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ハートフルボッコの編集履歴

2023-10-29 18:57:23 バージョン

ハートフルボッコ

はーとふるぼっこ

ハートフルボッコとは、一見心を満たすかの様な作品に見えるが、その実態は陰鬱・陰惨とした内容で見た者を鬱な気分に陥れるという作品の事を指した名称である。

概要

最初のうちこそ、当たり障りのない普通のストーリーのようだが、話が進むにつれ重い・暗いストーリーになり、観ていた、読んでいた、プレイしていた者の精神(ハート)を痛めつける・トラウマや後遺症を植え付ける(フルボッコ)作品を指してこう呼ばれる。

また、鬱とは限らずとも物語のお約束を徹底的に破壊したブラックジョーク作品にもこの名称が使われることもある。

似た意味の言葉として「読む地獄」があるが、こちらの単語は単に「読むのがしんどくなるほどの鬱展開が続くもの」を表し、ハートフルボッコのように別に最初の方が普通のストーリーである必要はない。


なお、作品の結末であるが、多少なりと救いがあるものもあれば、バッドエンドに直行するものもある。

注意点

ちなみに、日本での「ハートフル(heartful)」というのは「心を満たす」などの意味を持つがこれは和製英語であり、英語圏で「心を満たす」に正しく該当するのは「ハートウォーミング(heartwarming)」や"hearty"もしくは"heartfully"である。英語圏での本来のハートフルの意味は、発音の似たhurtfulになり、"hurt(傷つける) + full"で、(精神的、肉体的に)苦痛を与えるとなる。


つまり、早い話がハートフル=ハートフルボッコという意味になってしまう。また、正しい切り方は「ハート・フルボッコ」であり、「ハートフル・ボッコ」ではない。

主なハートフルボッコ作品

まずは以下のいずれか1つ以上当てはまるものを必要最低限の掲載条件とし、それを守った上での追記を心がけること。

  1. 最初のうちこそ明るい雰囲気だったのに、後に見た者(視聴者、読者、プレイヤー)を鬱な気分に陥れる様な重い・暗いストーリーになり、見た者の精神を叩きのめす内容の作品
  2. 作品全体の雰囲気に反する過激な描写・展開が唐突に挟まれ、多くの見た者の精神に衝撃や打撃を与えている作品
  3. 予告、表紙、ポスターなど事前情報から全く想像できない衝撃的な内容が展開される作品

当たり障りのない普通のストーリーのようには見えないが、同じシリーズの作品または同時上映作品との落差で鬱をもたらす作品については後述の「相対的な意味でのハートフルボッコ」に掲載のこと。

※漫画作品において、最初から暗く重い展開が予想できる内容でありつつもそのまま徐々に鬱度合いが加速していく作品については別記事「読む地獄」に掲載する。


また、該当作品の特徴に合わせて補足文や以下のマークを付記してもよい。

基準

【A】鬱度が高い(主要人物の死や関係性の崩壊など絶望感の大きいストーリー)

【B】ソフト→ハードの落差が半端ではない

【D】ダークな雰囲気が多い(BGMや背景描写などがよく暗転する)

【E】タイトル・表紙・事前情報等の詐欺要素によるハートフルボッコ

【F】ブラック系(不条理やエゴイズム、悪意で満ちた設定など)

【G】グロテスク・拷問・暴力

【H】ホラー・不気味要素

【K】思わず笑ってしまうような狂気(全体の空気感や制作側の意図などがぶっ飛んでいる)

【R】アダルト・不健全表現・暴行

【S】登場人物のメンタルをえぐる展開(主人公の心をへし折る、精神崩壊、闇堕ちなど)

【V】結末がバッドエンド

【W】結末がメリーバッドエンド

【X】結末がビターエンド

【Y】救済要素が一つもない。

【Z】ハートフルボッコだが救済措置もある。

(他にもあれば追記・編集をお願い致します。)


一覧(50音順)※一部ネタバレあり

あ行

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  • あそびあそばせ【E】【F】
  • あの夏のルカ 【A】【B】【F】【S】【Z】
    • エゴや保身のために次々と暗黒面を露呈し破綻していく子供たちの関係に加え、マジョリティへの劣等感や、身分を偽らなければ生きられない立場故に加害者へと変貌していく被差別民という部分にまで踏み込んでくる後半のシナリオ。
    • 特にアルベルトに対しては、最初は頼れる兄貴分だったのが、嫉妬心や孤立感などの積み重ねで壊れていく姿が極めて生々しく描かれる。加えて、置かれていた境遇の不幸さも相まって共感や同情の声が相次いだが、細かい設定や没エピソードまで見ていくともはや闇しかないレベル。その分、クライマックスの復活劇が熱いのだが。
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  • 今、そこにいる僕極A】【B】【F】【G】【R】【極S】【K】
    • 子供向けアニメを思わせるような絵柄や、序盤にて王道で真っ直ぐな少年の主人公を描きつつも、実際は安易な気持ちで絶対に視聴してはいけないレベルでひたすら容赦ない過激描写や鬱展開が続く作品。荒廃しきった遠い未来という絶望しかない世界観に加え、悪役の発言や立ち居振る舞いは常軌を逸しているのもあり、異様な雰囲気が漂う。
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  • エルフェンリート【A】【B】【D】【極E】【F】【極G】【H】【R】【S】
    • 当たり障りのない王道青春ラブコメや萌え系の作品にしか見えない番宣CMや漫画の表紙などから180度反転して、プロローグから圧倒的グロシーンに持っていくという史上稀に見る表紙詐欺作品。
    • ハートフルボッコの代名詞のひとつ。知名度こそ一般的に知られるレベルには至らないがファンに与えた衝撃はトップクラスであり、今もなお「ハートフルボッコ」と検索をかけると高確率でこの作品がヒットする。
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か行

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  • 河童のクゥと夏休み【A】【D】【E】【F】【G】【S】
    • 登場人物の大部分が社会からありとあらゆる陰湿な扱いを受けて追い詰められていくなど、ポスターやタイトルからは想像できない内容。
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  • カムカムエヴリバディ【A】【E】【S】
    • 朝ドラらしく心温まるホームドラマと見せかけておいて、前半(安子編)の展開でいきなりそれを裏切る重苦しい展開の連続。「朝ドラ史上最凶の鬱展開」と広く話題に取り上げられるほどだった。
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  • ガラスの仮面【A】【B】【E】
    • 鬱展開っぽいシーンが多いがギャグシーンもある。また、作者が最終回近くになっても長期休載を行っている為、ファンが苛だっているというマズイ事態が起こっている。
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  • ガルパ☆ピコ【F】【H】
    • 怖い終わり方をする回、ブラックな展開になる回が複数存在する。
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  • 北へ。
  • 機動戦士Vガンダム【A】【B】【D】【E】【G】【S】【W】
    • 「戦争ものなんだから、当たり障りのない普通のストーリーとは誰も思ってなかっただろ」と思う人もいるかもしれないが、それまでのガンダムに比べると圧倒的に主人公・ヒロインなどの雰囲気が幼く、宇宙世紀ファンが「今度のガンダムはハートフルかもしれない」と誤認するだけの要素は十分あったのである。なお実際は……
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  • ゲゲゲの鬼太郎【A】【B】【F】【H】【Z】(特に6期
  • けものフレンズ2【Z】
    • 明るい雰囲気なのは前作と変わらないが、キャラクター同士が争う場面が前作よりもやや多めに描写されている(通称ギスギス)他、現実の動物問題にも直結する生々しい表現も散見された。それらに加えて前作を担当した監督の降板により起きた平成アニメ史上最悪とまで言われた炎上が「このアニメは悪意をもって作られた」という無根拠な感情論にバイアスを掛け続け、作品外でアンチ層からの過剰な攻撃に晒され続けた。
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さ行

---人造人間キカイダー【A】(漫画版およびOVA)-
  • 呪術廻戦【A】【B】【F】【G】【H】【S】【多少であるがZ】
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た行

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  • テツワン探偵ロボタック【B】【Z】
  • DEMONOPHOBIA【A】【極G】【H】
  • デュエル・マスターズシリーズ【A】【極B】【E】【F】【D】【準G】【準H】【S】【K】【Z】
    • 児童誌らしいギャグ漫画調のキャラクターデザインやノリが特徴だが、レイティングスレスレの鬱展開やエグい描写も多い。特に無印終盤やそのアニメ版、勝舞編最終章である『SX(スタークロス)』が語り草。児童誌の漫画でありながら、社会問題を風刺した重苦しい内容のストーリーも多く存在する。
    • ただし勝太編からはギャグ描写が大幅に増え、アニメ版『VS(バーサス)』シリーズに至ってはやりたい放題のカオスアニメと化している。
    • だがジョー編に入ってからは、登場人物やクリーチャーが明確に殺害されたり、裏切られたりする描写が漫画、アニメ共に激増。特に漫画版「キング」の超獣歴程編とアニメ「キングMAX」が鬼門。
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  • とらドラ!【B】
    • 特にアニメ版は爽やかであると同時にとても辛く切ない。
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な行

  • NieR【A】【D】
  • ニューダンガンロンパV3【A】【B】【E】【準F】【G】【S】【Y】
    • 厳密に言うとダンガンロンパである時点で「当たり障りのない普通のストーリー」ではないのだが、訓練されたダンロンファンすらへこむ場面が多々あったためあえて掲載する。特に最初最後の場面。

は行

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  • パルムの樹【A】【E】【G】【H】【Z】
    • 主人公は前半アイデンティティを喪失しており、その無機質さが恐怖を駆り立てるが、後半は「人間になりたい」という夢を抱いたことからどんどん道を踏み外していく。そして周囲のキャラクターも全員家族関係に恵まれない境遇ばかりである。
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  • ヒックとドラゴンシリーズ【準A】【B】【D】【F】【X】【Z】
    • 特に第二作。(ただし基本的に人物ほぼ全員のメンタルが強いので鬱展開からの立ち直りが早い)
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  • 火の鳥【A】【E】【F】【G】【H】
    • もはや元祖と言える。
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  • ピノキオ【B】【極D】【極F】【準G】【H】【R】【極K】【Z】
    • ハートフルボッコの代名詞のひとつ。序盤の雰囲気からは想像できないリアルで狂気じみた描写の連続。原作はアニメ版以上に衝撃的な内容である
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    • 小さな子供たちの飲酒・喫煙描写がある。
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  • ファイアーエムブレム風花雪月【A】【B】
    • 広報のし方が明らかにハートフルボッコを意図したものになっており、旧作ファンから「こんなほのぼのした学園ものなどFEではない」と怒りの声が上がるレベルの明るいPVを先に上げておき、後から真相を明かして絶句させている。
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  • 不滅のあなたへ
    • 主人公が作中唯一の完全な不老不死という性質上、何度も殺されたり周りのキャラクター達にどんどん置いていかれたりしている。
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  • ぷよぷよ
    • コンパイル版では魔導物語(特にPC98版1-2-3)、セガ版では故郷に帰れない状態が慢性的に続く魔導キャラとそれがぶん投げられた状態とそれぞれベクトルが違う。
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  • 星のカービィ【A】【D】【G】【H】【S】
    • 仲間の裏切り、グロテスクなラスボス、時には悲しい裏設定など。
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  • 星のカービィ(アニメ)【B】【E】【F】【Z】
    • こちらもかいけつゾロリ同様児童向けでありながら、社会問題に対する皮肉とも言える描写が多い。原作の方は皮肉自体は少ないが今昔問わずアニメ版に負けないダークな描写がチラホラ見られる。
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ま行

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  • 舞-HiME【A】【B】【E】【F】【Z】
    • 特に日暮あかねリタイアと物語後半のHiME同士のバトルロワイアル、その中での主人公ブチキレシーン。
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  • Mr.Children※アルバム単位の場合【B】【D】【E】【H】【R】
    • アルバムごとに世界観が比較的統一されているうえ、全体的にハートフルな曲が多いように思えるが、後半になるにつれ鬱度合いが増していくアルバム、いきなり不気味な不協和音に転じる曲を混ぜているアルバムがある(特に「深海」「シフクノオト」「HOME」など)
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  • 水の都の護神 ラティアスとラティオス【F】【X】
    • 劇場版ポケモン屈指の人気作でラストシーンがいまだに語り草になっているが、その結末は「劇場版で初めて本格的にポケモンの死が描かれる」「EDで悪役は逮捕されたものの、脱走したことが示唆される」など、実はかなり後味の悪いもの。さらにこころのしずくや防衛装置の設定をよく見ると、アルトマーレの印象が根底からひっくり返りかねないレベルのブラックさが浮かび上がってくる。
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  • 耳をすませば
    • 後半はただひたすらに不安げな暗い展開が続く。一方で視聴者側は、本作を視聴したことにより自らの青春時代を思い出した結果、自殺願望などに駆り立てられたケースが続出した(耳すま症候群)
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  • 未来のミライ【B】【E】【H】【Z】
  • ミラベルと魔法だらけの家【A】【E】【Z】
    • 魔法一族の中で、唯一魔法の力を授からなかった主人公への冷遇が生々しく描かれる前半。使命感から疲弊しきって崩壊寸前という、一族の実態が明らかになっていく後半の展開。ミュージカル作品であることに加え、理解者やコメディリリーフがそれなりにいるのが救い。
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  • ミラーマン【A】【B】【D】【F】【大半Y】【たまにZ】
    • 序盤御手洗家やSGMメンバーとの和やかな雰囲気で始まることが少なくなく、第7話などで救済措置がある一方、第3話で誘拐された人物が帰ってこなかったり、第5話で記憶喪失の女性が自分を見捨てて恋人が逃げた記憶を蒸し返されたり、第34話で団地の住人が皆殺しの上で死体を利用されたり、人間と和解したり、平和に暮らしたいと考えているインベーダーの穏健派が仲間に抹殺されても特に救済措置がなかったりと鬱展開も少なくない。
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  • ミラクルボール 【A】【B】【E】【F】【S】【Z】
    • コミカルなキャラクターと明るく熱い絵柄から想像つかないほど重くハードな内容であり、掲載する雑誌を間違えたんじゃないかと思うくらいのレベル。
  • メイドインアビス極A】【B】【D】【E】【F】【極G】【H】【超R】【S】【K】【V】
    • ゲーム版はキャラゲー史上初CERO-Z
    • ハートフルボッコの代名詞のひとつ。絵柄と内容のギャップが大きすぎる作品。一歩間違えれば死や苦痛と隣合わせな舞台設定のため、多数の登場人物(特に小さな子供たち)が悲惨すぎる目に遭遇してしまう。それによって生じるエピソードもあまりに心をえぐられるものが多い。また、特殊性癖をあえて刺激するような描写も多く一般人にとっては刺激が強すぎる(特に原作漫画版で顕著)(というか作品全体のコンセプトが作者の性癖)
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や行

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ら行

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  • 流星のロックマンシリーズ【準A】【Z】
  • 竜とそばかすの姫【B】【D】【E】【F】【S】【W】
    • 「劇中歌は高評価だが、話の内容がめちゃくちゃかつ詰め込みすぎで監督は本当にこれを創りたかったのかという疑問が出る程に解決すべき所が解決してない為後味が悪い」という意見が出る程に賛否両論が巻き起こった。
    • 主人公がトラウマや人間関係で追い詰められていくシーンや、生々しく社会問題がクローズアップされるシーンの頻出。
    • 恵と知の父本性、いずれ迎えるであろう末路
  • レジェンズ甦る竜王伝説【A】【極B】【D】【E】【F】【準G】【H】【極S】【K】【X】【一部Y】【Z】
    • 序盤~中盤まではギャグ成分強め。
    • 人物の絵柄や、玩具の販促というコンセプトなど表面を見れば児童向けニチアサ系アニメの王道だが、ハードな設定とリアルな心理描写の数々は深夜アニメ級でその第一印象をぶち壊してくるほど。ナンセンスギャグメタ発言を挟みつつ、人間とレジェンズ両方のメンタルが追い込まれていく様子を4クールかけてじっくり見届けることになる。前回までの流れが一気に裏切られる回がいくつかあり、特に、35話以降からラスト付近にかけては想像を絶する鬱展開の連続で絶望感に満ちている
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わ行

特撮

ウルトラマン-
  • ウルトラセブン【B】【稀にG】【稀にX】【大半Z】
    • 第6話で談笑していたペガッサ星人の住んでいた宇宙空間都市ペガッサ市を爆破せざるを得なくなったり、第42話が海洋施設の係員の会話やダンとアンヌの海水浴休暇の序盤から一転して人類と自称旧人類との殲滅戦になってしまっていたり、第36話では、ソガ隊員が友人だと明言していたヒロタをペガ星人の洗脳を解くことが出来ずに射殺してしまっており、和やかムードで始まりながら救済措置が特にないビターエンドを迎える話が割とある。
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  • ウルトラマンタロウ
    • 内山版及び石川版。原作は真逆……のはずだがたまにもあるので油断ならない。(最終話もある意味ビターエンド)
    • 人間が怪獣に溶かされたり、捕食されたりする描写が昭和ウルトラマンの中でも割と多い部類。
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仮面ライダー---
  • 仮面ライダー鎧武【A】【B】【D】【E】【F】【S】【X】【Z】
    • 虚淵玄が脚本、しかもまどマギの後であったので「有識者は」容易にフルボッコ展開が読めていたが、放送前のPVでは徹底して明るい感じの作風をアピールしており騙された視聴者も少なくなかったと思われる。
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  • 仮面ライダーリバイス【A】【B】【D】【E】【F】【S】【G】【K】(誕生秘話に至っては【A】【B】【D】【F】【G】【V】【Y】)
    • 主人公の片割れが事前情報や先行登場での明るく騒々しいキャラクターに反して、いつ人を襲うともしれない危険な存在として描かれている。また、コミカルなホームドラマ調の作風である一方で主人公その家族をはじめとした「一般家庭に潜む歪み」や、「人の心に巣食う悪魔」についても重く生々しく描かれており、良く悪くも「家族」とは何かと考えさせられるような内容になっている。稀にグロテスクなシーンがいくつかある。
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  • 仮面ライダー龍騎【A】【B】【D】【E】【F】【G】【S】【W】
    • 主にちびっ子。また、「いつもの仮面ライダーだと思っていたら陰惨なバトルロイヤルだった」「テレビ版に慣れた後で小説版を読んだらテレビ版以上の鬱展開だった」という意味で後述の「相対的な意味でのハートフルボッコ」要素も併せ持つ。あのまどマギに影響を与えた作品としても有名。
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スーパー戦隊-
  • 爆竜戦隊アバレンジャー【B】【F】【R】【Z】
    • 作風は明るめ…ではあるものの、戦隊でも屈指のブラックさを誇り、放送コードギリギリの描写をやってのける。また、劇場版と連動している漫画作品は本編以上のシリアス。
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相対的な意味でのハートフルボッコ

ハートフルで明るい作品でないことが明らかなのに「ハートフルボッコ」と呼ばれることがある。

これは「同時上映の作品がすごいほのぼのだったのでその落差に打ちのめされた」であるとか「鬱要素もあるが最後はハッピーエンディングのいつもの○○だろう、と思っていたら鬱まっしぐらだった」といった状況によるもの。つまり「同時上映や同じシリーズなど別の作品との落差でフルボッコであると感じた」ためである。

以下に代表例を記す。


ハートフルボッコの代名詞のひとつ。少々設定がダークなだけで案外普通のヒーローもの、と思わせてからの怒涛の鬱展開。これがあまりにアレだったがために後世のサブカルの歴史が大きく変わった歴史に残る作品。


鬱展開の中に希望を見出す前作から一転、前作の希望さえ叩き潰す鬱展開が起こった。


基本的に主人公周りはハッピーエンドを迎えるガンダムシリーズであるが、今作の場合主人公の家族や想い人、仲間達が序盤から遠慮無しに死んで行き、最後には主人公自身も精神崩壊を迎えるという終わり方をしている。(ただし主人公に関しては直後に続編が始まり、そちらで多少の救いは与えられている)


上記のΖガンダムを意識して作られた部分がある為か、今作の主人公家族想い人が死ぬ目に逢う他、重要人物の複雑な心理描写に重視が置かれるものの、前作の主人公に関しては鬱要素は全くない。


上記のSEEDDESTINYと似たような形になった。


鬱展開はガンダムのお約束ではあるが、終盤は「いつものガンダム」の比ではなく無念の死を遂げるキャラが続出。しっかりフラグを立てていたとは言え、主要キャラの1人が逝った時、ファンは大きなショックを受けた。ただし2nd Season以降でしっかり救済を行っているので、上記二作品と比較され語られることは少ない。


本編でできなかった事をやったと言わんばかりにハードな展開が続く。ちなみに著者はカブトボーグガッシュベルを担当した大和屋暁


全体的に重く暗いストーリーの上、ほのぼのとしたとなりのトトロと同時上映であった。



同じく同時上映がおかしい作品。とっとこハム太郎 ハムハムランド大冒険も充分名作なのだが面白さのベクトルが違いすぎて、ちびっ子にトラウマを与えゴジラファンの顰蹙を買った。


ONEPIECE映画第6作。麦わらの一味が仲間割れを起こすなどの暗いストーリーに加え細田守監督の演出もあって終盤はほぼホラー映画である。そのくせ事前情報だけはまどマギ並みに明るかった。


コミカルなアニメ版やシリアスな作風だが鬱とまではいかなかった前作に対してこちらは2話からバッドエンドな上に割とガチで殺されかけるヒロイン達、幼い子供ばかりが犠牲になるなどシリーズの中ではかなり異色な作品。


誰も死ななくていい優しいRPG。モンスターを倒すか、会話で平和的に終わらせるかでストーリーが左右され通常路線のNルートと感動のPルート、そして全てのモンスターを根絶やしにするGルート三つのEDに分岐される。Gルートを終えたが最後、本物のPエンドは見れなくなる


Fate/GrandOrder』第2部「Cosmos_in_the_Lostbelt」における、第6のシナリオ

シナリオ担当は奈須きのこ氏。前編後編、そして崩壊編の3編に分かれており、前編は妙に剽軽なナレーションが入った御伽噺やハイファンタジーを思わせる王道冒険譚だが、後編以降に入ると一変して「欺瞞」と「悪意」をテーマにプレイヤーの心をへし折り腐らせる惨い展開が待ち受けている。メイン級の登場キャラが軒並み救われず、惨い死を遂げてしまうため、そんなキャラに感情移入した人ほど心に傷がつきやすいだろう。



原作にハートフルボッコな回が多数存在するもの

国民的アニメの原作や一部の日常系アニメは、原作初期やキャラクターの過去など、シリアスな話やブラックジョークの強い話が多数存在する。


※現在は映画も含め、家族の大切さを伝える作品となっているが、元々が青年漫画であるため、原作初期は政治家に対する皮肉や野原夫妻アレなシーンなど、ブラックジョーク下ネタが多数存在した。また、アニメ初期の方もしんのすけの生意気な言動が視聴者に影響を受け、子供に見せたくない番組にランクインすることもあった。また、映画・アニメでも、一部トラウマと思わせるシーンがある。(踊れ!アミーゴ!やクレヨン・ホラー劇場など)


※元々が新聞での4コマ漫画なためか、原作では時事ネタブラックジョークが多く、キャラクターがキツい性格だったり、読者にもわからないネタが存在する。まあ、こういう新聞での4コマ漫画は時事ネタは当たり前のようになっているが…。(ののちゃんコボちゃんなど)


※原作、アニメの初期・中期では、「たかしくん」の回や「永沢君の家、火事になる」の回などトラウマエピソードが多数。


※原作では、「かわった友だち」や「もうひえまひゅ」などトラウマエピソードの宝庫。


※原作では、キャラクターの暴言や『どくさいスイッチ』『ドラえもんだらけ』など、ブラックな回が多数。また、クレヨンしんちゃん同様、映画でも一部トラウマと思わせるシーンがある。(『パラレル西遊記』『宇宙漂流記』など)


基本的にギャグが多いが時として暗いエピソードが登場する。


同上


銀魂やスケットダンス、ケロロ軍曹と同様、基本的にはシュールなギャグ漫画であるが、キャラクターにシビアな過去がある者が多く、シリアスな回が存在する。


銀魂やジャングルはいつもハレのちグゥと同様、基本的に内容がギャグではあるが、たまに真面目な回が存在し、特にスケット団の過去回は重い…。


普段は下ネタとブラックジョーク多めのカオスでハイテンションなラブコメ作品だが、たまに真面目なエピソードが挟まり、主要人物の境遇や過去に焦点を当てた話は重く生々しいながらもカタルシスの強い内容であることが多い。


…他にもあれば追記をお願いします。


関連イラスト

pixivではだいたい二つに分かれる。


上記の「作品」を題材にしたもの

娘のフレンド


キャプション、画像内にフルボッコ要素

こちらの場合はどうしてこうなった的な意味合いを含むものも多い。

「魔女になりたかった娘」【創作】イッヌとベタネッコ


関連タグ

ハート フルボッコ 読む地獄

鬱展開 鬱アニメ 鬱ゲー 鬱エンド バッドエンド

OP詐欺 新日常系 ほのぼのダーク ダークファンタジー ブラックコメディ 曇らせ隊 お茶の間の良い子号泣シリーズ


手塚治虫←例によって先駆者


だいたいいつもこれになる人たち(※たまにハートフルボッコではない作品も作る事もある)

石ノ森章太郎 ジョージ秋山 押切蓮介 松本しげのぶ 小林靖子 香村純子 細田守 クール教信者 赤坂アカ 新房昭之 岡田麿里 井上敏樹 高橋悠也 谷口悟朗 水島精二 長谷川圭一 冨樫義博 三条陸 都築真紀 瀬古浩司 上江洲誠 倉田英之 海法紀光 大河内一楼 鍵空とみやき 高山カツヒコ 岡本倫 禁飼育 毛利亘宏 横谷昌宏

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