ラブライブ!サンシャイン!!(アニメ)

あにめばんらぶらいぶさんしゃいん

本項では『ラブライブ!サンシャイン!!』のアニメ版について解説する。

概要

2016年1月11日、2016年夏頃予定でテレビアニメ化する事が公式サイトにて発表された。監督を含むスタッフは『ラブライブ!』から交代しているものの、原作＆原案、キャラクターデザイン、脚本などは前作からそのまま続投となっている。

なおアニメ1期では前作のキャラ名や楽曲の一部が多く登場し、新規ファンに対する配慮やある種のファンサービス・オマージュとも言える細かいネタも要所要所に散りばめられており、主人公達の器を借りて視聴者自身がμ'sの歩んだ軌跡を追いかける物語という、新たな要素も一部取り入れられている。

2017年10月よりTVアニメ2期が放送された。1期12話の展開を基に今度はμ'sに関係する物や名前をできる限り出さないAqoursだけの物語である点が強調されている。

TOKYOMX、KBS京都、サンテレビおよびBS11、静岡放送などで放送。

再放送・動画配信

インターネット同時配信としてもAbemaTV、LINE_LIVE、バンダイチャンネル、アニメイトチャンネル、ニコニコ生放送と過去最大規模のライブ配信を行っている。ストリーミング配信では、1期・2期共に第1話および最新話をYouTubeのバンダイチャンネル公式にて公開中。

・第1期1話

・第2期1話

バンダイチャンネル(毎週最新話を配信)

2016年10月から12月まで以下の放送局・チャンネルにて(第1期の)再放送も実施された。

・TOKYOMX：10月2日より毎週日曜23:00～

・サンテレビ：10月4日より毎週水曜0:30～

・BS11：10月4日より毎週水曜0:30～

2017年2月26日、公式ツイッターにて、テレビアニメ第2期の制作ならびに放送予定は2017年秋頃であることが明らかにされた。さらに同年6月21日にはNHKEテレでも放送されると発表、同年8月に集中放送を行っている(同年12月にも再放送を実施)。

2017年12月30日、(NHKEテレでの)2期13話終了後に完全新作劇場版の制作が発表された。この事は翌日(大晦日)の読売新聞の一面広告でも告知されている。

タイトルは「ラブライブ!サンシャイン!!The School Idol Movie Over the Rainbow」。

公開日は2019年1月4日。お正月映画としての公開された。公開当日の読売新聞に一面広告を掲載。

また、2018年4月から6月にかけて、TOKYOMXおよびBS11にて第2期の再放送が、さらに同年7月から12月にかけて、シリーズ全26話再放送を実施している。

あらすじ

静岡県沼津市の海辺の町、内浦にある私立浦の星女学院。

駿河湾のかたすみにある小さな高校で、2年生の高海千歌を中心とした9人の少女たちが、大きな夢を抱いて立ち上がる。

それは、キラキラと輝く“スクールアイドル”になること！

諦めなければきっと夢は叶う――。

いまはただ輝きを目指して、がむしゃらに駆け抜けていこう！

ここから彼女たちの「みんなで叶える物語」(スクールアイドルプロジェクト)が始まった！

(公式HPより引用)

スタッフ

原作	矢立肇
原案	公野櫻子
監督	酒井和男
シリーズ構成	花田十輝
キャラクターデザイン	室田雄平
音響監督	長崎行男
音楽	加藤達也
音楽制作	ランティス
アニメーション制作	サンライズ
製作	2016 プロジェクトラブライブ!サンシャイン!!

登場人物

Aqours(アクア)

• 高海千歌 CV:伊波杏樹
• 桜内梨子 CV:逢田梨香子
• 松浦果南 CV:諏訪ななか
• 黒澤ダイヤ CV:小宮有紗
• 渡辺曜 CV:斉藤朱夏
• 津島善子 CV:小林愛香
• 国木田花丸 CV:高槻かなこ
• 小原鞠莉 CV:鈴木愛奈
• 黒澤ルビィ CV:降幡愛

メンバーの家族など

• 高海志満(たかみ　しま) CV：阿澄佳奈
• 高海美渡(たかみ　みと) CV：伊藤かな恵
• しいたけ CV：麦穂あんな
• 梨子の母 CV：水樹奈々
• 千歌の母 CV：釘宮理恵
• 善子の母 CV:椎名へきる

よいつむトリオ

• よしみ CV:松田利冴
• いつき CV:金元寿子
• むつ CV:芹澤優

Saint_Snow(セイントスノー)

• 鹿角聖良(かづの せいら) CV.田野アサミ
• 鹿角理亞(かづの りあ) CV.佐藤日向

前作からの続投キャラ

• アキバレポーター CV：高森奈津美

各話リスト

第1期	放映期間(2016年7月2日～9月24日)	第2期	放映期間(2017年10月7日～12月30日)
話数	サブタイトル	話数	サブタイトル
#1	輝きたい!!	#1	ネクストステップ
#2	転校生をつかまえろ!	#2	雨の音
#3	ファーストステップ	#3	虹
#4	ふたりのキモチ	#4	ダイヤさんと呼ばないで
#5	ヨハネ堕天	#5	犬を拾う。
#6	PVを作ろう	#6	Aqours_WAVE
#7	TOKYO	#7	残された時間
#8	くやしくないの?	#8	HAKODATE
#9	未熟DREAMER	#9	Awaken_the_power
#10	シャイ煮始めました	#10	シャイニーを探して
#11	友情ヨーソロー	#11	浦の星女学院
#12	はばたきのとき	#12	光の海
#13	サンシャイン!!	#13	私たちの輝き

主題歌

第1期

オープニングテーマ「青空Jumping Heart」

歌：Aqours

エンディングテーマ「ユメ語るよりユメ歌おう」

歌：歌唱クレジットは当該記事へ

第2期

オープニングテーマ 「未来の僕らは知ってるよ」

歌：Aqours

エンディングテーマ 「勇気はどこに？君の胸に！」

歌：歌唱クレジットは当該記事へ

挿入歌

第1期

「決めたよHand in Hand」(第1話)

歌：高海千歌(CV:伊波杏樹)、桜内梨子(CV:逢田梨香子)、渡辺曜(CV:斉藤朱夏)

「ダイスキだったらダイジョウブ!」(第3話)

歌：高海千歌(CV:伊波杏樹)、桜内梨子(CV:逢田梨香子)、渡辺曜(CV:斉藤朱夏)

「夢で夜空を照らしたい」(第6話)

歌：高海千歌(CV:伊波杏樹)、桜内梨子(CV:逢田梨香子)、渡辺曜(CV:斉藤朱夏)、津島善子(CV:小林愛香、国木田花丸(CV:高槻かなこ)、黒澤ルビィ(CV:降幡愛)

「SELF CONTROL!!」(第8話)

歌：Saint Snow

「未熟DREAMER」(第9話)

歌：Aqours

「想いよひとつになれ」(第11話)

歌：高海千歌(CV:伊波杏樹)、渡辺曜(CV:斉藤朱夏)、津島善子(CV:小林愛香、国木田花丸(CV:高槻かなこ)、黒澤ルビィ(CV:降幡愛)、松浦果南(CV:諏訪ななか)、黒澤ダイヤ(CV:小宮有紗)、小原鞠莉(CV:鈴木愛奈)

「MIRAI TICKET」(第13話挿入歌)

歌：Aqours

第2期

「MY舞☆TONIGHT」(第3話)

歌：Aqours

「君のこころは輝いてるかい?」(第3話)

歌：Aqours

「CRASH MIND」(第5話)

歌：Saint snow

「MIRACLE WAVE」(第6話)

歌：Aqours

「空も心も晴れるから」(第7話)※1

歌：Aqours

「DROPOUT!?」(第8話)※2

歌：Saint Snow

「Awaken the power」(第9話)

歌：Saint Aqours Snow

「WATER BLUE NEW WORLD」(第12話)

歌：Aqours

「WONDERFUL STORIES」(第13話)

歌：Aqours

※1 BD特典と違い、Aqours9人全員での歌唱の別バージョン。

※2 展開の都合上、流れたのはイントロのみだった。

特色

前作では杞憂でしかなく特に取り上げられる事はかったスクールアイドルの「負」の面にも強くスポットが当てられている。一例を挙げると

• 全国大会に参加した駆け出しのユニットに1票も入らない
• 高い実力を持っていても上位入賞出来るわけではない
• ラブライブ予備予選と学校説明会の会場が山を挟んで離れた場所にあるためどちらかが延びるなどして同日開催になると両立が難しくなる
• 前大会でトップ8に入り次期大会優勝有力候補となっていたユニットがまさかの本番でのパフォーマンス失敗で予選敗退
• スクールアイドルの票数や持ち歌の再生数は増えているがその学校の入学希望者数に反映されない

など。

この事から後付けとはいえ、前作と今作通して「順位下位層はなおのこと、才能や実力に恵まれたスクールアイドルですら誰しもがμ'sやA-RISEのように順風満帆で物事を進められるわけではない」というメッセージ性が込められているようにも思える。

他メディアとの違い

• プロジェクト開始時、浦の星女学院はもう廃校が決定している状態だった。アニメ版では本編開始時、まだ廃校は決定していなかった。
  • 1期6話で統廃合という形で廃校の話が表面化し、2期から本格的に統廃合に向け動き出すようになった。
• 浦女の制服のデザインもアニメ化に伴い変更された。特に顕著なのが一年生の夏服で、初期イラストでは全員がパフスリーブの夏服だったのが、アニメではノースリーブに変わっている。
• 梨子の国立音ノ木坂学院から編入してきた時期が夏から春に変更。このため、編入初日からすでに浦女制服で登校している。
• 曜の苦手なものは刺身だが、アニメでは特に苦手な様子は見せていない。善子もみかんが苦手な設定だが、みかんアイスゼリーを普通に頬張っているシーンがある。
• 初期設定では三年生は全員スクールアイドルの名前を知るまで無関心だったが、アニメ版では…。特にダイヤは初期とアニメ版でスクールアイドルに対する態度が180度違う。

前作との関係

前作との時系列に関しては明言が無い。アニメ1期4話にて登場した出版物から、無印1期から5年後、ないし劇場版ラブライブ!から4年以上経過していると推測できる。

スクールアイドル及びラブライブ

• スクールアイドルの人気は衰えず、スクールアイドルに関するイベントが多くなっている。(東京スクールアイドルワールドなど)
• ラブライブ!第3回大会以降、本戦会場はアキバドームになっており、Aqoursが参加する今年度の大会も2回とも本戦会場はアキバドームである。
• 前年後期大会の参加グループは、ラブライブ!第一回大会の約10倍、7236組がエントリー。第一回大会からレベルが格段に上がっている。

μ'sの客演

前作アニメ中のスクリーンショットや映像、MVがそのまま流れるシーンはあるが、μ'sメンバー自体は直接の登場は無い。

解散から数年経った現在も大変人気があり、秋葉原の街中やPC上で当時のMV動画が再生され、関連グッズも新規入荷、ファンによる聖地巡礼も行われている。

Aqoursのメンバーも、推しや尊敬の念を抱いている

・千歌→穂乃果

・花丸→凛

・ルビィ→花陽

・ダイヤ→絵里

だがAqoursが音ノ木を訪れた際、この学校の生徒であろう人物は「ここには何も残っていなくて…」と、μ'sがいた痕跡は残っていないととれる発言をしていた。世間の人気に反して梨子がμ'sを知らなかった理由は、彼女がピアノ一筋なだけではなかったと考えられる。

このほか、青空Jumping Heart(1期OP)ではμ'sらしきシルエットが演出として挟まれる。

その他

• μ'sと同じくA-RISEも直接的な登場シーンは無いが、Saint Snowが結成する動機となっている
• よいつむトリオは前作のヒフミトリオの後継
• 前作から引き続き登場したのはアキバレポーターのみ
• 高海千歌がラブライブやμ'sを知ったのは、穂乃果と同じUTX学園
  • UTX学園は廃校説が浮上。前作と今作のUTX学園の外観の相違点が紹介されている

第12話のモブキャラ

12話で音ノ木坂を訪れた際に、音ノ木の女子生徒、手すりを滑る女の子、女の子の母、この3人のモブが現れる。視聴者の推測であるが、彼女らの顔や服装が、μ'sメンバーの特徴に類似している。

・女子生徒

1. 髪型や目の色が凛
2. 髪色がことり
3. 顔や表情が花陽
4. 制服(バストサイズなど)が絵里

・女の子

1. 髪型が穂乃果
2. 髪ゴムがにこ
3. 目の色が希

・女の子のお母さん

1. 髪型が海未

なお、真姫要素は見つかっていない。

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