概要
ブラウザゲーム『リング☆ドリーム 女子プロレス大戦』に登場する女子プロレスラー。
プロレス団体『東京女子プロレス』に所属し、ヒール軍『凶獣』のうちアントラー山口率いる『山口グループ』の一員として活動する若手レスラー。
プロフィール
リングネーム | カース伏久 |
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キャッチフレーズ | 呪いの玉手箱 |
本名 | 伏久翔(ふしひさ かける) |
出身地 | 大阪府交野市 |
誕生日 | 12月8日 |
星座 | 射手座 |
身長 | 152cm |
属性 | アイドル |
体格 | ジュニア |
必殺技 | 呪い固め |
活動期間 | 2012年第3期 - 現役活動中 |
等級 | N(1st)/SR・VR(2nd) |
声優 | なし(1st)/優希知冴(2nd) |
作家 | 奥村アキ(1st)/織音(2nd) |
人物
細すぎる体躯、貧相な胸、慢性的なクマ、伸ばし放題のロングヘアーに加え、やる事なす事のことごとくが不気味で無気力、且つ後ろ向きというアイドル枠らしからぬ湿っぽさと重苦しさを撒き散らすミステリアスレスラー。
己の実力をわきまえた上で前座や前哨戦を中心に試合をこなし、責任を背負わされる立場に進まないように今の居場所を死守する事に全力を傾けている一方、負け試合の多さを逆手に取った「戦った相手は必ず呪われる」というコンセプトで様々な呪いの予告を記したくじ引き箱『呪いの玉手箱』を試合直後に引くお約束を持っている。その中身は「食事中に口の中を噛む」「この後私と食事に行く」などこれまた微妙な内容ばかりであるが、肝心なのは相手の困った顔を見る一点に尽き、例えば食事に同伴する呪いについては「こんな私と向かい合って食事だなんて……とても嫌でしょう?でも逃さないわよ。断ったら、あんたの部屋の前で3日ほどめそめそ泣き続けるわ…」と付け加える。
ところが、スパイダー菊池の発案で始まった『凶獣若手No.1決定戦』で善戦どころか優勝という大番狂わせを起こしてしまい、その流れで出場が決定した若手の登竜門『2015ヤングドラゴン杯』では初戦で敗退したものの、業界第2位団体『FWWW』の次期エース候補と目される笠松鏃を相手に一歩も退かない執念(本人曰く「2年に1度出るか出ないかの本気」)の死闘を演じた一件で若手の注目株に押し上げられ、気付いた時には周囲から温かい応援の眼差しを向けられる眩しい立場に苦しむ羽目になってしまった。
前年の活躍で凶獣若手トップの評価を背負った2016年に入ると、笠松との激戦を先輩として誇りに感じたシャドゥ細野が伏久のためにデザインした新しいコスチュームに身を包むようになり、相変わらず「静かに生きたい」という本心を捨て切らないまでもそれなりの自覚と野心を抱いて上を目指す試合に力を注ぐようになった。
目立たずひっそりと辛辣にリア充を妬み、世間をネチネチ呪う事を望んでいながら人前に出て注目を集めるプロレスラーを目指した理由は本人もよくわかっておらず、これを「『伏久七不思議』の1つ」と語っているが、事の真相は「たまたまコンビニへ向かっていた途中で見知らぬ人に『君には才能がある』と声を掛けられて適当に相槌を打っていたらいつの間にか入団させられていた」というものであり、華奢な外見に反して厳しいトレーニングをこなせる人並み以上の体力を備えていたためにプロデビューまで漕ぎ着け、成り行きのまま選手生活を送っている。
正月女
「相手や観客のどうにも困った様子をじっくり観察したい」という理由で2014年から元日興行第一試合に立ち、新年一発目の試合で顔を合わせた相手に卑屈な薄ら笑みを浮かべながら「今年最初の相手が私で今どんな気持ち?ねぇ、今どんな気持ち?」と執拗に尋ね、微妙な雰囲気に包まれた会場の反応に快感を得ている。
そもそも、元日興行第一試合への出場は次々と同期や後輩に追い抜かれる状況に焦りを募らせ、当時の凶獣を束ねていたブラッディ井上に勢い任せで直訴した一件に由来し、「面白そうじゃねぇか」の鶴の一声でフロント(事務方)に推薦、お膳立てしてもらったものであり、これを機会に有象無象の新人でありながら凶獣の古豪ユニット『古王』(ブラッディ井上・サーカス大鉛)と縁を持ち、今の自身に繋がるきっかけとなった。つまり、伏久にしてみれば思い入れの深い大切な試合であり、これだけは何があろうと誰にも譲れない絶対領域なのである。
変わった事、面白い事を最優先する社長の東丈太郎(あずま じょうたろう)の働きかけもあって伏久の出場が1年、また1年と続き、3年目からは「正月女」を自称するようになったが、4年目に一ノ瀬栞の発案で稲荷ひめりがシーズンキャラクター『お正月レスラー』として参戦する運びとなってその座が危ぶまれた。ただし、フロント兼任選手として企画を手掛ける一ノ瀬も「あくまでも稲荷と伏久の地位は別物」とし、「そういう『お約束』が出来つつある以上、お約束はお約束で守ったほうがいい」と伏久専門の大舞台を保持する立場に回った。
そして、会社と選手と観客の三者が「新年一発目のレスラー=カース伏久」と認め、ヤングドラゴン杯出場を境に飛躍的に人気と知名度を上げた4年目の試合後、さすがに自身の思惑と観客の反応がずれている違和感に気付いて稲荷に相談したところ、
伏「いくら定番になってきたからって…こんな景気の悪い顔が新年一発目で嬉しい?」
稲「嬉しいですよー。縁起物みたいで。」
伏「縁起物!?」
稲「気付きませんでした?伏久さんが入場する時…拝んでる人、結構いたじゃないですか。」
伏「あれ、やっぱり拝んでたの…。」
伏「じゃあ、もしかして…コールの時に紙テープに混じって飛んできた小銭は…」
稲「お賽銭では?」
伏「お賽銭!?」
伏「え…何?何なの?お客さんは私に何を求めているの?」
稲「何でしょう…神格?」
伏「神になれと?」
稲「即身仏とか?」
伏「死ねと!?」
と、まるでガッカリされていないどころか別の何かを期待され始めている衝撃の事実を突き付けられた。合掌。
神経質
興行上のアングルでこそ上目遣いで挑発的な態度を示し、時には卑屈な自虐を交えて相手を油断させる腹黒さを覗かせる反面、普段は目上の者に対しても一通りの礼節を心得ている折り目正しい人物。
大一番となる試合や不意のアクシデントに起因するプレッシャーに滅法弱く、ストレス性の胃痛に襲われやすいため、常に数種類の胃薬を携帯している。しかし、実際に胃薬が役に立つ場面は少なく、むしろ一足飛びで突発的な下痢を催してトイレが恋しくなる緊急事態に直面する場合が多い。
格言
- 「私と暗闇で出会っても悲鳴を上げない人間なんて、ここのレスラー仲間やマネージャーくらいよ……」
- 「今日、ペットショップに入ったら……店中の犬猫に失禁されたわ……」
- 「夢だろうが現実だろうが……足掻くのは、結構得意よ?」
関連イラスト
「連れて行くわよ?」
「お客さんは私を引き立て役と思っているでしょうね……」