「はろはろー♪ 夢に向かって、一番に飛び出すの!」
プロフィール
キャッチコピー | 元気いーっぱい!家族思いの働き者 |
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誕生日 | 4月10日 |
身長 | 167cm |
体重 | 微増(ちょっと食べ過ぎた?) |
スリーサイズ | B88・W58・H84 |
靴のサイズ | 左24.0cm 右24.5cm |
学年 | 高等部 |
所属寮 | 美浦寮 |
得意なこと | 時短料理 |
苦手なこと | 贅沢、頼みごと(断れない) |
耳のこと | 小さい子の声につい反応してしまう |
尻尾のこと | 妹たちにいじられ慣れ、掴まれても驚かない |
家族のこと | 『出かける時は、手を繋ぐ』が家族ルール |
ヒミツ | ①同級生から月に3回以上は『お姉ちゃん』と呼び間違えられる / ②どんな箱でも綺麗に素早くラッピングできる |
自己紹介 | はろはろ~!アイネスフウジンなの!家族みーんなに喜んでもらえるように、レースもバイトもいっぱいがんばるの~! |
CV | 嶺内ともみ |
気さくな長女気質のウマ娘。飛び出しの速さに定評があり、責任感が強い。妹2人(双子)がいるため、家計の足しにとアルバイトをしているが、本人は重荷に思っている風もない。
母親からもらったトレセン学園でのチャンスを全力で楽しみ、結果を出したいと思っている。
(公式ポータルサイトより)
(リニューアル前)
料理や裁縫、掃除など、なんでもこなす家庭的で家族思いのウマ娘。
よく食べよく走るをモットーにしており、携帯食「タフネスバー」をいつも持ち歩いている。
休日やトレーニングの後はアルバイトに勤しんでいる。
概要
常にサンバイザーを着用し、鼻先にそばかすがあるウマ娘。「はろはろー」が口癖で、「◯◯なの」という口調が特徴的。
美浦寮ではメジロライアンと同室。
裕福とはいえない一般家庭の出で、実家には双子の妹もいるため、トレセン学園に通わせてくれた母への感謝を込め、トレーニング後や週末にはアルバイトをこなし家計の手助けをしている苦学生。しかし、本人は学園生活とバイトの両立を苦にすることもなく、前向きに明るく毎日を送っている。
炊事・洗濯・裁縫など家事全般が得意で、周囲の仲間に対しても明るく気配りのできる性格のため、学園内でも「お姉ちゃん」と呼び間違えられることも。
元々中学までは一般校に通っておりレースに対する情熱はあるが家族の為に諦めるだったようだが母が後押ししてトレセン学園に高等部から進学した。
家計に気を遣って節約を心がける一方、食べることが大好きのため、スーパーマーケットの特売チラシとにらめっこしハシゴや遠出を行うことが日常茶飯事。トレーニング時はブロック状の栄養補給食「タフネスバー」を携帯・常食している。
なお、家庭に関する設定は史実のアイネスフウジン号(後述)が家族経営の小さな牧場の生まれから活躍し「零細牧場の星」と讃えられたことに由来する。また、実際に双子の半弟(双子座にちなんでリアルカストール・リアルポルクスと命名された)がいた。
食に関するこだわりは、史実のフウジン号の放牧地だけ周囲の馬より牧草が早くはげていったというエピソードが残っているほど「よく食べよく走る」馬であったことに由来する。
また、メジロライアン号は皐月賞や日本ダービーなどで争った同世代のライバル。
容姿・デザイン
黒髪を緑のヘアゴムで左側サイドテールにしており、右耳には緑のカバーがされている。制服含めいつも白と桃色のサンバイザーを着用している。
- 勝負服(原案)
白地に桃色のジャージの上着に、史実の勝負服同様の緑クロスが胸元にある。
その下には紺のプリーツスカートと黒スパッツが見えており、走るウマ娘というより中高生部活のマネージャーのような服装である。
ゲーム内ではSSRサポートカード「[飛び出せ、キラメケ]アイネスフウジン」で確認可能。
- 勝負服(ゲーム版)
原案より勝負服が大きく変更されているウマ娘の一人である。
緑クロスが描かれたチューブトップに、スパンコールつきの桃色の半袖アウターを着ている。そしてどちらも丈が短いためへそ出しである。
ボトムスも同じスパンコールつきピンクスカートで、太ももあたりに大きな星形の飾りがベルトでついている。黒スパッツはこちらでも着用。原案とは違い同じスポーティでもチアガールのような服装となっている。
下胸のあたりに「AF」の2文字がプリントされているのは、ダービーでも着用したメンコが元ネタ…なのだが史実のアイネスフウジン号の英字表記登録は「Ines Fujin」である。なぜ実際のイニシャルとメンコでズレが生じているのかは、有効な情報ソースがなく不明となっている。
アニメ版
うまよん
アニメで追加加入した逃げ切りシスターズのメンバー。その後漫画でも最終回の描写から、メンバーになっていた様子。
漫画ではアルバイトに精を出していた最中に見てしまった、他のウマ娘の素顔を誰かに言いたいと学園内の切り株に叫ぶ姿などが描かれている。
OVA『BNWの誓い』
ウイニングチケットをリーダーとする「チームW」のメンバーとなる。
ゲーム版
リリース初期よりSSR・Rのサポートカードとして初期実装されているほか、他ウマ娘の育成シナリオにおける対戦相手として登場する。
2022/5/10のアップデートより育成ウマ娘として追加がされた。
レース展開に左右されにくい逃げ馬の実力者であり、育成が不十分の場合は1位をもぎ取られる事も多々ある。特徴的な外見に加え、レース中盤まで先頭を走りやすいので結構目立つ。
同期であるメジロライアンのシナリオでは序盤のライバル。
メインストーリー第3章
ダービーウマ娘の1人としてムービーが用意された。
その日、20万人もの大観客が見つめる中、ゲートは開いた。
ダービーを逃げて勝つのは難しい。しかし、桃色の勝負服の君は自分のやり方を変えたりしない。
他を出し抜いてやろう、なんて逃げじゃない。臨んだのはハイペースな消耗戦。
迫るライバルを振り切ってゴール板を駆け抜けた時、全てを出し尽くした体にはただの1歩分の気力も残っていなかった。
それは君の勝利のための、たった1つの冴えたやり方。
勝者の名は、アイネスフウジン。
その日、府中のターフに響き渡った歓声は全てのファンの脳裏に今もなお響き渡っている――
(ナレーション:津田健次郎)
育成ウマ娘
- ☆3[オールタイム・フィーバー]アイネスフウジン
スピード | スタミナ | パワー | 根性 | 賢さ |
---|---|---|---|---|
100 | 96 | 72 | 98 | 84 |
+15% | +0% | +0% | +15% | +0% |
バ場適正 | 芝 | A | ダート | G |
距離適正 | 短距離 | マイル | 中距離 | 長距離 |
G | A | A | C | |
脚質適正 | 逃げ | 先行 | 差し | 追込 |
A | C | G | G |
- チャージ完了!全速前進!
残り300m付近で前の方だと速度を少し上げる、ちょうど坂を登りきったところだった場合はすごく上げる
サポートカード
- SSR[飛び出せ、キラメケ]アイネスフウジン
リリース初期よりサポートカードガチャにて入手可能なSSRサポート。タイプは根性。
教えてもらえるスキルが有用かつレアなものが多く、性能も根性カードとしてはトップクラス。特にトレーニング効果アップの数値が高く、根性以外のトレーニングに顔を出しても良い働きが期待出来る。また、貴重なスピードボーナス持ち。
ただ、根性の価値があまり高くなかったウマ娘1年目においては「得意率が完凸で80%になってしまう」という事が最大の欠点とされており、得意率上昇がないLv44の状態で使用する「Lv44止めアイネスフウジン」などの運用も開発されていた。
ウマ娘2年目以降は根性の価値が大きく上がり、むしろ高い得意率を強みに出来るようになったため、根性SSRとしても、全SSRの中でもかなり上位の評価を得るに至った。
連続イベントでレアスキルの「じゃじゃウマ娘」が取得できるが入手に関しては不確定なのが問題。
また、連続イベント自体が毎回体力消費を伴う、序盤にほしい絆アップが連続イベント2回目なので運が悪いと中々こない、逆にあまり早く完走するとじゃじゃウマ娘の取得判定に失敗する危険が増える、等、イベント周りは全体的に運に左右されがち。
- SR[頑張るキミに!]アイネスフウジン
2022/2/8にアグネスデジタル(SSRサポートカード)、メジロアルダン(☆3育成ウマ娘)と共に実装されたSRサポート。タイプは賢さ。
競走馬「アイネスフウジン」
これが競馬だ
騎手は技術の限りを尽くし
絶妙なペース配分と
隙のないコース取りを試みた
馬は豊かなスピードと
ありったけの勝負根性で
後続を完封してみせた
これが、これこそが競馬だ
そして19万を超す観衆は
全身全霊をかけたその戦いに
惜しみない称賛を送るのだった
- 名馬の肖像 2021年東京優駿(日本ダービー)より
(※馬齢表記は当時のものを用いる)
1987年生まれ。父シーホーク。母父テスコボーイという血統。騎手はデビューから引退まで一貫して中野栄治騎手。当時、騎乗スタイルの美しさから“和製ピゴット”(英国の名騎手レスター・ピゴット。ニジンスキーなどの主戦騎手)と評され腕前こそ高い評価を得ていたものの、減量苦や交通事故トラブルなどで騎乗依頼も勝ち星も減り、引退も考えていたと言われているが、管理する加藤修甫調教師から「お前ダービーを勝ってみたいだろ。ウチにいい馬がいるんだけど、乗ってみないか?」と言われて主戦騎手となったと言われる。
1989年9月の新馬戦で2着でデビュー。2戦目も2着だったが、3戦目で初勝利。
続く朝日杯3歳ステークス(現朝日杯フューチュリティステークス)は5番人気ながら、マルゼンスキーが立てたレコードタイム(1分34秒4)に並ぶ記録でGⅠ初勝利を飾る。
この朝日杯勝利が評価され、最優秀3歳牡馬に選出された。
翌1990年には共同通信杯を勝利するも、弥生賞(GⅡ)ではメジロライアンに敗れて4着。
皐月賞(GⅠ)はハクタイセイ(ハイセイコー産駒、皐月賞父子制覇達成)に差され、メジロライアン(3着)には先着したものの2着に敗れた。
この敗戦で「中野を降ろせ」という声もあがったが、加藤調教師は「中野のせいではない。ダービーでも乗せる!」と庇った。
(実際、敗因はスタート時にホワイトストーンの斜行で不利を受け、逃げられなかった点が大きい)
上述にもある通り、20万近くの大観衆が詰め掛けた第57回東京優駿(日本ダービー)では、メジロライアンとハクタイセイに次ぐ3番人気となった。これについて中野は「もし馬券が買えるなら、借金してでもアイネスフウジンを1番人気にしてやりたい」と言った(実際には騎手は馬券を購入することは出来ない)。
レースは少し出遅れるものの果敢に先頭に立つと、メジロライアンの追撃を振り切り、そのまま先頭でゴール。
この時のタイム「2分25秒3」はサクラチヨノオーの記録を1秒更新するダービーレコード。このレコードは1999年にアドマイヤベガがタイ記録をマークしているが、2002年に東京競馬場が改修されるまで破られることはなかった。
そしてレース後、ウイニングランに現れたアイネスフウジンと中野を讃え、大観衆は「中野コール」(ナカノコール)を贈った。これが勝利騎手への大歓声の先駆けとされる。この日の東京競馬場には先述の通り19万人を越える入場者を記録しており、この日本ダービーはかのオグリキャップらによって盛り上がっていた競馬ブームの最高点に達したという声もある。
しかしこの激走の代償は大きく、レース直後に左前脚の屈腱炎が判明。結局このダービーを最後に引退となった。
種牡馬としては中々産駒が走らず、一時は宮城県で地方馬の種付けを細々とやっていたが、帝王賞と東京大賞典(どちらも大井競馬場開催のダートGⅠ)などを制した牝馬ファストフレンドの活躍のお陰で種付け件数が一気に増えた。
そしてキングカメハメハがアイネスフウジンのダービーレコードを更新した2004年の8月、宮城県鳴子町の斉藤牧場で腸捻転により17歳で死去。食欲旺盛で人懐こい性格だったため、引退後もファンに愛されていた。
一方、中野栄治騎手はアイネスの引退後、ふたたび騎乗馬に恵まれず、減量にも苦しみ、翌92年は年間0勝に終わってしまう。
94年にJRA馬事公苑長期騎手課程の同期の南井克巳が騎乗するナリタブライアンの二冠達成をフジテレビの実況席から見届けた後、95年に引退。調教師に転向しトロットスターなどを育てた。
対戦経験のあるウマ娘
強調はアイネスフウジンが先着したレース。
(※)はアニメオリジナルウマ娘。アニメ2期に登場。
- 90世代(同期)
・ヴァイスストーン(※ホワイトストーン)……89年朝日杯3歳S、90年弥生賞、皐月賞、東京優駿
※ウマ娘に同期が多い世代ながらダービーで引退したため、対戦経験がある正規のウマ娘はメジロライアン(2勝1敗)のみ。メジロマックイーン、イクノディクタス、メジロパーマー、ダイタクヘリオスとは対戦していない。
余談
ダービー入場者数の凄まじさ
ゲーム内でも言及されている彼女の日本ダービーの入場者数は19万6517人で、今後破られることはまずないであろう観客動員の世界記録になっている。これがどれほどの人数かというと…
- 東京競馬場のある同年の府中市の人口209,396人※府中市公式サイトより
- オグリキャップの引退レース・有馬記念時の中山競馬場入場者数177,779名※中山競馬場最高入場者数
- ロックバンドGLAYの1999年のライブGLAY EXPOの入場者数約20万人※日本音楽史上最大動員
まさに規格外の観客数だったのがお分かりいただけるだろう。さすがに危険と判断されたのか、翌年の親子三冠が注目された日本ダービーでは東京競馬場で入場制限が行われた。
「裕福ではない家庭」の元ネタ
『家計の足しにアルバイトをしている』という設定は、恐らくアイネスフウジンの関係者が資金繰りに四苦八苦していたエピソードが元。生まれ育った牧場はアイネスフウジンが生まれるまで重賞から遠のいていたために一時倒産寸前の状態にまでなっていた。
他にもアイネスフウジンの馬主である自動車用品会社の社長はアイネスフウジンのダービー勝利以降に訪れた不景気のあおりを受け、悲惨な末路を迎えている。
双子のきょうだい
競走馬としてみた場合、双子は走る馬(勝ち上がる馬)が出ない。通常出産に比べると、母体から2頭に栄養を分け与えることになる為にどうしても体質が弱くなり、誕生時からハンデを背負ってしまうことが大きい。
その為、アドマイヤベガのように胎内で受精卵を片方、或いは両方潰してしまうことが一般的で、双子を揃って産ませることは非常に珍しい。
アイネスフウジンの母テスコパールは1990年にゲイメセン(メジロパーマーの父)と交配し、受胎。しかしそれが双子と判明したのはフウジンがダービーを勝った後で、すでに堕胎処置が難しい状態になっていたため、そのまま出産することになった。
翌91年に無事産まれ(世代としてはナリタブライアンらと同期の94世代になる)、デビュー時に双子座にちなんでリアルカストール、リアルポルクスと命名。どちらもデビューが3歳6月と非常に遅く、ポルクスは芝、カストールはダートを走っていずれも2戦0勝(全て掲示板外)に終わった。
馬名の由来となった「カストール」「ポリュデウケース(ポルックス)」の双子は、一般的にローマ神話の「ジェミニ」(ラテン語の「双子」)の名で知られているが、元になったギリシャ神話での呼び名は「ディオスクーロイ(ゼウスの息子)で、アドマイヤベガの固有スキル「ディオスクロイの流星」の元ネタになっている。
関連イラスト
関連タグ
同世代(1987年生まれ、90世代)
メジロライアン(ウマ娘) メジロマックイーン(ウマ娘) メジロパーマー(ウマ娘) ダイタクヘリオス(ウマ娘) イクノディクタス(ウマ娘)
ツインターボ(ウマ娘) - 同じ逃げウマ娘繋がり。他にも史実では晩年は宮城県にある同じ牧場で余生を過ごしていた共通点があり、モデル馬は2頭ともこの牧場の敷地内にある慰霊塔に埋葬されている。