海外旅行(おそ松さん)
かいがいりょこうからのさばいばるかい
ハタ坊の誘いにより、ハワイへ海外旅行へ行く機会を得た6つ子やサブキャラ達。
往路の飛行機を悠々と満喫していた彼らだったが、突如機体の後部についていたジェットエンジンが次々と外れ、更に追い討ちをかけるように主翼も外れてしまう(ハタ坊が機長室から慌てて脱出した直後に)。飛ぶ力を失った飛行機は皆を乗せたまま、何も為す術も無く真っ逆さまに墜落していった。
その後、ようやく目覚めた彼らが漂着した所はとある無人島だった。皆が落ち込んでいた中、デカパンからダヨーンが何処にも見当たらないという事実も告げられる。こうして、彼らが何より楽しみにしていたハワイでのバカンスは、何としても生き残っていく為のサバイバル生活へと変貌してしまったのであった。
互いに協力し合おうと説得したカラ松(ナレーション)だったが、この生活も彼の思いとは裏腹に長くは続かず、次第にお互い争い始めるようになってしまった。
それでも、唯一残っていた希望を信じながら彼らは脱出用の筏を作り、いつかハタ坊を殺すという決意も共に一致団結する。しかし、翌日イヤミにそれを奪われてしまい彼一人だけが島から脱出しようとしたが、鮫にその筏を壊されてしまい最早脱出も不可能となってしまう。
もうここで死ぬ運命しかないという事を悟り、絶望に打ちひしがれた彼らはその場に倒れてしまった。
その後、一体どれ位なのか分からないような長い時が流れていったが、果たして彼らの安否は……………?
登場人物(ネタバレ注意)
6つ子達のおそ松・カラ松・チョロ松・一松・十四松・トド松と、イヤミ、チビ太、トト子、デカパン、ダヨーン、ハタ坊が飛行機に乗っていた。
島に来た当初は、おそ松・チョロ松・イヤミの3人は食料の調達を、一松・十四松・チビ太の3人はSOSのサインの準備をして、無人島生活に絶望しているトド松をデカパンが慰めていた(当の本人からはすぐに拒絶されたが)。
今回出番が少なかったハタ坊は、第1期で大金持ちの設定(Mr.フラッグ)があったが、第2期でそれが描かれたのは今回がほぼ初めて。
第2期のとある回では「友達が欲しい」と発言していたが、今回は最早友達を作る気が無いと思えるような薄情者となっており、唯一ハワイに着いた際にも「ハワイは最高だじょー。死んじゃった皆の分までハワイを楽しむじょー」と救助活動も弔いもせずに一人でのんびりしていた。
尚、自家用機を乗り捨てた後にどうやってハワイに辿り着いたかは不明。前述の通り事故が起きた付近の海には巨大な鮫がいるので、泳いだとも考えにくい。