概要
『新約SDガンダム外伝 創世超竜譚』に登場するキャラで、同作前半の主人公を務める。
まだ騎士ガンダムが目覚めるずっとずっと昔の太古のスダ・ドアカワールドにいたとされる伝説の勇者。
その正体は初代騎士スペリオルドラゴンであり、彼とその仲間たちが命と引き換えに暗黒卿マスターガンダムを封印した事により、スペリオルドラゴンの操主は武者頑駄無真悪参が受け継ぐこととなる。
本項目では、転生後の彼の動向に関しても語る。
来歴
グラディエータガンダムエクシア(「黄金の勇者伝説」前半)
元々彼は一介のガンダム族「ガンダムエクシア」(HP500)であったが、黄金神の座を巡る闘技大会に参加し、英雄オーバーフラッグアキレスら強豪を破り、勝ち進んでいく。そして迎えた決勝戦、ライバルである益荒男マスターガンダム(後の暗黒卿)と戦い、激戦の果てに優勝し黄金神の鍵となる聖杯を手にする。こうしてエクシアは勇者ガンダムの名を賜る。
勇者ガンダム(「黄金の勇者伝説」後半)
元々は三種の神器を装着した姿(HP1000+α)だが、試練に挑む際には神器を使えなかったため、真っ赤な鎧の姿(HP3000)で冒険を行った。
黄金神候補となった勇者ガンダムは、最後の試練として守護龍たる黄金の双頭竜を倒すよう命じられる。エクシアは龍剣士キュリオス、狩人デュナメス、妖精ナドレという3人の仲間と共に、双頭竜を発見する。そこに、先ほどの敗戦を逆恨みした暗黒卿スサノオマスターガンダムが三魔卿を引き連れて襲来し、勇者一行と戦いになる。これを退けた勇者ガンダムは、「何も悪いことをしていない竜を殺すことは正義に反する」として、双頭竜を殺すのではなく和解した。
こうして、双頭竜の子供ドラゴンベビーオーライザーと友情を築いた勇者ガンダムは、オーライザーと合体する事でスペリオルドラゴン00(HP5000)となる。スペリオルドラゴン00は、双頭竜とさらに合体してスペリオルカイザーとなり、暗黒卿を追い払った。
こうして邪悪を打倒し神となったスペリオルドラゴン00は、この世界をスダ・ドアカワールドと名付けた。
何? ボンボン版はもっと昔からスダ・ドアカワールドと呼んでなかったかって? いいんだよこまけぇこたァ!
騎士ガンダム00(「歪みし神の軍勢」)
ひとまずの平和が訪れたスダ・ドアカワールドを守護する事になったスペリオルドラゴン00は、一介のユニオン族「騎士ガンダム00」に変身して、水戸黄門の如く諸国を回って知見を集めていた。
そんな中、異世界から覇界神バロックガンが出現し、世界征服を目論み暴れ回った。騎士ガンダム00=黄金神は仲間たちと共にこれに立ち向かい、人々を逃がすべく天使の輪を作り、バロックガンの一党と戦う。戦いは熾烈を極め、黄金神一行はナドレがカギを握る伝説の巨人ヴァーチェゴーレムを起動、覇界神軍の大部分を封印するが、エネルギーを使い果たした黄金神は双頭竜と分離しスペリオルドラゴン00に戻ってしまう。
スペリオルドラゴン00と龍剣士キュリオスの兄である龍王アリオス、狩人デュナメスの息子である狩人ケルディム、セラフィムモードへとパワーアップした妖精ナドレの4人は電磁スピアを用いてバロックガンに特攻し、その核であるバロックコアを道連れに別の世界へと転移していった。
こうして残されたバロックガンの守護獣カイザーティーゲルは、ヴァーチェゴーレムに封印されることとなった。
こののち、ヴァーチェゴーレムはサイコゴーレムとなり、電磁スピアを後継した2代目スペリオルドラゴンの善心・騎士ガンダムと相対する事となる。
なお、この騎士ガンダム00が着用していた鎧は黄金神の身体を形成する一部であり、その鎧を鋳造し直したのが騎士シャアこと「黄金の騎士」の鎧である。故に、ガンダム00を名乗っておきながら外見は殆ど百式のそれである。
戦士セツナ/騎士00クアンタ(「蛮界の騎士団」~「奇跡の二大超越竜皇」前半)
こうして途方もない年月が流れた後、00達4人は辿り着いた異世界カッズ・ザルト界で別の人生を送っていた。
00の魂は人間族の戦士セツナに転生し、カッズ・ザルト界で猛威を振るう邪教集団ジット団と戦っていた。
色々あってスダ・ドアカワールドからカッズ・ザルト界に突入した元シャッフル騎士団の4人衆(キング、GP01、ネオ、ゼロ)は、また色々あって二代目スペリオルドラゴンとはぐれてしまい、色々あってスぺドラが騎士ガンダムだった頃保有していた電磁スピアをセツナに渡した。電磁スピアに触れた事で前世の記憶を取り戻したセツナは、騎士00クアンタに変身する。クアンタはレジスタンスのメガファウナ団や元シャッフル騎士団と共に、ジット団に反撃していく。
ジット団の黒幕_カードマスターこそ、死んだはずのバロックコアであった。リボンズは行方不明になっていたスぺドラ=武者頑駄無真悪参に魔人の鎧を着せ、「マーク3」の名を与え操るという、頼むからもうこれ以上スぺドラの系譜をややこしくしないでくれと読者の気が狂いそうになるような策を講じる。
メガファウナ団の騎士G-セルフの活躍でマーク3は無事にスぺドラの記憶を取り戻し、魔人の鎧は真の姿である魔神カバカーリーとなってメガファウナ団の前に立ちはだかる。
00クアンタスペリオルバースト(「奇跡の二大超越竜皇」後半)
二代目スぺドラはスペリオルドラゴンSに変身し、クアンタを照らす。クアンタはバロックコアによって邪悪な姿に変えられていた精霊竜ELSと対話して友情を築いていた為、元の優しい心を取り戻したELSと合体し、00クアンタスペリオルバースト(HP4万5000)となる。
こうして、初代と二代目、新旧スペリオルドラゴンのそろい踏みと相成った。
2人のスペリオルドラゴンは共にスペリオルカイザーに変身(初代の方はスペリオルカイザーELSクアンタという長い名前)し、カバカーリーを取り込んだOバロックガンと戦う。こうしてついに新旧スペリオルドラゴンはOバロックガンを撃破した。
悪に染まったバロックコアの心は、2大スペリオルドラゴンにより浄化され、無垢なカードマスターの部分だけが残る形となった。
こうして二代目スぺドラや元シャッフル騎士団は元のスダ・ドアカワールドに戻り、初代の方はセツナの姿となって、メガファウナ団や改心したカードマスターと共にカッズ・ザルト界を新たな世界「ソレスタル界」として盛り上げていくことを誓うのであった。
その他本タグの使用例
『SDガンダムフルカラー劇場』でのガンダムの姿。
ガンダムで勇者ロボのパロディをした図。
関連項目
俺がガンダムだ:彼の存在そのものとも言える台詞。
???:彼と深~い関係がある(と強引に設定が追加された)人物。
受け継がれる意思
勇者ガンダム/騎士ガンダム00(創世超竜譚) ⇒ キングガンダムⅠ世(騎士王物語)
騎士シャインガンダム(黄金神話) ⇒ 騎士00クアンタ(創世超竜譚) ⇒ 騎士ウイングガンダム(鎧闘神戦記)