帰ってきたウルトラ怪獣とは、pixivユーザーであるおかりん氏による帰マン怪獣の二次創作擬人化漫画である。
概要
擬人化された帰マン怪獣たちが、キングザウルス三世の経営するバーを訪れる様を描いた日常系漫画。pixiv及び、氏のtwitterにて月一のペースで連載されている。
2016年7月23日に連載開始1周年を迎えた。
基本、その回にバーに来店した怪獣の能力や生態をネタにしたギャグ漫画だが、心温まる回も多い。
登場人物(怪獣?)
主な登場人物
マスター(キングザウルス三世)
本作の主役で、怪獣たちや作者・読者たちからは「マスター」の愛称で呼ばれている。怪獣たちの集いの場としてバーを経営しており、自身の仕事とバーを大切に思っている。バーの売上を現状の三倍にするのが目標らしく、コダイゴンが来店した際の願いごとや、サンタからのプレゼントに商売繁盛を要求していた。
また、怪獣たちの集いの場を取り仕切るという仕事柄からか、自信過剰になっていたプルーマを諭したり、生活難に陥っていたムルチに残った賄い飯を振る舞う等、情に厚い一面も。
余談だがナイスバディの持ち主であり、彼女の生まれたままの姿の隠し撮りのライブ配信がビーコン(後述)の収入源となっているが、本人はそのことを知らない…。
第1話から登場。親に言い聞かせられているのもあり、自身の光線技耐性に自信を持っているが、それ故初登場時は無鉄砲な性格だった。(しかし同回でグロンケンとマスターに諭され、自分の強さに対して考えを改めている。)
グロンケンと一緒に登場することが多い。
プルーマ同様第1話から登場しており、現在では準レギュラー的立ち位置を得ている。元ヤンという経歴もあってか、危険なことを熟知しており、プルーマがウルトラマンエースに挑もうとした時は(不器用ながら)必死で止めようとした。
第2話から登場。着物姿にお嬢様口調で話す。帰マン怪獣の顔らしく、様々な怪獣の知識に精通している。その為か解説役として登場することが多く、結構な頻度で登場している。
第3話から登場。「自分が見た景色を電波に乗せて飛ばす能力」で前払い制のライブ配信(主にマスターの入浴シーンの盗撮)を行い、莫大な財産を築き上げた。
バーに何の前触れも無しにふらっと現れたり、自身の財力を活かしてバーの客にクリスマスプレゼントを配る(※ただし配るのはサータン)等、本作におけるトリックスター的存在。
第5話から登場。バーの従業員で、現在住み込みで働いている。従業員という立ち位置故か、主要キャラの中でも出番に恵まれている。
当初は「プルーマより可愛いロリ」という認識でマスターにより可愛いがられていたが、グドンが来店した際に、彼女の発言から男の娘であることが判明。この出来事がマスターの中で何かを目覚めさせてしまった様だが……?
その他の登場人物
第2話から登場。原作以上のラブラブっぷりを見せるが、嫁のシーモンスは夫の浮気を絶対許さない性分らしく、シーゴラスのバイト仲間であるベムスターが夫に親しげに声をかけてきた時は、竜巻を起こすまでに怒りに燃えていた。
第3話から登場。貧乏人であり、これまでの飲食代の殆どをツケにしているらしく来店する度にマスターからツケを払うのを要求されている。
後にビーコンからの借金を返済する為、ゴーストロンの肩書きを利用してバーを襲撃(後述)。店の金を強奪しようとするが失敗。しかし、どさくさに紛れゴーストロンが所持していた金塊を持ち去り、返済は果たした模様。
キングストロン,ミステラー星人,バルタン星人Jr.,ビルガモ
第3話にビーコンのクライアントとして登場。TV画面一面に映し出されたマスターの生まれたままの姿を見て何処かで見たことあるリアクションを見せた。
第4話から登場。グロテス星人から凄い客という紹介を事前に聞いていたマスター達から手厚く(?)もてなされ、それぞれの願いごとを神頼みされたが、戦にまつわる願いごと以外は専門外である模様。(平成に登場した二代目なら聞き入れてくれたかも…残念!)
また、貧乳であることを気にしているらしく、プルーマに胸を比べられた際には剣を手に物凄い剣幕でプルーマに迫っていた。
第4話から登場。コダイゴンと一緒に登場することが多く、コダイゴンをバーに連れてきたのも彼女。
第5話から登場。グドンの例に溺れず、ツインテールを探し求めてバーに来店。二重の意味でツインテールを捕食する為にツインテールをテイクアウトしようとするが、マスターと色々あった末に「何かに目覚めた」マスターにより、ベムスターと一緒に閉め出された。
(尚余談だが、その夜にマスターとツインテールは…(※リンク先R-18注意!))
第6話から登場。ジツを使わず、文明の域に頼って戦うJr.に対抗心を抱いている。そのバストは豊満であった。
「姿を消せる」、「名前がサンタっぽい」という理由でビーコンによりサンタの仕事を頼まれる。しかし、プルーマ以外の面子がまともなプレゼントを頼んでいなかった為、唯一まともなプレゼント(風船)を頼んでいたプルーマにだけプレゼントを置いて帰った。
第7話から登場。かつてウルトラマンジャックと戦った初代ナックル星人の娘。かつて父親が起こした惨劇により周囲から避けられ、やさぐれていたが、マスターの言葉により笑顔を取り戻した。
第7話から登場。この手の例に溺れず、ナックル星人の用心棒をしている。「〜ッス」と語尾につける喋り方が、オーソドックスな脳筋系の子分を思わせる。
第8話から登場。雪女怪獣の肩書きに違わず、性別は女性。吹雪を起こす能力故に変温動物の多い帰マン怪獣界隈において、皆から避けられており、男性から一度も話しかけられたことが無いのが悩みだったが、自分をマスターと勘違いしたバルダック星人に相談を持ちかけられたことで彼に一目惚れする。
第8話から登場。自身の某宇宙の帝王(笑)の頭に似た髪型の所為で女性が寄ってこないことにコンプレックスを抱いており、「優しいマスターが悩みを聞いてくれる」という噂を聞いて三世が経営するバーに来店する。しかしマスターとツインテールがスノーゴンの冷気でダウンしていた為、スノーゴンをマスターと勘違いして悩み相談を持ちかけ、彼女が「見た目なんて全然関係ありません!」と返答したことで悩みを振り払う。
その後はスノーゴンと良い感じの雰囲気になったが、彼女のベアハッグと自分のよりも強力な冷気を零距離で受けて悶絶していた。彼やマスター達が、偶然店を訪れたブラックキングの溶岩熱線のおかげで事無きを得るのは、また別のお話…。
第9話から登場。ウルトラスピンキックを頭に受けて絶命したショックで擬人化後、転生前の一切の記憶を失っており、そこをゴキネズラに飲み代を払わせるのに利用されそうになるが、突然割って入ってきたビーコンの蹴りを頭に受けたショックで記憶を取り戻す。
第11話から登場。富士山頂に立つ超巨大な怪獣として都市伝説になっていた。しかし実は、都市伝説になっていた巨体は蜃気楼で生み出したダミーで、本体はなんと幼女。
本編ではグロテス星人に連れられ、ダミーの姿で来店。その巨大さからその場にいた全員を見下ろす姿勢を取っていたが、頭上にバリアを展開できない故、頭の上を横切られたり、上から見下ろされることに対して恐怖症になっているマスターが取り乱してバリアを張ったことにより、バリアの光で蜃気楼が遮られ、消滅したことで正体を現した。
容姿を偽って来店したのは、お酒を飲んでみたかったかららしい。
アストラ「お酒は20歳になってから!」
第12話から登場。「爆弾怪獣」という肩書きをバーの売上金を強奪しようとするゴキネズラに利用されるが、帰マン本編に登場した個体とは別個体であった為爆発せず(ゴキネズラは「全てのゴーストロンは地上に出ると10時間で爆発する」と勘違いしていた)、ゴキネズラの企みは失敗に終わった。(しかし、逃走する際にちゃっかり金塊の一つをちょろまかしていた。)
おやつとして金塊を常備しており、彼が所持していた金塊はバーのグレードアップにも一役買うこととなった。(13話以降、マスターが私服からバーテン衣装に着替え、高級食材等も出すようになっている。)
第13話から登場。牛の神様で、同じ神仲間のコダイゴンからバーを紹介され来店。
前情報で神様だと知っていたグロンケンが願いを叶えてもらう為にマスターのお任せで高級料理を奢るも、マスターが牛の神であることを知らなかった為にビーフシチューを出してしまったことにより激怒。しかし、マスターに半ば強引にシチューを食べさせられ、牛肉…もといビーフシチューの味を覚えてしまう…。
第14話から登場。二人で海の家を経営しており、「タッコングのおいしいパスタ」と「ザザーンのおいしいスープ」という料理を売っていた。しかし、その料理の正体はオイルをかけたパスタとザザーンのヘドロを湯で溶いたものという、かのジャイアンシチューも顔面蒼白なトンデモ料理だった!(ウルトラ怪獣の中でも悪食で知られるベムスターですらリバースしていたことから、その味が窺える。)
その後、時を同じくして来店していたシー夫婦が、あまりの不味さから竜巻を発生させたことで海の家を吹き飛ばされている。
第15話から登場。交通事故でバラバラになっていたところを、偶然居合わせたナックルとブラックキングにくっ付きながら、バラバラになっていた体を再生させていた。(この時、ブラックキングの肩から落ちた手のパーツと、それを追ってきた頭部の所為でちょっとした騒ぎになった。)
なんとか体を再生させたが、直後にマスターとブラックキングの渾身のツッコミを受けて昭和ウルトラマン名物の首ちょんぱに…。
第16話から登場。マスターがベムスター、ブラックキング、スノーゴンら他の帰マン出身の人気強豪怪獣と比べ、自身の強豪怪獣としての人気の薄さに対して悩んでいた時に「強いのに名前すら覚えてもらえない私に比べたら、まだ話題に出るだけ恵まれている」と会話に乱入。
その場の全員から、具体的にどう強いか説明するよう言われ、説明するも、殆どの戦績がその場にいた全員と最低一つ被っているか、それ以下という結果に…。
しかし、唯一誰も成し遂げてない戦績として「静弦太郎と戦って負けたことがない」と話した際には、その場の全員から尊敬の眼差しを向けられた。(正確には静弦太郎の中の人が演じた別人だったが…)
尚余談だが、目つきが某駄菓子漫画の登場人物と似ている(というよりモデル)ことから、作者や読者の間ではサヤチルスの愛称で呼ばれている。
第17話から登場。河原で貧困生活を送っている男の子として登場。(原作へのオマージュか)
雨宿りをしようとバーを訪れ、噂を聞いていたマスターに従業員の賄い飯のおにぎりの余りを貰ってから、雨が降る日にバーを訪れるようになり、ツインテールや常連たちとも仲良くなった模様。
第18話から登場。ビーコンがサータンのサンタ活動の助っ人として呼んだ…までは良いが、冬眠に入ったばかりのところを無理矢理連れてこられた為、出だしから幾分不機嫌だった。更に今年の欲しいものリストを見た際、去年同様、数名を除いてまともなプレゼントをサンタに頼んでいなかったことでストレスがMAXになり、憂さ晴らしに放電した結果、街中が停電に陥るという大惨事に…。
サータン「まずは貴殿が落ち着け!」