変身者
・トウキ
概要
『劇場版 仮面ライダー響鬼と7人の戦鬼』に登場する仮面ライダーの一人。
戦国時代に活動していた鬼の1人で、碧眼の僧侶・トウキが変身する。
蝦夷(北海道)出身の鬼で、戦国時代の鬼達の中ではパワーに優れており、名前に違わず顔から冷気を放つ能力や変身者の能力を引き継いで念力も使用できる。
容姿
白い巨躯の上半身を黒い鎧で覆っており、両腕が水色となっている。
額のレリーフは兜と合わせて白熊を表現しつつ、鬼らしく角も生えている。
スペック
身の丈(身長) | 八尺(約239cm) |
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目方(体重) | 五十一貫(約190kg) |
パンチ力 | 30t |
キック力 | 30t |
ジャンプ力 | 50m |
(※)パンチ力、キック力、ジャンプ力の出典はカードダス『TOP TRUMPS 仮面ライダー 平成の戦士達 Vol.1』より(TR-035)。
使用器具
変身音叉
変身アイテム。
他の変身音叉と同形だが、トウキの物は鬼の顔が赤銅色で手持部分が白。提げ紐が付いている。
手刀受けのような構えで鳴らして吹雪を纏い変身する。
鳴刀音叉剣
変身音叉を呪術によって変形させた刀剣。
音撃金棒・烈凍
身の丈程の長さをした巨大な金棒。無論、接近戦の武器としても使用できる。
ある意味、凍鬼が最も鬼らしい武器を使用していると言えなくもない。
音撃鼓
帯の中心に、縁が水色の物を装備している。
音叉同様の個別の名称は不明。
カラクリ動物
帯の左側に浅葱鷲、黄赤獅子、鈍色蛇の三つを装備している。
劇中未使用。このうち、鈍色蛇以外は後世における新型のディスクアニマルと設定されているのだが、なぜ戦国時代の戦士である彼が持っているのかは不明。原型機だったりするのだろうか。
技
音撃殴・一撃怒涛
腹部の音撃鼓を投げて出現させた巨大な光の銅鑼を烈凍で敲く事で清めの音を発生させて敵を倒す。
これ以外にも念力で音撃鼓を敵に取り付け、引き寄せた敵を殴って撃破する技もある。
邪鬼退散
技名を唱えると共に頭から吹雪を放つ。
余談
俳優関係
- 演じた松田賢二はTV本編でザンキ/仮面ライダー斬鬼を演じた。映画の宣伝を兼ねて明日夢が劇場版の鬼達と絡むミニコーナーではザンキだと思われて否定する一幕もあった。松田は後に『仮面ライダーキバ』で次狼/ガルル/仮面ライダーイクサを演じており、異なる役で3度仮面ライダーに変身することとなった。
- スーツアクターのケフィ・アブリックは同年に『ウルトラマンマックス』でウルトラマンゼノンのスーツアクターを担当したことでも知られる。
その他
- TV本編における関東十一鬼の1人である仮面ライダー闘鬼と読みが重複している。
- 使うのが「変身音叉」・装備しているのが「音撃鼓」・武器が「音撃(金)棒」と、劇場版限定ライダーの中では珍しくTV本編に沿った装備をしている音撃戦士である(他はそもそも「音撃打の鬼」である歌舞鬼のみ)。
- 武器の烈凍は色を紫に塗り替えて、『仮面ライダーディケイド』第19話で仮面ライダー王蛇が使用する武器に流用された。王蛇がなぜ烈凍に似た棍棒を持っていたのかは不明。
関連タグ
仮面ライダーレイ:脚本家が同じ作品の氷属性の劇場版限定ライダー。演じた俳優がテレビシリーズに別の役で出演していた点も同じ。
ミミヒコ/シルバラ:『電王&ディケイド』に登場した"鬼の一族"の1人で、同スケールの「銀の金棒」を武器とする。
フリージングベアー:令和ライダーに登場した白熊モチーフの派生フォーム。
劇場版限定ライダー
グレイブ/ラルク/ランス → 歌舞鬼/凍鬼/煌鬼/西鬼/羽撃鬼 → コーカサス/ヘラクス/ケタロス