概要
1975年6月3日設立。本社は東京都多摩市。
代表作は『世界名作劇場』と『ちびまる子ちゃん』で、フジテレビとの関係が強い。
ズイヨー映像(瑞鷹のアニメ部門)の後継企業であり、同社の代表取締役だった本橋浩一が創業者。『世界名作劇場』は途中から制作会社が変わった。ただし権利は引き継いでおらず、『ムーミン』(1作目)から『アルプスの少女ハイジ』の五作品は日本アニメーションの公式リストに入っていない。
作品
テレビアニメ
『小さなバイキングビッケ』1974年: 一部
『みつばちマーヤの冒険』1975年,1982年:ズイヨーからの引継ぎ
『世界名作劇場』1975-1997年:ズイヨーからの引継ぎ/『フランダースの犬』から『家なき子レミ』まで
『シンドバッドの冒険』1975年
『草原の少女ローラ』1975年
『ピコリーノの冒険』1976年
『リトル・ルルとちっちゃい仲間』1976年
『ブロッカー軍団IVマシーンブラスター』1976年:実制作は葦プロ
『あしたへアタック!』1977年
『超合体魔術ロボギンガイザー』1977年: 実制作は葦プロ
『若草のシャルロット』1977年
『野球狂の詩』1977年
『未来少年コナン』1978年,1999年
『一球さん』1978年:実制作はシンエイ動画
『はいからさんが通る』1978年
『シートン動物記 りすのバナー』1979年
『こぐまのミーシャ』1979年
『釣りキチ三平』1980年
『愛の学校クオレ物語』1981年
『フーセンのドラ太郎』1981年
『ワンワン三銃士』1981年
『ミームいろいろ夢の旅』1983年
『ふしぎの国のアリス』1983年
『まんがイソップ物語』1983年
『リトル・エル・シドの冒険』1984年
『ふしぎなコアラブリンキー』1984年
『へーい!ブンブー』1985年
『宇宙船サジタリウス』1986年
『青春アニメ全集』1986年
『ボスコアドベンチャー』1986年
『アニメ80日間世界一周』1987年
『グリム名作劇場』1987-1988年
『いきなりダゴン』1988年
『トッポ・ジージョ』1988年
『ジャングルブック・少年モーグリ』1989年
『ちびまる子ちゃん』1990-1992年,1995年- :実制作は亜細亜堂
『ピグマリオ』1990年
『燃えろ!トップストライカー』1991年
『みかん絵日記』1992年
『南国少年パプワくん』1992年,2003年
『風の中の少女 金髪のジェニー』1992年
『冒険者』1992年
『ムカムカパラダイス』1993年
『平成イヌ物語バウ』1993年
『とんでぶーりん』1994年
『ヤマトタケル』1994年
『魔法陣グルグル』1994年,2000年
『ママはぽよぽよザウルスがお好き』1995年
『グランダー武蔵』1997-1998年
『さくらももこ劇場 コジコジ』1997年
『花さか天使テンテンくん』1998年
『コレクターユイ』1999年
『HUNTER×HUNTER』(フジテレビ版)1999年-2001年
『神鵰侠侶 コンドルヒーロー』2001年
『ハングリーハート WILD STRIKER』2002年
『それいけ!ズッコケ三人組』2004年
『ファンタジックチルドレン』2004年
『ぽかぽか森のラスカル』2006年
『ヤマトナデシコ七変化♥』2006年
『うっかりペネロペ』2006年
『世界名作劇場』(BS版)2007-2009年 - 『少女コゼット』『ポルフィの長い旅』『こんにちはアン』
『ミヨリの森』2007年
『西洋骨董洋菓子店 ~アンティーク~』2008年 - 白組との共同制作
『ヒャッコ』2008年
『カルルとふしぎな塔』2010年
『アニ×パラ』2019年 ※ 2020年10月現在、第1弾・3弾・5弾・6弾・8弾・9弾・10弾・11弾の製作を担当
『ハクション大魔王2020』2020年:版権を持っているタツノコプロとの共同制作
OVA
『超人ロック』1984-1991年:劇場版も
『ジャングルウォーズ』1991年
『ハード&ルーズ』1992年
『私立荒磯高等学校生徒会執行部』2002年
『ぼくは王さま』2006年
アニメ映画
『トトイ』1992年
『邦ちゃんの一家ランラン』1994年
『ハーメルンのバイオリン弾き』1996年
『ドラゴンクエスト列伝 ロトの紋章』1996年
製作中止作品
キャンディ・キャンディ(日本アニメ版) 1996年、または1997年放送予定 東映リメイク版の頓挫を受け、当初はTBS・MBS系列でのリメイクを予定していたが企画が間に合わず枠を円谷プロにかっさらわれて最初の頓挫。しかし、このリメイク企画を聞き付けたフジテレビが世界名作劇場の復活を目論んで手を上げ、企画が再始動するも、結局東映アニメーションとの権利調整が付かず、結果として新規作品の立ち上げを目指して続編執筆を水木杏子(名木田恵子)女史に依頼するが断られた為、敢え無く潰える。この時に東映側の権利を弱体化(あわよくば無効化)させるために原作画者に働きかけて講談社との契約解除に至らしめた事が後の著作権騒動の原因のひとつとなった。
余談
- 少年アシベ旧アニメ版でも製作協力で参加しており、実製作だったライフワークは東映アニメーションやサンライズの下請けも請け負っていた。
- 未来少年コナンは富野由悠季を通じ、後のサンライズ諸作品に大きな影響を与えた。また、日本アニメーションとサンライズは意外にもライバル関係にして交流があり、サンライズ側は世界名作劇場へのオマージュをママは小学4年生や∀ガンダムに、未来少年コナンへのオマージュとして戦闘メカザブングルや機動戦士ガンダムZZを、ヤマトタケルのオマージュとして黄金勇者ゴルドランを、逆に日本アニメーション側はムカムカパラダイスでママは小学4年生のオマージュを、ヤマトタケルで魔神英雄伝ワタルと伝説の勇者ダ・ガーンへのオマージュをそれぞれ見せた。
- ハーメルンのバイオリン弾きは当初、1996年にトムス製作だった怪盗セイント・テールの次番組(日アニ的には「魔法陣グルグル」の枠後継作)としてABC発テレビ朝日系でTVアニメが放送予定だったが、テレ朝の「お家騒動」の影響でテレビ東京系列へ移籍の憂き目に遭った。