概要
発売当時の日本はTV番組『仮面ライダー』を発端とする空前の「変身ブーム」の真っただ中にあり、正義の味方シリーズ(変身セット)はその便乗商品的な位置付けだった。素体になる人形は透明の外殻で内部のメタリック色のメカフレームが見えるのが特徴である。
変身セット
通常版(スタンダード版)の本体はナイロン製だがDX版は布地を使用している。ウルトラマンタロウでは合皮を使用している。
マジンガーZやマッハバロンなど一部のロボット物はソフトビニールで形成されていた。
第1期
第2期
第3期
- サンダーマスク
- アイアンキング
- マジンガーZ
- ジャンボーグA
- ジャンボーグ9
- ファイヤーマン
- 仮面ライダーV3
- 仮面ライダーV3DX
- ウルトラマンタロウ
- ウルトラマンタロウDX
- ロボット刑事
- レッドバロン
- キカイダー01
- 流星人間ゾーン
第4期
超人セット(タカラオリジナル変身セット)
- バードマン
- ビートルマン
- フィッシュマン
NEW超人セット(タカラオリジナル変身セット)
- アポロイドZ
- シャインX
- ロックバロンS
関連商品
1972年に発売された『変身サイボーグ』シリーズの関連商品の一つで、ボディの金型には変身サイボーグのそれを用いながらも内臓部分はメカニックではなく異様な生体を思わせるデザインとなり配色もメタリックではなく不気味な色で様々な風に塗り分けられている。変身サイボーグのライバル設定のキャラであり敵キャラが製品ラインに乗った今後の行方を見定めるような商品でもある。名前と設定が後の『ダイアクロン』に出てくるワルダー星人を思わせる節があるとも言われ、いわゆるタカラSFワールドシリーズの敵側の世界観を作った記念すべきキャラである。
コンバットジョー
1984年に発売された『G.I.ジョー』の関連商品の一つで、ボディの金型には変身サイボーグのそれが用いられている。変身サイボーグ自体、元々はG.I.ジョーの日本展開版(ニューG.I.ジョー)から発展したものであり、その意味では先祖返りとも言える商品でもある。
白炎王
1988年発売。TVアニメ『鎧伝サムライトルーパー』の関連商品の一つで、素体である虎の白炎に鎧を装着させるという、同作の主力商品「超弾道」シリーズに準拠したものとなっている。この素体として、変身サイボーグのラインナップの一つであった「サイボーグジャガー」が金型流用されている。
1997年発売。TVアニメ『勇者王ガオガイガー』の関連商品の一つにして、「変身サイボーグ」のブランドを冠した商品としては実に20年余りぶりの新作でもある。後にこのサイボーグ素体を単独で商品化した「ネオ変身サイボーグ」も発売されている。
関連タグ
電脳警察サイバーコップ:タカラがメインスポンサーを務めた特撮テレビドラマの一つ。同作の主力商品であるアクションフィギュア「サイバービットシリーズ」は、変身サイボーグを基にしていることが関係者のインタビューにて明らかにされている
仮面ライダーディケイド 海賊戦隊ゴーカイジャー:いずれも様々なヒーローに変身できる能力の持ち主であり、変身サイボーグはある意味彼らの大先輩ともいえる