「お前が平成ライダー15番目の戦士、鎧武だな?」
鎧武「お前は!?」
「15の力を秘めた仮面ライダー……」
フィフティーン!
ロックオン!
「フィフティーン」
CV:板尾創路
スーツアクター:富永研司
変身者
・葵連
概要
映画「平成ライダー対昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」に登場する仮面ライダー。
変身者は葵連。
仮面ライダーゼクロスと同じバダンが作り出したライダーだが、仮面ライダー図鑑ではアーマードライダーとして扱われている。
漢字の「十五」の文字がデザインされた角と、武田信玄の様な白い鬣が特徴。
モノクロのボディに、骨の怪人といったデザインのアーマーとなっている。
性能は簡単に言えばディケイドの15周年版。
厳密にはフィフティーンではなく彼が所持する平成十五ライダーロックシードの力だが、クウガからキバまでの力を持つディケイドに対して、こちらはそのディケイド及びWから鎧武も含んだ平成ライダー15人全ての能力を使用可能であり、ディケイドの完全上位互換と言える。
戦闘能力は非常に高く、誰も敵わない強敵だった斬月・真を軽々いなし、ディケイドを単騎で追い詰めた他、ディケイド、W、フォーゼ、ウィザードを相手にして一度は追い詰められるも平成アームズの力を使って巻き返し、極め付けは映画公開の時点では登場したばかりのカチドキアームズですら必殺技同士の撃ち合いに勝利し、変身解除に追い込んでいる。
しかし最終決戦にて息子・柊の真意や鎧武の説得に心が揺らぎ、1号アームズのライダーキックによって倒され、戦極ドライバーとロックシードが破壊された。
『春休み合体スペシャル』ではモグラロイドを倒したトッキュウジャーをバダンの計画の障害と判断し、急襲するも自身を追って来た1号・2号・V3と戦いを繰り広げ、撤退した(これが『仮面ライダー大戦』へと続く)。
装備
変身に使うベルト。
量産型同様にベルトの帯が銀色だがフェイスプレートが装着されているなど、グリドンとブラーボが所持するバージョンアップ版と同じ特徴が見られるが、どのタイプかは不明。
待機音は武神鎧武同様にロック調。
肋骨を模したロックシード。
断面図には十五の文字と黄泉丸が描かれており、変身の際には浮遊し、ひとりでにドライバーに装着される。
開錠音や必殺技音は従来のロックシード通りだが、変身音声は「〇〇アームズ!〇〇!」の部分が存在しないメロディオンリー(よってフィフティーンの通常形態には「〇〇アームズ」が付かない)。
アームズは骸骨型で、クラックから降ってきた頭蓋骨が頭を覆い、肋骨が上半身を覆うようにして変身が完了する(ただし、従来のアームズのようなフルーツや仮面ライダーの頭が鎧に完全変形するタイプではなく、頭蓋骨が仮面の形に「変身」するという点が異質さを強めている)。
魔蛇ロックシードはこのロックシードの色違い(ただし、断面図は全く異なる)。
クウガから鎧武までの平成ライダー15人の力を秘めたロックシード。
詳細は該当項目参照。
- 黄泉丸
フィフティーンのアームズウェポン。変身前でも使用できる。
骸骨の意匠が備わった大太刀型の武器で、禍々しい邪悪な斬撃を放ったり刃を長大化させるだけでなく、ノコギリ状の峰で敵を切断するなど遠近に対応した優れもの。
魔蛇アームズも同名の武器を召喚できるが、色は異なる。
各形態
通常形態
身長 | 215cm |
---|---|
体重 | 115kg |
パンチ力 | 15t |
キック力 | 21.5t |
ジャンプ力 | ひと跳び51m |
走力 | 100mを5.1秒 |
アーマードライダーとしてはトップクラスの性能を誇り、戦極ドライバーはもちろんゲネシスドライバーを使うライダーすらも凌駕する。
全能力においてジンバーアームズやメロンエナジーアームズ、更には後に登場する極アームズをも上回り、果てにはゴールデンアームズやカチドキアームズ、新世代アーマードライダーでも最高クラスの性能を誇るレモンエナジーアームズに勝るとも劣らない。
総合的にはヨモツヘグリアームズに劣るが、ソレはあくまで重大なリスクを無視した数値上での話であり、特に危険性がなく安定しているこちらの方が性能は上だと言える。しかもそのヨモツヘグリと比較しても、ジャンプ力では15m以上の大差を付けて堂々の1位となっている。
ディケイドを模した形態。
ライドブッカーを武器とする。
鎧武が使用した際と同様に[[ウィザーソードガンを武器とする。
尚、魔法陣はウィザードと違い紫色をしている。
斬月が使用した際と異なり、バリズンソードやビリーザロッド等を使用している。
鎧武を模した形態。変身者曰くフィフティーンの「最強形態」らしい。
必殺技
- フィフティーンスラッシュ
ガンバライジング限定技。敵に接近して連続斬りを浴びせ、トドメに唐竹割りをお見舞いする。
- リベンジスマッシャー
ガンバライジング限定技。二段突きで相手を怯ませ、地面に突き立てた黄泉丸を引きずりながら突進し、一気に振り上げて切り裂く技。
ガンバライジングでは
4弾から参戦し、同時に鎧武アームズも登場した。
敵ライダーとしては初のLRとLREXの同時収録であるが、必殺技はどちらも劇中の物では無い。
しかし重々しいながらもワイルドな一撃による逆袈裟斬りと、鎧武アームズでは相手に接近し、大橙丸と無双セイバーの二刀流連撃を繰りだし、さらに二刀を無双セイバー・ナギナタモードへ合体させて叩き込む斬撃の再現度はかなり高い。
アビリティはどれも強力だが、特にEXのバーストアビリティはライジングパワーを10以上にした状態でバーストすると、相手の全てのタイプのアビリティを封印して無力化するという恐ろしい物となっている。
余談
- 劇中で見せただけでも5形態、設定上は16形態と劇場版限定ライダーの中では最多のフォーム数を持つ。
- 変身者とCVを演じた板尾創路氏は『仮面ライダーTheFirst』で蜘蛛男を演じていた。
- 言うなれば最初に作り出された怪人が「(その時点での)歴代の悪の組織の総決算」となったのである。
- 板尾氏はフィフティーンのデザインを最初に見た時に「頭の文字は要らんやろ」と苦笑いしたらしい。
- また、映画の前日譚である「トッキュウジャー 鎧武 春休み合体スペシャル」ではトッキュウ3号から「顔に15って書いてある!」と小学生並みの感想を言われていた(もっとも、正体を考えると"小学生並み"ではないが)。
- スーツは『仮面ライダー鎧武』のイベントに登場した仮面ライダー魔蛇に改造されたと思われる。
- また、鎧武に登場したアーマードライダーのなかで、唯一ACシリーズが発売されていない。尤も、変身の仕方を考えると不可能なのも納得である。
そして…
2020年9月16日、新たなる鎧武外伝の製作が発表された。それに合わせて変身前とCVを担当していた板尾創路氏のTwitterアイコンがフィフティーンの物に変更されたので、鎧武外伝の主人公は彼ではないかと噂されていた。
奇しくも来年で仮面ライダーシリーズが50周年になる事もあってファンから期待されていたが、主人公は別の人物であった。
関連タグ
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仮面ライダーシグルド:毛皮を使ったアーマードライダー。
巨大邪神14:数字を冠した仮面ライダー映画の敵。
劇場版限定ライダー