16年前に世界で起きた怪獣の同時出現……所謂【K-DAY】以来、各地で怪獣災害が多発している。
特に近年、星元市ではその頻度が急増しており、
現れる怪獣の数々は、これまでに見た事もないような異形ばかりだ……!!
(『ウルトラマンアーク 直前スペシャル』ナレーションより)
概要
2024年7月6日より放送開始の『ウルトラマンアーク』に登場する怪獣・宇宙人の呼称。
本作から、漢字の表記ルビがひらがな表記に戻っている。
傾向
生物としてのリアリティーに満ちた造形だった前作の怪獣とは対照的に、現時点では『ウルトラマンタロウ』や『ウルトラマン80』、『ウルトラマンナイス』などに出てきそうな、ずんぐりとした体型と何処か愛嬌のある外見をした怪獣が多い(ただし、中にはエイリアンじみたグロテスクな見た目や複数の眼など、前作に負けず劣らずの奇抜なデザインのものも存在する)。
また、実在する生物モチーフの怪獣が多い点は前作と共通しているが、前作は昆虫や魚介類のモチーフが多かったのに対し、本作では哺乳類をモチーフとした怪獣が比較的多いのが特徴。
さらに、過去作に登場した怪獣の着ぐるみを改造したと思われる造形の者も何体か存在する(例として挙げるなら、ブラックキング→リオド、テレスドン→ネズドロンなど)。
6月7日に公開された7月放送分の場面写真やダイジェストPV、雑誌等の前情報から第1話から第7話まで完全新規の怪獣が登場することが判明しており、前作『ウルトラマンブレーザー』の記録を更新した。
前作『ブレーザー』ではウルトラマンのタイプチェンジを削減した代わりに新規怪獣を多く登場させたことから、次作となる『アーク』で新規怪獣の数が著しく減ってしまうと「いつものニュージェネに戻った」とも受け取られかねない為、本作ではウルトラマンのタイプチェンジをアーマーで処理するなどの方法を取る事で新規怪獣へのリソース(主にスーツの製作予算)を確保している模様。
OPにおいても、ダイジェストPVに登場した第1〜5話の怪獣以外にも、複数の眼を持つ宇宙人や棘が多数生えた怪獣、ロボットのような怪獣、後期からもモノゲロス&ディゲロスの同族と思しき3本角の怪獣、前作の怪獣達の要素を併せ持つ謎の怪獣と、見た事のない怪獣が何体も登場している。
6月29日放送の直前スペシャル、及び第1話冒頭のニュース映像ではゴモラ、レッドキングといった過去作の怪獣の姿も確認されている他、OPでは前期バージョンでカネゴン、後期バージョンではキングオブモンスの姿も確認されている。
前作『ブレーザー』は所謂常連の怪獣がデマーガとレッドキングのみだったが、本作ではパゴスやネロンガなどの既存怪獣も登場する為、常連の枠が少ないという事もない模様。
劇中では舞台である星元市に怪獣がよく出現しているが、どうやら日本だけでなく世界各地にも怪獣は出現しているらしい。
一覧
話数 | サブタイトル | 登場怪獣・宇宙人 | デザイン |
---|---|---|---|
1 | 未来へ駆ける円弧 | 鎧甲殻獣シャゴン、宇宙寄生生物ウーズ、古代怪獣ゴモラ(VTR)、どくろ怪獣レッドキング(二代目)(VTR) | 坂本トシミ(シャゴン)、梨愛(ウーズ)、成田亨(ゴモラ、レッドキング) |
2 | 伝説は森の中に | 古代怪獣リオド | 辻本貴則 |
3 | 想像力を解き放て! | 宇宙獣モノゲロス、宇宙獣ディゲロス | 百武朋 |
4 | ただいま怪獣追跡チュウ | 電鼠怪獣ネズドロン | 脇貴彦 |
5 | 峠の海 | 巨鯨水獣リヴィジラ | 河本けもん |
6 | あけぼの荘へようこそ | 茸狩宇宙人クロコ星人、鎧甲殻獣シャゴン | 辻本貴則(クロコ星人)、坂本トシミ(シャゴン) |
7 | 満月の応え | 灼熱怪獣ホムガー | 津島直人 |
8 | インターネット・カネゴン | V怪獣インターネット・カネゴン | 成田亨 |
9 | さよなら、リン | 透明怪獣ネロンガ、地底怪獣パゴス | 成田亨 |
10 | 遠くの君へ | 騒音怪獣ノイズラー | 山口修 |
11 | メッセージ | 機械巨像ギヴァス、古代地底獣オカグビラ、茸狩宇宙人クロコ星人 | 武藤聖馬(ギヴァス)、成田亨(オカグビラ)、辻本貴則(クロコ星人) |
12 | お前はギヴァス | 〃 | 〃 |
13 | シュウのレポート | - | - |
14 | 過去の瞬き | 宇宙獣ザディーメ | 水上桜 |
15 | さまよえる未来 | 宇宙獣ザディーメ、オイル怪獣タッコング | 水上桜(ザディーメ)、池谷仙克(タッコング) |
※太字は新規怪獣、斜字は派生種。
その他
- 有翼怪獣チャンドラー、宇宙怪獣エレキング…SKIP事務所のユウマの席に写真が貼られている。
- オイル怪獣タッコング…第2話にて、ボヤけているがシュウの背後に写真がある。
- 再生怪獣サラマンドラ、深海怪獣レイロンス、剛力怪獣シルバゴン、飛魚怪獣フライグラー…ウルサマ2024の展示にて写真がある。
- 磁力怪獣アントラー、地底怪獣グドン、熔鉄怪獣デマーガ、不動怪獣ホオリンガ、猛禽怪獣グエバッサー、稲妻怪鳥ライバッサー、深海怪獣グビラ(古代地底獣オカグビラ)、ゼロ戦怪鳥バレバドン、深海怪獣アリゲトータス(ピーター)…総集編1にて存在が明かされた。
- 伝説魔獣シャザック…第8話にて、ボヤけているが事務所のホワイトボードに写真が貼られていた。
- 地底怪獣マグラー、ウラン怪獣ガボラ…第9話にて名前だけ登場。ネロンガ、パゴスと共通の先祖を持っていると語られた。
- メグマ星人…第12話にて、ギヴァスとの関係が明かされた宇宙人。しかし、この時は既に…。