「わたしの好きな言葉はね、やってみなけりゃわからない!」
「出たとこ勝負だっていいじゃない!」
「わたしは強いからかーーーーーつ!」
概要
最強を目指す猪突猛進な魔法少女。
由緒正しい歴史ある生家と祖父を敬愛。
祖父が営む中華料理屋を誇りに思っている。
(『マギアレコード』公式サイト内のキャラクター紹介より)
元気いっぱいで猪突猛進な魔法少女。
由緒正しい歴史ある生家と、その隆盛を導いた祖父や曽祖父を敬愛してやまない。
一方で、現在は没落した由比家をどうにか再興しようと奮闘しており、そのために最強の魔法少女となることを目指している。
(『マギアレコード』内アーカイブ「魔法少女」より)
左:通常 右:魔法少女姿
プロフィール
出演作品 | マギアレコード |
---|---|
性別 | 女性 |
出身地 | 神浜市参京区 |
学校 | 神浜市立大附属学校(※1) |
年齢/学年 | 17歳/高校生(※2) |
身長 | 162cm |
肩書き | 魔法少女 |
所属グループ・チーム | チームみかづき荘、神浜マギアユニオン(第2部以降) |
願い事 | 宝くじで一等を当てる |
固有魔法 | 幸運 |
ソウルジェムの形状/色/位置 | ひし形/橙/腰のベルト |
武器 | 鉄扇 |
キャラクターデザイン | 蒼樹うめ |
声優 | 夏川椎菜 |
舞台版配役 | 富田鈴花(けやき坂46)(※3) |
(※1)実家は後述する参京区にあることや、やちよの「歩いていける距離」という発言等からの推測により、この2区は隣接していると考えられる。
(※2)制服を着用していることと、「マギア☆レポート」での自身の発言から、高校生であることは間違いない。雫のホーム画面における台詞(魔法少女タップ6)によると、フェリシアと4歳違いであることが言及されている。フェリシアは佐倉杏子(13~14歳)を「赤いねーちゃん」と呼んでいることから、恐らく彼女より年下であり、なおかつ中学生であるため12~13歳(中学1年生~中学2年生)と推測できる。これを元に計算すると、鶴乃の年齢は17~18歳(高校2年生~高校3年生)となる。その後、期間限定イベント『そしてアザレアの花咲く』内のシナリオにてかこ・あやめ・フェリシアの3人が同い年(13歳)であることが判明したため、間接的に鶴乃の年齢が17歳であることが確定した(4歳差というのはのちに修正されたものであり、修正前は5歳差で18歳と推定されていた)。
(※3):舞台版『マギアレコード』での配役。
人物像
一人称は「わたし」。「やってみなけりゃわからない」がモットーであり、とにかく元気で明るく裏表のない真っ直ぐな性格。初対面の相手にも物怖じせずに話しかけるが、お喋りで一度話し始めると止まらない。会話に夢中になりすぎて息継ぎを忘れてしまうこともあり、よく「ふんふん!」と息が荒くなる。かわいい。
だが同時に頭の回転が速く、天音月夜からも「頭が回るが故に危険」と評されている。学校での成績も学年1位を取る優等生であり、フェリシアに分かりやすく勉強を教えたりする一面も。しかし、反面細かいことを考えるのは苦手。いわゆる、天才とバカは紙一重というやつ。
また、フェリシアの辛い境遇を知って素直に涙を流したり、敵として現れたにも関わらずみふゆとの再会を喜んで抱きついたり(余談だがこの抱きつき、結構な威力があるようで、抱きつかれたやちよとみふゆは「うぐっ」と呻いている)するなど、非常に純粋。
英語ができないイギリスのハーフ「バカというより精神年齢が低いんだよな」
自称「最強の魔法少女」。灯花からも「最強さん」と呼ばれた。
そのために日々の鍛錬は欠かさないが、内容は無計画で無茶苦茶。
過去にやちよとチームを組んでいたことがあり、彼女を「ししょー」と呼んで慕っているが、そのあまりの騒がしさから煙たがられている。
実家は神浜市参京区で中華料理屋「中華飯店 万々歳」を経営しており、普段は店の看板娘として配膳や出前などの仕事を受け持っている。ちなみに店の味は自他共に「50点」という評価であり、不味くはないが旨いとも思わないとのこと。曾祖父、祖父の代では好評だったが、父親の代で味が落ちたらしい。
鶴乃に言わせると、「昔は超々有名な名家」で、一族に「国の軍隊に出資したり」した政治家もいたという。
鶴乃はかつての由比家を誇りに思っているが、自分の力で再興しようと思っている。旧家にありがちな、家柄を鼻に掛けたり、逆に家柄のプレッシャーに悩まされることはほとんど無い。
チームみかづき荘(ななみけ)の中では唯一の家からの通い組。頻繁にやちよの家に転がり込んでは一緒にご飯を食べたりテレビを見たりゲームをしたり泊まったりしている。
アニメにて私服姿を披露したのだが、視聴者からは「ファッションも50点」「花澤香菜」とあらゆる意味で酷い言われようであった……。
なお、花澤が声を担当する黒江との接触は無かった。
魔法少女として
変身後の服装は中国の僧侶を思わせるものとなり、おへそが出ている。
武器は先端に刃が仕込まれた2本の扇子で、「ちゃらぁー!」「しゃっしゃー!」と聞こえる独特な掛け声と共に敵に斬りつけて攻撃する。あるいは扇子そのものに炎を纏わせてブーメランのように投げる。
火炎を操る能力を持っている。恐らく本人の「中華料理=炎」という考えに由来する物だろう。
これが固有魔法かと思われたが、後にやちよが語ったところによれば、彼女の固有魔法は「幸運」であるらしい。
「幸運」と言われただけではどのような能力かピンとこない人もいると思うが、彼女の場合は「物事の起こりうる可能性、確率等」をある程度の規模の範囲内で操作する、というものであり、例えば「自分たちに目掛けて飛んできたビルが、偶然にも自分たちとは離れた場所に飛んで行った」という「偶然の結果」を意図的、かつ強引に引き出すことができる、という強力なものであることが、ワルプルギスの夜との戦いで判明した。
「最強」という高い目標に違わない実力者であり、ももこ・かえで・レナの三人からは「強いし、気迫もすごい」と言われており、ベテランのやちよでさえ「猪突猛進なところを除けば実力は確か」と評している。
ゲーム上の性能
ななみけ最初の3人で、中の人達的にも揃えた方が納まりが良かったからなのか、メインキャラでありながら初期レアリティは★2且つ、下記にもあるように(いろは、やちよを差し置いて)最速の★5開放となった。また、2020年2月15日時点でも、★5昇格組の中で唯一の恒常ガチャ産火属性である為、無課金・微課金プレイヤーにとっては頼れる存在。
性能は攻撃偏重で守りは脆いものの、水属性相手に組まなければ未熟なメモリアでの補強で済むレベル。
ブラストが縦方向しかない点は長所にも欠点にもなるので何とも言い難い(1WAVEを1ターンキルする必要がある場面では役立つ)。
つまり敵との相性次第で最強にもお荷物にもなるという事である。
基本データ
初期段階では★2スタートで最大★4となっていたが、2017年11月30日より上限が引き上げられ、★5への覚醒とドッペルの解放が可能になった。初期★3以下の魔法少女の覚醒上限引き上げおよびドッペル実装が行われるのはこれが初の事例となった。
ディスク構成
Accele | Blast(縦方向) | Blast(横方向) | Charge |
---|---|---|---|
×2 | ×2 | ×0 | ×1 |
最大ステータス
レアリティ | レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|---|
★2 | Lv.50 | 9,165 | 4,128 | 2,933 |
★3 | Lv.60 | 11,607 | 5,232 | 3,714 |
★4 | Lv.80 | 15,270 | 6,888 | 4,885 |
★5 | Lv.100 | 18,927 | 8,552 | 6,056 |
コネクト「出たとこ勝負で行こうよ!」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★2 | BlastダメージUP[Ⅲ] & 攻撃力UP[Ⅲ] |
★3 | BlastダメージUP[Ⅴ] & 攻撃力UP[Ⅴ] |
★4 | BlastダメージUP[Ⅶ] & 攻撃力UP[Ⅶ] |
★5 | BlastダメージUP[Ⅸ] & 攻撃力UP[Ⅸ] |
マギア「炎扇斬舞」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★2 | 敵全体にダメージ[Ⅱ] & BlastダメージUP(全/3T) |
★3 | 敵全体にダメージ[Ⅳ] & BlastダメージUP(全/3T) |
★4 | 敵全体にダメージ[Ⅵ] & BlastダメージUP(全/3T) & Accele MPUP(全/3T) |
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅷ] & Blast & Accele MPUP(全/3T) & 必ず回避(自/1T) |
「いーから、いーから!倒されちゃいなよッ!!」
読みは「えんせんざんぶ」。英語表記は「Flame Waltz」。火炎弾を雨のように降らせた後、敵を一閃する。
ドッペル「団欒のドッペル」
レアリティ | 効果 |
---|---|
★5 | 敵全体にダメージ[Ⅹ] & Blast & Accele MPUP(全/3T) & 必ず回避(自/1T) |
専用メモリア「味はいかほど?」
下町の面影が残る、古めの中華料理店。
彼女の曾祖父と祖父が、戦時中に現地で会得した中華料理の技を活かす為に、帰国後、中華料理店の経営を始めた。
提供される料理は見た目、味ともに“普通”という感想が多いらしい…。
基本データ
レアリティ | ★3 |
---|---|
タイプ | スキル |
装備可能 | 由比鶴乃 |
イラストレーター | 吟の筆 |
ステータス
レベル | HP | ATK | DEF |
---|---|---|---|
Lv.1 | 460 | 0 | 460 |
Lv.20 | 690 | 0 | 690 |
Lv.40 | 1,150 | 0 | 1,150 |
スキル「マギアアップ」
特殊能力 | 効果 | 発動ターン |
---|---|---|
通常 | マギアダメージ[Ⅸ](自/1T) | 8T |
限界突破 | マギアダメージ[Ⅹ](自/1T) | 7T |
活躍
メインストーリー
第1部『幸福の魔女編』
第3章『神浜うわさファイル』
- 水名区に噂を調査しにやって来た環いろはと出会い、2人で手分けして「口寄せ神社」の噂を調べ始める。その後、同じく「口寄せ神社」について調べていたやちよとも合流し、3人で水名神社に乗り込む。
- マチビト馬のウワサとの戦いでは、いろは・やちよを守るべく殿(しんがり)を買って出るが、3人の攻撃はことごとく通用せず撤退に追い込まれる。しかし、いろはが出現させた沈黙のドッペルによってマチビト馬のウワサは倒され、窮地を脱した。
第4章『ウワサの守り人』
第5章『ひとりぼっちの最果て』
- 天音姉妹の片割れ・月夜が水名女学園の制服を着用していたことから、フェリシアと共に彼女を捕獲して「電波少女」の情報を聞き出す。アリナ・グレイとの戦闘では、連戦で力を使い果たしていたフェリシア・まどか・ほむらを救う形で乱入し、アリナとの競り合いでも真っ向勝負で打ち勝った。
第6章『真実を語る記憶』
- いろはが招待されたみふゆの講義について行くことになり、いろは、フェリシア、さなと共に里見灯花の話を聞くことになる。やちよがいろはたちと行動を共にする前のみふゆたちがいた頃のチームにも入っていたが、たまたま自分が参加しなかった戦いで仲間が死ぬことになり、そのことをみふゆの記憶で改めて見た鶴乃はマギウスの翼へ加入することを決めた。
第7章『楽園行き覚醒前夜』
- 身も心も完全にマギウスの一員となってしまい、目からは光が失せ、言いなりになってしまっている。その後、いろはとやちよの調査によれば、洗脳された後に一度店に帰っており、「本当に心安らげる場所を見つけた」と謎の言葉を残したという情報が入っている。その後、フェリシアとさなはみかづき荘に無事戻って来るが、彼女は依然として囚われたまま。アリナからは「これからこいつには、沢山殺してもらおうと思うワケ」と気になるコメントが出ており、その後が心配されていたが……
その後、なんとウワサの一部となって再登場。人間(魔法少女)だったころの元気さはどこへやら、すっかりやる気のない性格になってしまっており、ウワサでできた遊園地・キレーションランドにいろはややちよ、他にも大勢の人々を永遠に閉じ込めて「やる気」を奪おうとしてくる。
- みふゆがこっそり教えてくれた話では「心がつながった者の攻撃でウワサをはがすことが可能だ」とのこと。それならばと遊園地に乗り込んだ2人は、生気を奪われかけながらもいつも元気で笑顔な鶴乃に帰って来てほしいとの願いをこめて遠慮なく最大火力の攻撃をぶっ放す。
- ―――が、鶴乃はそれを受けてももとには戻らず、通常通り大ダメージを受けて倒れてしまう。
- 幸い鶴乃は命に別状はなく、なんとか起き上がる。二人はみふゆの言葉を疑いかけるが、どうやら原因はもっと別の所にあるようで―――
【警告】ネタバレ注意
「…………はぁ……疲れた……」
- 大好きだった祖父が亡くなり、曽祖父から、祖父、そして父親へと代々受け継がれている中華料理屋がさびれ、願いで折角手に入れた大金は母と祖母に散財され、さらに約1年前に組んでいたチームも、仲間を1人失い、仲間の1人が行方不明になり、尊敬する師匠は単独で行動し始め、チームは解散・自然消滅してしまう。普段の明るい振る舞いから忘れられがちではあるが、このように作中屈指の苦労人なのである。そんな彼女が、いつもニコニコと笑顔を絶やさずにいられるのはなぜか。
- 鶴乃もひとりの人間である。泣きたい時や安らぎを求めたい時だって当然ある。だが、そこは他人の不幸にも涙を流せるほど優しい彼女のことである。辛い状況でも自分だけは元気でいなければと、実はずっと無理をして笑顔を作り続けていたのである。いろは達の思いが鶴乃に届かなかったのは、そんないつも元気な様子が彼女の素だと思っていたから。
- 鶴乃の虚ろな表情を見て、やちよは1年前にみんなで行った遊園地の帰り道の時の表情を思い出す。この時はてっきりはしゃぎ疲れて気が抜けていたんだと思っていたが、実際は遊園地という別世界で、日頃溜め込んでいたものから解放されて安心していたのだった。第7章に入ってから見せるようになった生気のない表情は、遊園地に行った帰りに見せた表情と同じ「安心した」表情だったのだ。
- 鶴乃は辛かったんだ。理解しなくちゃいけないのは最強を目指す鶴乃じゃない、何があっても笑顔だけどどこかで傷付いている鶴乃。そんな鶴乃の明るさに頼りっぱなしだった私たちは本当の苦しみを理解していなかった………そう愕然としているいろはとやちよのところにフェリシアとさなが合流。本当の鶴乃を理解し、我慢しなくていい、強がらなくていい、気を張らなくてもいい、もう一人で頑張らなくていいから、これからは私たちを頼ってよ!と鶴乃に伝え、4人の思いをフェリシアのハンマーに乗せ、ウワサの鶴乃を攻撃。本来の鶴乃を理解し心を繋げた攻撃は、鶴乃からウワサを剥がすことに成功する。すると鶴乃から今まで溜め込んでいた思いが溢れてきた。
この思いを受け取った4人は、鶴乃に改めて思いを伝える。
「一緒に手を取り合おう」と。
4人の思いを受け取った鶴乃は虚勢を張るのを辞め、こうしてチームみかづき荘は再結成したのだった。
なお、洗脳された代償として、家にも帰らず、そして学校にも行かなかったことから、欠席扱いとなったため、今まで継続してきた皆勤賞を達成できなくなったことが分かると、再び目の光が消えて落ち込んでしまっていた(直後にいろはに活を入れられてすぐに復活したが)。
第8章『偽りに彩られ神浜』
第9章『サラウンド・フェントホープ』
第10章『浅き夢の暁』
ワルプルギスの夜との決戦では、飛んできたビルを固有魔法の「幸運」で魔法少女たちから逸らす。
第2部『集結の百禍編』
序章『はじまりの記し』
キモチと交戦する。
第1章『前書きは靴音と一緒に』
魔法少女ストーリー
七海やちよ
- 第2話「七海やちよと決闘少女」
- 魔法少女になったばかりの頃は、強くなるための特訓として手当たり次第に他の魔法少女に決闘を申し込んでいた。そのため、「決闘魔法少女」として魔法少女の間では有名になり、やちよ・ももこ・かえで・レナともその過程で知り合った。
- やちよと戦うが、猪突猛進な戦闘スタイルが災いして7戦連続で敗北。ついでにやちよに説教を食らい、とうとう泣きべそをかきながら逃げ出した。それでもやちよには「まともに戦ったら危なかったわ。紙一重の半分くらい」と評されており、当時から既に恐ろしいまでの戦闘センスを持っていたことが窺える。
- 第3話「七海やちよは見逃さない」
- その後、やちよに弟子入りをしたいと考えるようになり、紆余曲折の末に弟子ではなく仲間として迎え入れられた。
由比鶴乃
- 第1話「もっと強くなりたい!」
- 祖父が他界してから廃れてしまった家の飯店を再興させるべく、「宝くじが当たりますように」と願って魔法少女となる。家を守るためとはいえ、金銭を願って契約した魔法少女は彼女が初である。
- 願いは確かに叶えられ、鶴乃は8億円という大当たりを引き当てるが、店にあまりこだわりの無い母と祖母がその金を使って豪華客船の旅に行ってしまった。
- 上記の経緯から鶴乃は自分が飯店を守ろうとより一層気張るようになり、「家を守れるほどに強くなる」ために「最強の魔法少女」を目指すという、少々ぶっ飛んだ独自の生き方を選んだのだった。
- 第2話「もっと修行したい!」
- やちよ達の仲間となった後も、強くなるための修行をしようとする癖は変わっておらず、ももこ・かえで・レナにもたびたび特訓の相手を頼んでいた。ある日、レナの勧めで「エミリーのお悩み相談室」に行き、あきらや美雨の知り合いの工場の手伝いをすることになるが、迷子の犬を追いかけて他人の家の庭を荒らしたり、転んで工場の部品をぶちまけたり、などといった失敗を繰り返してしまう。
- 第3話「やっぱりもっと強くなりたい!」
- 申し訳なさからすっかり落ち込む鶴乃だったが、やちよの励ましやあきら・美雨を通して犬の飼い主や工場長からの感謝の気持ちを伝えられ、いつもの元気を取り戻すのだった。
環いろは
- 第2話「相手を思う」
- メインストーリー第4章〜第5章の間、いろはとフェリシアが七海家で暮らすようになってからの話。漫画のイベントから帰ってフェリシアと盛り上がる鶴乃。フェリシアが駄々をこねて外食となりだったらと鶴乃の家で食べることになる。食べながら自分の家のことについて話す鶴乃だったが、「それなのになんで中華料理屋やってるんだ」と面白がるフェリシアの言動から鶴乃は酷く傷ついてしまう。
- 第3話「お帰りなさい」
- メインストーリー第5章終了後、さなが七海家で暮らすようになってからの話。明日香の道場で魔法少女強化合宿をやることになったので土日そっちで過ごす鶴乃とフェリシア。しかし、いつも七海家で過ごしているせいか2人ともどうにもテンポが狂う。
千歳ゆま
- 第3話「アタシが守ってやるから」
フェリシアと年齢差が4歳差であることが言及され、間接的に年齢が17歳であることが判明した(テキスト修正前は5歳差で、18歳と推定されていた。変更の理由は不明。)。
期間限定イベント
みたまの特訓 天音姉妹・鶴乃編
鶴乃は夢を見ていた。それは久しぶりに見る小学生の頃の自分。とにかくおじいちゃんが優しくて大好きだった鶴乃、由比家再興のため、おじいちゃんのために頑張りたいと作文で書いていたのだが、そのおじいちゃんは「鶴乃は無理せず鶴乃の幸せを探して大切にしたらいい」と言うのだった。
夢を見たということは遠方より便りありの知らせ。海外留学中の姉から手紙が届いたのだが、同じく再興のため頑張っている姉からの言葉で酷く落ち込むことになる。それを引きずったまま天音姉妹との戦闘。どうやら月夜は前述の捕獲の件を根に持っているよう。しかし悩みを引きずりすぎている鶴乃は上の空。為す術無く倒されるどころかそのままダウンしてしまう。慌てた姉妹はみたまの元へ担ぎ込んでいった。
鶴乃が落ち込む原因となった姉からの手紙には「これまで再興のために頑張っていたのはおじいちゃんのためになっていなかったのでは。鶴乃も自分の幸せを考えた方がいい」というもの。まさかの同志である姉からの言葉が鋭く刺さり、これまで頑張って来たことがおじいちゃんを苦しめていたのでは無いかと悩むようになる。
そして深層心理の中で、もう一人の自分からもキツい言葉を投げられる「他人の夢に乗っかって満足していただけ」「望んでもいないことをしようとする、お前がしていたことは無意味で無価値」それに呼応するかのように鶴乃のソウルジェムも濁ってしまう。
そして絶望し、もう一人の自分からも「全てを捨てて眠ろう」と最終宣告を受けた鶴乃。その時だった。思い出したのは大切な仲間たちがいることを。そして今の自分にはういを見つけみふゆを連れ戻し、その先はまだまだ分からないけれどみんなを幸せにするという目的があること。そして確信する。「これが成し遂げられ、その幸せを大切にしていれば、気がついたら偉業になっているはず」だと。
もう一人の自分を打ち払った鶴乃が目を覚ますと、そこには光り輝く中みたまと天音姉妹が見つめている。なんでここまで光っているのかと思えば鶴乃がドッペルを発動させていたのだった。「さらに最強に!」と喜ぶ鶴乃だったが、その姿を見ようと見上げてみれば、なんと金色に光り輝く豚。しかも月夜からは「成金の趣味みたい」とバッサリ。かっこ悪くて皆の前で見せられないとショックを受けドッペルをしまい込んでしまう。
みたまは珍しい物を見せてもらったと、特別に調整をサービスしてくれるという。特に天音姉妹に関しては双子を同時に調整するのはなかなか機会が無いらしい。嫌がる天音姉妹に対し、倒れてるところを救ってくれた二人には感謝している鶴乃はせっかくだからと調整屋へ引きずり込んでいく。鶴乃は満面の笑みで「おじいちゃんは本当の偉業の成し方を遠回しに教えてくれたんだと思う。わたしはみんなを幸せにするよ!」と決意するのだった。
- 鶴乃がたまたま出会った見知らぬ少女。何やらかずみという名前を覚えている以外は記憶喪失のようである。しかもお腹が空いたと号泣する始末。仕方なく自分の家の店に連れて行くわけだが、かずみはチャーハンを食べて美味しいとご満悦。鶴乃もまさかの事で「斬新なリアクション」としか言えない。しかしかずみは突如何かが聞こえたのか店を飛び出してしまう。
- しばらくして、海香とカオルが謎の敵と戦っていたのだが、歯が立たず逃げ出すも逃げ切れない状態。そんなときに颯爽と助太刀に現れたのは鶴乃。迎撃態勢を取ろうとするのだが、よく見れば敵の正体はかずみに似た人物だった。ひとまず何とか振り切って海香・カオルと共に逃げ出すことには成功したが、何故かずみが攻撃するのか分からない。で、なんか妙案が無いかと衣美里の相談室に行くのだが、衣美里はあいにく留守でそこにいたのは莉愛。だったのだが、莉愛の名前を思い出せない鶴乃は「レアさん」「ミディアムさん」などとボケ倒す。
- 色々協議するうちにやちよに連絡を取った方がいいとなったその時、あのかずみらしき敵が襲撃。応戦しつつやちよに連絡を取ることができ、調整屋へと向かうことになった。
テレビアニメ
第4話で初登場。みたまの紹介で店にやって来たいろはと知り合う。口寄せ神社のウワサの調査中スーパーで立ち耳の魔女と遭遇し、いろはのコネクトもあって撃退。
神社ではやちよに言われたからとはいえ、絵馬に会いたい人の名前を書かずうわさに反したため、黒い影に捕らわれてしまう。
第13話ではフェリシア、さな同様記憶ミュージアムでいろは&やちよといつの間にか別れ、灯花の演説シーンでレナにぶつかった際、一瞬だけウワサの鶴乃の顔を見せた(DVD版以降?)。
第2期では、本人の再登場は5話からだが、1話Cパートにて、黒羽根の背後の壁に彼女に関する張り紙が見られる。その内容は、鶴乃の行方に関する情報提供を求めるものである様子(家族から見れば、鶴乃が失踪した状態である)。
5話で再登場した際は、ウワサの侵食具合が深刻化しており、みふゆを困惑させた。続く6話ではホーリーマミと共にいろは・まどか達の前に姿を現した。第7話では元に戻す方法を知ったいろは・やちよ・杏子・ほむらと対峙する。ほむらのネットランチャーを受け流すがその隙を杏子の槍によって拘束されたあといろはに拘束を固められやちよにコネクトされるも失敗。
大ダメージを受けてる点では同じだがその無惨さはアプリ版の比ではなく、体中血まみれになったうえ、幾つかの関節はありえない方向に曲がり、下半身に至っては捻じ曲がっているというもはや死体に近い状態になってしまっている。そして壊れたマリオネットの如く動き始めるところで7話は終わる。
8話ではいろはが記憶ミュージアムで見た鶴乃の過去が再生される。大東区から魔女がやって来た事をやちよから聞かされるも、店が珍しく繁盛しており経営の方を優先。その間にメルが魔女化してしまったがために、仲間からのフォローも虚しく「自分が弱かったからメルを守れなかった」と自責の念に駆られ、ももこが新人魔法少女のレナ&かえでの教育で忙しくなり、やちよからも鶴乃は強いからと一人で参京区を守らざるを得なくなった。
それでも心の闇を押し殺しつつ活動を続けていたが次第に限界を感じ、その隙を突かれウワサを入れられた事が判明。
それを理解したいろはとやちよによって今度こそウワサから解放され、傷はいろはの固有魔法で治療された。
直後、マギウスの聖堂を守ろうとした兵隊グマのウワサの群れを撃退するもいろは以外の仲間は門前払いされてしまう。
3期2話ではエンブリオ・イブの起動によるドッペルシステムの暴走の影響で団欒のドッペルに人格を乗っ取られてしまう。
事が終わった後は壊滅してしまった神浜市でも元気に万々歳の出前をしていた。
マギア☆レポート
本編とさほど性格は変わらないが、出自故かやたら「自他共に認める50点評価」であることが強調されており、作中でも、
- 杏子に食について良い風に語られた上で50点評価。
- 質より量で挑もうとするもフェリシアに一律50点の評価を受ける。
- ウワサに料理を食わせて口コミで好評を広めようとして見事に50点評価という噂が広まる。
- 50点の噂が広まり事件の野次馬感覚で客が寄ってくる。
- 噂を聞きつけ本場中国の方が来訪した際、プライドを捨てて一番人気のカレーうどんで勝負に出ようとする。
- ななか一派からも微妙な評価を受けるが、ななかのみ「不足の美」というまさかの高評価。
- あやかに「手抜き料理」という評価を題材に謎かけのネタにされた上に雫に冷静なダメ出しを食らう。
- 季節のコラボメニュー会議で、バレンタインの季節にちなんでチョコレートを使ったメニューのアイデアを提案してもらうが、本人は冬季オリンピックの時期だと認識していたために理解できなかった。
- 開き直ってあえて半分の評価を受けるのを前提に200点満点で採点してもらおうとしてなお200点中50点。
- フェリシア経由で「50点ラーメン」という呼称が広まる。
- スープの成分を分析したら成分が「50」になっている。
- 夕飯時なのに客が一人も来なかったという身の毛のよだつ恐怖体験(さな談)。
やちよ「透明なのはお客さんだったのね」
- 星2.5評価(食レポ誌)。
- 恋の妄想ですら50点評価。
- 激辛スープとモミの木を使ったクリスマスメニューを開発しようとしてフェリシアに「地獄みてぇ」と評される。
- エイプリルフールに「店を閉める」と嘘をついて本気にされる。
- 女子会で好きな異性の為に叶えた願いで盛り上がる女子達に対して鶴乃の願いは「はちおくえんですけど」
- ミュージカル風に50点。
- 「VRしなびた実家が大繁盛!?」をプレイする鶴乃とそれを見ている美雨とかこ。
- クリスマスメニューとして「かわいいミニチキン」という名の手羽先を振る舞う。
- 万々歳かウォールナッツかという選択肢で迷わずウォールナッツ。
- 食レポ番組で見事に星1個半。
- アニメ版のドッペルのような状態になってしまった月咲をなだめようと月夜が「ウォールナッツに行こう」と聞くと表情が和らいだが、「店でドッペルを出されると店に迷惑がかかるので万々歳に変更しようか」と聞いたとたんに露骨に嫌な顔をされた。
……等といった具合に周囲にいじられ、本編以上の苦労人ぶりを発揮している。
尚、ウワサの鶴乃は未登場だが、本誌おまけの魔法少女図鑑でのみその姿を確認できる。
派生バージョン
鶴乃・フェリシア 宅配ver.
関連イラスト
関連動画
関連タグ
巴マミ:メインストーリー上での扱いと内心が共通している。
時女静香:第二部9章にてネオマギウスに入った彼女を「昔の自分に似てる」と評する。
最強さん:灯花からの呼称。