キュウレンジャー、決別。
彼らの危機に光を超えてあの男たちがやってくる
概要
東映が新しく立ち上げたVシネマレーベル「Vシネクスト」の第一弾にして、スーパー戦隊シリーズとメタルヒーローシリーズが共演する『スペース・スクワッド』の第三弾。
2018年6月30日劇場公開、8月8日ブルーレイ・DVD発売。
『宇宙戦隊キュウレンジャー』がベースになっており、キュウレンジャー最終回の4年後(本編のエピローグから2年後)が舞台となっている。
諸事情によって製作が遅れた「スーパー戦隊VSシリーズ」と「帰ってきたシリーズ」(旧・スーパー戦隊祭)の内容を兼ねているが、従来のVS形式では公開時の現役である次戦隊と被ることを懸念され、前戦隊ではなく、スペース・スクワッドとの共演となった(詳細は後述)。
脚本はキュウレンジャーのメインライターである毛利亘宏。監督は坂本浩一。
あらすじ
ハミィが強盗!?そして指名手配!?
ドン・アルマゲとの激闘から4年_
平和な日常を過ごしていたキュウレンジャーたちに激震が走る。ハミィが突如、リベリオンを襲撃し、新たに開発された“ネオキュータマ”を盗み出したというのだ。
悪用を恐れ、事態を重く見た宇宙連邦大統領のツルギは、ハミィを全宇宙に指名手配することを決意する。
「お前はハミィを信じないのか!」
激昂したラッキーは、同じくハミィを信じる仲間と共にツルギらと対立。その埋めがたい溝は、彼らの袂を分かつ。
そこへ、宇宙を超えてやってきた2人の男_。
十文字撃、またの名を宇宙刑事ギャバン_。烏丸舟、またの名を宇宙刑事シャイダー。キュウレンジャーの前に現れた彼ら“スペース・スクワッド”の目的とは?
そして、“内部崩壊”したキュウレンジャーを待ち受ける、驚愕の結末とは!?
(公式サイトより引用)
登場キャラクター
宇宙戦隊キュウレンジャー
ハミィ擁護派
ハミィ逮捕派
怪盗BN団
立場上はハミィ逮捕派だが、仲間同士の争いには消極的で、それを止めるべく、事実上のハミィ中立派となる。
その他のキュウレンジャー
今回は指名手配されている。
・今回、ハミィの襲撃に出会し、彼女と交戦した結果負傷し戦線離脱してしまった為リュウコマンダーには変身しない。
宇宙連邦
スペース・スクワッド
???※リンク先ネタバレ注意
邪教団・幻魔空界
スーパー戦隊ヴィランズ
その他
???※リンク先ネタバレ注意
余談
元々は例年通りの『キュウレンジャーvsジュウオウジャー』が予定されていたもののジュウオウジャーのキャストのスケジュールがどうしても合わず、制作が困難な状況にあった。
しかしそれとは別にスペース・スクワッドシリーズの新作の企画が進んでおり、それならばと2つの作品が合流する形で制作されたのが本作であるとの事(参考。おそらく前述の「現役の戦隊と被る」というのはさほど問題ではなかったと思われる)。また監督の坂本浩一は「新レーベル立ち上げのために話題性が欲しかった」ともコメントしている。しかしそれが発表されるまで、東映はキュウレンVSジュウオウを期待していたファンからの反感を買う羽目になった(パラレル的な要素が強いが、一応両戦隊が共演する作品はある)。
只、キュウレンvsジュウオウが出来なかった事には東映も思うところがあったのか次回作では本編に大きく関わりこそしないが門藤操が少しだけゲスト出演している。
またテレビスペシャル『スーパー戦隊最強バトル!!』では風切大和がメインキャラの一人として登場し、キュウレンジャーのメンバーと対面を果たしている。
因みにこれまでに発売・公開された前年作品との共演では無いVS作品では(ガワのみ出演を含めて)必ず前作のキャラやメカ、怪人が必ず登場していたが本作にはジュウオウジャー関連のキャラやメカ、用語は一切登場していない。
しかし、存在する世界が違う以外にも
「生まれも育ちも違うけど人は分かり合える」ジュウオウジャー
「生まれも育ちも違うから人はそう簡単には分かり合えない」キュウレンジャー
という「作品のテーマが真逆」である両戦隊が仮にぶつかった場合、双方のファンが納得する展開を作るのはかなり困難である為それに関して妥協点を認めているファンもちゃんと存在している。
関連タグ
スーパー戦隊レジェンドウォーズ:スペース・スクワッドも使用可能のスーパー戦隊ゲーム
シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ…同じく仲間内で対立が起こるヒーロー作品。