貫する「ラスターカノン」を無理に採用せず、メトロノームを持たせ「パラボラチャージ」連打に特化するのも手。
当然だがバイオレット限定。
特に、同バージョン限定のソウブレイズの方が戦いやすいため、ストーリークリア直後でどうしてもソウブレイズが用意しにくい状況なら採用する程度だろう。
回復技として「じこさいせい」を習得するため場持ちも良く、「かいでんぱ」「アシッドボム」も覚えるのでサポートも可。
テラスタイプは「じしん」の火力を上げやすいじめんが有効。
但し物理で戦う事になる為、おにびを始めとしたやけどに弱い。
また「てんねん」だと味方がかけた特攻デバフまで無視してしまう。ヌオーはマフォクシーの攻撃をタイプで受けられない為、殊の外ダメージがかさばる可能性がある。
特攻デバフ使いがいないのであれば気にならない欠点だが、メンバー次第では場に残る事を意識しつつ、サポート主体で動く事も考慮したい。
サポート枠
特殊耐久がそこそこ高く、特性「マルチタイプ」で自由にタイプを変更でき、「アシッドボム」「バークアウト」「あまごい」「両壁」「ちょうはつ」等多彩なサポート技を覚える。
素早さ種族値120であるため、素早さ個体値が最高であれば素早さ無補正無振りでも今回のマフォクシーを抜けるのも小さくない利点である。
言うまでもないが、使うにはHOME連携必須な点に注意。
本来はがねタイプは非推奨なのだが、特性たいねつである程度抗える候補。
防御と特防の種族値が高く、「あまごい」や「しんぴのまもり」、両壁、「きんぞくおん」「てだすけ」とサポート技が豊富。テラスタイプはできれば相手の行動を絞れるはがね推奨。
ただし、マルチの場合は相手からは特性がたいねつであるかどうかは知ることができず弾かれる可能性がある点に注意。「ふゆう」はマッドショット自体出すことが無いため論外。
フェアリーを等倍で受け止められる、サイコキネシス対策要員。
懸念されていた「マッドショット」を使用しない為弱点を突かれる事はなく、「アシッドボム」「バークアウト」で攻守共にサポートできる。特に「きんぞくおん」に頼らないとデバフを撒けないヒードランのサポートにはうってつけだろう。
余裕があれば「あまごい」もあると嬉しいところ。
ハリーマンも候補だが「バークアウト」を覚えず特防も心許ない為相性は一枚劣る。
3匹とも攻撃>特攻だが、今回は特殊技によるサポートに専念すればいい為やけどは気にしなくても問題ない。一方、テラスタルは下手に一致タイプのものを切ると弱点を突かれて落とされる可能性が高い。攻撃はアタッカー枠に任せよう。
難点は3体とも回復手段に乏しいこと。
かいがらのすずよりは、たべのこしやくろいヘドロを用意する方が良いだろう。
ただし、くろいヘドロを持たせたらテラスタルは実質行えない。
上記のようにどくタイプのテラスタルなら弱点を突かれてしまうし、他のテラスタイプならくろいヘドロによりダメージを受けてしまうからである。
また、スカタンクはスカーレット版限定ポケモン、残り2体はHOME経由で過去作から連れてこなければならないと、人によっては入手できないのが欠点。
それ以外では以下のポケモンも候補となるか。
- 「もらいび」によりマジカルシャイン以外を無効にし「バークアウト」「わるだくみ」で攻守共に立ち回れるヘルガー
- 物理技およびサイコショックがないため物理耐久の低さを気にする必要がなく、多彩なサポート技が使えるハピナス
- ハピナスほどではないが特殊耐久が高く「うそなき」「てだすけ」、両壁、「あまごい」が使えるニンフィア
- 物理技およびサイコショックがないため物理耐久の低さを気にする必要がなく、それに加えて「うそなき」「マジカルフレイム」「ちょうはつ」が使えるハバタクカミ
- 全ての技マシンが使えるので防御デハブ以外なら何でもできるミュウ
- 前回同様ルミナコリジョンのサポートも強力な他、「めいそう」「アシストパワー」も単体でこなせアタッカーも担えるクエスパトラ
- 技構成や努力値を本レイド用に調整したマフォクシー(最強のマフォクシーを使う場合も技構成や努力値を変更しなければならない)
非おすすめポケモン
フェアリー技で4倍弱点を突かれる上、特性ひひいろのこどうで相手に塩を送ってしまう。
今回マフォクシーは「にほんばれ」を使わない為、正直な話こちらへのメリットがない。
出てきていきなりマジカルシャインで開幕ゼロターン落ちして時間を削るのが茶飯事。
一致技両半減に加えてやけどすると機能停止する上、サポート役としても他を使った方が良い。
残念ながら、前回のブリガロンのような活躍は不可能と言っていい。
いつも通りレイドの嫌われ者。
イーユイは四災の中で唯一弱点を突かれないが、どくタイプとはがねタイプの技を覚えることが無い。
言うまでもなくエスパー技やフェアリー技で弱点を突かれる上、特防の低さから下手にはらだいこを積もうものなら何もできずに自傷からの退場を繰り返すだけになりがち。コライドン同様初手マジカルシャインに巻き込まれて時間を削られるのがオチ。
また、相性上得意のドレインパンチも半減されるため持久戦もままならない。
当然物理型である為やけどにも弱い。
よってレイドで出すのはお勧めできない。
特性ねつこうかんでやけど状態になることが無くなるのだが、言うまでもなくドラゴンである為そもそもマジカルシャインが連発される。
テラスタルの関係上ドラゴンタイプは無効、弱点はアイアンヘッドでしか突けないのが痛い。
コライドン同様に即落ちで、時間を削られるがオチ。
- 適切ではないプレートを持たせているアルセウス
上述した通りアルセウスは特殊耐久の高さや豊富なサポート技によりサポート役としての活躍が期待できるポケモンではある。
だが特に理由もなくマフォクシーから弱点を突かれるタイプのプレートを持たせるのは論外と言っても過言ではない。
アルセウスを使う場合は、せめてマフォクシーから弱点を突かれないタイプのプレートを持たせておこう。
- ザシアン(剣の王)
HOME連携と同時に解禁されたソードのパッケージ伝説。
禁止伝説なだけあってステータスは十分に高く、「アイアンヘッド」や「バークアウト」、「つるぎのまい」を覚えるため一見すると本レイドに向いているように見える。
だがくちたけんを持たせた場合、はがねタイプが追加されることが仇となり炎技で弱点を突かれるようになってしまう。
どうしても使いたいのであればくちたけんは外しておくのが賢明。
それでもやけどがあるため安心は出来ず、加えて防御デバフ・特防バフ・回復技は一切ないためダメージがとことん嵩張るので安定しない。
一応マフォクシーにはフィールドを張る技は無いため、やけどのみなら「ミストフィールド」で対策可能……なのだがそれでも物理アタッカーならソウブレイズの方が安定するため、こちらを採用するほどの利点とはならない。
- ザマゼンタ(歴戦の勇者/盾の王)
HOME連携と同時に解禁されたシールドのパッケージ伝説。
禁止伝説なだけあってステータスは十分に高く、「アイアンヘッド」や「バークアウト」、「ひかりのかべ」も覚えるためやはり本レイドに向いているように見える。
しかしやはりくちたたてを持っていると「だいもんじ」で弱点を突かれ、外しても「サイコキネシス」や「マジカルシャイン」で弱点を突かれる。そしてザシアン同様やけどに弱く、防御デバフ・特防バフ・回復技は一切ない。そもそも特性も死んでいる。
よってレイドで出すのはザシアン以上にお勧めできない。
コライドンと違って弱点を突かれないが、やはり特性「ひでり」で敵に塩を送ってしまう。
マフォクシーの弱点を突けるのは「アイアンヘッド」や「ヘビーボンバー」のみであり、元はじめんタイプなのでタイプ不一致である。そして勿論やけどに(ry
このイベントの為だけにはがねテラスに変更するくらいなら、上述のオススメ……特にヒードランの方が適任である。
基本的にほのお・エスパー・フェアリーで弱点を突かれるタイプは非推奨なのだが、
その中でも開幕マジカルシャインに巻き込まれて戦闘開始直後から時間を持っていく上記3タイプは他のタイプよりも更に味方に迷惑をかける可能性が高い。
報酬
これまで通り6V確定の個体で、初回はとくせいパッチと、わざマシン141「だいもんじ」を入手できる。周回でけいけんアメとリゾチウムを大量入手可能。
初回に一度だけ、性格はおくびょう、最強の証を持ったフェアリーテラスタイプのマフォクシーを入手可能。
特性はマジシャン。技構成はだいもんじ、サイコキネシス、マジカルシャイン、おにび。
また、最強レイドに登場するポケモンで初めての♀固定である(今までのポケモン達は全員♂)。これは恐らくマフォクシーのモチーフが魔女だからだろう。
御三家ポケモンの♀自体がかなり貴重な為、絶対に捕獲しておきたい。
また、他のカロス御三家同様、フォッコ系統をドリームボールに入れられる初めての機会である。これを逃せば次にカロス御三家をオシャボ厳選できるのがいつになるかは全くの未知数であるため、とりあえず挑戦して捕獲しておくに越したことはないだろう。
関連項目
★7テラレイドバトル
最強のブリガロン → 最強のマフォクシー → ???