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龍球の編集履歴2022/12/25 14:27:53 版
編集内容:過去には願いによって王国を築いた者がいると伝えられている。

龍球

どらごんぼーる

ドラゴンボール(龍球)は、「ドラゴンボール」シリーズに登場する架空のアイテム。「龍球」は公式の漢字表記。中華圏だと「龍珠」表記。

概要

その惑星に散らばった7つの球をすべて揃えて呪文を唱えると神龍が現れ、どんな願いでも一つだけ叶えてくれるという。願いによって王国を築いた者がいると伝えられている。

願いを叶えると球は世界中に飛んでいってしまい1年間はただの石になる。1年経てば元通りになり、また集めれば願いを叶えることができる。

ブルマによると特殊な電波を放っているらしく、『ドラゴンボール』の前日談にあたる『銀河パトロールジャコ』のエピローグでは地球に存在しない物質で作られていることが明かされている。

亀仙人の話(アニメオリジナルエピソード)を加味すると、もとはナメック星にあったもので、大きさもバスケットボールほど。ナメック星滅亡危機の際に地球へやってきたナメック星人・通称「カタッツの子」が地球の神になった祭、これに似た球を作ったため、地球にも存在することになった。地球人へ最初に与えた時期は数人が抱えやっと運べる巨大な代物であったが、人の心に欲望が宿ると当然ボールを巡って争うようになったため、祭殿から野球ボールくらいのサイズへ七つに分割し、何者も届かぬ火山や砂漠、豪雪地帯や海底などへと飛ばした。

それを知った諸侯の王や領主達が挙って兵達を募り探索。遂には戦争すら起こす悲劇に見舞われる。

近年ではさらにその元となった惑星サイズの「スーパードラゴンボール」なるものが登場。

破壊神ビルスなどは最初「(ナメック星の)願い玉」と呼んでいた。

オレンジ色の半透明の球で、鈍い光を放っている。中に星が1~7粒まで入っており、星の数ごとに、「一星球(イーシンチュウ)」「二星球(アルシンチュウまたはリャンシンチュウ)」「三星球(サンシンチュウ)」「四星球(スーシンチュウ)」「五星球(ウーシンチュウ)」「六星球(リュウシンチュウ)」「七星球(チーシンチュウ)」と呼ばれている。

その中でも四星球は、主人公・孫悟空ゆかりのもの(じっちゃんの形見として所有していた)のため、よくイラストに好まれて描かれることが多い。

ドラゴンボールはそれなりに頑丈でもあり、作中では孫悟空桃白白どどん波の直撃を食らって負けてしまうも、服の中に四星球を入れていたため一命を取りとめた上に受け止めた四星球には傷一つ付いていない。穴をあけられて首飾りにされていたこともあるが、1度使用して石になった後、穴が塞がった状態で復活している。

ドラゴンボールは製作者が死ぬか、神龍が殺されると石になったまま元に戻らず二度と使えなくなってしまうが、前者は他のドラゴンボールの力などで製作者が生き返るか、誰かがドラゴンボールの管理を引き継ぐことで、後者は神龍の模型を修理して改めて命を吹き込むことで復活する。

また、デンデによるとドラゴンボールを新しく作る場合は100日ほどかかるらしい。

種類

全てのメディア展開を合わせれば、現時点で五組のドラゴンボールが登場している。

地球のドラゴンボール

作中で最も多く使用された、地球で生み出されたドラゴンボール。製作者は地球の神で、後にそれを継いだデンデが管理者となる。中の星の色は赤で、大きさは野球ボール大。呼び出されるのは「神龍」。叶えられる願いは当初一つだったが、デンデが管理者となってからは二つあるいは三つとなっている。

再び使えるようになるまでの期間は1年。ただし、複数の願いを叶えられるようになってからは、叶えた願いの数によって変動するようになった(例えば、願いを三つ叶えられる状態で一つだけ願いを叶えて使用を打ち切ると、4か月で再び使えるようになる)。

死者を復活させられるのは1度も地球のドラゴンボールで生き返ったことがないもの、更に1年以内に死んだものに限るとされているが、1年の制約に関しては復活の「F」、及びアニメ版ドラゴンボール超での描写から推測すると、魂を現世に呼び戻すだけなら1年以上前に死んだものでも可能だが、その場合肉体の再生が出来ず死んだときの状態で戻ってきてしまいすぐに死亡するので意味がないという事だと思われる(呼び戻されたフリーザはトランクスに消し飛ばされる前のバラバラの状態で戻ってきたが、凄まじい生命力でその状態でも生きていた為にフリーザ軍の新型再生ポッドでもとに戻る事ができた)

またアニメ版ドラゴンボール超での神龍曰く大勢の人間を生き返らせるような願いは2つ分の願いを消費するとのこと。

ナメック星のドラゴンボール

ナメック星で生み出されたドラゴンボール。下記の超ドラゴンボールの登場前は、こちらがスーパードラゴンボールと呼ばれた事もあった。製作者はナメック星最長老で、後にムーリ長老が後を継ぐ。中の星の色は赤で、大きさはバスケットボールほど。呼び出されるのは「ポルンガ」。三つの願いを叶えられるが、召喚の呪文と願いはナメック語で言わなければならない。当初は一つの願いにつき一人しか蘇生できなかった(その代わり、自然死でなければ何度でも蘇生可能)が、これも管理者が変わった際に強化され、一度に何人でも蘇生させられるようになっている。

再び使えるようになるまでの期間は地球の時間で130日。

究極のドラゴンボール/ダークドラゴンボール

ドラゴンボールGTに登場。地球の神ピッコロ大魔王と分離する前に作成した、いわば試作品。中の星の色は黒で、大きさは野球ボール大。呼び出されるのは「究極神龍」。叶えられる願いは一つだが、通常のドラゴンボールより強い力を持つとされる。その関係か、このドラゴンボールで叶えた願いは上記二つのドラゴンボールで無効化できない。使った後はボールが宇宙全体に飛び散り、それらをもう一度集めて神殿に安置しなければ、使用者のいた星は一年後に消滅するという凄まじいリスクが存在する。最終的には神と融合したピッコロマジュニア)の死により失われることとなった。

超ドラゴンボール

ドラゴンボール超に登場。龍神ザラマによって生み出された、全てのドラゴンボールのオリジナル。中の星の色が赤なのは同じだが、そのサイズは直径37,196.2204kmと、地球よりも大きい。また、中の星はどの角度から見ても星型に見えるようになっている。呼び出されるのは「超神龍」。第6宇宙第7宇宙にまたがって存在する。叶えられる願いは一つだが、他のモノと異なり制約が一切無く、文字通りどんな願いでも叶えられる。ただし、召喚の呪文と願いは神の言語で言わなければならない。

モナイトのドラゴンボール(仮名)

漫画版ドラゴンボール超生残者グラノラ編に登場。かつてナメック星で起こった災害から逃れたナメック星人のモナイトが作成。ピンボールほどの大きさで2つ揃えれば願いを叶えられるお手軽仕様。呼び出されるのは「トロンボ」。他のドラゴンボールと比べて死者の蘇生等の自然法則を捻じ曲げるレベルの願いは叶うのかは不明で、再使用までの期間も不明。作中で使用されたのは2回。どちらも生きている人間に対してで、寿命を縮めてパワーを圧縮させることで戦闘力を限界以上に引き上げ宇宙一の戦士になるという使い方。

デメリット

原作ではドラゴンボールの使用に対して具体的なデメリットは設定・描写されなかったが、魔人ブウ編老界王神がドラゴンボールを「大自然に混乱を招く反則技」と称してその存在を危険視しており、「真面目な種族であるナメック星人にのみ使用を許した」と語っている。

最終的には彼も使用を認めたものの、ボールの使用に終始難色を示していたことから、やはりドラゴンボールを濫用すると何らかの災いが起こることはこの時点で仄めかされていた。

原作および『ドラゴンボールZ』ではそれ以上触れられなかったが、アニメオリジナルの続編『ドラゴンボールGT』の後半で、この時老界王神が示唆したドラゴンボールの危険性について掘り下げが行われ、ある重大なリスクの存在が明らかとなった。

実は、ドラゴンボールには願いを叶えるごとにマイナスエネルギーと呼ばれる邪悪な負のエネルギーが発生して中に蓄積されていくという隠された性質があり、何度も願いを叶えてマイナスエネルギーが溜まり過ぎてしまうとボールにヒビが入ってしまう。

その状態で願いを叶えようとすると、ボール内に封じ込められていたマイナスエネルギーが外に溢れ出して形を成し、ドラゴンボールを使い過ぎた者達に罰を与えるかの如く、星全体に災厄をもたらす。その災厄をもたらすマイナスエネルギーの化身こそ邪悪龍である。

老界王神がドラゴンボールの使用を忌避していたのはこれが原因で、ミスター・ポポによると、かつてドラゴンボールのようなどんな願いでも叶えられる道具を持つ星が、その道具を使い過ぎたためにマイナスエネルギーが溢れてしまい、誕生したマイナスエネルギーの化身によってその星だけでなく銀河全体が滅ぼされてしまったという。

ドラゴンボールからマイナスエネルギーを消し去るには、基本的に時間の経過による自然浄化を待つほかなく、またそのためには膨大な時間が必要となり、一つの願いを叶えただけでも完全な浄化には最低でも100年はかかるという。邪悪龍が誕生してしまった場合は、当然ながらこれを倒すしか方法はない。

本来ならば、地球のどこにあるのか分からないドラゴンボールが7つ全て集められることは極めて稀なことであり、その存在を知る者・信じる者も少なかったため、ボールが限界を迎えるほどのマイナスエネルギーが発生することはなかった。しかし、科学が進歩し、ブルマやピラフ一味レッドリボン軍などによってドラゴンレーダーが発明されたことで簡単にボールを見つけられるようになっただけでなく、悟空たちを中心に40年ほどの間に何度もボールが使用され、更に新たな地球の神となったデンデが一度の使用で叶えられる願いの数を増やしたために、地球のドラゴンボールはマイナスエネルギーの浄化が追い付かなくなり、邪悪龍の誕生に繋がってしまったのである。

また、地球の神が最初に創った究極のドラゴンボール(Zや本編のものと異なり、中に埋め込まれた星が黒くなっているもの)は、マイナスエネルギー以前に、願いを叶えた場所=星が1年以内に爆発し滅亡するというリスクもあり、それを防ぐには1年の間に究極のドラゴンボールを集めなおさなければならない。しかも本編に登場している地球やナメック星のものと違い、その星全体ではなく、全宇宙にドラゴンボールが散らばってしまうので、普通なら再回収は不可能…つまり確実にその星が破滅するのは免れない。その代わり効果は地球とナメック星のものよりも強力ゆえに、地球の神の力を超えた存在に対しても効力を発揮することができる。もしこの究極のドラゴンボールから邪悪龍が誕生したら、超サイヤ人4ゴジータでさえ手が付けられない可能性もあったかもしれない。

ただし、邪悪龍と究極のドラゴンボールの設定は『ドラゴンボールGT』のアニメオリジナル設定な為、原作ではこれらのデメリットは確認されていない。またGTより後に放送され原作者も深く関わる『ドラゴンボール超』でもそれは同じである。

他に存在するデメリットといえば、(使い方さえ知っていれば)悪人でも使用できるため、邪悪な脅威を誘引するというところが間接的なデメリットと言えるだろう。現に作中のピラフ一味レッド総帥ピッコロ大魔王、悪人時代のベジータナッパフリーザたちがそうであり、ドラゴンボールのことを知った彼らは私利私欲のために使おうとした。

ピラフはウーロンの咄嗟の機転で失敗しているが、原作では唯一悪人で使用に成功したピッコロ大魔王は、使用後に神龍を殺害して他の人間がドラゴンボールを使えないようにするという卑劣な保険さえかけている。

また、『Z』の劇場版作品では度々悪人が願いを叶えている。

『超』では界王神の一族であるザマス歪んだ正義のためにスーパードラゴンボールを使い、ある悪事を働くこととなった。

また、モロも同じくナメック星のドラゴンボールを使ってポルンガを召喚し、ある悪事を働いている。

別表記

ドラゴンボール 龍珠

ドラゴンボール(道具)…本タグは道具としてのドラゴンボールの正式表記というわけでは無い事に加え、別の意味で使われてる例も散見されるため、道具としてのドラゴンボール用のタグとして実用する場合はこのタグが適当かもしれない。

関連タグ

ドラゴンボール ドラゴンボールZ ドラゴンボールGT ドラゴンボール改

神龍 ポルンガ ナメック星人 地球の神 最長老 デンデ ムーリ長老

ドラゴンレーダー ギャルのパンティ 邪悪龍

孫悟空(ドラゴンボール) ブルマ(ドラゴンボール) ピラフ一味 レッドリボン軍

クロノクロス鳥山明スタッフとして参加したゲームの続編。龍たちが残したと言われる「龍の涙」という水晶が登場する。主人公はこの玉の力によって邪悪な神と肉体を交換させられてしまった。またこの作品には龍神と呼ばれる存在が7体登場し、当初は主人公たちを助けてくれたが終盤では邪悪龍のように最後の敵として立ちはだかる。ちなみに願いを叶える秘宝も登場しており、本作はこれを巡る者たちの争いを描いている(その秘宝は地球の外から持ち込まれた物である)。

電撃戦隊チェンジマン:同名の魔球が出てくる。

ドラゴ(エトレンジャー)十二支がモチーフのキャラクターで、西洋竜に変身する際に同名のアイテムを使用する。

トヨタマヒメ ヴィーヴル 如意輪観音…こうした「龍が持つ不思議な宝珠」に南総里見八犬伝七人の侍のイメージを加えてこのアイデアが生まれた。

ギャラクティック・ノヴァ:召喚には同じく7つの存在が必要な存在で、作中にて最初に呼び出した者が叶えようとした願いを第三者の手で邪魔された点も共通している。

関連するアイテム

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