さて…いただくとしますか…
概要
CV:不明(V.R.V.S)/ てらそままさき(SDBH)
『ドラゴンボール』シリーズのアーケードゲームのキャラクター。
『ドラゴンボールZ V.R.V.S』と『スーパードラゴンボールヒーローズ』に登場する。
鳥山明が描き下ろしデザインしたオリジナルキャラクターで「V.R.V.S」でのボスキャラクター。
(→公式サイト参照)
赤い三つの目と長い尻尾、ピンク色を主体とした体色をしており、人型だが地球人などと比べるとかなりの大柄な体格。
いずれの作品でも一人称は「私」で丁寧な口調で会話する。
間違えられやすいが名前の頭に付くのは「魔神」ではなく「魔人」である。
ドラゴンボールZ V.R.V.S
物語上の時系列は不明。
だが、未来から来た青年期のトランクスと少年期の悟飯がいるので、原作でいうと人造人間編(セル編)のセルゲームあたりだろうか。
尻尾を点滅させて変身する能力を持っており、変身中はそのキャラの技も使えるようになる。
なお、変身中は体色が灰色一色になる。
ゲームではバトル中に通常時の形態「オゾット」から、こちらの操作キャラクターも含めた孫悟空、ベジータ、ピッコロ、孫悟飯、トランクスのZ戦士らに、それぞれ変身しながら変幻自在な戦い方をする。
最後はプレイヤーキャラクターに撃破され倒される。
スーパードラゴンボールヒーローズ
アーケードゲーム版ではユニバースミッション第3弾から登場し、同4弾からカード化が成された。
一人称は変わらず「私」で、話し方は敬語である。
監獄惑星に収容された一人で、フュー曰く“惑星を丸ごと食べてしまう”とんでもない化物という設定が追加された。
他にも無生物だけでなくババリ星人などの生物も捕食できるらしい。
必殺技は三つ目から発動する「イグナイトビジョン」。
ユニバースミッション
監獄惑星編
- ゲーム版
監獄惑星にて孫悟空たちに接触。
三星球を所持しており、監獄惑星からの脱出の為に孫悟空たちに協力。パワーアップしたハッチヒャックとの戦いに加勢しドラゴンボールを集めていた。
しかし、怪しげな技でタイムパトローラーを出し抜く一面や、裏でフューとの繋がりも描写されており、目的は不明であった。
そして案の定、悟空たちを欺いてドラゴンボールを一人占めし、彼らを置いて神龍に監獄惑星からの脱出するように願い、行方をくらませた。
- アニメ版
フューの研究室のモニターに映っていたが、本人は登場しない。
- 漫画版
ベジットとカンバーの戦いを見守るトランクスたちの前に突如として現れ、空間移動や空間操作する術でクウラとトランクス達をハッチヒャックのいる戦場へと送り、ゴースト戦士たちの相手をさせ、自身はハッチヒャック本体を奇襲。
多彩な術で翻弄しドラゴンボールを奪取。
全てを揃えた後、不老不死の願いを叶えようとしたが、通りすがりのウーロンに監獄惑星の囚人解放の願いを叶えられてしまい、企みは失敗に終わった。
宇宙争乱編
完全に行方を眩ましたかと思われたが、コアエリア戦士との戦闘の最中に再びトランクス達の前に姿を現す。
絶滅種であるガラス族のラグスを欲し、負傷した彼女を吸収。
監獄惑星に忍び込んだ理由もこれが目的であった模様。
最大の目的を果たし彼は再び姿を眩ます。
こちらでもアニメ版には一切登場していない。
メテオミッション
魔の侵略者編
孫悟空たちが超時空トーナメントで激闘を繰り広げている裏で地球に襲来。なんと地球そのものを飲み込んでしまっていた。
さらには地球にとどまらず、クリリンや他の仲間達、北の界王までもその手にかけており、さらには自身の目的は「神狩り」であると主張し時の界王神すらも欲し襲いかかる。
駆けつけた孫悟空たちとの戦闘中にピッコロと孫悟飯の2名を一瞬の内に吸収。
孫悟空にベジータ、トランクス:ゼノ3名の攻撃により尻尾など身体のいくつかの部位を欠損するも、吸収した魔人ブウの再生能力でこれを修復。自身の分身体の精製、それらに変身能力を持たせ人造人間17号、18号として強襲。そして分身体を自身に吸収させることで更なるパワーを解放。
この凶悪な能力で孫悟空たちを怯ませるが、時の界王神の策により取り逃がしてしまう。
場所は変わり、界王神界にて老界王神の捕食を行う最中にタイムパトロール中の孫悟空:ゼノとベジータ:ゼノに遭遇。
スーパーベビー2に変身し超フルパワーサイヤ人4・限界突破に変身した2人と交戦するが、老界王神捕食の為、界王神とキビトに変身させていた分身をフリーザとセルに変身させ差し向ける。
さらにナメック星にて、神になり得る素質のある龍族という理由でナメック星人たちを捕食した直後、回復したフルパワーの悟空たちと再び対決。2つの時空の悟空とベジータを「喰らう価値がある」と再認識すると、「全力の自分と戦える、吸収された仲間を助けられる」と彼らを挑発し、自らの本拠地である『オゾットの館』に招待することに。
館に訪れた孫悟空を分断するように館内に招き入れる。
各部屋には孫悟空たちの力を引き出させる為の分裂体、その奥に本体である自分がおり、それらを倒すことで吸収された者たちを助けられると告げる。
全ては力を持つあらゆる者を食し美味を味わう為である。
ジャネンバやターレス、ボージャックにメタルクウラとの変幻自在に姿、戦法を変え孫悟空やベジータを追い詰める。
その間に吸収した孫悟飯の真の力を解放させる為に、孫悟天やトランクスを痛めつけ、さらにはビーデルにまで手をかけようとする。しかし、怒りにより潜在能力を爆発させた孫悟飯に肉繭の拘束を突破され、怒りの連撃を喰らう。
危うくやられかけるが、分裂体を撃破した孫悟空とベジータに気を取られた孫悟飯の隙をつき彼を吸収。
解放された潜在能力によりさらなる力を手に入れる。
しかし孫悟空とベジータは時の界王神からポタラを授かっており、神と同等の力を持つベジットと対峙。その力に圧倒され、さらに超サイヤ人ブルーに加え、界王拳まで発動した彼らのパワーになす術なく倒されてしまう。
が、実は『館』そのものがオゾット本人であり、孫悟空たちは初めから彼に誘われ中に招き入れ、力を高めさせた上で「捕食」し、体内に吸収されていたのである。
まんまと孫悟空たちを喰らった魔人オゾットは、外に待機していた時の界王神を吸収。
そして、追い討ちと言わんばかりに孫悟空たちに大量の分裂体をけしかける。
が、ラグス救出の為に吸収されていたハーツと、彼の手で解放されたラグスによって妨害されるが、時空で隔てられている体内から脱出する算段はついておらず、“核”の場所すら割り出せずにいた。
しかし、ベジータの決死の自爆攻撃により時空に穴を開けられ、孫悟空が体外へ現れる。
身勝手の極意を発動させた孫悟空と対峙する。
分離体はおろか、時の界王神の力を使っても神の御技には敵わず、さらに体内にて孫悟空:ゼノの手によってその力を失う。
そして、身勝手の極意の前に全ての分離体を瞬殺されてしまい、怖じ気づいた末に自身の力を与えてやると交渉するも、『おめぇと一緒にすんじゃねぇ』と拒否され、孫悟空の一撃によって敗れ去った。
核のみとなってしまった挙げ句、その場に駆けつけたアイオスによって捕獲。永遠に封じられることとなった。
こうしてついに神狩りの戦いに決着が着いたのだった!
魔人オゾットに打ち勝った孫悟空は勝利の歓喜と長き戦いの疲労で笑みを浮かべたまま眠った。その後、悟空はこの数カ月後、新たなる2つの戦いの舞台に立つのだが、それはまた別の話にて語られる…。
戦闘能力
※こちらでは主にスーパードラゴンボールヒーローズでの情報をまとめております。
ピッコロやアルティメット悟飯を圧倒し、さらに超サイヤ人ブルーとなった孫悟空にベジータ、超サイヤ人ゴッドのトランクス:ゼノ3人を相手にやや劣勢ではあるが渡り合える戦闘力を持つ。しかもこの時のオゾットは分裂体を他の時空にも飛ばしていたため、これでもなお本気を出していない。
しかし、悟空に言われせれば「なんの努力もせず、人を食うことだけで力をつけてきた奴」とのことで本人の元々の戦闘力がどれほどのものなのかは不明。
特質すべきはその吸収・捕食能力で惑星や生物をまるごと吸収し、吸収した対象の持つ能力を使う事ができ、これにより第7宇宙の地球を喰らったことで魔人ブウの再生能力をも獲得している。
また、自身や分裂体を吸収した対象に変身させる能力を持ち、これを自身に吸収・還元することによってパワーアップも可能。
以下は現時点で変身したキャラの一覧。
プロモーションアニメ
・ターレス
漫画版のみ
・ラグス※¹
・ハーツ※²
・北の界王
・ピッコロ※³
・スラッグ
・ダイーズ
・アモンド
・カカオ
・レズン(ラカセイ?)※⁴
・ヤムチャ
・クリリン
・ビーデル
プロモーションアニメで変身したキャラは漫画版においても変身している。
※¹ゲーム内においても変身している
※²変身はしていないが、吸収して能力を使用する描写がある
※³プロモーションアニメでも吸収されてるが、変身したのは漫画版のみ
※⁴片方のみ登場でセリフもないのでどちらか不明
余談
2016年に出版されたファンブック「30th Anniversary ドラゴンボール超史集: SUPER HISTORY BOOK」には、鳥山先生がデザインした腕2本の通常形態と腕4本の巨大化形態の2パターンのイラストが掲載されていた。
長らくゲーム作品では通常形態しか登場してなかったが、メテオミッション4弾にてSEC(シークレット)カードとして巨大化形態が登場した。
また、"魔人"という称号を冠するが同じく魔人を冠するブウ、(幻魔人)ヒルデガーンと関連性があるかどうかは言及されていない。
超能力や魔術(魔法)のような技も使用するので魔族や魔界(暗黒魔界)とも関係がありそうだが詳細は不明。
関連タグ
モロ(ドラゴンボール)…自分以外の力で強くなり、まともに
修行していない、神を超えた力である、身勝手の力を自身が
持つに相応しいなどと豪語する傲慢さ、最後は孫悟空の
身勝手の極意の前に完全敗北といった点が酷似している