路線データ
路線名 | 水戸線 |
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ラインカラー | 青 |
路線区間 | 小山〜友部 |
路線距離 | 50.2km |
軌間 | 1,067mm |
駅数 | 16駅 |
電化区間 | 全線
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最高速度 | 95km/h |
単線区間 | 全線 |
閉塞方式 | 自動閉塞式 |
保安装置 | ATS-P |
運転指令所 | 水戸総合指令室(CTC) |
大都市近郊区間 | 東京近郊区間:全線 |
ICカード乗車券エリア | Suica首都圏エリア:全線 |
第一社鉄道事業者 | 東日本旅客鉄道(JR東日本) |
第二種鉄道事業者 | 日本貨物鉄道(JR貨物) |
概要
小山駅(栃木県小山市)と友部駅(茨城県笠間市を結ぶ東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)の鉄道路線で、幹線。
「水戸線」を名乗っているにも拘わらず、水戸市内に「水戸線」が存在しないのは、水戸駅に最初に乗り入れたのがこの水戸線で、のちに友部駅から東の区間を現在の常磐線に編入したという歴史的経緯から来ている(なお後述の通り水戸市内を「水戸線の電車」が走っている)。
小山駅〜小田林駅間の第二旭町踏切〜第二犬塚踏切間に交流電化区間と直流電化区間の境界となるデッドセクションが存在する為、常磐線用の交直流両用車両が使用される。
全線が大都市近郊区間の東京近郊区間及び交通系ICカード乗車券「Suica」の首都圏エリアに設定されている。
直通運転
前述の理由で常磐線との関係は現在でも深く、以下の区間で直通運転を行っている。
・常磐線:友部駅〜高萩駅
沿革
開業〜国鉄民営化まで
- 1889年(明治22年)1月16日:水戸鉄道の路線として小山駅〜水戸駅間開業。
- 1892年(明治25年)3月1日:水戸鉄道が日本鉄道に買収され、同社の路線となる。
- 1906年(明治39年)11月1日:日本鉄道が国に買収され国有化。
- 1909年(明治42年)10月12日:国有鉄道線路名称制定により、小山駅〜友部駅間が水戸線となる。友部駅〜水戸駅間は常磐線として分離。
- 1950年(昭和25年)8月23日:小山駅構内に東北本線東京方面との短絡線開業。
- 1960年(昭和35年)9月20日:筑波鉄道筑波線との直通運転開始。
- 1965年(昭和40年)3月19日:筑波鉄道筑波線との直通運転終了。
- 1967年(昭和42年)2月1日:全線電化。
- 1986年(昭和61年)11月1日:両毛線桐生駅まで直通運転開始。小山駅構内の短絡線使用休止。
国鉄民営化後
- 1987年(昭和62年)4月1日:国鉄分割民営化に伴いJR東日本が第一種鉄道事業者、JR貨物が第二種鉄道事業者として継承。
- 1988年(昭和63年)3月13日:真岡線(現・真岡鐵道真岡線)との直通運転終了。
- 1998年(平成10年)12月8日:両毛線への直通運転終了。
- 2000年(平成12年)12月2日:「安中貨物」のルート変更により定期貨物列車の営業終了。
- 2011年(平成23年)3月11日:東日本大震災による被災の為運休。
- 2011年4月7日:全線で運転再開。
- 2014年(平成26年)3月15日:常磐線の直通区間をいわき駅から高萩駅へ短縮。
- 2021年(令和3年)3月13日:全列車ワンマン運転開始。
現在の運行形態
定期旅客列車
全てワンマン運転の普通列車のみの運行で、毎時1〜2本程度設定される。
日中は小山駅〜友部駅間の運行だが、朝夕には水戸駅・勝田駅・高萩駅(朝1往復)発着の常磐線直通列車や小山駅〜下館駅間の区間列車が運行される。また小山発・友部発共に最終列車は下館行として運行する。
臨時列車
主に常磐線と宇都宮線方面を結ぶ臨時特急が繁忙期や大型連休に設定される。水戸線内は小山駅以外ノンストップ、または友部駅・下館駅のみ停車で運行される事が多い。
貨物列車
2000年12月2日に信越本線安中駅と福島臨海鉄道小名浜駅を結ぶ「安中貨物」のルートが変更されて以降は、定期貨物列車は設定されていない。
しかし下館駅で接続する関東鉄道常総線の甲種輸送や真岡鐵道真岡線のSLの検査等で、不定期に貨物列車が運行される事がある。
駅一覧
使用車両
全て勝田電車区及び勝田車両センター所属。
現在の使用車両
- E531系0番台・3000番台
付属編成5両が使用される。全車ワンマン運転対応。
2015年(平成27年)2月1日から定期運用を開始したが、それ以前も暫定運用や代走での入線実績がある。
3000番台は東北本線黒磯駅〜新白河駅・白河駅間で運用する為、送り込みも兼ねて使用されている。
- E653系K70編成
波動用特急型車両。元「フレッシュひたち」→「いなほ」用車両で、勝田への復帰後に臨時列車として水戸線に乗り入れる事がある。
過去の使用車両
国鉄民営化後の車両のみ記載。
いずれも常磐線用車両の付属編成が使用されていた。
関連タグ
奈良線(JR西日本):この路線も奈良駅に乗り入れてはいるものの奈良県内に路線がない(京都府で完結している)。