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ウルトラマンSTORY0の編集履歴

2014-02-07 12:07:06 バージョン

ウルトラマンSTORY0

うるとらまんすとーりーぜろ

『ウルトラマンSTORY0』とは、真船一雄の漫画作品である。

概要

 本作は講談社の漫画雑誌月刊マガジンZに掲載されていたが、廃刊に伴いテレビマガジンの公式ホームページに連載され、現在に至る。

 このマンガの特徴は「ウルトラマンが光の巨人となる前から、ウルトラ一族の歴史を描いていく」と言うものであり、作者独特の劇画調のキャラクターデザインや、TVより格段に強そうな怪獣ウルトラ戦士が特徴的でもある。

 また、本作の世界観は、ウルトラ大戦争が起こっていないことなどからわかるように、いわゆるテレビ版ウルトラシリーズとはパラレル設定である。


あらすじ

 太陽を失ったM78星雲光の国の住人は、人工太陽プラズマスパークを作り上げ、新たなる光を得た。だが、バルタン星人の陰謀により、プラズマスパークからは「ディファレーター光線」という電磁波が放たれるようになってしまう。ディファレーター光線はM78星雲をはじめとした宇宙全土に飛散し、光の国の住人は巨大化して光波熱線等の特殊能力が使えるようになり、また、特殊な生態を持った巨大生物『怪獣』が様々な惑星で出現した。

 宇宙の平和を守るため、光の星の住人達は惑星を調査することにした。人は彼らをこう呼ぶ、『ウルトラの戦士たち』と。


登場人物

既存の登場人物

  • ウルトラの父:宇宙警備隊の総司令官。タロウの父親。
  • ウルトラの母:銀十字軍隊長。タロウの母親。慈しみ深い。
  • ゾフィー:本作の実質的な主人公。まだスターマーク等の装飾は付いていない。真面目で勇敢な最強の戦士。多分絶対頭に火なんか点かない必殺技のM87光線は街を一つ吹き飛ばしてしまうほどの威力を持ち、また、「砂漠の砂粒1つを撃ちぬくようなものだ」と言われた精密射撃をこの必殺技で完遂するなど、命中精度も非常に高い。
  • ウルトラマン:初代ウルトラマン。以前はプラズマスパーク開発・打ち上げを担当する部署の主任を務めていた。因縁の相手、バルタン星人と戦う。
  • ウルトラセブン:熱血漢の勇者。ミクラスアギラウインダムといったカプセル怪獣と知り合っていく過程が描かれる。別にゾフィーと仲が悪いとかそういうのはない。
  • ウルトラマンジャック:初登場話では変身専用のブレスレットを使うがそれを破壊され一度は変身能力を失うが、真の力を手に入れ、TV版同様の感情の昂ぶりで変身可能に。ある星の守護神となる。強い信念を持つ戦士。
  • ウルトラマンエース:ゾフィーに拾われて以来彼のことを慕っている。幼馴染みの恋人を策略により失う。やっぱりギロチン大好き。
  • ウルトラマンタロウ:光の国を守る司令(ウルトラの父)と銀十字軍隊長(ウルトラの母)の実子。プラズマスパークで超人化した父と母から生まれた、純粋なる光の超人。まだ若いため非常識な点も多々見受けられる。
  • ウルトラマンレオ:しし座L77星の王子。王家に代々伝わる指輪を身につけることで、光の巨人に変身できる。マグマ星人の襲撃によりすべてを失い、生き残りの仲間を捜しに果てしない旅に出る。
  • アストラ:レオの双子

オリジナルのウルトラ戦士

闘士ゴライアン

身の丈ほどの隕石をバラバラにする程の剛腕の持ち主。いわゆる体力バカだが、誰よりも情に熱い熱血漢。

相剋。

寒がりなウルトラ族では珍しく冷凍光線を主体として使う氷の戦士。カプセル怪獣フリーザスと言う相棒がいる。

体を光の粒子に変えたり、バリアーを貼ったりするのが得意な小柄な戦士。

カラレス

タロウの教育係を務める慈愛の戦士。

L77星に逗留したレオとアストラの師匠。

  • ルティア

バレンタイン・ルティア

エースの幼なじみ


このほかにも数多くのウルトラ戦士が登場する。


主な登場怪獣

  • バルタン星人:本作の黒幕的存在。
  • ゼットンクワガタムシに似た昆虫が変異した存在で複数個体が登場。
  • ペダン星人:セブンが訪れた星を侵略した。1コマだけ影のかかってない素顔が登場したがウルトラギャラクシー大怪獣バトルとは大分異なる。
  • キングジョー:ペダン星人のロボット。本家に比べ装甲が弱い。
  • キングザウルス:ジャックの訪れた星に棲む怪獣。水棲動物だったがプラズマ鉱石を食べて陸上型に進化した。
  • 改造光の戦士:バルタンによってサイボーグ化されたウルトラ戦士たち。
  • ベムスター:惑星ほどの大きさで四肢がある部分が全て頭部になっているという異形。
  • アントラー:地球のバラージで神として恐れられていた。
  • ゴモラ:地球に出現。逆関節に前傾姿勢と、より恐竜らしい姿にアレンジされている。
  • レッドキング:ゴモラと共に出現。EXレッドキングのような巨大な腕が特徴。頭はあまり良くない。
  • ザンボラー:火山が怪物になったような怪獣。本家やパワード版とは違い邪悪な存在。
  • マグマ星人(先遣隊司令):L77星を襲撃した宇宙人。アストラに敗れるがL77星を爆破した。
  • マグマ星総統:マグマ星人の総統で先遣隊司令の弟。正々堂々とした戦いを旨とする武人。右手のサーベルは光線銃にも変型可能。
  • イエローギラス、グリーンギラス:ギラス兄弟の同族。
  • デスギラス:マグマ星総統が騎乗獣として連れている四足歩行のギラス。単体でのデススピンが可能。恐怖を感じないように両目を潰されている。
  • イカルス星人:多数の怪獣を率いてウルトラ戦士の抹殺を目論む。
  • ブルトン:イカルスの仲間の怪獣。多数の怪獣をカードの中の異空間に閉じ込めている。
  • ジェロニモン:本作より数千年前の地球にいた怪獣。「竜の戦士」というゾンビを操って人間を襲い恐怖心を食べていたが、タイムスリップしてきたセブンに敗れる。人間ほどの大きさだったが数千年後に巨大化し再生怪獣軍団を率いて復讐に現れる。
  • バニラアボラス:封印されていたがジェロニモンの宮殿の崩壊と共に復活。セブンと後の時代の防衛隊員を思わせる戦士達の活躍で倒された。
  • ケムラーガボラ:地球に出現。合体するがセブンとゾフィーに敗れる。

星間連合

後半の敵。宇宙支配を企む宇宙人達の連合。

  • ババルウ星人:圧倒的な力で星間連合のリーダーとなる。本作のラスボス。
  • ボーグ星人:ババルウの副官的存在。その言動には謎が多い。
  • メフィラス星人:明晰な頭脳と強大な念動力の持ち主。
  • メトロン星人:星間連合で最初にウルトラ戦士に接触。惑星メトロプラネットを裏から支配し様々な薬品を開発している。後に自分のやり方で宇宙征服を目指すとして星間連合を脱退。
  • ザラブ星人:兵器開発を担当し宇宙戦艦アイアンロックスの量産を目指す。本作ではゾフィーに化けた。
  • ガッツ星人:分身宇宙人。エレメンターという惑星に眠る破壊神の力を手に入れようとする。
  • ナックル星人:惑星オズをブラックキングをはじめとする怪獣を飼育する「怪獣牧場」に変える。TV版同様に卑劣漢。
  • テンペラー星人:星間連合きっての武闘派でウルトラ戦士を何人も破った実力者。
  • ヒッポリト星人:ヒッポリトタールの開発を行う。テンペラーの腰巾着を装っているが本心では見下している。

他にもザラブの配下にダダクール星人、ウルトラの星を襲った怪獣軍団の中にササヒラーベル星人アトランタ星人等が登場している。


関連項目

ウルトラシリーズ 真船一雄

仮面ライダーSPIRITS - 同じくマガジンZの主力だった特撮原作のアクション漫画。

なぜこんなことになってしまったんだ - 3巻にてウルトラマンの放った台詞。

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