MEGALOVANIA
めがろゔぁにあ
- 『Earthbound Halloween Hack』に登場する楽曲。
- 『Homestuck』に登場する楽曲。
- 『Undertale』に登場する楽曲。
pixivでは主に3番目の作品の方が多いが、楽曲の使用経緯(後述)からここでは3点共記載する。
なお、作曲はどれも全てトビー・フォックスが担当しており、メロディーラインも同様。
謂わば、全て作曲者自らによるアレンジが違うだけの同一楽曲である。
Earthbound Halloween Hack
ラスボスのDr. Andonuts戦で流れるBGM。『EarthBound』(海外版の『MOTHER2 ギーグの逆襲』)の音源を使用している。
Homestuck
実質的にヴリスカ(Vriska)のテーマとして流れるBGM。音源は先述と同じだが、一部のメロディにギターが新たに追加されている。
なお、本作のみ楽曲の表記が『MeGaLoVania』となっている。
Undertale
※この先は、本編に関する重大なネタバレが含まれております。閲覧の際には充分ご注意下さい。
きょうは ステキな日だ
はなが さいてる
ことりたちも さえずってる
こんな日には
おまえみたいな ヤツは・・・
じごくで もえてしまえばいい
Genocideルートのサンズ戦で流れるBGM。本作の中でも特に高い人気を誇っており、Youtubeやニコニコ動画ではファンによる『弾いてみた』や『叩いてみた』など多くの作品が投稿されている。
後に、『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では原作者による同楽曲のアレンジ版がサンズのMiiコスチュームと共に2019年9月5日からDLCとして配信された。
2021年11月4日にはCHUNITHMに同楽曲が収録されることなり、twitter上でMEGALOVANIAがトレンド入りを果たした。
2022年5月19日には『Dance Dance Revolution』に収録。今度は足でプレイする音ゲーにやってきたと言えるだろう。
全体的な尺は原曲よりやや短い。
音楽ゲーム収録経歴
収録日 | 機種 | 備考 |
---|---|---|
18/10/17 | グルーヴコースター | |
19/10/10 | 太鼓の達人 | |
21/11/04 | CHUNITHM | |
22/05/19 | DanceDanceRevolution | |
22/08/10 | GITADORA | アレンジ |
22/09/15 | SOUND VOLTEX | |
22/12/22 | pop'n music | アレンジ |
23/04/27 | ノスタルジア | アレンジ |
23/07/27 | DANCERUSH STARDOM | |
24/03/07 | オンゲキ | 通常譜面はMASTER14(対戦相手は井之原小星Lv.44)。それとは別に超弾幕譜面と化したLUNATICが用意されており、原作再現も多数ある。対戦相手はあおにゃんLv.1 |
- 作曲はどれも全てトビー・フォックスが担当しており、元々は『Earthbound Halloween Hack』のラスボス戦で製作した楽曲を『Undertale』にアレンジ版を収録した事で広く知られるになった(『Undertale』では全て大文字表記だが、他作品では小文字混じりなど微妙に表記が異なっている)。
- 『Undertale』には作中で印象的なメロディが様々なBGMに織り込まれている一方で、本楽曲のみ何処にも含まれていない点から元々は別作品の楽曲だった事が窺える。
- 『Earthbound Halloween Hack』は任天堂のRPGである『MOTHER2』のハックロムである。そのラスボス戦用として元々作曲されていた本楽曲が、『MOTHER2』の主人公がシリーズ第一作から登場している大乱闘スマッシュブラザーズシリーズに登場するということで、本来出会う筈が無かった本家(のキャラ)とハックロム(の楽曲)のまさかの邂逅を果たすことになった。余談だが、この曲が戦闘曲として使用されている『Undertale』のSansは『Earthbound Halloween Hack』におけるネスと何らかの関係があるのではないか?という説があり、そういう意味でもまさかの邂逅と言えるだろう。
- 曲名の由来は、『ライブ・ア・ライブ』で流れるボス戦のBGM『MEGALOMANIA』(英語で"誇大妄想狂"という意味)と、ドラキュラの伝承で有名なルーマニアの地名『トランシルヴァニア』(Transylvania)を組み合わせた物である事が判明している。
- 実際、『Homestuck』公開当時のサイトでRadiation(トビー・フォックスの別名義)が
- 「『Megalovania』は誰の物でもないように意図されていましたが、もし人々がそれをヴリスカのテーマとして認識したいのであればそれは問題ありません。もしトロル達が『ライブ・ア・ライブ』で自分専用のチャプターを持つなら、それはボス戦のテーマかもしれないと私は思いました」
- 「名前の通り、これは『ライブ・ア・ライブ』の『MEGALOMANIA』への直接の言及です。 かっこいいから持ち出す人もいるのを見たことがあります。コードは似ていますが、それが曲自体の構造に大きなインスピレーションを与えているとは言えませんが、同様の目的に適している可能性のある悪い曲にしようとしています」
- (MSPA FORUMSのアーカイブより翻訳)とコメントしている。
- ただし、あくまでタイトルと雰囲気の元ネタに過ぎず曲自体は全く異なっている上、"~VANIA"の部分は上記のハックロムがハロウィンをテーマにしていた為そのイメージの地名から採られた。
- 実際、『Homestuck』公開当時のサイトでRadiation(トビー・フォックスの別名義)が
- なお、"vania"はぎなた読みでありこれ自体に深い意味は無い(例えば、"sylvania"は"森林地帯"というようなラテン語の意味となる)。
- また、『悪魔城ドラキュラ』の海外名である『Castlevania』も似ているが、これも元ネタの地名が共通しているだけで直接の関係は無い。
- このような経緯から、一部のファンの間では誇大妄想狂+地名からの連想で、 "誇大妄想郷" という意訳も広まっている。
- 上記の他、『ブランディッシュ2 THE PLANET BUSTER』の最終戦BGM『GADOBADORRER』からも強く影響を受けたとされており(参照)、実際に両曲のフレーズは一部が似通っている。
原曲
『Megalovania』 (2008年)
アレンジ版
『MeGaLoVania』 (2011年)
『Homestuck』でのセルフアレンジ版。
『Megalovania (Clash with a doctor Mix)』 (2014年)
『MOTHER: Cognitive Dissonance』でのアレンジ版。
なお、この楽曲はトビー・フォックス本人の編曲ではなく、「Namikin」によるアレンジである。
『MEGALOVANIA』 (2015年)
『Undertale』でのセルフアレンジ版。おそらく最も有名なバージョン。
『MEGALOVANIA』 (2019年)
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』でのセルフアレンジ版。
「心の痛み(Heartache)」「アズゴア(Asgore)」「Bonetrousle」等のフレーズも仕込まれている。
『MEGALOVANIA』(2022年)
「BEMANI Sound Team "Yvya"」による音楽ゲームBEMANIシリーズ『GITADORA』『pop'n music』『ノスタルジア』収録のアレンジ版。