ガイアドライバーrex
がいあどらいばーれくす
裏風都を拠点とする謎の集団「街」の幹部メンバーが使用するガイアドライバー。
園咲家のものや加頭順が使っていたガイアドライバーを改良してさらに発展させた新型のガイアドライバーと思われる。
外見は全体的に丸みを帯びた、仮面ライダーBLACKの変身ベルト『ライダーベルト(エナジーリアクター・キングストーン)』のようなデザインになっており、無骨で無機質な形状をしていたミュージアム製とは違って洗練された、より機械的なデザインをしている。
アニメ版でアップのシーンがあり、形状やメモリを取り出すためと思わしきくぼみから、視聴者からは「ディケイドみたいなドライバーしてんな」との声も。
中央部にはおそらくリアクター的な地球のような丸い球体(アニメ版では金色と判明し、造形も相まってオルタリングの賢者の石にも見える)が埋め込まれており、両側にはガイアメモリ(ドーパントメモリ)を装填するためのスロットが設けられている。
また中心からベルトの外側へ向かい、ライトがぽつぽつとついている。
入手先は今のところ不明だが、ミュージアム製ガイアドライバーと同じく普段はバックル状態で持ち歩き、腰につけることで装着。
起動したドーパントメモリを装着者から見て右側のスロット部分に差し込むことで、ライトが両サイドから中心部へ流れるように赤く点灯していき(よく見るとメモリを挿している側だけ発光が多い)ドーパントへと変身する。
作中での扱いからどうやらこのドライバーを手にすることが幹部メンバーとしての証であるらしく、準幹部以下のメンバーは自らの実力を上げて、このドライバーを受領することを目標としている。このためか作中では「選ばれし者のドライバー」とも呼称されている。
以上の描写からも分かる通り、元のガイアドライバーのような単純なメモリの毒素の濾過装置では無い模様。
rexとはラテン語で「王」を示す単語だが、現状の意味合いは不明。上記の通り、このドライバーが幹部の証であるという意味もあるのかもしれない。
本機独自の機能。レイズ(上乗せ)という名の通り、ドーパント態への変身中、別のメモリを空きスロットに追加挿入することで、短時間に限るが身体を部分的に変化させ別の能力を使用することができる。
あくまで「追加」かつ「短時間」のみであり、メモリ同士を「掛け合わせ」「長時間安定運用可能」な仮面ライダーダブルのハーフチェンジとは似て非なるものだが、使い手がメモリ1本でも十分強いハイドープ、かつ複数人である以上、仮面ライダーたちにとっては十分な脅威になり得る。
使用者 | 使用メモリ | 変身する姿・用途 |
---|---|---|
万灯雪侍 | オーロラメモリ | オーロラ・ドーパント |
メタルメモリ | レイズ用 | |
千葉秀夫 | ブラキオサウルスメモリ | ブラキオサウルス・ドーパント |
五条一葉 | スクリームメモリ | スクリーム・ドーパント |
アームズメモリ | レイズ用 | |
シザーズメモリ | 〃 | |
ユニコーンメモリ | 〃 | |
アイスエイジメモリ | 〃 | |
インビジブルメモリ | インビジブル・ドーパント | |
双見光 | リアクターメモリ | リアクター・ドーパント(二代目) |
??? | ??? | ??? |
ロードメモリ | レイズ用 |
設定画ではロード・ドーパントも装着していた。
レイズ機能が初公開された回を収録している13巻の発売日は、偶然にもレイズの名を冠するアイテムを左右から装填し2つの能力を用いる『仮面ライダーギーツ』のデザイアドライバー発表日とほぼ同時となった(関連タグも参照)。
rexのレイズも基本的に過去に登場したドーパントの一部装備の上乗せであるが、レイズバックルもフォームチェンジを伴わない武装用のものについては過去作に登場した装備のリデコを上乗せする形となっており、類似性が見られる。
ただし、rexは登場自体は数年早く、そもそも世界観も異なるため、シンプルな機能や単語を選び偶然に被っただけと思われる。
エンジンブレードの構想段階では「ドーパントから奪ったメモリを使用し、一度の使用で内蔵されたエネルギーを使いきるために大量のメモリを使い捨てる」というギミックが検討されていた。このアイディアはお蔵入りとなったが、こちらがレイズ機能の原点となったと考えることもできる。
また、CSMドーパントメモリ風都探偵セットの開発ブログでは、「足りない一本は必要なモノと一緒に出したい」と書いてあり…?