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概要編集

ゴッドジンライさん

「人間の生命の炎、燃やしてみせるぜ!」

CV竹村拓


地球人であると同時に金属生命体・トランスフォーマー(以下TF)でもあるキャラクター。『超神マスターフォース』におけるサイバトロンの司令官で、コンボイから始まる歴代総司令官の一人である。

シリーズ次作『V(ビクトリー)』や、玩具展開の『レジェンズ』にも登場する。


また本項では関連キャラクターであるパワーマスターオプティマスプライムについても解説する。


地球人としてのジンライ編集

初登場は意外にも遅く10話から。自由を求めて狭い日本からアメリカに来た日本人の青年。長野県出身。

ある日仕事に使うトラックが壊れた為に代わりのトラックを借りた際、その中にあったブレスレットをはめてしまった事からデストロンとの戦いに巻き込まれていく事になった。


当初は唐突に戦いに巻き込まれた事もあり、戦う事を拒否したものの、デストロンの策略によるトラック仲間の死や地球を守る事への使命感に目覚め、以降はサイバトロンの司令官として戦う。

司令官になった以降は驚異的なリーダーシップと指揮能力でサイバトロンを引っ張っていく一方で本来の軽く気さくな性格も健在であり、よく秀太達にオーバーな冗談を言ったり、愚痴をこぼしたりもしている。


トランスフォーマーとしてのジンライ編集

総司令官ジンライ編集

ジンライさん

特別なブレスレット「マスターブレス」を手に入れたジンライ青年が、赤いトレーラートラック型から変形したトランステクター(ロボット形態だが未完成)に合体=ゴッドオンする事で誕生するTF。


容姿はあの伝説の総司令官コンボイと瓜二つで、漫画版においても、その容姿が司令官に選ばれた理由の一つになっている。お約束(?)の崖落ちまである始末。

一見違いが分からないが、


  • 背面のデザインが全く違う(そのため上半身の変形行程も全く異なる)
  • 肘から下やマフラーの位置など細部のデザインが異なる

などの差異が見られる。

後述のゴッドジンライ登場後は出番が減少。


総司令官スーパージンライ編集

【TF】スーパージンライジンライさんでデジ塗りメイキング【TF】

初登場は第15話で、名付け親は同じサイバトロンの一員「ランダー」。

ジンライの故郷である長野県八ヶ岳のトンネルから発見されたスーパーコンテナと合体=ダブルオンした姿。身長15メートル。初陣でキングポセイドンを圧倒する力を見せつけた。


武器は二挺の超伝導ライフルで、オーバーロードに敗北した後は両肩にパーチカル・ビームキャノンが装備された。必殺技は天超魂・地超魂・人超魂の三つのエネルギーをライフルに集めて放つ「超魂スペシャルファイヤーガッツ」、敵を抱え上げて地面に叩き付ける「超魂リフターバースト」、両目から発射する光線「超魂アイメーザー」。


スーパーコンテナは基地にも変形する為、基地を失ったサイバトロンの一時的な拠点になった事もある。また、ゴッドジンライ登場後も適宜合体を使い分けて戦っているため出番がある。


最高総司令官ゴッドジンライ編集

【トランスフォーマー】最高総司令官・ゴッドジンライ

初登場は第26話。スーパージンライと地球製TF・ゴッドボンバーが「超神合体」した姿。スーパージンライの5倍の超魂パワーを発揮する。

元々宇宙から来るデストロン達を、地球到達前に食い止めるという状況を想定して造られており、背中に備えられた翼「ゴッドウイング」による空中戦は勿論、単機での大気圏突破も可能となった。

それまで赤と濃紺のツートンだったボディは赤、濃紺にシルバーを加えたトリコロールに変化しており、合体前とは大分印象が変わる。


武器は肩のゴッドキャノン、腕を発射するゴッドパンチ、ゴッドウィング両端のタキシオンレーザー砲、そして脚部ゴッドレッグに装備されたダブルキャノンなど多彩である。必殺技は超魂パワーにより自らを火の玉に変えて体当たりする「超魂ゴッドファイヤーガッツ」。ゴッドパンチに超魂パワーを込めて放つ「超魂ゴッドパンチシュート」も強力。

ゴッドボンバーはスーパージンライの強化支援ユニットであると同時にある程度の自立稼働が出来るTFであるため、秀太達の支援や敵を翻弄する為にわざと二体に分離して戦う場面もあった。


数々の激戦を経て、最終的にTFとしてのゴッドジンライにはが宿り、戦いを終えたジンライ青年に別れを告げて宇宙に旅立った。


ジンライのその後編集

ビクトリー編集

シリーズ次作『トランスフォーマーV』では、オーバーロードを追って宇宙に上がった後に、総司令官スターセイバーと共に宇宙防衛の任に就く事になる。

作中で明言は無かったが、超魂パワー(人超魂)が使えず弱体化している可能性がある。それでも十分な戦力な辺り、さすが前作主人公といった所だろう。


そして中盤、ゴッドジンライはデスザラスの攻撃からスターセイバーを庇いデスザラスを退けるが、同時に重傷を負ってしまう。

ゴッドマスター由来の特異な構造が災いしもはや戦士としての復帰は絶望視されていたが、パーセプターホイルジャックから偶然V計画の事を知り、自身の改造を2人に懇願。スターセイバーの反対を押し切る形でこの大手術は実行され、ゴッドジンライは新たなTF、ビクトリーレオとして蘇る。改造手術後は好戦的な性格だったが、南風ジャンの言葉により本来の性格と記憶を取り戻し、以後はスターセイバーと共闘、ビクトリーセイバーへの合体も担うようになる。


客演時は終始ゴッドボンバーと合体したゴッドジンライの状態であった為、ジンライ、スーパージンライ、ゴッドボンバーの登場は無い。


人間の方のジンライは第44話に、剛秀太メタルホークら『超神マスターフォース』の面々と共に登場。地球各地のサイバトロンと交信を取りながらスターセイバーの捜索に当たっていた。

なお、この回でスターセイバーが朦朧とした意識の中でゴッドジンライを含めた歴代司令官の名の名を呼んでいるが、この場合は人間のジンライの事を指していると思われる。


因みに漫画版ではビクトリーレオは単なる新戦士として扱われており、ゴッドジンライとの関連性は語られていない。


レジェンズ編集

「って似てるけど違うの!」

「俺はジンライ、ジ・ン・ラ・イ!」


レジェンズ』の説明書の裏に掲載されたコミックでは、テレビシリーズ最終回後の設定でジンライ青年が登場。


スーパーコンボイのボディとしてG星雲89で製造され、物語の舞台であるレジェンズ世界に送られた新しいトランステクターに、G1世界からやって来たジンライ青年がゴッドオンする事で復活。合体方式はヘッドマスターだが分類はゴッドマスターで、再生能力も健在。また新トランステクターを得た関係上、ビクトリーレオ(元ゴッドジンライ)とは別人になっている


また本シリーズにおいて生命体を胸部に格納するゲットオンを初めて披露。初陣以降ラットルをゲットオンさせて、ビーストパワー=獣超魂を発揮する。

後にゴッドボンバーも再び造り出され、ゴッドジンライとしても復活、レジェンズ世界の平和を守る為にその力を振るう。


平時は運送会社「ブラー急便」で働いている。そのコンボイとそっくりな見た目からショーや映画に引っ張りだこでもあるが、その度に「コンボイ」と呼ばれている。本人は不満そうだが、トランステクターの製造理由を踏まえるとあながち間違いでは無いのがなんとも皮肉である。


「LG-EX マグナコンボイ」に収録のエピソードでは、突如として身体がTF化してしまうTF病と呼ばれる奇病にかかり、青い体のマグナコンボイに変貌してしまう。


パワーマスターオプティマスプライム編集

マーベルコミックス版編集

アメリカで展開された玩具、コミックス展開におけるオプティマスプライムの姿。展開した時期の都合上ジンライの大元になったキャラクターに当たるため、姿はスーパージンライとほぼ同じ。ただし後に玩具展開に登場するエイペックスボンバー(ゴッドボンバー)は日本から逆輸入された物。

従来のボディを破壊されて死亡したのち、ネビュロン星人の科学者ハイQが開発した新たなボディで復活。

プライマスの目覚めと共にサイバトロン星の場所を察知したユニクロンを倒すために必要なマトリクス探索の旅に出る。


変形機構はジンライと同じで、ハイQがアイアコーンに変形する青年ジンライに相当。更にコンテナと合体してスーパージンライに相当する強化形態にパワーアップ出来る。


劇中では結局マトリクスの回収は叶わず、マトリクス無しでユニクロンに戦いを挑む事になる。その為トランスフォーマーを一つにまとめるべく敢えて当時のディセプティコン首領スコルポノックに降伏、同盟を結び共にユニクロン打倒の為に戦う。その後スコルポノックは戦死、オプティマス自身も再び手にしたマトリクスの解放によってユニクロン諸共命を落とし、その遺言によりグリムロックが再びオートボット司令官に就任した。

その後、同じく新リーダーを据えたディセプティコンとの和解が破局し再び戦いが始まるが、実は死の直前ハイQの脳内に自らの人格を転送していたコンボイが彼をコアにして復活。グリムロック以下オートボットと共にディセプティコンを撃破。そしてその放逐を遂に成し遂げた。


アニメイテッド版編集

TVアニメ「トランスフォーマーアニメイテッド」の第4シーズンに登場する予定だったオプティマスプライムの強化形態。


こちらもキャブが変形した素体に、後部が変形したアーマーが合体する仕様だった。だがジンライ青年やハイQに当たるキャラクターは確認できない他、ビークルモードは完全に消防車、顔面には透明なバイザーが降りている、といった風に過去の同名キャラとは異なる風貌と特徴を併せ持つ。ロボットモードは翼、両肩のキャノン砲など、アメコミ版パワーマスターオプティマスプライムとゴッドジンライ(または海外玩具版のエイペックスアーマー装着状態のパワーマスターオプティマスプライム)を折衷させたような姿をしている。


既に玩具用デザイン画も完成しており、メガトロンにも強化形態が用意されていたが、諸事情により第3シーズンでアニメが終わってしまったため、どちらもお蔵入りになってしまった。


玩具編集

当時品編集

海外で発売されたパワーマスターオプティマスプライムの仕様変更品。ダイキャスト部品の追加などといったリデコの他に、日本国内オリジナルとしてゴッドボンバーとの互換ギミックが施してある。

スーパージンライ単品の他、ゴッドボンバーとのセット版も発売。

復刻版は通常カラーとファイヤーガッツカラーのゴッドジンライセット、スーパージンライの仕様変更品のニュークリオンクエストスーパーコンボイ(所謂ブラックバージョン)が発売。


レジェンズ(LG-35)編集

『タイタンズリターン』版パワーマスターオプティマスプライムの大幅な仕様変更品。

ゴッドボンバーへの合体を想定しつつ、アニメデザインに近い容姿されている。

一方でキャブ部分(ジンライ)の分離変形は省略された他、ゴッドマスターからヘッドマスターに変更(アイアコーン自体はディテールとして存在)。

これは元のパワーマスターオプティマスプライムがヘッドマスター仕様だった事に加えて、そのオプティマス自体がウルトラマグナスの仕様変更品である為。

足首や踵の保持力に問題があったが、ゴッドボンバーとのセット版では改善されている。


なおキャブ周りのギミックについては、海外製のアップグレードキットで補完できるが、これを装着した後はタカラトミー公式サポートが受けられなくなってしまう。

更にキット自体は有志により作られた非正規品であり、その製造販売にあたってタカラトミーハズブロ東映から許諾を得ていない

一応上記の3社による言及や措置等は一切無く現在は黙認されているに等しいが、権利的に危ういアイテムには変わりはない為正規品と混同させるような真似は絶対にしてはならない

アップグレード済みの個体を人前に出したい場合は、その旨を十二分に説明するなどの配慮が必要である。


マスターピース(MP-60)/MPG(MPG-09)編集

トランスフォーマー40周年記念企画「ゴッドジンライプロジェクト」の一環で商品化。

何かしらの仕様変更品だったこれまでの玩具と異なり完全新規造形アイテムで、レジェンズ版では不採用となったゴッドマスターギミックも当然復活している。

MPG版はキャブとゴッドマスター単体だったMP版にスーパーコンテナと各種エフェクトを追加した豪華セット版になっている他、本商品で初めて超魂パワーエフェクトが立体化された。


因みにマスターピース版はマスターピース通算100体目のアイテムであると同時にマスターピース最後のアイテムでもある(マスターピース相当のアイテム自体は今後MPGにブランドが統合されて展開予定)。


後世への影響編集

ジンライの最終強化形態ゴッドジンライはグレート合体の始祖として、同年放映の超獣戦隊ライブマンスーパーライブロボと共にスーパーロボット史にその名を残している。

また、ゴッドジンライのプレゼンテージを観てバンダイの関係者がショックを受け、急遽2号ロボの設計変更を行ったのでは?と言われており、その為本来の2号ロボよりも登場時期が遅れたと言われている。


また(アニメにおける)グレート合体時の合体バンクシーンの導入もゴッドジンライから始まっている。

ただしこちらはバンクを使わずスピーディーに合体するシーンも多く見られた他、そのバンク自体が10秒にも満たない短さだった。

その為、現在良く見られる長時間のグレート合体のバンクシーンは続編トランスフォーマーVビクトリーセイバーで完成し導入され、その後エクスカイザーから続く勇者シリーズで広く周知される事となった。


関連タグ編集

トランスフォーマー トランスフォーマーのキャラクター一覧

超神マスターフォース サイバトロン ゴッドマスター 火属性 / 炎属性

剛秀太 キャブ ミネルバ(TF) 破壊大使オーバーロード


トランスフォーマーV

スターセイバー ビクトリーレオ


トランスフォーマーレジェンズ ヘッドマスター

コンボイ ラットル ブラー 運送


真田遼 / 龍王リョウマ:いずれも同時代の火属性仲間であり、特に前者は中の人が共演している。ただし、そのキャラクター風属性

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