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レトロゲームの編集履歴

2024-02-14 00:46:00 バージョン

レトロゲーム

れとろげーむ

古い世代のハードでリリースされたコンピュータゲームのこと。略して「レゲー」とも。「懐ゲー」と呼ぶこともある。アナログゲームは含まない。

具体的には?

ファミコン生誕日!

どれくらい古いゲームを「レトロ」とするかは、各個人の主観によるところが大きいため、客観的に決めるのは難しい。


この項目では主に家庭用ゲーム機に絞って紹介する。


据え置き型

任天堂系:FC→SFC→(VB)→N64→GC→Wii→WiiU→NSW

セガ系:SG1000→SM3→MD→SS→DC

NEC系:PCE→PCSG→PCFX

ソニー系:PS→PS2→PS3→PS4

MS系:初代→360→One

その他:NG→NGCD(SNK)など


SSやPSが出た時点でFCやSFCがレトロに分類されていた事を基準にして考えると、ほぼ二世代前(ただしSFCはPSやSSとかなりの時期が重なっている)のゲーム機がレトロゲームに分類されている。


この基準ではGC、PS2、DC、XBOX以前のものがレトロゲームに含まれる。

基本的にはソフト交換型ゲームコンソールであるが、それ以前のテニスゲーム、ブロック崩しといった専用ハードの時代も含めてレトロゲームとする事もある。

MSXはホビーパソコンとゲーム機の両方の性質がある為、据え置き型に含めるかレトロPCと区別するかで議論になる事もある。

また、MSXのアーキテクチャがゲーム機と共通する点を活かした同人ハードも頒布されている(外部リンク)。


S端子D端子などのように、使われる端子ケーブルが時代によって異なり、これもレトロゲームか否か分類する上での1つの基準となる。


携帯型

任天堂系:(G&W)→GB→(GBC)→GBA→NDS→3DS

ソニー系:PSP→PSV

その他:GG(セガ)、PCEGT(NEC)、WS→WSC(バンダイ)など


携帯ゲーム機は主力の任天堂に対抗できるハードが近年まで出現しなかったため、据え置き型と比較してバリエーションに乏しいが、セガのゲームギア、SNKのネオジオポケット、バンダイのワンダースワンなどが該当する。ゲーム&ウォッチはカートリッジ交換ができない電子ゲーム機であり、本来はたまごっちポケットピカチュウなとど同じジャンルで語るべきおもちゃなのだが、任天堂のハード参入の契機となったことから特別に携帯ゲーム機扱いされることがある。


定義

静的レトロゲームの立場

ドット絵で区分する立場

インターネットによりレトロゲーム愛好家の交流が盛んになった2000年代頃の定義としては、概ねスーパーファミコンメガドライブPCエンジン以前のドット絵黄金時代のゲームをレトロゲームとする定義が多かった。


「次世代機」と呼ばれるプレイステーションなどの世代はCD-ROMの大容量を活かしたムービーゲームとポリゴンによる3Dゲームが台頭し、質的な変化が大きかったためである。


この見解をとる人は、初期の3Dゲーム機がレトロと化した2010年代以降もそれなりに存在する。


ネット接続で区分する立場

ネット接続を前提としていないハードは、記録メディアを使用する関係で中古ソフトのコレクションが可能、また同様にネットが無いために課金システムが皆無に近いなどの差異があるため。


この時期地上デジタル放送が始まりテレビをHD対応に買い換えた人が多いという事情も。


動的レトロゲームの立場

初出時期による分類

発売後一定の年数が経過したり、技術革新があったりすれば2Dだろうが3Dだろうがレトロゲームであるという立場。この立場では、いずれにしても現行のゲームも時代が進むとレトロゲームとなる運命である。


なお、テレビ番組「ゲームセンターCX」では、ゲーム自体の発売時期ではなく、「発売から20年を経過したハード」用のゲームソフトをレトロゲームと定義し、攻略対象としている。


希少価値による分類

復刻すらされず実際に触れた人が限られるゲームをレトロとする見方もある。


携帯機において

2010年代になると、携帯機でもGBAがレトロゲーム扱いされるようになった。2008年発売のDSiではニンテンドーDSファミリーとして初めてGBA非対応の機種となり、3DSでは初期購入者を対象とした値下げ後の救済措置、「アンバサダープログラム」限定ではあるがバーチャルコンソールにGBAソフトが収録された。この時点で後述のレトロ化の定義に当てはまるであろう。


任天堂の携帯機では新世代機登場後も1~2年程度並行して旧世代機用ソフトを発売、新世代機にも旧世代機用ソフト対応の機能を搭載する流れが3DSまで続いた。この旧世代機向けソフトの発売が終了したタイミングでレトロゲームになったとみることもできる。例えば、2004年発売のGBAソフト、「ポケモンファイアレッド・リーフグリーン」は一世代前のゲームボーイ(※1)用ソフトをリメイクした作品であったが、ゲームボーイ用ソフトは2003年の「ドラえもんのスタディボーイ」を最後に発売されていないため、レトロゲームのリメイクというふうにとらえられる。だがこれは結果論であり、ポケモンホウエン編第2世代以前のソフトとゲームプログラムの互換性より通信が不可能であったために、このようなリメイク作を発売したというのが開発理由である。


2018年末に3DSで発売された「マリオ&ルイージRPG3!!!DX」も同じく一世代前のDS用ソフトとして発売されたソフトをリメイクしたものであった。こちらも2012年の特命戦隊ゴーバスターズを最後にDS用ソフトが発売されておらず、さらに6年経過したこともあり、DSがレトロ扱いされて納得のいくタイミングでの発売である。

なお、マリオルイージRPG3DXの発売翌年の2019年をもって3DS用ソフトの新作が発売されなくなった。


※1:白黒のみ対応のゲームボーイとゲームボーイカラーは画面表現以外での目立った性能差はないため、同世代扱いとした。


PCゲームにおいて

2020年代現在、マイコン時代以前を指す場合、国内PCゲーム全盛期の90年代以前を指す場合、フリーゲーム全盛期のWindowsXP以前を指す場合の3パターンに分かれる。


レトロゲームソフト復刻にまつわる問題

レトロゲームソフトの復刻に際しては「倒産や解散等で現在はどこが作品の知的財産権を持っているか」「企画書や仕様書やソースコードの存在の有無」が実はネックになる事がある。

一番厄介なのが権利関係。例えばA社から出た「○○」というゲームは「キャラクターの権利もしくはゲーム自体の権利が散逸していた」、「開発者と会社の間で権利関係の譲渡や締結が不明」といった事がままあるからである。また、ゲーム以外の企業・団体と関連した作品も商品化許諾等の関係で復刻が非常に難しい。また、仮に復刻できた場合でも完全な形での移植は困難である。例えば、鉄道運転ゲーム「電車でGO!」はJR各社への商品化許諾をとっているため、過去作の移植が可能となっている。しかし、背景として登場する私鉄車両や新幹線が削除されている上に、発車メロディ削除されている


レトロハードの経年劣化の宿命

当然ながら、時が経つにつれて経年劣化の故障は発生する。技術があるならば修理による延命は可能なのだが、問題はディスクドライブといった駆動系。これらの厄介なのは補修部品が既に無い・代替品が余程の事で再生産が無い限り非常に修理は困難となる。光学ドライブとなるとゲーム機の場合は汎用品では無い為(プロテクト関係等がある為)、ピックアップレンズが故障するとかなり難易度が上がる。また、駆動用のギアの割れとかもあったりしてそれが小型であればあるほど代替品探しも難しくなる。ニコイチまたはサンコイチといった無事な箇所同士を組み合わせ修理もあるが、その分無事な個体は減っていく事となる。


現在は光学ドライブそのものをフラッシュメモリHDDに置き換えるODEというパーツが販売されており、需要増のため不動ハードの中古価格も上がっている。もっとも中古価格が高くなっているのは外国から買いに来て高くても欲しがる層を見越しての部分もあるが。


もう一つ厄介なのはこれから先、DLCや不具合を解消した更新データがある作品の場合は移植は兎も角、オリジナル版をレトロとなったハードで新規にやる場合は現役の頃の再現がそのままだと不可能になる懸念がある。


オンラインゲームの問題

特に携帯電話のゲーム(ソーシャルゲームスマホゲーム)の大半はサーバに接続しなければ遊べないため、アーカイブス化が困難である。PCや家庭用ゲーム機のネットゲームはオフラインでも遊べるものもあるが、大半はサービスが終了すればプレイできなくなる運命である。


特にガラケー時代のゲームは、プレイ動画をアップする文化も無い時代であったため、忘却の彼方にある。

少し脱線するが、iアプリなどのダウンロード型オフラインゲームもYouTubeなどの老舗動画サイトに直撮りなど原始的な方法で撮影された断片的な動画が極僅かに残っているぐらいのものである。


公営ギャンブルの対象になるスポーツ界における独特の需要

公営ギャンブルの対象となるスポーツの選手は、八百長防止の観点から競技場や宿舎への通信機器の持ち込みが禁止される。それは、ゲーム機であっても例外ではない。そこで、宿舎でゲームをやって暇を潰したい場合は、オフライン限定ゲームの出番である。現状、ゲームボーイアドバンスはオフライン限定ハードとしては最新のゲームハードであり、そうしたことから特に八百長対策に厳しい競馬界では独特の需要がある。


主なゲームタイトル一覧


関連タグ

ゲーム レトロ レゲー 懐ゲー 洋ゲー

ファミコン スーパーファミコン メガドライブ PCエンジン レトロPC MSX X68000 NEOGEO ゲームボーイ ゲームボーイカラー マスターシステム 3DO ゲームギア セガマークⅢ アーケードゲーム メガCD スーパー32X ディスクシステム

ゲームセンターあらし 何かwizまゆら 高橋名人 れとろげ。 十文字アタリ

プロジェクトEGG バーチャルコンソール ゲームアーカイブス NintendoSwitchOnline GameFaqs

ゲームセンターCX


おっさんホイホイ レトロ … 関連タグまとめ有り


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Retro Game


外部リンク

プロジェクトEGG – レトロゲーム配信サイト

MSXでSG-1000のゲームを動かすためのアダプタ「MEGA MSX ADAPTER」

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