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概要編集

アニメ「聖闘士星矢Ω」に登場する、女神パラスに仕える戦士集団。カードゲーム「クルセイド」では「刻闘士」という漢字の設定が明かされている。闇の神アプスと火星士が聖闘士に敗退してしばらく後に、パラスの降臨と共に活動を開始。タイタンに率いられ、聖闘士たちと干戈を交える。


刻衣(クロノテクター)と呼ばれる防具を纏い、時間を操る闘法を使う。3級パラサイト達は小宇宙の小さい人間の時間を停止して石化状態にする共通技「クロノディレイド」を使う。この技はかけた本人が死ぬか強いダメージを受けると解除される。また上級パラサイトには同様の効果ながらさらに強力な技「クロノ・ディストラクション」がある。


また、聖闘士にとっての「青銅」・「白銀」・「黄金」にあたる三級・二級・一級と言った格付けが存在する。さらにその下に雑兵に相当する「パラサイト兵」が存在する。

(雑兵も一応パラサイトに区分されているのか、「四級パラサイト」と呼ばれる場面もある)

力量は個人や階級により差があるようだが、少なくとも三級パラサイトはヒラの火星士や一般的な青銅聖闘士より確実に上の力量であり白銀聖闘士を一蹴する者すらいる。しかしセブンセンシズに目覚め、新生聖衣を纏った光牙たちには全く歯が立たないようである(搦手を使ったり戦法の相性が良ければその限りではない)。また、刻衣と武器の性能に頼りすぎて本人の鍛錬が足らず、格上の相手との実力差を見抜けない未熟者も多い。


二級パラサイトは白銀聖闘士を凌駕する実力を誇る。黄金聖闘士に対しては指一本で敗北するレベルからそれなりに粘る者まで幅広い。三級から二級の昇格はありえるようである。また元黄金聖闘士がスカウトされて二級パラサイトになるケースもある。


一級パラサイトは黄金聖闘士でも苦戦を強いられる程の実力を持つ。

パラサイト四天王」と呼ばれる、タイタンを含む4人の幹部がおり彼らは全員が剣を武器とする。

53話からの新OP映像に彼ら4人、またその背後に1人謎の人物が映っているが詳細は不明。しかし76話でフェニックス一輝により四天王の背後にラスボスが存在する事が確定した。

四天王のガリアが「あのお方」と呼ぶ存在、また53話からのOP映像に登場する青髪の男と思われるがその詳細は後述する。


聖闘士と異なり武器の使用は禁じられておらず、各自の武器名を自らの名乗りとしても使う。

ネーミングは主に海王星土星衛星からとられている。これらの武器は刻衣とは別にそれぞれに与えられている模様。強力な破壊力を持つ反面、武器を失うと戦闘力が大幅に弱体化してしまうという弱点もある。

漫画版の世界観である『エピソードG』のティターン神族とは武器や名前など共通する部分が多い。


現在の所総数は不明だが、明らかに格上の聖闘士の暗殺を3級や2級が担当している事からして、戦力的にはあまり充実しているわけでは無い様子。任務に失敗した場合即座に上級者から殺害されることもある火星士と違い、上司の性格次第だが上級者が救助に来る事もある。さらに聖闘士の存在自体を舐めているのか、3級や2級でも黄金聖闘士相手に真正面から余裕かまして向かっていくという、あまりに無謀な真似をする者が多い(過去作の敵対勢力の上位に位置した海将軍冥界三巨頭も黄金相手はそれなりに警戒していたのに比べ、余りに認識が甘い)。


  • アプスを倒すという黄金聖闘士でも困難な偉業を成し遂げた光牙の抹殺に3級のタルヴォス一人
  • 聖衣修復士という黄金聖闘士でもかなり重要な立場の貴鬼への暗殺に2級のディオネ一人
  • 同じく貴鬼の抹殺という重要任務にもかかわらず、ジャミールに差し向けられたパラサイトが3級のユミル&メトネの二人
  • 訓練生と鋼鉄聖闘士ばかりとはいえ、重要施設のパライストラ攻略に3級のロゲ一人
  • セブンセンシズに目覚めている龍峰に加え、完全復活を果たした紫龍まで居る五老峰に3級のハリメデと雑兵数名
  • 黄金1名、白銀数名、セブンセンシズ級の青銅5名、一般青銅10数名、鋼鉄多数が防衛中のパライストラに2級のエーギル、3級のテーベ、雑兵多数の編成で攻めこむ。
  • 玄武が戦死した事で士気が下がったとはいえ、白銀以下の戦力がそのまま残ったパライストラに3級のハティと雑兵のみで再度侵攻。

一応神を擁する勢力であるにもかかわらず情報不足が祟っているのか明らかに作戦ミスな事案が多いことも特徴(尤もロゲの場合、光牙がパライストラに来なければ任務を成功していたかもしれないが)。


また抵抗も出来ない一般人を個別に遊び半分に襲うことも多い。

人間を見下す言動が多く、彼らの正体が人間であるか否かも不明(本シリーズには天闘士NDの月衛士など人間でない者が主流の闘士も存在する)。


なお中盤辺りは、メンバーが個別に彼方此方の町や村を襲撃してはクロノディレイドで時を止めていくという活動をしていたが、これはハイペリオンの策で聖闘士達が避難民を連れてパライストラに集まることを誘導する作戦であった。

結果的に天地崩滅斬で石化したパライストラ人員を救うために、本来なら軽く勝てる筈だった玄武が命を捨てる羽目になり、聖闘士に大損害を与えることに成功した。

本拠地であるパラスベルダの所在が割れ、聖闘士の総攻撃を受ける中で3級以上のパラサイトはほぼ全滅し、アテナとパラスの和解を持って戦いは終結に向かうと思われたが…


パラサイト達編集

真のパラサイト編集

1級(パラサイト四天王編集

2級編集

3級編集

はぐれパラサイト編集

パラサイト隊長編集

パラサイト兵を束ねる隊長。三級パラサイトより格下の存在である。

パラサイト兵編集

3級パラサイトの下に多数いる雑兵、4級パラサイトと呼ばれる事もある。実力は様々で鋼鉄聖闘士にも及ばない者たちもいれば、パラスの城を守る精鋭部隊たちのように3級パラサイトに近い実力を有している者たちもいる。

サターン直属精鋭部隊編集

新OPで姿だけは初披露され、本編では93話から登場。背中に翼が生えた刻衣を着る。

その実力は通常のパラサイト兵たちを遥かに凌駕するらしい。


その実情編集

実際はパラスに忠誠を誓っている者は少なく、事実上黒幕である神サターンがパラスをそそのかして傀儡の主として建てていた組織であった。パラスへの忠誠がまともにあったのは私情でパラスに好意を持ってしまったタイタンただ1人である。四天王はサターンの命令で聖剣を与えられ動いていたが、サターンの所在を知らされていない有様だった、

よって四天王も実質的にはトップではなく、名目上2級として偽装していたエウロパ、階級外のミラーがサターンの側近であり実質的なトップであった。


余談編集

第2シーズン第7話(第58話)で集結したパラサイト四天王は、その容姿と雰囲気、所有する剣の厨ニ的なネーミングから、同じ車田正美氏・原作の『風魔の小次郎 聖剣戦争篇』の華悪崇(カオス)一族の聖剣戦士を彷彿とさせているが、ブルーレイ付録のスタッフインタビューでも元ネタがこれであることを認めている。2期SDの長峯達也の少年時代の愛読書であった縁からである。また、階級名は同じく車田作品の「雷鳴のザジ」のオマージュである。


ちなみに聖剣戦争編(OVA版)のキャスティングだが、

秩序(コスモ)の戦士に、小次郎=難波圭一氏(アフロディーテ/海皇ポセイドン)、飛鳥武蔵=速水奨氏(バイアン/時貞

伊達総司=松本保典氏(ミゲル)、死牙馬=矢尾一樹氏(ハービンジャー)、竜魔=堀秀行氏(一輝(初代)


華悪崇の戦士に、雄須=草尾毅氏(シュラ(二代目)/邪武(Ω))、朱羅=子安武人氏(ラダマンティス)、華悪崇皇帝=故・鈴置洋孝氏(紫龍(初代))…とキャストが星矢と親和性が高い。

関連イラスト編集

3級パラサイト大集合。

さんきゅう!


関連タグ編集

聖闘士星矢Ω

パラサイト四天王

パラス(聖闘士星矢Ω)

タイタン(聖闘士星矢Ω)

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