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ウルトラマン(SFC)

すーぱーふぁみこんばんうるとらまん

1991年に発売された空想特撮シリーズ「ウルトラマン」を原作とする格闘ゲーム。
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概要編集

1991年4月6日発売、対応ハードはスーパーファミコン。開発はベック、発売はバンダイ

バンダイが発売したスーパーファミコン用ソフトとしては第1弾に当たる。

主人公の光の巨人ウルトラマンを操作し、地球を蹂躙する怪獣を撃退する。

ジャンルとしては格闘ゲームに近いが対戦モードは無く、操作可能なキャラクターはウルトラマンのみ。

実際の音声をサンプリングしたとまで言われるウルトラマンの掛け声や怪獣の鳴き声、オリジナルではあるが当時の雰囲気を再現したBGMなど演出面の評価が高いのが特徴。


その一方で対戦する怪獣はやたらと強く、うかつに難易度を上げると何人ものウルトラマンが怪獣に瞬殺されるという事態が多発することから一部のファンからは鬼畜ゲーとして扱われることもしばしば。

同年にアーケード版とゲームボーイ版が展開され、1993年ではメガドライブに移植、2001年にはワンダースワンカラーでリメイク版『ウルトラマン 光の国の使者』が発売された。

システム編集

原作同様に3分の制限時間の間に怪獣・宇宙人を撃破してステージをクリアしていく。

怪獣は攻撃を命中させることでダメージを与えられるが、ただゲージをゼロにするだけでは怪獣を倒すことは出来ない。

怪獣の体力ゲージをゼロにすると体力ゲージに「FINISH」の文字が表示される。この間に最大の威力を持つ必殺技スペシウム光線を命中させることで倒すことが出来る。

ただしスペシウム光線は時間経過とともに溜まる必殺技ゲージが最大にならないと放つことが出来ない。怪獣の体力をゼロにしても必殺技ゲージが最大まで溜まっていないとスペシウム光線が撃てない上に、双方ともに時間経過とともに体力が回復する(おまけに怪獣の体力回復はかなり早い)ためスペシウム光線を放った瞬間に怪獣の体力が回復してしまい仕切り直しになってしまうことも。

当然ながら3分が経過するとウルトラマンの体力が切れて敗北となる。

残り時間が1分になるとカラータイマーが点滅、BGMも「進め!ウルトラマン」のアレンジに切り替わり、必殺技ゲージの回復も早くなる。


必殺技編集

1ゲージ:スラッシュ光線

2ゲージ:ウルトラアタック光線

3ゲージ:八つ裂き光輪

4ゲージ:スペシウム光線


登場怪獣編集

SFC版編集

第1ステージ:宇宙怪獣ベムラー

第2ステージ:地底怪獣テレスドン

第3ステージ:棲星怪獣ジャミラ

第4ステージ:四次元怪獣ブルトン第一の難関

第5ステージ:どくろ怪獣レッドキング

第6ステージ:宇宙忍者バルタン星人

第7ステージ:古代怪獣ゴモラ

第8ステージ:悪質宇宙人メフィラス星人第二の難関

第9ステージ:怪獣酋長ジェロニモン

第10ステージ:宇宙恐竜ゼットン最後の難関


アーケード版編集

第1ステージ:宇宙怪獣ベムラー

第2ステージ:透明怪獣ネロンガ

第3ステージ:宇宙忍者バルタン星人

第4ステージ:棲星怪獣ジャミラ

第5ステージ:地底怪獣テレスドン

第6ステージ:四次元怪獣ブルトン

第7ステージ:磁力怪獣アントラー

第8ステージ:古代怪獣ゴモラ

第9ステージ:宇宙忍者バルタン星人(二代目)

第10ステージ:どくろ怪獣レッドキング

第11ステージ:悪質宇宙人メフィラス星人

第12ステージ:怪獣酋長ジェロニモン

第13ステージ:宇宙恐竜ゼットン


アーケード版は演出も強化されており、ジャミラにはウルトラ水流、バルタン星人(二代目)には八つ裂き光輪を放って撃破する。アントラーもムラマツキャップが青い石を投げるカットインが入る。


ゲームボーイ版編集

第1ステージ:宇宙怪獣ベムラー

第2ステージ:宇宙忍者バルタン星人

第3ステージ:どくろ怪獣レッドキング

第4ステージ:四次元怪獣ブルトン

第5ステージ:棲星怪獣ジャミラ

第6ステージ:古代怪獣ゴモラ

第7ステージ:悪質宇宙人メフィラス星人

第8ステージ:宇宙忍者バルタン星人(二代目)

第9ステージ:宇宙恐竜ゼットン


ウルトラマン 光の国の使者編集

本作のリメイク版で「ストーリーモード」「育成モード」「対戦モード」が追加されている。

グラフィックが向上し、ウルトラマン以外の怪獣も操作することができる他、二人での対戦が可能になった。

また、ガボラニセウルトラマンケムラーなどが新規で追加されている。


ウルトラマンG版編集

日本未発売のスーパーニンテンドー(海外版SFC)版。『ウルトラマンG』のウルトラマングレートを操作する。

登場怪獣は、ゴーデスブローズデガンジャバランガスゴーデス(第2形態)ガゼボマジャバコダラーシラリーの9体。


余談編集

  • 本作が発売されるまでウルトラマンの関連ゲームはSD体型のウルトラマン倶楽部などが大半だった。
  • 本作においては急降下キックがもはや壊れ技と言われるほどに怪獣に対して有効である。ほとんどの怪獣を苦も無く倒すことが出来るが、テレポートで攻撃を回避してくるブルトン、メフィラス星人、ゼットンの3体に対してはむしろ急降下キックで対処するのは危険である。

関連タグ編集

初代ウルトラマン

SFC

ウルトラセブン(SFC):1993年に発売された事実上の続編。

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